転生神は頭を抱えたい   作:紅優也

4 / 4
不穏な気配と一人の転生者


第三話

…………頭が痛くなってきた。

 

 

 

え?何でかって?

あれから一年……二人の転生者を殺してその能力を手にいれたんだけど……なのはの友人が更に増えたからだ。

まあ、それだけなら問題無いんだよ。でもなあ……

 

 

 

「『ブラック・ブレット』の里見蓮太郎と天童木更に『彼女がフラグをおられたら』の旗立颯太と召喚寺菊乃って……幾らなんでもカオス過ぎでしょうが……」

しかも二作品は作風で言うなら両極端だし……

因みに僕は『私立海聖大附属小学校』の入学式に参加しています。

そして……やっぱりと言うべきかこの一年を運が良いや強い、単純に弱すぎて襲われなかった等の理由で生き残った海鳴側に転生した転生者達が全員集結していた。

 

 

 

 

 

「まあ、入学式は無事に終わりそうだね……」

入学式に暴れまわる奴がいたらそれこそバカの極みだけどね……

僕は内心頭を抱えながら溜め息を吐いた……

 

 

 

…………………………

 

で……

「よ、宜しくね……高町さん……」

「うん、宜しくね、草薙君!」

敢えて言おう、何故こうなった。

なのは、月村すずか、アリサ・バニングスの三人が集まるのは当然だ。そしてなのはの友人になったメンバーが『全員』集うのも主人公補正と言えばまかり通る。

転生者が集まるのも……まあ、判る。

でも何で他の転生者を差し置いて僕がなのはの隣の席なんだ……?しかも周りはガッチリ転生者で固められていて男子の転生者は全員が殺意に燃えた瞳で僕を視てるし……

 

 

 

「はあ……鬱だ。」

「?」

僕は何も知らなそうななのはに溜め息を吐きながらこれからの学校生活の前途多難さに頭を抱えた。

 

 

 

それから数日……戦いは巻き起こることになる……

 

 

 

…………………………

 

 

 

「何なんだよあれはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

俺、『黒崎漣』は教室にいるなのはの友人達(男女問わず)全員に苛立ちを下駄箱にぶつけていた。

何故ならなのはに下心を持って話し掛けようとすると(無意識だろうが)なのはの友人達が妨害してくるしなのは、すずか、アリサの友情イベントの際には五河士道と真壁一騎と織斑一夏の三人が介入するしよお……

 

 

しかも転生者全員がこんな感じだ。

なのはの隣になった草薙って奴はクラスメイト以上友達未満って感じだが……世渡りが上手い。

 

 

 

「こんなの……こんなの……転生者じゃねえよお、何でなのはに関われねえんだよお……」

俺は萌えより燃えの方だがそれでも登場人物に関わりたくないって言ったら嘘になる。

俺が恨みの声をあげながら下駄箱を開けると……そこには封筒が入っていた。

 

 

 

「……なんだこりゃ?ラブレターじゃ……ねえな。」

俺が封筒を開けると手紙が入っていてその手紙には……

『明日の午前3時に『一年三組』に集合してください。注:来なくても良いです。』と、書かれていた。

 

 

 

「んだこりゃ……?」

俺は暫く手紙を見ていたがまあ、行くだけ行ってみるかと思って手紙を閉じて家への帰路に着いた。

 

 

 

 

 

…………………………

 

 

その日の午前3時……そこには俺と七、八人の転生者が集結していた。

俺達は呼び出した当人が来ないことに苛々しながら待っていたが……やがて一人の人間がやって来たのが判る。

そいつは思いっきり幼い頃の『球磨川禊』の容姿をしており雰囲気も気持ち悪かった(本人ほどではないが……)こりゃ特典も『大嘘つき(オールフィクション)』を常備してんな。

 

 

 

 

「『今日は……いや、今晩はかな?モブキャラの皆さん。』」

俺がそんなことを思っていると球磨川(仮)は早速失礼なことを言う。……いや、違う!俺達を怒らせてこいつのペースに引き込もうとしてるんだ!

 

 

 

「んだとごらあ!」

が、そんなことに頭が回ってないのか一人が球磨川(仮)に言い返す。

そして奴はニヤリと笑うと俺達を引き込むかのようにこう言った。

 

 

 

 

「『だってそうじゃないか、高町なのは、月村すずか、アリサ・バニングスの三人はなのは嬢と仲の良い友達達に取られていて話し掛けることすら出来ないじゃないか。』」

う……と転生者達が呻くが俺は転生特典をフル活用し奴の話を分析していく……

 

 

 

 

 

 

「『君達は彼らのせいで何時までもモブキャラに甘んじているつもりかい?』」

「『違うだろ?君達は持っている筈だ!一人一人が主人公になれる力があるじゃないか!それをもて余す気かい?』」

!?まさか奴の言いたいことは……!

 

 

 

 

「『だから、彼等を殺しちゃおうよ……君達の力でさ♪』」

やっぱりか!奴は俺達の力を視るために俺達に真壁達を殺させる気だ!

 

 

 

「『やる、やらないは問わないよ?君達だって現代人の転生者だもんね?でも……後悔をしても知らないよ……?』」

俺は奴の話をこれ以上聴かないためにもその場からこっそりと逃げ出した。

それが俺をSTS編まで生き延びれる切っ掛けになるとは……この時は気が付かなかった……

 

 

 

 

…………………………

 

 

「(あいつらを……あいつらを殺す……!)」

「(俺は……俺はオリ主なんだ……!)」

……今日は殺気だってる転生者が多いな。

と、言うかどいつもこいつもなのはの友人達……特に男に対して殺気を集中させている……今日の放課後に何かするつもりだな……?

 

 

 

 

「あ、あの……真壁君、途中まで一緒に帰らない……?」

なのは、すずか、アリサの三人が友達になる騒動ですずかを庇った一騎はすずかに惚れられている……まあ、気付いてないんだけどね……

 

 

 

「ごめん、今日は父さんが用事で家を空けてるから早く帰らないといけないんだ。」

「「「「(来たあ!!!!!)」」」」

転生者達が一騎が単独行動すると判った途端に色めき立つ。

やれやれ……骨が折れそうだな……

僕は溜め息を吐きながら今後の計画を建てていった……

 

 

…………………………

 

 

放課後

俺はデバイスである『カリバーン』を展開して真壁一騎を殺そうとする転生者達を待ち伏せしていた。

え?何でかって?そりゃ……一人の人間として見捨てられねえからだよ。

 

 

 

俺は八人の転生者にどうやって立ち向かうかをシミュレーションしていたら……上から胴体を無くしバラバラになった人間が一人降って来た。

 

 

 

「…………へ?」

俺が上を向くとそこには残り七人になった転生者と赤茶色の重装甲な鎧(まあ、急造品っぽいけど……)を付けたデバイスを身に纏った草薙が戦っていた。

 

 

 

 

「く、くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!何なんだよこいつは!ふざけんなよ!」

「俺達の邪魔をしてんじゃねえよ!」

「悪いけど……友人を殺してまでなのはに取り入ろうとする人間を通すわけにはいかないね!」

そりゃそうだ。

俺は草薙の言葉につい納得してしまった。(まあ、俺も関わる努力をしなかったけど……)

 

 

 

「と、いかんいかん。」

俺はポケットから数本の釘を取り出すと一本を転生者の一人の『心臓に』テレポートさせる。

 

 

 

 

「あぎ……!?」

「おい!どうし……」

「油断大敵!」

「へ……?びげ!?」

胸を押さえて墜落する転生者と声をかけた隙を突かれての突進で転生者の一人がバラバラになる。

……おえ。

 

 

「って言ってる場合じゃないか。」

オレ主だったら俺は悪くないと言いそうだが……言い訳しない、俺は人を殺してでも生きたい。

 

 

数分後、真壁一騎を狙った転生者八人は全滅した……

 

…………………………

 

転生者

二十三人死亡

残り

七十七人

 

 

草薙理苑現在の能力

ギアスキャンセラー<強化版>

デバイスとしてブレイクブレイドのディルフィング

フェストゥムの読心能力

他人と仲良くなる程度の能力

祝福の聖剣の所持

NEW!

『とある科学の超電磁砲の御坂美琴の能力』

『ガンダムSEEDのSEED能力』

『魔法科高校の劣等生のCAD』

『遊戯王の青眼の白龍の召喚能力』

『遊戯王の希望皇ホープへの変身能力

『ジョジョの奇妙な冒険のスタンド法皇の緑の所持』

 




如何でしたか?
次回もお楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。