現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~ 作:提督兼指揮官兼トレーナー
今回は次のような成分が多分に含まれている恐れがあります。
魔改造、紺碧の艦隊
それでも大丈夫な方はどうぞごゆっくり
合同演習よりしばらくたったある日
北方海域某所
「艦載機、カタパルトへ移動中」
「垂直尾翼、主翼、展開完了」
「艦載機、カタパルトへ移動完了」
「カタパルト回転」
「射出角度へ調整」
「エンジン点火」
「射出角度調整完了」
「エンジン圧力上昇中、リヒート点火。」
「射出10秒前、8、7、6、5、4、3、2、1」
「射出!」
轟音を立てながら飛行
先程から一体何をやっているのか?
その答えは輪形陣の中央にあった。
幌筵泊地艦隊の吹雪、深雪、睦月、如月は1隻の潜水艦艦娘を取り囲むようにして布陣している。
そして、上空へ飛んでいった航空機から通信が入った。
「こちら伊四〇一型潜水空母所属1番機、発艦に成功、異常無し。」
中央に居る艦娘が、良し、と満足そうに頷く。
今、この潜水艦の性能テストが行われていた。
幌筵泊地と単冠湾泊地との合同演習が行われ、幌筵泊地が圧倒的な勝利を飾った後、幌筵泊地提督である多元は単冠湾泊地提督に対して、事の次第を語った。
始めは他の妖精同様信じなかった単冠湾泊地提督であったが、自分の艦隊の装備とあまりにも隔絶している性能を見て納得せざるを得なかった。
当然、彼もまた自分の泊地の戦力強化のためその技術を欲した。
もちろん、タダでくれてやるほど幌筵泊地の面々は甘くは無かった。
そして、幌筵泊地の転生者達は全員装備品納入で痛い目を見ていたので、交渉力の重要性を理解していた。
更に、多元達戦闘機開発チームだった面々の中には、元は戦車開発の一員だったものの、政府関係者との交渉力を買われてチームに加わった小玉義雄がいた。
(87式が開発出来たのはそのため)
結果、単冠湾泊地提督は演習だけではなく、交渉でも敗退した。
結果としてどうなったかは次の通り。
〇単冠湾泊地から潜水空母1隻を含む潜水艦2隻の転属と、改装(という名の魔改造)の容認
→単冠湾提督としては潜水艦を改装して欲しかっただけだが、幌筵泊地一同に「整備出来るか?」と言われ断念。
〇単冠湾泊地への出張所の新設。
→後述する部隊の指揮統率、及び整備を担当
〇単冠湾泊地への対潜哨戒機を含めた部隊の転属(ただし、指揮系統は独立)
(具体的にはF15とP3C)
→こちらも単冠湾提督としては…以下略
〇部隊転属した分の埋め合わせとして、資源の10パーセントの譲渡(ここはゴリ押し)
コテンパンである。(一応断っておくが、単冠湾泊地に恨みがある訳では無い。)
貴重な潜水艦を2隻取られた上、自分達の基地に増援が来たと思ったら指揮系統は独立されるわ、今度から資源は9割しか無くなるわ、単冠湾提督としては散々な目にあっている。
(繰り返し言うが、単冠湾泊地に恨みがある訳では無い、誤解なさらぬよう)
そして、その転属となった潜水艦というのが
伊四〇一型潜水空母と伊58潜水艦である。
尚、最初に2人の艦種を聞かされた造船部門のマッドエンジニアどもはというと……
「ぐへへ、潜水空母に伊号潜水艦ですか、どうやっていじっちゃおっかなぁ……でゅふふふ」
お巡りさんこいつらです。
まぁ、彼らも一応立場はわきまえており、ちゃんと彼女達へ質問する際は大人しくしていた。
要望は次の通り
シオイ
〇艦載機は絶対残す、出来ればジェット機を積ませて欲しい。
〇静音性もあげて欲しい。
〇艦載機発艦中、収容中が1番無防備なので、何とかして欲しい。
ゴーヤ
〇静音性の向上
〇攻撃力アップ
〇航続距離延長
これに対して、技術チームの回答が以下の通り
〇まず、艦載機についてはこちらで専門のジェット機を開発する
〇静音性等は船体や機関を改良する。
〇対空性能はVLSと機関砲を新設、対空レーダーも合わせて設置する。
〇対艦ミサイルや、巡航ミサイル、12式魚雷などをあたらしく搭載出来るようにする。
〇計器類の一斉更新
〇とある兵器の搭載可否の確認
〇特殊部隊出撃用ハッチの増設
ま た お ま え ら か
こいつらは手加減というものを知らないのか?
というよりこいつらにとって
新しい艦娘が来る
‖
新しいおもちゃを与えられた
というもの、余程前世で溜まっていたのだろう。
もはや新造と言っていいレベルの改装を終えた2隻のデータは次の通り。
シオイ
全長 150メートル
全幅 16メートル
水中排水量 1万トン
最高速度 25ノット
武装 魚雷発射管10門、高性能20mmバルカン砲×2門、VLS×8基
艦載機 特殊水上ジェット戦闘攻撃機風龍×2機
機関 ディーゼルエレクトリック方式
推進器 スクリュープロペラ×2軸
レーダー、ソナー ソナーはたいげい型、レーダーは一部たいげい型だが、火器管制システムがついている。
知 っ て た
もはやわかりきったことではあったが、こいつらやっぱりイカれてる。
こんなの伊四〇〇型潜水艦じゃないわ、若干スペックダウンしただけの特潜伊601 富嶽号よ
だったらいっそのことアリコーンにすればいいじゃないか
そんな話もあったらしい
外野の声はさておきざっくり紹介していくと、
まずは船体、水上航行用ではなく、水中航行に適した部分単殻構造・葉巻型船型を採用し、水中速力及び燃費の向上を行った。
(ちなみに、航空隊を発進させる時でも安定はするようにしてあるらしい)
しかも、たいげい型をベースにしていた部分もあるため、リチウム電池を使って長時間静音性に優れた状態で潜ることが出来る。
武装に関しては言わずもがな、12式や、水中発射方の対艦ミサイルUGM-84Lを艦首から発射することが出来、後部のVLSからはトマホークや艦対空ミサイル、SLBMも発射可能(何故積んだ?)。
対空砲はバルカン砲となっており、濃密な弾幕で発艦、収容時の隙を作らない。
しかも、特殊部隊が出撃出来るように水中エアロックまで完備している。
そして、伊四〇〇型潜水艦最大の特徴である艦載機については更にヤバイことになっている。
何と、歴史の中で1度は失敗したジェット水上機を開発してしまったのだ。
特殊水上ジェット戦闘攻撃機「風龍」
多元達戦闘機開発チームと造船部門がタッグを組んで開発した本機は、見た目こそ紺碧の艦隊に出てくる噴式春嵐と高翼機か低翼機かの違いしか無いように思われるが、水上スキーの代わりに引き込み式の双フロートを付け足したり、超音速で飛べるように主翼形状を変更したりするなどもはや別の機体である。ブリティッシュライトニングの翼上増槽よろしく、兵装を載せられるだけでなく、引き込み式のフロートにしたため、噴式春嵐では装備出来なかった翼下への装備も可能なり、エンジンの推力アップの恩恵を搭載兵装の増加という面で活かしている。
また、電子装備もしっかりと完備されており、各部隊との連携や敵への電子戦なども可能だ。
(あとついでにミサイルも色々積める)
ちなみに、最高速度はマッハ1.2をほこり、固定武装として20mmバルカン砲を装備する。
尚、こいつらは片手間でシーキングAEWをオスプレイの改造型に変更している。
(もうヤダこのチート共)
では、ここでゴーヤの改装具合を見てみよう。
一言で言えば
VLSが設置されて少し大型化したたいげい型
おわり
舐めているのか?と思われるかもしれないが、本当にそんな感じで改装したのである。
さすがにこれで終わらせるのは尺的にまずいので性能についてまとめると次の通りになる
ゴーヤ
全長 100メートル
全幅 10.6メートル
最高速度 25ノット
武装 基本的にはそうりゅう型と同じだが、VLS×6基が追加
機関 ディーゼルエレクトリック方式
レーダー、ソナー たいげい型に準ずる
推進方法 スクリュープロペラ1軸
お の れ 平 河 め(造船部門妖精)
少しは程度というものを知れ、これじゃ深海棲艦はもちろんのこと、現代の通常動力潜水艦もやすやすと撃破出来るレベルだ。
しかも対地攻撃もVLSからトマホーク撃ち込んで出来る有様。
これもはやロサンゼルス級じゃね?
そう突っ込んだやつも居たらしいが流石に原子力は技術的に厳しかった。
だから限界まで通常動力の力を拡張したそうだ
(だからって何!?)
えっ、資源?
単冠湾泊地から奪ってきた頂いた資源があるからへーきへーき。
とまぁ、お決まりの魔改造が決まったところで冒頭の慣熟訓練に戻るという訳だ。
だが、やられっぱなしになる訳にはいかなかった単冠湾提督はとりあえず、自分が検討していた北方海域での作戦行動への参加を打診した。
これに対して、多元は潜水艦娘の改装と慣熟訓練が終わった後に参加すると返答し、そのうえで詳細な情報を入手した。
それによると、北方海域のとある島に北方棲姫をはじめとした、鬼級姫級の根城があるそうで、最大の難所としては、周辺に潜水艦が跋扈していることだそう。
中央に支援を求めたものの、南方戦線の影響で余裕がないとの事。
そこで、幌筵泊地艦隊を出して欲しいと要請したわけだ。
状況を理解した多元は慣熟訓練を終えた艦隊と航空隊を単冠湾泊地へと派遣すると同時に、自らも単冠湾泊地に向かって指揮をとることになった。
派遣部隊一覧
艦隊
幌筵泊地空母機動部隊及び、シオイとゴーヤ
航空隊
F/A18Eスーパーホーネット、E2D、???
というわけで、いよいよ深海棲艦相手に出撃です。北方方面といったら相手になるのは……あれですな
間違い、指摘などはコメント欄にお願いします。
コメント欄への暖かいコメント、間違いの訂正などありがとうございます。
投稿が遅くなったり伸びることもあるとは思いますがどうぞよろしくお願いします。