現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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注意!
今回は中の人ネタやとあるマンガのネタが過分に含まれています。


ネタをネタだと理解できる方はそのままどうぞ

UA12000突破、お気に入り160突破ありがとうございます

オリジナル艦については活動報告欄にて受け付けておりますのでお気軽に、


前置きが若干長くなりましたが始まります。


第23話不気味な海域

「では、これより分析を始める」

 

 

多元や腰堀、平河や真多、更には小玉も集められたこの会議では、今回トラック泊地によって確認された謎の深海棲艦について、技術面からの考察を行うこととなった。

 

 

 

「まず、1点、今回の艦は我々にとっても未知の技術を使っている可能性が高い。なので、現実、フィクションを問わず、可能性がありそうなものについては自由に発言してもらいたい。」

 

 

 

早速、平河から手が挙がる

 

 

「敵は最大12.7cmの砲を使用しているとの情報があるので、そこまで大きな艦では無い、また、誘導兵器等の使用事例も無いため、技術レベルとすれば最大でも1950年代までの駆逐艦といったところでしょう」

 

 

しかし、小玉から異論が飛ぶ

 

 

「しかし、そんな時代にステルス性を求めたものなんてあったか?」

 

 

「無いことは無いです。」

 

 

腰堀が指摘する。

 

 

「2次大戦末期のドイツではホルテンHo229というアメリカ空軍のB2のような機体がありました。また、これはステルスとは言い難いですが、イギリス空軍のモスキートもステルス性があったとされています。」

 

 

「なるほど、ゼロというわけではないんだな」

 

 

「はい、しかしそれはあくまで航空機の話です。艦船へのステルス化はどうなんでしょう?」

 

 

「平河くん、そこんところどうなんだい?」

 

 

「軍艦へのステルス化については有名所でズムウォルト級が挙げられますが、この時代ではせいぜいやっても航路欺瞞のためにダズル迷彩を施すレベルでしょう。」

 

 

「つまり、突然現れた代物ってわけだ」

 

 

「これは我々もお手上げですな」

 

 

 

多元や小玉が半ば思考放棄状態なのに対して、船舶部門技術者の真多獅郎はというと……

 

 

<この特徴、まさか……>

 

 

 

「提督、少しよろしいでしょうか?」

 

 

「構わない」

 

 

 

「これはあくまで推測ではありますが……、深海棲艦はおそらく………

 

 

 

 

フィラデルフィア計画艦を保有していると思われます。」

 

 

 

 

 

 

 

会議室に波乱が巻き起こる

 

 

 

 

 

ここにいる全員、いくらフィラデルフィア計画がオカルトじみたものとはいえ、概要についてはおおよそ理解はしているため、当然の反応だった。

 

 

 

 

 

「フィラデルフィア計画艦だと!?そんなもん用意されたらこっちまでワープされる心配がある、至急このことを横須賀へ回せ!」

 

 

「いや、そんな話を真面目に受けるわけが無い、それよりもデモンストレーションだとか何とか理由をつけて航空隊を派遣すべきだ!」

 

 

「そしたらこっちの防衛に穴が出るだろ!、第6航空団も第7航空団もまだ編成途中なんだぞ!」

 

 

「一時的に第1か第2を引き戻せば……」

 

 

「単冠湾ならともかく大湊が従うか!、それにアイツをこれから始末しようとしている段階で下手につつかれるようなことができるか!」

 

 

 

 

紛糾する会議、しかし、突然終わりを迎える。

 

 

 

 

 

「あの〜、少しいいですか?」

 

 

 

真多が手を挙げる。

 

 

 

「おそらく、ワープには電力を大量に、それこそ建御雷クラスの発電量でもないと厳しいと思われます。また、透明化に対しても絶対に回避出来ない手段があります。」

 

 

 

そこに勘のいい多元が気づく

 

 

 

 

「熱源感知か」

 

 

そうです。とした上で……

 

 

「もし我々がこの技術を手に入れることが出来たら我々の戦力になると思われます。」

 

 

 

その上で……

 

 

「どうでしょう?、航空攻撃、もしくは艦船による攻撃で、この船を無効化して鹵獲するというのはいかがでしょう?」

 

 

「しかし、それはあまりにも危険な任務……」

 

 

「いや、それがいいだろう。」

 

 

多元が他の転生者の発言を遮りながら言った。

 

 

「万が一、撃沈した場合、そのまま情報は得られない。一方、敵は分析によって同様の技術を身につけている恐れがある。未知なる敵と戦うのは危険だ。」

 

 

と、した上で……

 

 

「駆逐艦吹雪、並びに早期警戒管制機、鳳翔航空隊に命令する。仮称F艦についての鹵獲作戦を実行せよ、撃沈は認めない。」

 

 

と命令した。

 

 

(尚、Fとはフィラデルフィア計画の頭文字から取っている。)

 

 

 

作戦遂行にあたって、偵察艦隊と銘打った陽動を行い、早期警戒管制機によるレーダー追跡を行うことで、進路の予測を立てた上で戦闘機隊による赤外線捜索を行いやすくする。

 

 

また、砲撃時にステルス化されると面倒なので、補足し、砲撃戦に入った段階でペイント弾を撃ち込んで見やすくするなどの工夫も検討された。

 

 

 

全ての準備が整ったところで鳳翔、吹雪、愛宕による陽動艦隊が出撃、吹雪が先行したところで早期警戒管制機が敵の駆逐艦らしき光点が向かって来ているのを補足した。

 

 

 

 

 

吹雪は速度をあげて直ちに会敵を試みる

 

 

 

多元はさらに追加で潜水艦と増援を指示し、万が一の事態に備える。

 

 

 

 

 

 

 

一瞬の気も抜けない時間が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

南方戦線某所

 

 

 

1隻の駆逐艦が航空隊の援護を受けて洋上を進む。

 

 

 

 

駆逐艦吹雪

 

 

 

世界を驚かせた特型駆逐艦の1番艦にして、幌筵泊地所属駆逐艦の中で最高練度を誇る彼女は、以前受けた改装(榛名や愛宕と同じ時に試験的に行われた)によって、他の幌筵泊地所属の吹雪型に先んじて後部の延長と改良が行われ大型化、そしてその結果、対潜哨戒ヘリの運用が可能になった。

 

 

(イメージ的にはあさひ型により近づいた)

 

 

また、今回の作戦において、赤外線やサーモグラフィーの設置が行われた結果、目標となる敵の発見を容易にすることを可能にした。

 

 

 

 

「航空隊より通信!、<目標らしき艦船が予想通り早期警戒管制機のレーダーに映らなくなった>との事、航空隊が先行し、補足後ペイント弾による攻撃を行います!」

 

 

「いよいよですな吹雪、しかし、提督も無茶な作戦を立てるものだ、1歩間違えれば我々がやられてしまうかもしれないのに……」

 

 

 

副長妖精が言う

 

 

「司令官の命令です、もしその艦を逃したり、撃沈してしまっては私たちが今後似たような敵と戦った時に情報が無くて不便になります。」

 

 

続けて、

 

 

「私たちが積んでいる砲の射程は相手と比べて最大20km近い差があります。この差を生かすことで任務を遂行します。」

 

 

そうは言っても不安な妖精達、

 

 

すると……

 

 

 

「それにしても、せっかくミサイルを積んで貰ったのに砲撃戦とは………、吹雪ぃ、せっかくだしもらった射程延長弾使おうよぉ」

 

 

 

 

すると吹雪は……

 

 

 

 

 

「Оружейный офицер, Это ерунда.」

(砲雷長、それはダメです)

 

 

 

えっ、?ロシア語??

 

 

 

 

 

砲雷長、瞬時に悟る

 

 

<出た、吹雪の本気モード>

 

 

 

説明しよう!、吹雪の本気モードとは、中の妖精さんのおかげでロシア語が話せるようになるという吹雪特有の現象である!

 

 

 

 

(Google翻訳だから多少違うけど許して)

 

 

 

 

「Если мы не приблизимся, мы не сможем атаковать точечно.」

(近づかなければ、ピンポイントで破壊することは出来ないです)

 

 

 

<どうしたの吹雪、いつもと違うじゃん!>

 

 

 

「報告!、航空隊、赤外線補足成功、ペイント弾発射体制に入るとのこと!」

 

 

「了解です、攻撃完了後、一気に接近して相手の艤装を破壊します。」

 

 

一応作戦行動の範囲なので日本語に戻した模様

 

 

 

 

 

 

その頃の鳳翔航空隊

 

 

 

「赤外線補足!、ペイント弾発射!」

 

 

ミサイルが放たれ、目標に向けて飛翔する。

 

 

 

ピチャッ!

 

 

 

ペイントが飛び散り何も無いはずの空間に液体がかかり、姿があらわになる。

 

 

 

ペイントをくらったことがわかったんだろう、ステルス化を解いて離脱を試みている。

 

 

そして、その様子を鳳翔航空隊のガンカメラが捉えることに成功した。

 

 

 

髪は、先の方がゆるふわカールした金のセミロングで殆どフードに隠れて見えない。

 


目の形は、垂れ目気味の伏し目がちで、瞳は碧眼となっている。

 


服はグレーのワイシャツに、オリーブグリーンの膝下丈プリーツスカート。

 


それらの上に、目にうるさくない程度に虹色の反射光を持つ、下地がグレーの化学繊維で出来てるフード付きロングコート。

 


脛に傷(後ろ暗さ)を臭わせる系少女。顔も、目に隈があったりと、若干不健康な印象。

 

 

 

そして、それらのものと全くそぐわない見た目をしている大きな被り物。

 

 

ヲ級の頭に着いているようなものを連想させる。

 

 

 

 

この様子を見た作戦司令部は衝撃を受けた

 

 

 

「これは今まで見てきた深海棲艦と違うぞ!」

 

 

「基本的に人間に近い見た目ほど脅威度は上がる傾向にある。見た目がほとんど人のこいつは相当危険だ、吹雪が危ない!、撃沈すべきだ!」

 

 

「いや、待て、別の考えも出来る。」

 

 

多元の発言に注目が集まる

 

 

 

「どうやら、この間米内閣下に聞いてみたところ日本以外でも艦娘という存在は確認されているらしい、人に近ければ脅威度が上がるという考えだが、逆にこの見た目から欧米系だとすれば、こいつは何らかの理由で深海棲艦と共に行動している艦娘の可能性がある。」

 

 

全員が1回静かになった。

 

 

「いえ、そう事態は複雑ではないでしょう。」

 

 

真多がガンカメラをズームする。

 

 

「自分が持っていた最大のアドバンテージであるはずのステルス化を失っても全く動揺した表情を見せないどころか直ちにステルス化を解除して撤退を始める様子は、冷静だからというだけでは説明がつきません。」

 

 

「つまり?」

 

 

何人かが結論を急がせる

 

 

 

「彼女はマインドコントロール、或いは洗脳されていると考えられます。」

 

 

この頭についたヘルメットのようなもの、と指をさしながら真多は続ける。

 

 

「これが多分装置です。これを破壊すればおそらく洗脳を止めることができます。」

 

 

「しかし、憶測だけで決めるのは……」

 

 

「であるならば、武装を破壊した上で破壊し、拘束すべきでしょう。」

 

 

 

 

確かにそれを確かめるにはそれしかない

 

 

 

「わかった」

 

 

多元が決断する。

 

 

 

「吹雪、俺だ」

 

 

「何でしょう司令官?」

 

 

「作戦変更、武装を破壊した上で頭についているヘルメットのようなものを破壊せよ、その後は後続と連携して拘束に入れ」

 

 

「了解」

 

 

 

指示を受けた吹雪は更に増速し、F艦に先回りするように航行しながら次々と指示を出す。

 

 

砲雷長、と呼んだ上で

 

 

「各目標1発ずつ撃ちます。それ以上は誘爆の危険性があります。」

 

 

 

<危険性があるどころじゃないでしょうよ>

 

 

 

「射線確保!」

 

 

狙いを定めた上で吹雪は叫んだ

 

 

 

 

 

「「「「ОГОНЬ!」」」」

(撃てぇ!)

 

 

 

 

幌筵泊地艦隊による南方戦線出撃において最初の戦闘が始まった。




はい、というわけで空母いぶきから浮舟艦長ネタを、声優の上坂すみれさんからロシア語ネタを持ってきました。

次回もお楽しみに!


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