Lost shooting star 〜Planet journey〜   作: ハバキリ

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第3話です。
前話:https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17475031

一応お知らせです。
第0章は本編ではなく、本編に入るまでの下準備になっています。

今話はハープ・ノートが目を覚ますところまで行く予定が、もう少し進みましたね。

あと私が想定していたシナリオと大幅に変更したので今話は分かりづらくなってしまったかなって思ってます。

本当はこのままミソラちゃんが自暴自棄になる予定でしたが、なる必要がなさそうですね。

メインはpixivで活動するので、こちらに投稿し忘れる可能性がございます。
pixivはこちら→https://www.pixiv.net/users/39335425

誤字・脱字があるかもしれませんがご了承ください


第0章3話 1人じゃない

???

 

「…ごめんロック…これが僕にできる最後の力なんだ…母さんとミソラちゃんを頼んだよ…」

そう言いながらその者スバルは消えていった。

 

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WAXA(ワクサ)日本支部

 

ブライが地球に着いた。

すると一斉にWAXA職員が雪崩のように接近してきた。

ブライは職員にハープ・ノートを投げた。

「ちょ…ちょっと!」

ハープはブライに怒るが、

「言っただろ。用があるのはそのオンナが首にかけているペンダントだけだ。」

『ミソラを地球まで運ぶ』という約束は果たしてくれた以上、ハープは何も言えなかった。

 

「スバル君!ミソラちゃん!」

ルナ達が遅れてやってきた。

同時にハープ・ノートは職員によってWAXA内に運び込まれていた。

「…スバル君はどこ!?」

「ロックマンならいない」

「貴方はブライ!?どういうことなの!?」

ルナが逼迫とブライに迫った。

「そのままの意味だ。」

「…な…」

そのままルナ達は膝から崩れ落ちた。

「…ス…スバル…」

アカネは夫のみならず、唯一の息子までいなくなったことで絶望した。

「お前達に用はない。どけ。」

そう言いながら、ブライはWAXA内に入っていった。

 

ブライが中に入ると既にハープ・ノートの修復が始まっていたようだ。

ブライはそんなことに気を留めることなくある所へ向かった。

 

「おい。」

とブライは何かの作業をしている天地に声をかけた。

「どうしたんだい?」

「そのペンダントの解析はできるのか?」

「…精密な作業だから時間がかかるが何とかなるだろう。」

「ふん。」

そう言った後、ブライはその場から消えた。

「あぁ!待ってくれ!」

と天地はブライに呼びかけるが遅かった。

(ミソラ君を助けてくれたことへの感謝がまだだったんだけどな…)

「…おっと、一刻も早くスバル君の解析を終わらせないとな。彼ならきっとまた会えるだろうし。」

再び天地は気持ちを切り替え、作業に取りかかった。

 

(なぜだ…なぜオレはあのオンナを助けた?)

ブライはあの時、ロックマンとまともに戦闘できないからと救出したが、絆というものを否定しているのに絆を尊重したことに不満を抱えていた。

「…ラ」

「うるさいぞラプラス」

 

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???

 

「…ん…ここは…」

辺り一帯真っ白だ。

「…!ハープ!?」

しかし返答はない。

「…そっか私スバル君を守れなかったし、死んじゃったのかな…?」

ミソラにとってとても辛い結果だ。

「…う…うぅ…なんで?なんで守れなかったの…酷いよ…」

ミソラは泣き始めた。しかし、誰も慰めてくれない。

ミソラにとってスバルは生きる理由そのものだった。

しかし、ミソラを生かすためにスバルが犠牲になった。

なのに自分も死んだ。スバルの犠牲が無駄となった。

そんな事実、ミソラは受け入れることができなかった。

「酷い…酷いよ…!なんで…ヤダよ…スバル君…」

 

『大丈夫だよミソラちゃん。』

「…え?」

もうこの世にいないと思っていたスバルの声が聞こえた。

『僕は傍にいるよ。』

そう言いながらミソラの体に温もりを感じた。

「スバル君…?」

『だから泣かないで。』

「無理だよ…私のせいでスバル君が…」

『それは違うよ。』

「…え?」

ミソラは困惑した。自分のせいで亡くなったと思っていた。しかし、

『ごめん…もう僕はここには居れないみたい』

「どういうこと?」

『ロックと母さんを頼んだよ』

そして感じていた温もりが消え始めた。

「…!?そんなヤダよ!ずっと私の傍に居てよぉ!」

ミソラは必死にそう懇願した。

『…大丈夫。大丈夫だよ。僕はずっと一緒だよ。でもちょっとお別れ。きっとミソラちゃんなら僕を見つけられるよ。だから泣かないで?』

「…無理だよぉ…お別れなんて言わないでよぉ…」

ミソラは泣きじゃくっている。

『ミソラちゃんはもう1人じゃないでしょ?大丈夫。君ならきっと大丈夫。』

そう言いながら温もりが消えた。

同時にミソラの体は光に包まれた。

 

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WAXA日本支部

 

「博士…ハープ・ノートの意識データがありません…このまま修復しても元に戻らない可能性が…」

ハープ・ノートの崩れた体が修復されている。

だが、あまり期待できない状況のようだ。

「…意識データかない…マズイわね。意識データが無いなら修復しても目を覚ますことがない…」

「…どうしましょうか、ヨイリー博士。」

「このまま修復しましょう。今はそれしか…」

 

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「…スバル君…」

ルナは絶望している。

「…い…委員長…」

ゴン太とキザマロも今にも泣きそうだ。しかし、あの委員長がここまで落ち込むとは思わなかった。

きっと

『ロックマン様があの程度でいなくなるわけがないわ!』

なんて言うと思っていたからだ。

「委員長、ロックマンは電波体だからデータを集めれば…」

「…どうやってよ…あの広い宇宙でどうやってデータを…集めるのよ…」

「…それは…」

「らしくないですよ委員長!スバル君がまだ本当にいなくなっちゃったのかさえ分からないのに諦めるなんて!」

キザマロが叱咤激励する。

「………」

ルナは少し落ち着いた。

 

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「…これは!?」

天地は流星のペンダントを解析していると何かを発見した。

「…あそこで何があったんだ…」

天地はディスプレイを凝視しながらそう言った。

 

そこに映っていたのはスバルとミソラの意識データだった。

「…はっ!この中にミソラ君の意識データがあるなら大変だ!」

天地は内線を使い、ヨイリーに伝達した。

 

「博士!重大なものを発見しました!」

「…天地ちゃん?何かしら。」

「ミソラ君の意識データです!スバル君の意識データもペンダントの中にあります!」

「なんですって?!」

他の隊員も驚愕した。だが同時に歓喜した。

「よし!このまま修復できればこの子は目を覚ます!」

 

「…グワァーーーー」

「天地ちゃん!?何があったの!?」

急に天地が叫び始めた。

「…ひ…光が…」

天地は光に包まれた。

しばらくして光が収まったと思ったら、ペンダントが光輝いていた。

「これは…」

 

「ドゴーーン!」

「ビービービー…」

「なんだ!?」

何か爆発音のような音が鳴り響き、防犯装置が起動した。

 

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「…ゲホ…ゲホ…ゲホ…」

たまたま外にいたルナ達は目の前で起きた現象に驚愕した。

「「ウォーロック!?」」

「ロック君…」

ルナ達の前に現れたのはウォーロックだ。

しかし眠っている。起きる気配がない。

 

「御用だ御用だ御用だ〜!」

中から現れたのは五陽田警部だ。

「警部さん!ウォーロックが!」

「ナニィ?!お前たち!直ぐにウォーロックを運べ!」

隊員は直ぐに動き、ウォーロックを中へ運んだ。

「警部…ロック君は…」

「スバル君のお母さん、申し訳ありませんが、本官には…」

「…そうですか。」

「とりあえず本日はお帰りになってお休みください。」

「…はい。」

「君たちも、さぁ…」

五陽田はルナ達も帰るよう促した。

「…委員長、帰ろうぜ。」

「コダマタウン直通のウェーブライナーを用意しました。」

五陽田がそう言い、ルナ達はウェーブライナーに乗った。

 

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しばらく時間が経過した。

「…ここは…どこだ?」

ウォーロックが目を覚ました。

「スバルは!スバルはどこだ!」

そう言いながら辺りを見渡した。

「起きたかウォーロック。」

「おめぇは天地。スバルはどこだ?」

「スバル君が身につけていたペンダントから意識データは発見した。だが、当の本人の体がない…」

「そうか…ミソラとハープは?」

「ハープは無事だがミソラ君がノイズに侵されてしまっていてね…今は修復中だ。一緒に見に行かないか?」

「…そうだな。」

ウォーロックは少し安堵した。

こうして天地とウォーロックはハープ・ノートが修復されているところに向かった。

 

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「良かったわ…問題なく修復が進んで…」

どうやらハープ・ノートの修復が順調のようだ。

「博士、ウォーロックが目を覚ました。」

「よぉ。」

「ロックちゃん、無事だったのね…」

「へ!このオレがそう簡単にくたばるかよ。」

「ウォーロック!」

「ハープか。」

「スバル君は!?」

ハープが問い詰める。

「悪ぃな、オレにも分からねぇ。」

「…そうなの…」

そう会話しているとWAXA職員が声を上げた。

「ハープ・ノートの修復速度が上昇!修復率80…90…100!修復が完了しました!」

急な出来事に周囲の人間は全員驚愕した。

「ウォーロックに反応したのか…?」

天地がそう呟く。

「…いや今はそんなこといい。ミソラ君の意識データをハープ・ノートに組み込もう。」

 

そして意識データが組み込まれた。

「………ここは…」

ハープ・ノートは朦朧とした意識の中、目を開いた。

「ミソラ!!!」

ハープはハープ・ノートに泣きながら抱きついた。

「…ハープ?ホントにハープなの?」

「えぇ。」

「…良かった…ホントに良かった…」

ハープ・ノートは安堵しながら涙を零した。

 

「どうやら無事みてぇだな。」

「ロック君こそ…」

「スバルのこt…」

「そのことは大丈夫だよ。」

ハープ・ノートがウォーロックの発言に重ね、そう答えた。

「どういうことだ…?」

「スバル君は私が助けるから。」

「な!?助かるってのか!?」

ウォーロックは驚愕した。自分が誰で何者なのかさえ分からなくなったスバルを元に戻せるのか気になった。

「私の頑張り次第かな…スバル君はきっと私なら見つけられるって言ってたから…」

「スバルに会えたのか!?」

ウォーロックはまたしても驚愕した。自分と会ったのはまるで本物ではない何かだったのに対して、ミソラは本物に会えたのだと思った。

「…どうなのかな?スバル君の姿は見えなくて温もりと声だけだったから。ただ私はホントのスバル君だと思ってる。」

「そうか…ならオレの方も話さねぇとな。」

「何かあったの?」

ハープ・ノートがそう問いかける。

「あぁ。オレの時はスバルの姿は確認できたんだ。だが、自分が何者で何なのかさえ分からねぇ状態だった。しかも実体も無かった。」

ウォーロックはここに来て初めてそのことについて話した。

「まるで分離したみたいだね…」

 

「案外その通りかもしれないよ。」

「…!?天地さん!?」

「無事で良かったよ。」

「…その…ごめんなさい…私…」

「君が謝る必要はないよ。それと、体に異常は無いかい?」

「はい、少し体が重く感じますが…」

「そっか。電波変換は解けるかい?」

そう言うとハープ・ノートは電波変換を解こうときた。

ピンク色の光が体を覆うと、光が弾けて元の姿に戻った。

「………」

ミソラはなぜ自分が元の姿に戻れたのか不思議だった。

「電波変換は研究のしがいがあるな。何はともあれ今はゆっくりと休むといい。精神的にも本当は参ってるだろうし…」

「あ、でも他の人にも迷惑をかけたから謝らないと…」

「言っただろう?君が謝る必要は無いんだ。」

天地はそう言いながらミソラの頭を優しく撫でた。

「…分かりました。」

ミソラは納得できないでいるが、天地の気遣いを蔑ろにしまいと承諾した。

そしてミソラはWAXAから出た。

 

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「行ったみたいね…」

「えぇ。」

ヨイリーが天地に近付いてきた。

「…辛いでしょうね…」

「いえ、彼女には希望が宿っています。恐らくスバル君を助けられると思ったんでしょう。」

「…助かるのかしら?」

「…分かりません。しかしこのペンダントにはスバル君とミソラ君、2人の意識データが入っていました。」

そう言いながら天地はペンダントをヨイリーに見せた。

更に天地は続けた。

「ウォーロックには姿のみ、ミソラ君には中身のみスバル君と干渉できたらしいです。

ミソラ君は恐らく意識データ同士で共鳴したんでしょう。ならウォーロックが干渉した姿を見つけ出せれば、その姿に意識データを組み込むことができればミソラ君同様、スバル君を元に戻せるかもしれません。」

「…そう。ならスバルちゃんの姿を見つけ出す会議をすぐにでも始めましょう。」

ヨイリーは方向転換しながらそう言った。

しかし天地は、

「いえ、博士。我々は1度休息を取りましょう。」

「何を言っているの天地ちゃん?!」

「私も精神が少しやられているんです。他の隊員もきっとそうだと思います。そんな中会議を開いてもきっと良いものにはならないと思います。気持ちは分かりますが、1度休みましょう。」

「…分かったわ…」

ヨイリーは渋々承諾した。

 

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「ねぇロック君。」

「何だ?」

「私、スバル君のお母さんに会いたいんだけど良いかな?」

「さぁな。だがオフクロは今頃1人で泣いてるだろうぜ。」

「それなら行こう。せめて私とハープ、ロック君が無事だって報告をしないとね。」

「そうかい。」

そしてミソラは電波変換し、ウェーブロードに駆けて行った。




いかがでしたか?
大幅なシナリオ変更することになったので少し時間がかかりました。
次話はミソラちゃんメインではなく、ルナ達がメインにするかもです。

GWは短編を含めて更新するのかはまだ分かりません。気長にお待ちください。

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