現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~ 作:提督兼指揮官兼トレーナー
とは言いつつも半分くらい別の内容ですがご了承ください。
それでは匠たちの技術をどうぞ
第33話劇的魔改造ビ○ォーア○ター~大戦期の中型空母を造船界の天災匠が大型空母への奇跡のクラスアップ編
「幌筵泊地より入電!<我、敵艦隊を撃破!>」
「「「「「ウオオオオ\( 'ω')/オオオオオ!!!!!!」」」」」
陸軍省、海軍省、それぞれに入った報告にその場に居た全員が歓喜する。
1万という桁違いの艦隊を見事に撃破した上、幌筵泊地の負った損害と言えば、負傷者と弾薬の消費というレベル。
この戦いの影で、全地域の泊地、鎮守府は総力を挙げて制海権奪還に動き、太平洋及びインド洋の大半が人類の手に戻ったのだ。
敵の作戦に乗った形とはいえ、長らく深海棲艦による攻勢に苦渋を舐めさせられていた鎮守府にとっては日本海海戦を超える大金星だった。
これにより、太平洋とインド洋では深海棲艦の居ない静かな海が戻る。
「幌筵泊地の全員に勲章を!」
「全員二階級特進とすべきだ!」
「まて、それは死人に対してだ!」
「そもそも大将クラスが辺境の泊地の提督では不味いのでは?」
「だが、彼らを無理やり本土に持ってくることは並大抵ことではない。」
「とりあえず今は喜ぼう!」
歓喜に湧く海軍省だが、ここで衝撃的な一言が襲いかかる。
「そういえば、トラック泊地は被害甚大だったのにどうして出撃できたんだ?」
「ああ、確か幌筵泊地が迎えに来た時、高速修復材を大量に持ってきてくれたそうだ。」
「どうしてそんなにあるんだ?」
「なんでも……
大量製造できるようになったとか。」
えっ?
「「「「「「「「えぇーっ!?」」」」」」」」
「あの入手困難な代物を!?」
「理化学研究所がどれだけ分析しても内容が理解できなかった代物を?」
「分析出来て!?」
「しかも量産!?」
「どうする?、3階級特進させるか?」
「米内閣下より上にできるか!」
「しかし、これではあげる勲章が無くなるぞ。」
「うーむ、不味い。」
今更ながら幌筵泊地のチートっぷりにどう評価していいのかわからなくなる海軍省であった。
一方、それは陸軍でも。
「戦車や新型小銃、戦闘機やその運用のノウハウなんかも提供してくれた上、最大の脅威を凌いだ幌筵泊地に何か渡すものが必要では無いか?」
「しかし、彼らは一応海軍ですぞ。」
「名誉職として、陸軍大将の地位なんてのはどうだろうか?」
「それはそれで問題だろう。」
「如何せん、彼らが常識外れ過ぎるのだ。」
両軍共に、規格外の幌筵泊地に見合った報酬を与えるべく奔走するのであった。
一方、その頃幌筵泊地では……
「…………」
「…………」
「…………」
黙々と後片付けが行われていた。
真面目とかそういう次元では無い。
<疲れた>
ただそれだけである。
塹壕を埋め戻し、あっちこっちに避難した機体を呼び戻し、装備を片付け、艦娘達を受け入れる。
それが終わった途端、幌筵泊地からはしばらくの間いびきしか聞こえてこなくなった。
多元も腰堀も、平河も真多もみんな寝ている。
えっ?防衛体制大丈夫?って思われる方もいるかもしれないが、一応迎撃中に休んでいた連中が備えているし、単冠湾泊地が警備してくれている。
そして何より、幌筵泊地が太平洋のほとんどの勢力を片付けてしまった上、勢いに乗った鎮守府がインド洋もほぼ制圧したため、北極海くらいからしか敵が来ないのだ。
疲労困憊の幌筵泊地が再始動したのは、南方戦線出撃前に取り決めたとある内容を行うために、舞鶴泊地から二式大艇が飛んできた頃だった。
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「おーい、多元。入るぞ。」
執務室に入る鶴舞中将。しかし、何か匂う。
「あっ、鶴舞中将、申し訳ありません。出迎えできなくて……」
「何、構わん。あれだけの大艦隊を倒したんだ。たかが数日で疲労が取れるわけなかろう。それよりもこの匂いはなんだ?」
「ちょうど昼食にしようかと思いまして……」
「そういえば、俺もまだだったな。」
「良かったらどうです?、給養部門が開発した新商品ですよ。」
「で、一体なんなんだね?」
「二郎ラーメンです。」
30半ばの男の胃に激震が走った。
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「う〜む、なかなか食べごたえがあったな……」
「鶴舞中将、大丈夫ですか?」
「実は元々食が細い方でな……」
なんと、給養部門が作った今回の二郎ラーメン、二郎初心者にはだいぶキツイ背脂ニンニク野菜マシマシという代物。オマケに分厚いチャーシューもセットという食が細い人には死刑宣告にも等しいものであり、元々食が細い鶴舞中将にはかなりキツかった模様。
「それより口臭が気になるな。」
「でしたらこちらを。」
そこで多元が取り出したのが噛むブ○スケア。
まぁニンニク臭いと正直大変だからね。
一通り終わったところで本題に入る。
「それで、今回はうちの艦娘の改装を頼むという話だったんだが……」
「理解しています。」
「あれの後で大丈夫だったのか?」
あれとは迎撃戦のことである。
「もとより準備していた内容ですからね、そんなに影響はありませんよ。」
「ありがとう。必ず恩は返す。」
「で、確か要望はこちらでしたね?」
舞鶴鎮守府から出された内容が以下の通り
・天城、高波、北上、涼風、夕雲の改装
である。各艦娘への要求は以下の通り
天城▶️ジェット機の運用
高波▶️対潜、防空能力向上
北上▶️対空、対艦、対潜能力向上
涼風▶️対潜、対空能力向上
夕雲▶️対空、対潜能力向上
尚、今回は好き放題魔改造出来るわけでもなく、一定レベルまでにとどめることとなる。
それでも新しいオモチャが来たとマッドエンジニア共は大喜び。
それでは久しぶりに行ってみよう!!
☆魔☆改☆造☆TIME☆
まずは天城。紫電改二と彗星に天山じゃあちと不味くは無いのか?(十分な戦力だが……)
はい、というわけで早速下ろす。
艦載機は第4世代はダメなので第3世代もしくは第2世代の艦載機となるんだが、そこは同期でもトップクラスの成績だった鶴舞中将。どうやらまともなやつを選んだらしい。
「こいつにしてくれ。」
そう言って指を指したのはF4ファントム。
そう、アメリカ空海軍に採用され、日本やイギリスなどの幅広い西側諸国でベストセラーとなった傑作機であるファントムを選定したのだ。
しかも、ちゃんと指摘するところはしてる。
「搭載機数が減る関係で戦爆雷統合を進めたい。今後戦闘可能な固定翼機はこれに1本統一したいから、EJ改のように対艦ミサイルの運用を可能にすること、ちゃんと機銃を搭載すること。別にノーズは折り畳めなくてもいい。」
どうやら転生者レポートをちゃんと読んで、どういった内容が必要かどうか判断し、適切な内容を要求している。
しかも、ミサイルについても
「対艦ミサイルはASM-1で噴式航空団との互換性を確保すること、そのほか最低でもE型レベルのミサイルは扱えるように、スパローの信頼性と整備性をあげること。」
おい、なんかすげぇぞこの司令官。
最初の頃の噛みつき具合はどうしたってくらいよく勉強してる。
ここまで熱心な発注者に感心したマッドエンジニア共はその期待に答えることにした。
そして、その期待に答えた結果が次の通り。
制空仕様(F-4MIP)
名称 F-4 MAIZURU-Interceptor-Phantom II
機体形状 E型に等しいが折りたたみ機構付き
レーダー EJ改並
武装 M61バルカン砲、AIM-7Mスパロー、AIM-9Pサイドワインダー、各種ロケット弾、爆弾等
乗員 2名
エンジン J79-GE-17を洋上仕様に改修。
攻撃仕様(F-4MAP)
名称 F/A-4 MAIZURU-Attack-Phantom Ⅱ
機体形状 同じなので割愛
レーダー EJ改に近いが、対地攻撃や対艦攻撃能力をさらに向上させている。
武装 スパローの運用能力を省いた代わりに対地、対艦攻撃に特化、後述の対艦爆弾の運用能力あり。
乗員 2名
エンジン 割愛
偵察、電子戦仕様(F-4MSP)
名称 F-4 MAIZURU-Support-Phantom Ⅱ
機体形状 割愛
レーダー ワイルドウィーゼル仕様ではあるが、EJ改要素もある。
武装 固定武装無し、自衛用のサイドワインダーのみだが、各種対レーダーミサイルの運用能力あり、偵察ポッドも使える
乗員 2名
エンジン 勿論割愛
うーんこの、なんというか……
とりあえず微妙にダサいネーミングよ。
尚、仕様書を見せられた鶴舞中将はと言うと……
「これホーネットでよくね?」
おっしゃる通りです……
だが、第4世代機はどこかのロリコン野郎がやらかしてくれたので提供しない方針。
そのことを伝えると、
「ま、まぁ、強力そうだからいいけど……」
との事。
頼んだ本人が引いてる……
ちなみに、対艦爆弾とは、97艦攻のあれのごとく戦艦の装甲をぶち抜くために設計された爆弾で、幌筵泊地のマッドエンジニア共によって、空力性能の改善などが行われ、爆撃コンピューターの性能も相まって命中率が上がっている。
この他にE2Cホークアイ、HSS-2Bなんかも搭載する予定であり、一気に1970~80年代頃まで上がることになる。
もちろん、艦娘側も改装しなくてはならない。
幌筵泊地の匠(マッドエンジニア共)の手によって生まれ変わった天城は次の通り。
全長 306m
最大幅 80m
主機 ガスタービンエンジン
速力 33ノット
武装 3インチ連装砲×2基、ファランクス×3基、シースパロー発射機×2基
艦載機 航空機60機
なんということでしょう、大戦期の中型空母がミッドウェイ級航空母艦レベルの大型空母へと進化したではありませんか
いや待ておかしいだろ
どうして大戦期の中型空母レベルの船が大型空母までランクアップしてんだ!?
とのツッコミが鶴舞中将から飛んできたが
「気にするな!」
との一言で片付けられた。
カタパルトは蒸気式が2基。
電磁なんて渡せるわけないでしょ
尚、完全なる余談だが、天城と鶴舞中将は少し前にケッコンカッコカリを終えたそうで、それを知った幌筵泊地の縫製班がウェディングドレスと白無垢をちゃっかり用意したら鶴舞中将が少々不機嫌になったという。
相変わらずおふざけがお好きなようで……
魔改造ビ○ォーア○ター次回へ続く
というわけで次回に続きます。
次回もお楽しみに!
間違い、指摘はコメント欄にお願いします