現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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はい、今回で間話ラストとなります。


今回、メタ発言やちょっと黒い部分が出ますのでご注意ください


間話Part3幌筵泊地の転生者達

「では、これより転生者会議を始める。」

 

幌筵泊地地下に設けられた会議室で多元の言葉によって会議が開かれる。

 

 

転生者会議

 

幌筵泊地には多元達の転生以降、幅広い分野の転生者がやって来ている。

 

そのため、それぞれの方面毎に転生者達を割り振ることで、効率的に動けるようにした。

 

 

 

具体的には

 

 

航空部門▶️ヘリ、戦闘機等の航空機を担当

 

船舶部門▶️艦娘、海上戦力の担当

 

陸上部門▶️戦車や、自走砲などの陸上兵器担当

 

土木部門▶️幌筵泊地内の施設整備担当

 

電気部門▶️電力供給などの担当

 

医療部門▶️医療、艦娘達の健康管理担当

 

給養部門▶️食品開発、管理

 

 

などの複数に分かれている。また、それぞれが効率よく動けるように、月に何回か転生者会議と呼ばれる会議を開き、課題などについて共有することになっている。

 

 

 

「まずは、例の件だ。大湊警備府に憲兵隊が入ったことからどうやら上手くいったようだ。」

 

「画像合成に、音声合成、我々の力が生きた形ですね。」

 

「あの狸野郎め、ウチらに喧嘩を売るとこうなるってことを思い知ったか!」

 

「で、ここからが本題。どうやら俺たちがでっち上げる必要も無く、元々やらかしていたらしい。」

 

 

 

「「「「「「ファッ!?」」」」」」」

 

 

「えっ……てことは……。」

 

「我々の証拠がきっかけとはいえ、これでアイツの更迭は確定となった。」

 

「えぇ……」

 

 

 

一体さっきから何の話をしているのかと言うと、建御雷に載せる空母艦載機の選定の際、第3航空団の1時転属を拒否(代わりの隊は送ると言った)した上、勝手に分解して中身を見ようとした大湊警備府提督を〆るために、幌筵泊地の転生者達が総力を結集して行った更迭計画である。

 

 

具体的には

 

 

1、大湊警備府提督の傷を探す、もしくは作る。

 

2、作成した証拠を元に、独自ルートで告発

 

3、大湊警備府提督の更迭

 

 

を予定していた。

 

 

 

ここで問題になったのは一体何の問題で奴を更迭させるのかというところ。

 

 

意外にも、金や人間関係について洗い出したみたものの、なかったため、傷を作る一択となった。

 

 

 

では、何の傷を作るか

 

 

 

金?、女?

 

 

 

幌筵泊地転生者の考えたのは

 

 

 

「大湊警備府提督はロリータ・コンプレックスであり、自身の嗜好のために駆逐艦を集めている。」

 

 

 

である。

 

 

 

 

あのそもそもその言葉が一般化したのって1980年代なんですがそれは……

 

 

 

まぁつまるところ、<自分の性的欲求を満たすために艦隊を私物化した>って言うことを中央に伝えられれば良し、ということだ。

 

 

 

そのために、幌筵泊地の転生者どもは最新鋭の技術を駆使して、悲鳴を上げる駆逐艦艦娘や、問題のある写真を捏造して、整備の終わったU4改に乗った多元が米内の元に送り付けたのである。

 

 

艦隊の私物化という面を問題視した海軍は直ちに憲兵隊を派遣、調査しようとしたのだが………

 

 

 

「憲兵隊が踏み込んだまさにその時、ちょうど駆逐艦艦娘を襲っていたそうだ。」

 

「アホなんですかね?」

 

「狸のくせにそこんとこは甘いですかね?」

 

「さらにウチに来てた愛宕についても、少し前にバレかけたからこっちへ飛ばしたそうだ。」

 

「クズっすね。」

 

「間違い無くゴミですわ」

 

「これは世間は許してくれませんよ。」

 

「ま、そういうことで、大湊警備府提督はほぼ更迭どころか軍法会議にかけられるようだ。」

 

「で、書類は当然……」

 

「破棄させた。」

 

「問題は次誰が来るかですね。」

 

「それについては心配ない。米内閣下に確認したところ、次に来るのは俺の同期らしい。」

 

「もう会ったんですか?」

 

「ああ、基地航空隊の運用についてもおおよそ単冠湾並に戻せた。」

 

「これで懸案事項がひとつ消えました。」

 

 

ぐぅぅぅ〜

 

 

あちらこちらで腹が鳴る。

 

 

 

「安心したらお腹が減ったってところか、昼飯食いながら会議にするか。」

 

「給養部門、今日のお昼は?」

 

「それについて、給養部門より報告です。」

 

 

 

そう言いながら、ダンボールを持って来る給養部門の面々。

 

 

「本日は我々が開発していたとあるインスタント食品を食べてもらいます。」

 

「中身はなんだね?」

 

「ペ○ングです。」

 

 

\\\└ (' ω ') 」////「うぉぉお!」

 

 

「ついに出来たか!?」

 

 

「はい、給養部門一同精一杯頑張らせていただきました!」

 

 

「では、早速頂こう。」

 

 

全員お湯を注いで待つこと3分

 

 

お湯を捨て、ソースを注いで……

 

 

「「「いただきます!」」」

 

 

麺を啜る音がしばらく続く。

 

 

「美味ぇ!」

 

「まさにペ○ング」

 

「給養部門の皆さんお疲れ様です!」

 

 

口々に褒める転生者達。

 

 

「で、量産体制は?」

 

多元の質問に給養部門の部長が答える。

 

「既に確立済みです。」

 

「ご苦労さま、これぐらいしか渡せないが良かったらみんなで食べてくれ。」

 

 

そう言って多元が渡したのは間宮羊羹。

 

 

「えっ、この時代の高級品じゃないですか!」

 

「横須賀に言った折に買ってきた。」

 

「ありがとうございます!」

 

 

「さて、食い終わったら続きだ。」

 

 

その後、会議が再開されたが、特に問題無く会議を終えたのであった。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

後日、松輪島にて

 

 

 

「12.11.10.9.7.6.5.4.エンジン点火準備良し、3.2.1.リフトオフ!」

 

 

轟音を立てながら飛び立つのはH-IIB改ロケット。

 

 

その強力な推進力で、静止軌道上まで衛星を打ち上げる。

 

 

数日後には、軌道投入に成功。

 

 

ついに、この世界でGPSや衛星通信が可能になったのであった。

 

 

 

「衛星の打ち上げ頻度はどのくらいだ?」

 

 

新たに新設した宇宙部門(なんかまた転生者が来てたから追加した)に状況を聞く多元。

 

 

「資源の心配さえ、なければ衛星が完成する度に打ち上げられますよ。」

 

「そうか、なるべく早く衛星による通信、監視体制を整えたい。頼む。」

 

「了解」

 

 

 

(とりあえず、これで衛星関係は解決しそうだが、問題は核融合炉だ。)

 

 

幌筵泊地にいる核融合炉搭載艦達は現状、整備はできても修理は厳しいというものがあった。

 

 

(万が一核融合炉が使用不能に陥った際には色々と不味い)

 

 

とりあえず、神棚に祈りながら、仕事に取り組む多元であった。

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

幌筵泊地、幌筵病院にて

 

 

 

幌筵泊地に転生した医療系転生者達によって開設されたこの病院に、1人の艦娘が入院している。

 

 

 

 

彼女の名はエルドリッジ。

 

 

 

南方戦線時に吹雪によって鹵獲された彼女は鹵獲艦として幌筵泊地に編入されていたが、マインドコントロール時の疲労からか、昏睡状態にあり、幌筵病院にて入院状態にあった。

 

 

「平河くん、艤装の解析の進捗はどうなっているいる?」

 

「真多がやってくれてはいますが、とんでもない代物ですよ。」

 

 

 

まず機関、少なくとも現代の技術では無く、未知の動力であることは間違いないようだが、エネルギー効率が悪いという。

 

 

(なんでわかるんだ真多くん!)

 

 

そのためからか、搭載している兵器も機関のそれと不釣り合いなものとなっており、実在した護衛駆逐艦であるエルドリッジと遜色無いものとなっている。

 

 

よって透明化についても1日行えば機関に損傷が出る始末だという。

 

 

 

「ワープは出来るのかね?」

 

「真多曰く、<エネルギー効率を上げられれば十分可能>との事。」

 

「とんでもない掘り出し物というわけか。」

 

「ですが、ある意味ラッキーです。鹵獲時点でこの状態ということ、マインドコントロールをするしか無かった点を挙げれば、深海棲艦もこの構造については理解出来なかったと考えられます。」

 

「宇宙船に応用することは?」

 

「十分可能です。」

 

「他艦艇に搭載することは?」

 

「原理さえ分かれば。」

 

「推進方法はスクリューなのかね?」

 

「スクリューですが、機関で発電したものを推進に使っているので、最も効率が良くなる方法は、そのまま噴射することです。」

 

「熱などの問題は?」

 

「不思議なことに噴射したものに熱はありませんので、噴射したものをタービンを吹き付けることで発電していたようです。」

 

「大型化は?」

 

出来ます、と答えながら何かに気づいた平河

 

 

 

 

「提督、お言葉ですが、呉から大和を引っ張って来てヤ○トを作るとか考えないで下さいね?」

 

「あれは新造艦だったろ、それにまだ作るとは言っていない。」

 

「ですから、この作品のルールから外れることをやらんで下さい!」

 

「メタイことを言うな!」

 

「作るの大変なんですから!」

 

「出来ないわけでは無いんだな?」

 

「規模的にはドレッドノートが限界です!」

 

「やっぱりやる気だったんじゃん!」

 

「この間主から怒られました!」

 

「だからメタ発言禁止!」

 

「書いてるの主なんですから!」

 

 

 

 

 

 

白熱する議論に終止符を打ったのはうp主でも寝ているエルドリッジでも無く看護師妖精だった。

 

 

 

 

 

 

 

「「「「病院内ではお静かに!!」」」」

 

 

 

 

 

怒られてしまってはさすがの多元としても黙らざるを得ない。

 

 

「すみませんでした……」

 

 

 

とりあえず、平河を連れて退出した。

 

 

 

 

 

 

「つまり、あの娘の機関の構造さえ分かれば量産も容易いというわけだな。」

 

 

「はい、ただ、あのマサチューセッツを毎回トップに君臨した上で首席卒業までした真多でも分析は困難を極めています。先程、ドレッドノート級までは製造可能と言ったのも、あの機関に使われている部品、それこそネジ1本に至るまで再現出来れば、提督や私が考えていた兵器も実現出来はしますが……」

 

 

 

1回黙り込んだ平河に多元が言葉を続ける。

 

 

「その前に他艦艇の改装を優先すべき、か」

 

 

「はい、ただでさえ、彼の優秀な頭脳を必要としている部分はおおいですから、それだけに専念させるのはあまり健全では無いかと。」

 

 

 

「…………わかった。」

 

「エルドリッジについては、通常艦並の改装を行った上で戦力化、機関については今後の分析次第として保留とする。」

 

「了解。」

 

 

 

ひとまず決着がついた彼らだが、この後、重大な内容が入ってくる。

 

 

 

 

 

 

「提督、無線です。」

 

 

「わかった。」

 

 

多元が無線をとり、内容を聞く。

 

 

「なんだって!!」

 

「提督、どうされました?」

 

 

そのまま内容を聞き続ける多元

 

 

「わかった、すぐに関係者全員を集めろ。」

 

 

そう言って無線を切る。

 

 

「不味いことになった。」

 

「なんです?」

 

 

 

 

多元の口から出た内容とは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「警戒任務中のハボクックから緊急通信。

 

 

<通常型深海棲艦の超大艦隊が幌筵泊地に向けて進軍中、至急対処されたし>

 

 

 

だ、すぐに会議を開く、君も来い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幌筵泊地最大の危機が迫っていた。

 

 

 

 

 




というわけで、次回からは迎撃戦です。

幌筵泊地最大の危機に如何にして転生者達は立ち向かうのか?

次回もお楽しみに!


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