弱小勇者が冒険を始めたようです   作:非常識の覇者

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第三話 少年と決意

いまは馬車に乗っている。やっと安心出来る。疲れたなぁ・・・・もう寝よう。

「レイナ、僕もう疲れちゃったから寝るね?」

「そう?わかったわおやすみ」

「おやす・・・・み?」

レイナは右腕を隠していたが僕は隙間からあるものを見てしまった。右腕が紫色に変色し変な模様がついていた。

「レイナ・・・・?そ、その手どうしたの⁉︎」

「なんでもないわよ‼︎さっさと寝なさいよ‼︎」

「レイナいいから見せて?」

「見せたとこでなにか出来るの?」

「・・・・」

僕は何もできない。忘れてた。

「いいから寝なさいよ。疲れてるんでしょ?」

「寝れないよ・・・・」

「寝かせてあげようか?」

レイナは笑顔でそういって拳を見せて来た。怖い・・・・

「遠慮しときます。」

「なら寝なさい?」

「・・・・・・・・」

 

 

僕はどうしても寝る気になれなかった。でも僕がどうにかできるわけないし・・・・治癒魔法も使えないし・・・・

「うわっ‼︎」

馬車がいきなりとまった。危ない・・・・

「何かしら?」といってレイナは馬車を降りた。僕はレイナの後ろに隠れる形でついて行った。

目の前には大量のゴブリンがいた。

「この私の邪魔をしていいと思ってるの?」

「すみませんすみませんすみませんすみません」

僕とレイナは真逆のことを同時に言った。

そしてレイナは剣を抜き僕は馬車に立てこもった。

まず僕は戦えても武器がない。魔法も使えない。結局戦えないのだ。

外では剣の打ち合う音、ザシュッと切り裂く音などが聞こえてくる。

「この中入ってきたらどうしよう・・・・」

そんなこと考えてるとレイナの腕のことを思い出した。

 

 

 

 

 

その瞬間、レイナが馬車に飛ばされて来た。そして僕がクッションになった。

「レイナ大丈夫‼︎?」

「・・・・・・・・」

返事がない。

「レイナ‼︎レイナ‼︎」

ゴブリンが笑いながら近づいてくる。正直言って気持ち悪い。

このままではレイナも僕も殺される。その前に馬とこの馬車の持ち主はもう殺されてしまったようだ。

ここで終わる?しょうがない・・・・もう諦めよう。殺すなら一瞬でお願いします。

ふと思い出した。

 

 

冒険に出て楽しそうにしてるレイナの顔を。

ここで死ぬわけには行かない。そんなことしたらあの世でも殺される。レイナは目を覚ます気配がない・・・・

僕には戦う手段がない。戦うのがとても怖い。頭が壊れそうなほど怖い。僕がレイナを守らないと。

「キヒャヒャヒャヒャ」

ゴブリンが笑っている。気持ち悪い&怖い。

死ぬかもしれない。

 

 

 

 

 

 

それでも僕は戦う。




眠いです
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