奇妙な浮遊感を全身に感じる。
自分は確か、ネロンガと呼ばれることになった巨大不明生物、いや、敵性巨大生物、禍威獣の襲撃から逃げ遅れた少年を救助中に、何かが上空から墜落したことにより飛散した木々や土砂から、少年をかばって、それから………。
「誰だ?そこにいるのは?」
突然、誰かがそばにいる気配を感じて、その誰かに問いを投げかけた。すると、その誰かが姿を現した。銀色の身体に赤いラインが入り、その顔はどこか大仏を思わせるものの、人間とは明らかに異なる形をしていた。
「君はいったい何者だ?」
『エム78セイウンノウチュウジンダ』
「M78星雲の宇宙人?」
『ソウダ。トオイウチュウカラ、ベムラーヲカイジュウハカバニハコブトチュウ、ベムラーニニゲダサレテ、ソレヲオッテ、チキュウニキタ』
「ベムラー?」
『ウチュウノヘイワヲミダスアクマノヨウナカイジュウダ。モウシワケナイコトヲシタ、カミナガクン。ソノカワリニ、ワタシノイノチヲキミニアゲヨウ』
「君の命を?君はどうなる?」
『キミトイッシンドウタイニナルノダ。ソシテ、チキュウノヘイワノタメニハタラキタイ』
そして、宇宙人は手のひらから少しはみ出すくらいの懐中電灯の様な物を、自分の胸の上に置いた。
「これは何だ?」
『ベーターカプセル』
「ベーターカプセル?」
『コマッタトキニ、コレヲツカウンダ。ソウスルト』
「そうすると、どうなる」
『フッフッフッ。シンパイスルコトハナイ』
620:神永な初代マン
というわけで、神永と同化しました。これから、よろしく。
621:モナーク幹部な大統領特使
>>620
何がというわけなのよー!
こんなこと知らされた私の身になりなさーい!
622:入院中の巨災対本部事務局長
>>621
ああ。気が遠くなる。
仕事に復帰したくない………。
623:名無しの転生者
>>622
事務局長ニキ。君の場合、早く仕事に復帰しないと、仕事が増えていく一方だぞ。
624:名無しの転生者
>>623
ほら?初代ゴジラ対策に、神永マンニキが倒したネロンガとベムラーの後始末に、各国で活動する怪獣改め、禍威獣対策。これは、特使ネキの仕事か?
625:入院中の巨災対本部事務局長
>>624
痛たたた!胃、胃がー!
626:モナーク幹部な大統領特使
>>625
事務局長ニキ。早く復帰してくれないと、今度は私が倒れるわよ?
ベムラーが降着してから、モンスター・ゼロが活性化し始めて、大変なのよ。
627:名無しの転生者
>>626
もしかして、ベムラーが地球に来たのは、キングギドラに呼応して?
628:名無しの転生者
>>627
ありえるぞ。昭和スタイルのキングギドラとベムラーには、宇宙空間を移動する時には球体になるという共通点がある。それが、この難易度爆上げシン世界でどう解釈されているか?
629:神永な初代マン
>>628
ふむ。どうやら、弟達を呼ぶ必要があるな。
630:入院中の巨災対本部事務局長
>>629
え?不運ニキからは、6兄弟の皆さんがいらっしゃると聞いていたのですが?
631:モナーク幹部な大統領特使
>>629
歴代のウルトラマンの中でも、トップクラスの実力を持つ6人が来るはずじゃなかったの!?
632:神永な初代マン
>>630
>>631
こちらの地球が陥っている危機が、どの程度かわからなかったことと、ウルトラリーグへの救援依頼が未だ減らないことから、とりあえず、私とゾフィー兄さんが様子を見ることになっていたのだ。
633:名無しの転生者
>>632
確かに、まずは実際に状況を確認するのは、仕事の基本だからな。
634:名無しの転生者
>>632
あれ?じゃあ、ゾフィーさんはどこに?
635:名無しの転生者
>>634
まさか?シン・ウルトラマンの原作通りに………?
636:入院中の巨災対本部事務局長
>>635
じょ、冗談ですよね?
あ、想像しただけで、目眩が………。
637:モナーク幹部な大統領特使
>>635
地球どころか、何光年先の宇宙までってこと?
…………私もこのまま倒れようかしら?
638:神永な初代マン
>>633
>>634
>>635
>>636
>>637
あー。いや、大丈夫だ。
むしろ、ゾフィー兄さんは、それを阻止しようとしている。
だから、安心して欲しい。
ゾフィー兄さんは味方だ。
639:入院中の巨災対本部事務局長
>>638
すみません。どういうことですか?
640:名無しの転生者
>>638
さっぱり、意味がわからないのですが?
641:モナーク幹部な大統領特使
>>638
まったく、安心出来ないわ。
642:神永な初代マン
>>639
>>640
>>641
実はだね………
ベムラーを捕らえた弟と一緒に、このマルチバースにやってきた直後に、こいつと遭遇したのは、運命だと思った。
こいつのせいで、私はファイヤーヘッドに並ぶ新たなる風評被害を受けることになった。
いや、正確には、こいつは関係無い。
おそらく、こいつは他の怪獣が昭和スタイルになっているのと同じく、世界の修正力により誕生した存在だ。
だが、こいつを放っておいては、無関係な私が地球を、人類を滅ぼそうとしたと勘違いされることになる。
だからこそ、こいつはここで私が仕留める!
必ず消してやる!
「待てい!アブソリュートゾーフィ!貴様はここで、地球に辿り着く前に、このウルトラ兄弟No.1が、宇宙警備隊隊長ゾフィーが必ず倒す!」
補足説明
ベムラーを捕らえたウルトラマンと、事務局長ニキと特使ネキの地球に向かう途中、同じく地球に向かっていた謎のアブソリューティアンと遭遇したゾフィー。
そのアブソリューティアンの名前がゾーフィ。地球に向かう目的が、その地球がアブソリューティアンの脅威になるか否かの確認と、脅威になる場合の地球人類の抹消と知った彼は、自らの全てを懸けて、アブソリュートゾーフィの討伐を決意した。