現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~ 作:提督兼指揮官兼トレーナー
北方海域というのは潜水艦が多くいる海域である
提督の皆さんは1度は苦労しているだろう。
だが、幌筵泊地にとってこいつらはもはやおやつ感覚になりつつあった。
なんせ
「ソノブイに感あり、敵の潜水艦を発見!」
と言おうものなら、まずは
「「「駄目だ!」」」
と答える始末。
こいつら遊んでるのか?
一応、仕事はちゃんとこなしてはいるんだが…
彼ら曰く
「これを言わないといけない気がした」
との事。
まぁ、現代の潜水艦からしたらどんなにヤバイ潜水艦(深海棲艦)でも音源を簡単に拾える上、圧倒的な技術力の差でねじ伏せられる。
その証拠に
「データ入力完了。」
「アスロック、攻撃始め!」
幌筵泊地艦隊の睦月型に搭載されたアスロック発射機によって誘導魚雷が放たれ、ふざけていてもちゃんと敵潜水艦を仕留めている。
目標となる島(事前の作戦会議の中でN地点と設定された)の攻略の第1段階として、周辺海域の潜水艦狩りを行うことになった幌筵泊地。
その圧倒的な力を持ってして、作戦開始からわずか数日で大量の潜水艦を仕留めていた。
一方、作戦司令部のある単冠湾泊地では…
「作戦開始からわずか数日でこの数の潜水艦を撃破するとは……。ウチもあんなレベルの艦艇が欲しいもんだ。」
「提督ー、気持ちはわかるけど、そんなもの用意されたって、今の私たちじゃ扱えないよ。」
「それもそうだな、さて、これからどう動くつもりですか?、多元殿。」
一通り報告書に目を通した多元は顔をあげて次の作戦目標を語った。
「とりあえず、この調子で対潜戦闘を続行し、海域を安定させます。その後は貴官の艦隊を我々が護衛する形で、ポイントDを目指します。」
N地点への前哨基地となる島として位置づけられたポイントD、そこへの強襲上陸は単冠湾泊地艦隊によって行われる。
話し終えた多元に単冠湾提督は、
「事前の計画通りですな、貴官の艦隊には上陸支援を頼みたいのですが、よろしいですかな?」
これも事前に話し合った内容だ。多元はすぐに答えた。
「わかりました、ところでそちらはどう動く予定なのですか?、大湊警備府提督殿。」
多元からそう呼ばれた男が顔を上げる。今回の作戦は単冠湾、幌筵、大湊の3つによる合同軍事作戦となっているのだ。
「我々は駆逐艦と海防艦を中心にした艦隊です。当初の予定通り上陸部隊の護衛を行います。」
大湊警備府は津軽海峡を守るという点から駆逐艦や海防艦を多数運用する方針を取っている。そのため、大型艦は不要と考えているそうだ。
尚、警備府最大の艦娘は 愛 宕 だそうだ。
(あっ、(察し)となった方はコメント欄でお待ちしております)
「わかりました、それでは次の話題に…」
その時、多元の元に通信が入った。
相手は鳳翔である。
「何かあったか?」
「潜水棲姫を発見しました。」
「数は?」
「1隻です。」
「丁重にもてなしてあげなさい。」
「わかりました。」
さて、どのように調理されたか見ていこう。
幌筵泊地艦隊にて
「哨戒ヘリ5号より報告!、潜水棲姫はまだこちらへ攻撃態勢には入っていません。」
「相手の装甲は硬いです。護衛艦の皆さん、全艦3発ずつ、哨戒ヘリは2号、4号から対潜魚雷を発射して仕留めてください。」
どれくらい撃ち込まれるのか?
3×4+2×2=16発
オーバーキルじゃね?
てか鳳翔さんヘリ5機も積めたっけ?
タネ明かしをすると
実は今回、対潜哨戒がメインとなることから、鳳翔は雷光隊のうち2機を下ろし、その分哨戒ヘリを4機増やしている。
潜水艦キラーと化した幌筵泊地艦隊に発見されたが最後、逃げ場はない。
全弾命中し、瞬殺された。
鳳翔は撃沈を確認すると直ちに多元へと報告した
報告を受けた単冠湾泊地にて
「潜水棲姫を発見、撃沈しました。」
全員固まっていた。当然である。
そもそも潜水棲姫は対潜戦闘用の艦隊を編成しても尚強力な深海棲艦であり、それを瞬殺してしまうことなどほぼ不可能だった。
「なるほど、これが未来の技術力であり、幌筵泊地の秘密という訳ですな。」
沈黙を破ったのは大湊警備府提督だった。
「恐らく、この潜水棲姫を沈めたことにより、この海域では潜水艦は組織的な行動はまず不可能になったでしょう。」
多元の発言に全員が頷く。
「現時点をもって、作戦を第2段階に移行することとします。多元殿、艦隊を呼び戻していただいた上で、補給を行ってください。」
「了解しました。」
ポイントD地点
深海棲艦出現に伴い突如として出来上がった島であり、まるで初めからそうであるためにあったかのように、平坦な島となっている。
深海棲艦出現以降、世界各地にこのような島が発生しており、鎮守府ではこういった島について名前では呼ばず、ポイント〇〇と読んでいる。
(一方で、占領することができた場合にはしっかりと名前をつけてはいる。)
作戦会議が終了した多元はとある艦娘から送られてきたデータを見つめていた。
<この平坦な島でこれだけの戦力がいてドンパチやるとなると、陸戦隊は思った以上に苦戦するかもしれないな>
多元の元に届いたのは高速で飛んだ偵察機による写真である。
写真には離島棲姫の他に浮遊要塞や砲台小鬼などが多数確認されている。
<こりゃあいつらの投入を早める必要があるな>
そう感じた多元は早速、格納庫へ向かい、ある部隊と作戦の検討をすることになった。
それから数日。
「艦隊抜錨!」
単冠湾泊地提督の掛け声とともに、艦隊が出撃、遂に大規模な上陸作戦が始まったのである。
艦隊陣容は次の通り
前衛艦隊
幌筵泊地艦隊
鳳翔(艦載機数は元通り)
吹雪
深雪
白雪
初雪
(今回は熾烈な対空戦闘が予想されるため、対空戦闘能力がより高い吹雪たちの参加となった。)
主力艦隊(単冠湾泊地艦隊)
飛龍
蒼龍
霧島
五十鈴(対空装備)
古鷹
島風
輸送部隊及び護衛艦(大湊警備府)
択捉
占守
松
竹
梅
桃
陽炎
不知火
この他輸送艦4隻
航空隊
単冠湾泊地所属航空隊
一式陸攻
一式戦闘機隼Ⅲ型
幌筵泊地所属航空隊
F/A18Eスーパーホーネット
E2Dアドバンスド・ホークアイ
???
上陸部隊内訳
チハ戦車、一式砲戦車等
一方、主力が出払った幌筵泊地では………
「射撃用意!、弾種徹甲!」
「射撃準備良し」
「撃てぇ!」
放たれた砲弾が的に命中する。
スラローム走行しながらでも的に命中させる性能を持つこの車両は、幌筵泊地にいる転生者の1人である小玉義雄が制作したものである。
尚、開発途中にまた転生者が現れた模様。
訓練の様子を見た小玉は多元に連絡をとった。
「例の部隊は実戦投入が出来そうです。」
「そうか、当初より敵の数が増えている。特車中隊は準備を進めておいてくれ。」
「了解しました」
「ゴジラには効かなかったが、今回は大丈夫そうだな、しっかりしてくれよ
10式戦車」
果たして、多元が格納庫へと向かった相手とは如何に………。
次回は上陸作戦回となります。
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