現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで、以前からアンケートをとっていたオリジナル艦娘が遂に登場します。多分あと2隻は出るのかな?

好みは分かれそうですね


第19話我々に鉄砲玉になれと?

「前衛艦隊??」

 

 

突然改まって言われた内容に多元は混乱する。

 

 

 

「そうだ、貴官の艦隊には本隊に先行して、前方で行動し、索敵と独自判断による戦闘、本隊の防衛を行ってもらう。」

 

 

 

「ちょっと待ってください、我々に鉄砲玉、或いは盾になれということでしょうか?」

 

 

「鉄砲玉では無い、前衛艦隊だ」

 

 

「言い方が変わっているだけです。」

 

 

いくら自分達の艦隊が強化されているとはいえ、鉄砲玉にされるのは御免だ。

 

 

「多元少将、できないのか?」

 

 

「出来なくはないですが……、相手の戦力は?」

 

 

「昨日渡された資料にあったはずだが?」

 

 

「先日は二日酔いで寝込んでおりました。」

 

 

「では詳細は資料で確認するとしてだ、一応説明しよう。」

 

 

 

 

ちょうど多元が艦隊の強化に勤しんでいた頃、南方海域を担当するトラック泊地の艦隊が新たな深海棲艦の大艦隊を発見した。潜水艦や航空機の調査の結果、その艦隊はE海域に向かっていると見られた。

 

そのため、トラック泊地所属の第一航空戦隊による威力偵察を行おうとしたのだが……、

 

 

 

 

 

 

「位置がバレた?」

 

 

 

「そうだ、周辺にはなんの航空機も潜水艦もいなかったというのにな、しかもだ」

 

 

 

 

 

突然どこからか砲撃され空母が中破、その後何とかして離脱したものの、以降の偵察活動が不可能になってしまったという。

 

 

 

 

<レーダーやソナーに映らないってことはステルス性があるのか?、或いは我々とほぼ同等の技術力を有している可能性??>

 

 

 

 

ここまで来て、多元も事態を理解した。

 

 

 

 

「なるほど、それで我が艦隊を先行させその正体を探ると同時に、海域の詳細な戦力の把握を行いたいというわけですね。」

 

 

 

「そういうことだ、頼めるか?」

 

 

「確かにそのような相手と戦うなら我々しかいないでしょう、ちょうど我々には飽和航空攻撃に耐えられるような艦娘が着任しておりますし、万が一航空攻撃を受けそうになっても対処可能ではありますが、我々にとってもかなり大変な任務となります。相応の対価というものがあって然るべきでしょう。」

 

 

タダでは引き受けない、これは幌筵泊地始まって以来の伝統だ。

 

 

「わかった、では貴官の条件を述べてくれ」

 

 

 

多元の上げた条件が以下の通り

 

 

○艦娘の転属

 

○資源配分の増加

 

○現在千島列島某所に建設中の大型基地の追認

 

○人材(妖精材?)の確保

 

 

 

 

以上である。

 

 

 

これに対して米内の回答は以下の通り

 

 

○現在、金剛石島で確認された詳細不明の艦娘の引渡し

 

○E海域で艦娘が確認された場合の引渡し

 

○来月分からの資源配分の増加

 

○大型基地の内容報告のみでの承認

 

○各鎮守府からの技術留学目的での増員

 

 

 

である。なかなか厳しいところではあるものの、戦線の拡大やとある連絡を受けたことからそちらにも備えなければならず、鎮守府としても戦力が不足しているのである。

 

 

とりあえず、了承した多元は早速、噂の詳細不明艦娘について接触してみることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここか……」

 

 

 

 

許可者以外立ち入り禁止と書かれた扉が目に入る

 

 

 

ノックをすると応答があった

 

 

「多元少将ですね、どうぞ、お話は米内閣下から聞いております。」

 

 

 

中には艦娘唯一の工作艦にして横須賀鎮守府所属の明石が居た。そしてもう1人……

 

 

 

「この方が私の上官になられる方ですか?」

 

 

と、明石に質問している銀髪の女性が座っていた

 

 

 

 

 

 

「自己紹介をお願いします 建御雷 さん」

 

 

 

 

建御雷?確か大日本帝国海軍には人や神の名前を冠した艦はいなかったが……(これは自衛隊でも同じことである)

 

 

 

 

 

「はい、大日本合衆国海軍所属、建御雷型戦略打撃艦1番艦の建御雷です。」

 

 

 

おしとやかな雰囲気を醸し出す目の前の艦娘はそう名乗った

 

 

 

んんんんん?

 

 

 

大日本合衆国??

 

 

 

あー、これは俺たちと同じ感じだわ

 

 

一応聞いておく

 

 

「軽く君の居た国の情報教えてもらえるかな?」

 

 

 

 

「はい、私の居た国は幕末に各藩の勢力がこの世界よりも強い状態であったことから、合衆国制を採用した日本となっています。」

 

 

どうやら前にも同じような質問があったらしく、スラスラと答えた。

 

 

「それとあと一人……」

 

 

 

建御雷の後ろの扉が開く

 

 

 

「ちょっとー、この世界全然アニメ無いじゃん、つまんなーい!、前の世界だと乗組員のオタク達と見ていたのに!」

 

 

 

なっ!、多元は固まった、奥にいたのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

お、オ、

 

 

 

「「「オタクに優しいギャル!、というよりただのオタクギャル!」」」

 

 

金髪で容姿はまさしくギャルっぽい格好をし、アニメが無いと言っている。

 

 

更には前の世界でオタクと混じってアニメを見見てたとか言い出す。

 

 

 

都市伝説かと思ってた

 

 

 

 

「えっ、ちょっと、姉ちゃん、この人誰?」

 

 

「この人が私達の上官になる方よ」

 

 

「今オタクって言わなかった?」

 

 

「うん、言った」

 

 

「もしかして、アンタの泊地にはアニメある?」

 

 

 

 

「もちろんあるぞ、君たちとは住んでいた世界が違うから同じものは見せられないが、少なくとも3作品以上は見せられることを約束しよう」

 

 

 

というのも、幌筵泊地の転生者の面々はオタクの比率が高く、腰堀に至っては自分のスマホの中に各種アニメを全話ぶち込んでいる有様

 

 

 

「うそっ、ガチのオタクがいる……」

 

 

「君とウチの泊地の面々は上手くやっていけそうだなよろしく頼む」

 

 

「よろぴく、ウチの名前は建御雷型戦略打撃艦2番艦建御名方、好きなアニメは日常系」

 

 

「oh......、腰堀と見事にマッチしてる……」

 

 

 

都市伝説でしかなかったオタクに優しいギャルを発見し、驚く(どちらかといえば彼女はオタク)

 

 

<これは腰堀が喜ぶゾ>

 

 

が、ここで多元、冷静になった。

 

 

 

 

 

「君たちは戦略打撃艦という括りではあるが、一体どういうものなんだい?」

 

 

 

 

それについては私が、と明石が持っていた性能表と見られる紙を渡す。

 

 

 

「あくまで彼女たちの証言のみです。」

 

 

 

明石が念を押す。

 

 

 

まずは建御雷

 

 

 

種別 建御雷型戦略打撃艦(空母型)

全長 350メートル

全幅 82メートル

機関 核融合、及び予備のディーゼルエンジン

速力 35ノット

艦載機 無し

武装 無し

その他 レーダー等のスペースはあるものの搭載されていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

次に建御名方

 

種別 建御雷型戦略打撃艦(戦艦型)

全長 360メートル

全幅 50メートル

機関 建御雷と同じ

速力 35ノット

武装 無し

艦載機 無し

その他 無し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??????

 

 

 

 

よりによって未完成艦?

 

 

 

 

という訳でも無いようで

 

 

 

 

「私の本来の武装や艦載機は何故か、この世界に来た時点で無くなっていたようです。」

 

 

 

 

戦闘によって喪失したから?と思われたが、彼女たちは実戦では沈んでおらず、老朽化に伴う退役だったそうで、これといって武装や艦載機が無くなる要素は無い。<そして彼女たち曰く「気がついたらここの鎮守府のベッドで寝ていた」となっていて、翔鶴達によって金剛石島で発見された時も眠っていたようだ>

 

 

 

 

 

一応彼女たちの役割を聞いてみたところ、大艦隊の総旗艦としての能力を持ちつつ、大量の艦載機または強力な艦砲で敵中枢部などに致命的なダメージを与えるという構想の元開発された艦であるとの事。

 

 

(計画上の姉妹艦であって、実際はエンジンやシステム以外はほとんど別のものになっている)

 

 

 

<性格や見た目が違うのはそういうことか>

 

性格はともかく、見た目(特に服装や艤装)に関しては姉妹でおおよそ似通っている面があることが多数のため(例外もある)姉妹なのに全く異なるというのは恐らくそういうことだろう。

 

 

 

 

建御名方が話し始める

 

 

「で、ウチらは回収されたはいいもののこの時代の技術力じゃあどこも整備することが出来なくてオマケに武装も無いとくれば有効活用するすべがほとんど無いのよね、まぁお偉いさんは発電所として使うって案立ててたらしいけど」

 

 

 

ほう、それでウチということか、とりあえず

 

 

「艤装を見せてもらえる?」

 

 

「わかりました」

 

 

建御雷が自分の艤装を見せる

 

 

 

「こりゃフォード級を大型化したって感じだな、カタパルトは電磁カタパルトのようだし、そのほかの武装配置やレーダーも大体同じか……、技術力的には核融合を除いておおよそ俺たちの居た世界と同じ感じだな。」

 

 

本来武装がある場所が空白になっている。

 

 

一応建御名方も確認すると、やはり、武装があるべき場所が空白になっていたり、空洞になっていたりしている。

 

 

 

 

「俺たちの居た世界?」

 

 

 

「ああ、俺たちも君たちと同じくこの世界にやって来た存在だからな、まぁ君たちは元いた世界では軍艦だったのに対して、向こうの世界でも俺たちは人間だったが」

 

 

正確にはほとんどの面子は妖精になっている。と付け足しておいた上で、

 

 

「よろしい、ウチの泊地には君たちみたいな連中に対応出来る狂った………、じゃなかった優秀なエンジニアが多数在籍している。すぐにでも連絡して君たちの武装を用意させよう。」

 

尚、多元自身もその1人であることはあえて触れない模様。

 

 

 

 

そう言って多元は無線を取り出す。

 

 

 

「提督よりU4改へ、前線高度通信システムを使用する。直ちに離陸して準備に入れ」

 

 

「了解、準備します」

 

 

「鳳翔さん、U4改とデータリンクしてください」

 

 

「わかりました。」

 

 

 

 

前線高度通信システム

 

 

 

現代レベルの通信網が発達していないこの世界において、リアルタイムで泊地のある幌筵島と前線をひとつに繋ぐシステムである。多元が常に持ち歩く通信機材、もしくは幌筵泊地所属の艦娘の通信設備と、U4改や1部の基地航空隊に搭載された中継器、更には大湊警備府と単冠湾泊地に設置されている中継基地を介して行われる。人間が運べるレベルまで小型化できてはいるものの、まだまだ改良の余地がある。

 

 

 

「こちら平河です、どうぞ」

 

 

「ちょうどいい、船舶部門に仕事だ、航空機部門にも仕事と伝えてくれ、誰でもいい」

 

 

 

「了解です、要件はなんでしよう」

 

 

「新規に着任する艦娘が2人いる。」

 

 

 

平河の目付きが変わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで次回は平河くんによる魔改造タイムです


作戦近いんだしあんまり派手にしないでね?


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