怪獣系転生者掲示板集   作:ウルトラマントリガー

12 / 65
未来に残したいウルトラセブンの名言。


【いつまで】血を吐きながら続ける悲しいマラソン【走るのか?】

29:名無しの機龍隊整備士

機龍廃棄の意見書握り潰された上に、資料課への転属が決まった……。

 

コテハン変えないと。

 

30:名無しのTPC補給班員

お疲れ。機龍隊ニキはよくやったよ。

 

31:名無しのGフォース総務課員

>>29

整備士仲間だけでなく、民間人からもアンケート集めて、意見書作ったんだろ?

 

しかも、通常業務もしっかりこなしながら。

 

もう十分だよ。 

 

32:名無しの元アルケミースターズ

所詮、俺達のような末端の下っ端が何したって、組織の方針は変えられないんだよ。

 

跳ね返されて、叩き潰されるのが、関の山さ。 

 

33:名無しの地球防衛軍警備隊員

そもそも、地球防衛を目的とした武装組織からしたら、ワイらの意見は異端としか言えないからな。

 

34:名無しのTPC補給班員

いくら守る為とはいえ、力を求める道には終わりはない。

 

こちらが強い力を持てば、敵はさらに強い力を持とうとする。それに対抗する為に、さらに強い力をこちらが持とうとすれば、敵はさらに強い力を持とうとする。

 

その競争に終わりが来ることは永遠に無い。

 

そのことを嘆いたウルトラセブンこと、モロボシ・ダンはこの競争をこう評した。

 

『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』と……。

 

35:名無しのストレイジ整備班下働き

そのマラソンの愚かさと、必要以上に強い力は、人類に必ず災いをもたらすことをよく知っている転生者であるワイらは、人類の過ちを正そうと自分に出来ることを精一杯に頑張る。

 

だけど、所詮、ワイらはウルトラマンどころか、防衛隊員でもないモブキャラ。いくら頑張ったところで、組織の方針を変えるどころか、組織に歯向かう異端者として、処分されることになる。

 

ワイもバコさんの温情が無かったら、受付に飛ばされるところやったしな。

 

36:名無しの機龍隊整備士

宇宙人や、怪獣に転生していれば、もう少しマシなやり方があったのかな?

 

37:名無しの元アルケミースターズ

>>36

どうだろうな?

 

例えば、宇宙人や、怪獣に転生したとして、人類の過剰な戦力強化を止めようと動いたしても、逆にそれを加速させる恐れがあるからな。

 

38:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>37

明確な脅威がはっきりと目の前に現れた時、人類はそれらの脅威から、自らの身を、大切な何かを守ろうと力を求める。

 

そして、その脅威が強大であればある程、対抗する為に、より強い力を求める。

 

つまり、それは………。

 

39:名無しのGフォース総務課員

>>38

『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』の始まりということだな……。

 

そうやって、一度始まってしまったマラソンが終わることは決して無い。人類は、常にさらなる脅威を思い描いて、それに対抗しようと力を求め続ける。

 

40:名無しのTPC補給班員

>>39

ガタノゾーアや、闇の3巨人を撃破して、平和になったはずなのに、TPCが軍備を拡張してるのが正にそれだな。

 

41:名無しの科学者

すみません。他のスレから誘導されて、こちらに来たのですが。

 

42:名無しのストレイジ整備班下働き

>>39

セレブロとデストルドスの件で学習したはずなのに、まだD4レイを特空機に載せる研究が続いてるのもだな。

 

43:名無しの元アルケミースターズ

>>41

んん?誘導されてきた?

 

大丈夫か?スレ間違えてないか?

 

44:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>41

このスレは、人類の過ちを正そうとして、閑職に飛ばされた元整備士や元科学者が、愚痴ったり、嘆いたりして、お互いを慰め合う場だぞ?

 

45:名無しの機龍隊整備士

>>41

他のスレみたいに、助けを求められたり、問題や悩みの解決を求められたりしても、何も出来ないんだが?

 

46:名無しの科学者

>>43

>>44

>>45

ああ。はい。大丈夫です。

今まさに、人類の過ちに手を貸すことを拒んで、長年の夢が終焉を迎えたところでして、その愚痴を誰かに聞いて欲しかったんです。

 

どうか、聞いてもらえないでしょうか? 

 

47:名無しの元アルケミースターズ

>>46

そういうことなら、喜んで。

 

48:名無しのTPC補給班員

>>46

俺達なんかで良ければ、話してくれ。

 

49:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>46

これも何かの縁だ。聞こうじゃないか。

 

50:名無しの機龍隊整備士

>>46

本当に聞くだけになる気がするが。

 

51:名無しのGフォース総務課員

>>46

一緒に泣くくらいなら、出来るぞ。

 

52:名無しのストレイジ整備班下働き

>>46

聞かせてください。あなたの話を。

 

53:名無しの科学者

みなさん、ありがとうございます。

 

それでは、話させていただきます。

 

私は前世では、家庭の事情で中卒で働かなくてはいけなくて、もっと勉強したかったと思いながら、生涯を終えたんです。

 

54:名無しのストレイジ整備班下働き

え……?前世の頃の話から……?

 

55:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>54

しっ!

 

56:名無しの科学者

>>54

すみません。なるべく、簡単にまとめますから。 

 

57:名無しのGフォース総務課員

>>54

聞くって決めたからには、とことん聞くんだよ!

 

>>56

すまんな。気にしないで、話したいことを話してくれ。

 

58:名無しのTPC補給班員

>>54

無いわ〜。そこで、口挟むとか無いわ〜。

 

>>56

ごめんな。ちゃんと聞くから、まとめたりしなくて良いぞ? 

 

59:名無しの元アルケミースターズ

>>54

こういう時は、何も言わずに、静かに話を聞くもんだぞ?

 

>>56

というわけで、今からは静かに話聞くから、気にしないでくれよな。

 

60:名無しの機龍隊整備士

>>54

いつも、そうしてるだろうが……。

 

>>56

変に我慢したり、遠慮したりすると、モヤモヤが残るからな。言いたいこと、全部言っちゃいな。

 

61:名無しのストレイジ整備班下働き

>>56

本当にすみませんでした。

 

62:名無しの科学者

>>61

良いんですよ。おかげで、言いたいことをまとめるきっかけになりましたから。

 

>>55

>>57

>>58

>>59

>>60

皆さんも、そんなに気にしないでくださいね。

 

63:名無しの元アルケミースターズ

>>62

わかった。それじゃ、もう余計な口は挟まないから、ゆっくり話すと良いよ。

 

64:名無しの科学者

>>63

ありがとうございます。

 

それでは、続けさせていただきます。

 

もっと勉強したかったと前世の生涯を終えた私でしたが、皆さんと同じ様に、転生することが出来たんです。

 

私が転生した世界は、前世で生きてた世界ととても良く似ていました。違いを上げるとするなら、科学技術の発展が進んでいたことと、ウルトラシリーズが80で、ゴジラシリーズが平成VSシリーズで終わっていたことでしょうか。

 

65:名無しのTPC補給班員

>>64

ティガ以降のウルトラシリーズと、ミレニアム以降のゴジラシリーズが無い科学技術が発達した世界か。

 

66:名無しの機龍隊整備士

>>64

イメージするなら、超ウルトラ8兄弟の世界でしょうか?

 

67:名無しの科学者

その世界での私の家庭は、豊かでもなければ、貧しくもない。とはいえ、普通に大学に行かせてもらえるような家庭でした。

 

私は、前世の頃の未練を果たすべく、猛勉強して、物理学の博士号を取得するに至りました。

 

そして、医療や宇宙開発、海底開発等の様々な分野に貢献出来るだろう『酸素』について、専門的に研究する様になりました。

 

研究は非常に充実していました。上記の様々な分野の企業から、十二分な資金援助も受けられましたし、科学技術が発展していたことにより、より深く『酸素』というものについて、研究をすることが出来ましたので。

 

そんなある日、あの事件が起きたのです。

 

68:名無しの元アルケミースターズ

>>67

あの事件……? 

 

69:名無しの科学者

私の転生した世界に、ゴジラが現れたんです。

 

70:名無しのGフォース総務課員

>>69

は……?

 

えっ!?ちょっと待って!?

 

ウルトラマンやゴジラみたいな怪獣が、創作物としてある世界には、他の平行世界からの干渉がない限りは、実際のそれらが出現することはないはずだ!?

 

71:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>69

科学者ニキの世界に、平行世界のどこかの何者かが干渉したのか?

 

72:名無しの科学者

>>70

そうだったんですか?それは初耳です。

 

話を続けますね。

 

突然、私の転生した世界に現れたゴジラは、破壊の限りを尽くしました。炎の海と、瓦礫の山と化す街だったはずの場所。突然の事態に、パニックになる人々。ゴジラ出現という想像を遥かに超えた事態に機能不全を起こす政府。

 

73:名無しのストレイジ整備班下働き

>>72

そりゃあ、創作物の存在だと思ってたのが、実際に現れればな。

 

74:名無しの科学者

私自身、世界の終わりを予感しました。でも、その時、空間に光の穴みたいなゲートが開いて、その向こうからウルトラマンゼロが現れて、人々を守るようにゴジラと戦い始めたんです。

 

75:名無しの元アルケミースターズ

ゼロの転生者が自力で見付けたのか、それとも、その世界に他の転生者がいて、掲示板で救援を求めたんだろうな。

 

76:名無しの科学者

ゼロとゴジラの戦いは、熾烈を極めました。それこそ、その戦いの余波で街1つが完全に焼け野原になるくらいに。

 

でも、ゼロのおかげで、私の世界には平和が戻りました。人々はゼロに深く感謝し、その日はウルトラマン記念日という国の祝日になりました。

 

77:名無しのTPC補給班員

>>74

あっ!もしかして、その世界って、あの有名なウルトラマンゼロVSゴジラの世界!? 

 

78:名無しのGフォース総務課員

>>74

あの世界か!一時期、掲示板の話題を独占した!

 

79:名無しの機龍隊整備士

>>77

>>78

今は、名無しの科学者さんの話を聞こう! 

 

80:名無しの科学者

>>77

>>78

そうです。その世界で、間違い無いです。

 

>>79

ありがとうございます。

 

私にも日常が戻りました。街の復興も始まって、このまま、ゴジラによって受けた傷は、時間と共に消えていくのだろうと思いました。

 

しかし………。

 

81:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>80

あ〜。先が読めた。

 

82:名無しの元アルケミースターズ

>>81

右に同じ。 

 

83:名無しの科学者

>>81

>>82

お察しの通りかと思います。

 

ゴジラ出現から数カ月後。私の元に、政府の役人達がやって来ました。彼らの説明によると、今回の様な事態、ゴジラ、もしくはそれに類する怪獣が再び出現する事態に備えて、政府主導でそれらに対抗する為のプロジェクトがいくつか開始されることになったそうです。

 

84:名無しのストレイジ整備班下働き

>>83

Oh……俺にも先が読めた。

 

85:名無しの科学者

対怪獣用戦闘ロボットの開発、超能力者の能力を利用した怪獣コントロール装置の開発、抗核エネルギーバクテリアの開発、マイクロブラックホール発生装置の開発、様々なプロジェクトが既に動き始めていることを教えられました。

 

そして、私もある物を開発するプロジェクトに参加、というか、そのプロジェクトを主導する様に要請されました。

 

86:名無しのGフォース総務課員

>>85

『酸素』……『ゴジラ』……あっ!

 

87:名無しの機龍隊整備士

>>85

まさか!科学者ニキが開発するように要請された物って!?

 

88:名無しの科学者

>>86

>>87

そのまさかです。

 

私が政府に開発するように要請されたのは、『オキシジェンデストロイヤー』。かつて、ゴジラを完全に抹殺した唯一の化学兵器です。

 

89:名無しのTPC補給班員

>>85

>>88

どのプロジェクトもヤバいものばかりだな……。 

 

90:名無しの元アルケミースターズ

>>85

>>88

それらの兵器を使用した場合、周りへの被害もヤバいけど、使用した事によって発生する二次災害もヤバいな、これは………。

 

91:名無しの科学者

>>89

>>90

私も同じ事を思いました。なので、政府の要請を断りました。すると、それまで、私の研究に資金援助をしてくれていた全ての企業に、援助を打ち切られてしまったんです。しかも、大学からもらっていた予算も打ち切られて、研究室も引き払う様に言われました。

 

92:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>91

国からの圧力か……。

 

93:名無しのGフォース総務課員

>>91

マジか……。

 

94:名無しの科学者

>>92

>>93

その通りでした。

 

突然の事態に呆然とする私の元に、再び、国の役人達がやって来て、『オキシジェンデストロイヤー』を開発するプロジェクトに参加すれば、全てが元通りになると言われました。大いに悩みましたが、結局、プロジェクトに参加するのは断りました。

 

おかげで、長年の夢だった研究の道を絶たれて、今日から無職です。

 

95:名無しのTPC補給班員

>>94

そうか。大変だったんだな。

 

96:名無しの元アルケミースターズ

>>94

よく過ちに手を貸さなかったな。立派だよ。 

 

97:名無しのGフォース総務課員

>>94

楽な道じゃなくて、正しい道を選んだんだ。胸を張れ。

 

98:名無しの地球防衛軍警備隊員

>>94

大丈夫。君は正しいことをしたんだ。

 

99:名無しの機龍隊整備士

>>94

なんだったら、思いっきり、叫んじゃえば?

 

100:名無しのストレイジ整備班下働き

>>94

とりあえず、今は泣いたらどうですか?

 

101:名無しの科学者

皆さん……。すみません。失礼します。

 

ちくしょーう!ゴジラのバカ野郎!

 

うわ〜〜〜ん!

 

102:名無しの元アルケミースターズ

やるせないな………。




名無しの科学者
G計画で造られたゴジラと、ウルトラマンゼロが戦った世界で、『酸素』について研究する転生科学者。『ゴジラVSデストロイア』に登場する『ミクロオキシゲン』の開発に成功したことから、政府に『オキシジェンデストロイヤー』を開発可能な人材として、スカウトされる。
政府からの圧力に思い悩むも、人間として、『血を吐きながら続ける悲しいマラソン』に参加することを拒み、科学者としての道を閉ざされた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。