現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで、幌筵泊地臨時艦隊による艦隊決戦です。


チートが登場しますのでご注意ください。




それではどうぞ


第31話北方の海に轟く砲声

幌筵泊地沖合300km、夜間

 

 

「攻撃開始!」

 

 

量産はおろか、試作すら作られなかったFS-X計画案の1つ、カナードが付いた洋上迷彩機が対艦ミサイル4発を発射する。

 

 

「こっちも攻撃開始だ!」

 

 

F35と共に提案され、その見た目が特徴的だったX-32も対艦ミサイル4発を発射する。

 

 

 

数は16発、目標は護衛艦

 

 

 

「攻撃成功、制空戦へ移る。」

 

 

あまり格闘性能は高くないが、速度差を生かした一撃離脱戦法で16機を撃墜する。

 

 

 

 

 

 

更に……

 

 

「全艦直ちにミサイル発射用意!」

 

 

幌筵泊地臨時艦隊旗艦の日護の指示で、慌ただしく動く艦娘達。

 

 

「対艦ミサイルの目標は全て空母、魚雷は戦艦に向けて撃ち込むように!」

 

 

転生者たちの計算によれば、対艦ミサイル2発でヲ級は撃沈可能と出た。

 

 

更に、衛星画像を分析した結果、太平洋戦線の深海棲艦を総出で出撃させたのか、各地域の深海棲艦の数が減っている、或いは居なくなっていると報告された。

 

 

寄せ集めのためか、空母の数もあとわずか、戦艦もいることはいるが、倒せる範囲ではある。

 

 

既に、他泊地、鎮守府では艦隊の全力出撃を行い制海権を奪取しつつある。

 

 

 

ここで我々が勝てば、人類の優位がきまる。

 

 

幌筵泊地艦隊初撃対艦ミサイル攻撃

 

 

如月、弥生より対艦ミサイル計76発

そのほか3人から計100発

 

 

 

「発射準備良し!」

 

 

「全弾発射!」

 

 

大量の煙を出しながら対艦ミサイルがいっせいに発射される。

 

 

 

「砲撃戦用意!」

 

「早期警戒管制機とのデータリンク完了!」

 

「副砲への射程延長弾装填完了!」

 

 

休む間もなく、日護は次の用意をする。

 

 

日護の持つ80cmレールガンはル級クラスであっても一撃で沈めることが出来る。

 

 

弾数は1基あたり150発

 

つまり3基合計で450発。

 

 

上手く狙えば450隻のル級を仕留められる。

 

 

そして、これは今回の侵攻に含まれるル級の80%を占める。

 

 

つまり、この攻撃が決まれば、深海棲艦は総崩れを起こすのだ

 

 

また、残りのル級にも抜かりない。

 

 

全員47式魚雷を搭載しており、通常だと2斉射分が限界な所を無理やり倍にしてある。

 

(当日は海が穏やかだったからいいものの、そうでなければ転覆ものである)

 

 

4連装×5×4より80発

 

 

当たり所によっては1発で致命傷になりかねないがそれを1隻当たり2発。

 

 

間違いなく沈む。

 

 

更に艦砲の砲撃付き

 

 

これで大分敵は混乱するだろう。

 

 

 

 

「対艦ミサイル、間もなく弾着!」

 

 

幌筵泊地艦隊の放った176発の対艦ミサイルは全て目標の空母に向けて2発ずつ命中した。

 

 

88隻に命中した対艦ミサイルによって、更なる混乱と恐怖が伝播するも、なおも止まらない。

 

 

「全艦単縦陣で突入!」

 

 

日護を先頭に日月、日波、弥生、如月の順で突入体勢をとる。

 

 

「日護艦載機並びに、対潜哨戒ヘリ、攻撃体勢に入ります!」

 

「直ちに攻撃せよ!」

 

 

SH60からはペンギンミサイル2発、F35Bからは対艦ミサイル4発が放たれる。ペンギンミサイルはそれほど炸薬が多くないため、駆逐艦を目標としているが、F35Bは空母を目標とする。

 

 

 

「弾着!、駆逐艦12隻、空母30隻轟沈!」

 

「ジャミング開始!」

 

 

 

 

あえて、艦隊の突入を夜間にしたのは理由がある

 

 

 

未だに目視と初期のレーダーに頼る深海棲艦に対して、FCSと最新のジャミング装置を持つ幌筵泊地艦隊なら、命中精度には雲泥の差がある。

 

 

夜間ならその差を活かしてダメージを与えられると判断したのだ。

 

 

 

 

「早期警戒管制機からのデータ入力完了!」

 

 

 

遂に、砲撃戦が始まる。

 

 

 

「撃てぇ!」

 

 

80cmレールガンから砲弾が放たれ、飛翔する。

 

 

 

演習では、高度なFCSに支えられた正確な射撃により70%の命中率、これは昼夜を問わない。

 

 

 

だが、それは幌筵泊地の艦娘が着弾位置を予想することができたから低くなったのだ。

 

 

 

(さらに言えば、一部の艦娘は撃墜できる。)

 

 

 

榛名のしごきの元で強化された彼女の対深海棲艦相手の本作戦での砲撃命中率は………

 

 

 

 

脅威の100%

 

 

 

 

優秀なFCSと相手方の混乱、夜間故に敵の攻撃が少なかったことを除いても、砲撃でこの命中率を越えられる、或いは並ぶものはいなかった。(誘導砲弾除く)

 

 

(いたら困る)

 

 

 

最初の砲弾がル級に着弾。

 

 

80cmの砲弾の前にはル級の装甲なんぞ、小学生を前にした小学校の廊下の張り紙よりも役に立たない。

 

 

弾薬庫で炸裂した(というより、それを狙って砲撃していた。)砲弾はル級を跡形もなく消し飛ばし、爆発の勢いは隣にいたイ級までもを巻き込んだ。

 

 

 

戦艦すら貫く砲撃に艦隊の動きが鈍る。

 

 

 

先程から立て続けに護衛艦が狙われ、時には空母も狙われてきた。

 

 

 

しかし、戦艦、戦艦だけは遂に狙われることが無かったため、深海棲艦達は進み続けていたようだ

 

 

 

 

 

戦艦なら問題無い

 

 

 

 

そんな無根拠な考えが更なる被害を生み出す。

 

 

 

 

また1発、また1発と日護の80cm砲弾が命中する

 

 

 

「私を無礼るなよ」

 

 

どっかの生徒会長みたいな発言をしながらも、日護は着実に自らの主砲を当ててゆく。

 

 

 

もちろん副砲や他艦娘も負けていない。

 

 

76mmの日波、弥生、如月はともかく、日月は持ち前の127mmに射程延長弾を装填し、相手の射程外から一方的に叩いていた。

 

副砲や日月は護衛艦相手に砲撃を行い、大戦果を挙げていた。

 

 

 

そして、残された艦娘たちの最大の武器が遂にその牙をむこうとしていた。

 

 

 

「魚雷戦用意!」

 

「ソノブイからのデータ受信、入力完了!」

 

「攻撃開始!」

 

 

 

47式魚雷の斉射である。

 

 

 

無航跡の魚雷が深海棲艦に向かって突き進む。

 

 

 

 

 

 

ズゥーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

 

ル級に魚雷が命中し、次々とスクラップにされていく様は、深海棲艦に恐怖を、艦娘達に勢いを与えることとなる。

 

 

 

「次弾装填!」

 

「装填急げ!」

 

 

 

その間にも砲撃は続き、ル級が魚雷と砲撃でどんどん沈んでいく。

 

 

もちろん通常型もだ。

 

 

 

そして、電波妨害と夜間ゆえの視界の狭さが深海棲艦達に行動の制限と、索敵を不可能にする。

 

 

 

 

「魚雷戦用意!」

 

 

 

遂に、砲撃を続けていた日護と日月も47式魚雷を発射する体勢に入る。

 

 

 

ここまででル級は470隻以上が轟沈しており、残されたル級は90隻程度。

 

 

ヲ級も後100隻しかいない。

 

 

 

この海戦だけでも500隻を超える艦艇が撃沈されているのにまだ撤退しない。

 

 

 

 

 

刺し違えてでも幌筵泊地を叩く気なのか……

 

 

 

 

「魚雷発射!」

 

 

そうはさせないとばかりに、日護、日月から魚雷が放たれる。

 

 

 

再び水面下の槍がル級に突き刺さる。

 

 

 

ズゥーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

47式魚雷が刺さり、ル級が沈む

 

 

 

 

 

1連の攻撃でル級全563隻中、530隻を撃沈。

 

 

護衛艦は100隻を撃沈。

 

 

ヲ級は88隻の喪失。

 

 

 

 

 

主力である空母と戦艦は合わせて200隻を切った

 

 

 

 

深海棲艦達は幌筵泊地280km付近で混乱を収めるためなのか、侵攻を一時停止。

 

 

 

 

だが、幌筵泊地臨時艦隊は弾薬を消費、残されたのは76mm速射砲しかない。

 

 

 

そして、それは大艦隊に向けて飛び込むということを示す。

 

 

 

 

日護は悩んだ。

 

 

 

 

自分はともかく、そのほかの艦がその状態に耐えられるのか?

 

 

 

自分を除いて全員装甲は大して厚くないのに

 

 

 

もし、自分の判断で仲間を死なせてしまったら、

 

 

でも、敵はまだ7000隻はいると見られる。

 

 

 

 

ほっといたら提督達が危ない。

 

 

 

 

仲間の安全と泊地防衛任務の間で揺れる日護。

 

 

 

 

 

大艦隊発見から既に16時間が経過している。

 

 

 

この後控えるのは最終防衛ラインである。

 

 

当然の事ながら、用意される部隊も数も今までの比にならない位の量だ。

 

 

 

でも、それでも不安は拭えない。

 

 

 

 

その時、日護の無線が何かを受信した。

 

 

 

 

「日護さん、日月さん、日波さん、如月さん、弥生さん、よく頑張りました。後は提督と私たちに任せてください。」

 

 

 

 

 

それは南方戦線に向かっていたはずの鳳翔だった

 




さて、どうして鳳翔の声が無線から聞こえたのかは次回に繰り越すこととします。


次回もお楽しみに!


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