ケイside...
ドムとのレースの結果は、ハナ差で負けた。
敗因は恐らく整備の差だと理解している
無論悔しがるが...
ケイ「...あぁ悔しい、けど楽しかった!!」
清々しい気分だった。
これほど晴れやかな気持ちになれたのは何時ぶりか...少なくともジョンさんと一緒に暮らしていた時いらいかなぁ...
そう考えていたらドムが近ずいてきた。
ドム「中々面白いレースだったぞ、また挑戦してこい。」つ
そう言って右手を差し出してくる。
ケイ「...次は勝ってやるさ。」つ
そう言って握手をする。
帰路に着いている途中にスマホから通知が届いてきた。
確認すると差出人は(ノーバディ)だった。
ある依頼を頼みたいらしく、その依頼に参加の報酬に100万ドル用意するとの事らしい。
ケイ「(国内の依頼...それにこの報酬の値段、なんかあるな。)」
そう考えて保留するとだけ返信した。
アメリカ合衆国 テキサス州 イーラス ……アメリカの田舎を彷彿とさせるのどかな風景、そんな風景に似合わないスポーツカーを走らせているケイの姿があった。
そんなケイのお腹が空腹で鳴る。
ケイ「...小腹が空いたな。」
そう言ってナビを弄り、近くのファストフード店をナビゲーションさせて向かう。
少しして目的地のバーガーショップに到着し、バーガーセットを2つ購入して再び目的地に向かって走り出した。
目的地はフォードワース郊外の(エンディセント 射撃訓練場)
という射撃訓練場だ。
今更何故射撃訓練場に行くのかには2つ程理由があり、まず初めにケイがその場所に向かっている理由はかの有名な「クリス・カイル」が射撃訓練をしているからだ。
そしてもう1つの理由は今日の日時にある。
2013年2月2日……コレを聞いて(おや?)ってなった奴がチラホラ居るだろう…誰に語り掛けてんだ俺は。
そう、今日は史実のクリス・カイルの命日なんだよ...でだ、もしかしたらワンチャン彼を救う事が出来るかもしれないと踏んで、俺は今現場に向かっている。
うまく関係を築けたら彼の話を聞かせてもらおう。
少しして目的地である射撃訓練場に到着した。
車を降りて、エントランスにいる髭面の男性に目がいった。
映画やWikiに載っていたまんまの顔つき...間違いない、彼がクリス・カイルその人だ。
そう判断してすかさず挨拶にいく。
ケイ「レクチャーを依頼したケイです、今日はよろしくお願いします」
カイル「あぁ...クリスだ、よろしく。」
ケイ「...。」バンバンバンッ
使い慣れたグロッグ17で胸、肩、頭と3回ずつ撃ち抜いていく。
カイル「...中々いい腕だ...何処出身だ?」
カイル氏が言っている出身とは、彼はケイを元従軍兵だと勘違いしているらしいが、ケイは直ぐに否定する。
ケイ「...あぁ...一応傭兵家業をしているんだ、銃の扱いは慣れている。」
ケイの言葉にカイル氏は疑問を唱える。
カイル「なら何故レクチャーを依頼したんだ?」
カイル氏の疑問にケイは答える。
ケイ「決まってる、アンタに会いにきたんだ。」
カイル「...俺にか?」
不思議なのかケイに質問をし返す。
ケイ「伝説の狙撃手に会ってどんな人間かを...ん?」
会話中にカイル氏の後ろから1人の男が足取りの覚束無い様子で近ずいてきており、ソイツの手にはベレッタM9拳銃が握られていた。
ケイ「(?!やっべぇ!)あぶねえ!?」ガバッ
バンバンバンッ!!
3発の銃声を食らって、俺は後ろに倒れ込んだ。
ケイ「...いってぇ...逃がすか!!」バンバンッ!!
俺を撃った男に2発発砲し、1発左太腿を撃ち抜いて倒れ込み、男が呻きながら蹲る。
それを最後に俺は意識を失った。
それから少しして意識が覚醒した。
意識が回復して、目が覚めたら病室にいた。
体に装着された電極を引っこ抜いてナースコールを鳴らすと看護師と医者が凄い勢いで病室に入ってきた。
怪我の具合いだが脇腹に1発、肩に1発もらっているだけだった。
チョッキを着込んでいなかったが筋肉がチョッキ代わりになっていたらしく、肩の銃弾は筋肉に止められていたらしい。
脇腹の銃弾は内蔵に刺さった状態で止まっていたらしく、手術して縫うだけの簡単な施術のはずだったが俺の皮膚と筋肉が想像以上に硬かったためメスが通らなかったらしく、手術が難航したらしい。
医者が退室したら入れ替わりにカイル氏と氏の奥さんらしき女性がバスケットを抱えて見舞いに来てくれた。
カイル「回復してよかった。」ポイッ
ケイ「分厚い筋肉に感謝しているよ」パシッ
カイル氏はそう言ってバスケットからリンゴを投げ渡してきた。
ケイ「アンタも怪我がなくてよかったな。」
そう言って話しているとカイル氏の傍に立つ女性が話しかけてきた。
???「クリスを...夫の命を救ってくれてありがとうございます。」
ケイ「動けたから何とかできたんですからそこまで畏まる必要は無いですよ。」
そう言って礼を述べてくる女性を止めると、カイルそのが女性の事を紹介する
カイル「...妻のタヤだ、そしてこの子は息子のコルトンだ。」
コルトン「父さんを助けてくれてありがとう。」
そう言ってお子さんがコチラに礼を述べてきた。
ケイ「礼には及ばないぞ坊主。」
それを笑顔で答える。
カイル一家が見舞いを終えて退室したら入れ替わりで初老の男性が入ってきた。
黒いスーツを着てサングラスをかけたコイツは数日前に連絡をしていたミスター・ノーバディだ。
...相変わらず胡散臭い口調で話しかけてきた。
ノーバディ「やぁAssassin君!、怪我の具合いはどうかな?」
ケイ「1週間で退院可能らしい...仕事か?」
そう言って答えるとノーバディは、鞄からクリアファイルを取り出してケイに手渡した。
ケイ「...元英国特殊諜報機関の大尉...デッカード・ショウ...しかもビクトリア勲章授与者か……」
そう言って資料を流し読む。
ケイ「...またどうしてこんな相手を?」
思っていたものよりかなり大物な相手に理由を聞く。
ノーバディ「彼を取り押さえる事も重要だが、彼を雇っている相手がより重要なんだ。」
そう言って新しい資料を手渡してきた。
ケイ「モーゼ・ジャカンディ...民間軍事会社社長、ねぇ...」
資料を読み終えてノーバディに質問をする。
ケイ「...コイツが何かの兵器を保有しているのか?」
そう質問するとノーバディは説明する。
ノーバディ「ジャカンディが攫ったたハッカー・ラムジーの奪回を依頼したいんだ。このラムジーが開発した世界中のありとあらゆる情報機器から瞬時にデータを入手することのできる監視プログラム「ゴッド・アイ」が目的でね、我々が確保する必要があるんだよ。」
そう言って新しいファイルから1つの紙を取り出してケイに手渡した。
ノーバディ「新しい依頼書だ、見たまえ。」
そう言って依頼書を見る
報酬は150万ドルに増額していた。
ケイ「...いいぜ、受けてやるが俺は完治するまで時間がいるから遅れて参戦するのと単独で行かせてもらう。」
特にやることも無いし依頼を受けることにした。
ノーバディ「その言葉を聞きたかったんだ!!」
そう言ってノーバディは病室を鼻歌を歌いながら去っていった。
……胡散臭いが信用は出来るからいいが...まぁ今は休むか。
to be continued……