現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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はい、というわけで欧州編が始まりましたが、まだ着きません


今回は厄介なお客さんをシバきながら物資揚陸を行います。


第39話空に浮かぶ巨船

英国地下司令部

 

 

「ニホンからの増援第1陣は現在ネス湖にて、必要設備の展開に当たっており、数日以内に本隊も到着する見込みとなっています。」

 

「なるほど、派遣される部隊はどこの部隊だ?」

 

「あのホロムシロです。」

 

 

 

それを聞いた男は黙り込んだ。

 

 

 

「南方戦線で強力化した深海棲艦を打ち倒し、一万隻もの大艦隊を退けたとされるあの部隊か。」

 

「単なる誇張では無いのがまた謎だ。実際に南方戦線はあれ以降安定化し、さらに言えば太平洋戦線並びにインド洋戦線はもはや深海棲艦出現以前の安定を取り戻しつつある。」

 

「諜報部でも調査をしていますが、やはり毎回同じ回答しか返ってきません。」

 

「ホロムシロの提督、アドミラル多元と、その部下のフェアリーは別世界からの転生者であるという話か。」

 

「ニホンの公式文書ですらそうなのですから、最早疑う余地は無いかと。」

 

「音の速さを超え、自らの意志を持って敵に食らいつくロケット弾を持ち、驚くほど遠くまで見通せるレーダーを持った機体、自走砲並の口径を持ちながら、機敏に動けるタンク、そしてそのようなテクノロジーによって改装された艦娘か。」

 

「ネス湖にいる者から話を聞いたところ、巨大な飛行艇が飛んできたとの事。」

 

「最早疑う余地は無いな。」

 

 

 

 

男は立ち上がり、帽子を手に取り、出ようとする

 

 

 

 

「どちらへ?」

 

「数日後、アドミラル多元が来るのなら、もし彼が本当の転生者なら、会ってみる価値がある。」

 

 

 

 

葉巻を咥えながら、地下司令部を立ち去った。

 

 

 

 

 

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ネス湖にて

 

 

「揚陸地点はなるべく空港に寄せろ!」

 

「機材は陸揚げして、1箇所に纏めず、複数箇所に分けておけ!」

 

「着水用のマーカーの配置を急げ!、あっちとこっちじゃあ大きさがえらい違う!」

 

 

第1陣で運ばれたのはその後の輸送において必要な支援機材と、複数の重機であり、それらを用いて昼夜を問わぬ作業を行った。

 

なれない異国の地で、妖精達は必死に作業を続けていた。

 

 

「対空監視要員は、敵機が来てないかちゃんと確認しろ!、陸揚げ中が1番弱いんだぞ!」

 

「携SAM持ってる連中はしっかり調子を確かめろ、いざという時使えねぇのは問題外だぞ!」

 

 

英国の防空網は破壊されているところも多い。現状の対空装備でできることは限られてはいるが、運んできた資材を破壊されないように、必死になって空を見上げる。

 

 

 

「よし、1番機と2番機は荷降ろし終わったぞ!」

 

「途中の空中給油機部隊はどうなってる?」

 

「連絡済み、いつでも飛べるぞ!」

 

「よし、離水しろ!」

 

 

 

荷物を下ろし終えた機体から次々に離水し、幌筵泊地へ戻る。途中、待機中の空中給油機によって燃料補給を行いつつ、幌筵泊地へ戻り、再び物資を積んで戻るのを繰り返すのだ。

 

 

 

 

 

そして、もちろん厄介なお客さんへ()の対処も忘れない。

 

 

「困りますねぇ、勝手に持ち出されちゃあ。」

 

 

 

ドスッ、と腹部に強烈な一撃を加え無力化する。

 

 

 

「これで何人目だ?」

 

「3人目、うち1人はアメリカっぽいな。」

 

「全く、何やってんだか……」

 

 

 

この世界で最も技術の進んだ幌筵泊地が来るということもあってか、各種機材や、装備の情報を盗もうとするお客さんへの対処もしっかり行い、情報漏洩を未然に防いでいる。

 

 

どうもこういう手合いは自分と相手の技術レベルが同じぐらいだと思い込む節がある。

 

 

たった数日で何人もの諜報員をシバキ、オマケに日本政府から外交ルートであれこれしっかり言われたのか、さすがに自称紳士と義務に厳しい国の方は懲りた模様。

 

 

(ヤンキーは相変わらずしばかれてます。)

 

 

 

「全く、まだ忍び込もうとする熱意は認めるが、渡す訳にはいかないな。」

 

 

 

 

 

 

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一方、幌筵泊地では……

 

 

 

「では、幌筵泊地欧州派遣部隊本隊、これより出撃します!」

 

 

 

多元の合図で派遣部隊に抜擢された艦娘達が乗機していく。

 

 

 

「多元大将、これを。」

 

 

 

見送りにわざわざ来た鶴舞中将と大宮湊都少将が石清水八幡宮の戦勝祈願お守りを持って、多元に手渡した。

 

 

「ありがとう、行ってくる。」

 

「気をつけて。」

 

 

 

多元を含めた派遣部隊本隊は白鳳乙型や、甲型、噴式蒼空改に搭乗して、欧州を目指す。

 

 

 

ちなみに、今回1隻別個で魔改造を受けた艦娘が実は1人いる。

 

 

 

「あれ?、吹雪ちゃん、また艤装変わったの?」

 

「うん、平河さんから、<汎用型護衛艦系魔改造艦娘に対する新しい改装のプラットフォームとして活用させて欲しい>ってことで色々また変えてもらったの。」

 

 

 

(汎用型護衛艦系魔改造艦娘って何……?)

 

 

 

 

 

そう言って吹雪は自分の艤装を見せる。

 

 

 

彼女に新しく追加されたのは次の通り

 

 

・FCS-3を全面的に発展させたFCS-4を開発、探知距離、探知目標数が大幅に伸びたため、ミニイージスとも言える性能となる。

 

・艦中央部に新たにミサイル発射筒を12基追加、VLSでは無いのは、ASM-3改二をベースにした対艦ミサイルと03式地対空誘導弾を元に改良した上で開発した新型艦対空ミサイルを最小限の改装で運用するためである。

 

 

艦対艦ミサイル

名称 ASM-3改二B

全長 6.0m

直径 0.35m

速度 マッハ5

射程 500km

 

 

艦対空ミサイル

名称 試製中射程艦対空誘導弾

全長 5.0m

直径 0.33m

射程 75km

速度 マッハ5

 

 

・対潜ヘリの2機運用をより効率よく行えるように後部甲板を改装。

 

・もがみ型のようなステルス性を意識した構造。

 

 

 

 

これで対空ミサイル装備時は、簡易的な艦隊防空を行えるようになり、対艦ミサイル装備時は単艦飽和攻撃が可能となった。

 

 

後、愛宕に関しても、155mm単装砲二門から、新開発した203mm三連装砲2基に置き換えられたため、攻撃能力が上がった。

 

 

「そういえば睦月ちゃん達も改装されたって言ってたけど……」

 

 

そう、ちゃんと改装されている。

 

 

尚、睦月型駆逐艦に対してはもがみ型とたかなみ型で真っ二つに割れたが、

 

 

「さすがに駆逐艦からフリゲートへはなぁ……」

 

 

とのことでたかなみ型になった

 

 

(????)

 

 

でもレーダー類とかはFCS-3とかの最新機材に更新したらしい

 

 

(それを世の中ではあさひ型という)

 

 

 

 

 

それはさておき

 

 

 

他の吹雪型はあさひ型並(一部あきづき型)に改装されているので、今回派遣される艦隊は

 

 

吹雪型駆逐艦×4隻

▶️実質あさひ型3隻とあさひ型以上の何かが1隻

 

愛宕

▶️タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦を超えた何か

 

日月

▶️イージス艦越えの何か

 

扶桑型戦艦

▶️ミサイル戦艦らしきもの

 

鳳翔

▶️対空値の高いいぶき

 

建御雷

▶️核融合炉持ちの改良版フォード級

 

 

 

現代アメリカも裸足で逃げる性能……

 

 

 

 

「まぁ、欧州までは長い。飯でも食うか?」

 

「飛行機でご飯が食べられるんですか?」

 

「もちろん。兵站の維持は軍隊の基本だ。」

 

 

 

そうだぞ!、兵站維持出来ねぇ軍隊は3流以下だからな、分かってるか?○○○、○○○○○。

 

 

 

「どんなご飯ですか?」

 

「今回はこれだ。」

 

 

 

メニューA

 

・きつねうどん

・カジキの西京焼き

・寒天とワカメのサラダ

・牛乳

・あんず

 

 

メニューB

 

・麦ご飯

・具沢山味噌汁

・鶏肉の唐揚げ

・キャベツときゅうりのサラダ

・小魚とアーモンド

・緑茶

 

 

メニューC

 

・コッペパン

・ミネストローネスープ

・フィッシュアンドチップス(味は大丈夫だ)

・いちご

・牛乳

 

 

 

 

(なんか給食っぽいが気にするな)

 

 

 

「私Aで」

 

「私はCかな?」

 

「どれも美味しそう……」

 

 

 

飛行機でも潤沢な補給を得て、体制を整えた幌筵泊地は、一路欧州を目指す。

 

 

 

 

果たしてそれを待ち受けるのは一体……

 

 

 

 

 

 

 

 

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おまけ

 

 

欧州派遣組が出撃した幌筵泊地にて

 

 

 

「深海忌雷?」

 

「なんか最近回収されたみたいで……」

 

「ウスイホンに出てきそうな見た目だなぁ。」

 

「なぁ、これってなにかに活用できないか?」

 

「FA○ZAに売りつけるとか?」

 

「おいやめろ、てかまだこの時代にはねぇ」

 

「触手の部分だけでも使えればなぁ……」

 

「タコに似てるし食うとか?」

 

「それだ。」

 

 

 

それではクッキングTime

 

 

 

 

 

 

 

その1

生食

 

「おっ、何やってるんだ?」

 

「あ、うp主、お疲れ様です。」

 

「今は提督代理と呼びなさい。」

 

「(無視して)ちょうど深海忌雷が食べられないか試してるんですよ、食べます?」

 

「おっ、そうだな。」

 

 

ひと口食べてみる

 

 

「('﹏*๑)ウッ…、なにこれ。」

 

「これは酷い……」

 

「匂いも酷いし、噛みきれないし、不味い。」

 

「とてもじゃないが食えたもんじゃねぇ。」

 

 

結論

食えたもんじゃねぇ

 

 

 

その2

茹で

 

「茹でれば固くなって食べやすくなるかもな。」

 

「軽く下処理もしときますね。」

 

「頼む。」

 

 

ひと口食べてみる

 

 

「うーむ、噛み切れるようにはなったが……」

 

「匂いますか?」

 

「というより味がなぁ……」

 

 

結論

まずい

 

 

 

その3

焼き

 

「焼いてみるか?」

 

「やってみます。」

 

 

炭火でじっくり加熱

 

 

「アッツ、(ーεー)ふっ~」

 

「どうです?」

 

「うーん、やっぱり味だな。」

 

 

結論

まずい

 

 

 

その4

煮る

 

「煮てみたらどうだ、味付いて食べやすくなると思うんだが……」

 

「やってみます。」

 

 

しばらくして……

 

 

「おっ、いい匂いだ。」

 

「酒と醤油、みりんや砂糖を加えてじっくり煮込んでみました。」

 

「どれ、いただきます。」

 

 

モグモグ

 

 

「どうです?」

 

「まぁ、いいんじゃねぇかな?」

 

 

結論

まぁ食える

 

 

 

その5

たこ焼き(?)

 

「煮ればたべられるのか……」

 

「煮込み料理として今度出してみるか……、ってうp主何やってるんですか?」

 

「だから代理と呼べって……、これか?、見た目がタコっぽいからたこ焼きにできると思って焼き器持ってきた。」

 

「たこ焼きなら茹でと下処理だけすればいいですからね、調理時間もそんなにかからないから上手く行けばいいんですが……」

 

 

焼いてみた。

 

 

「うp主意外と上手いんですね。」

 

「一応出来はする。」

 

「では、トッピングして……、いただきます。」

 

 

食べてみた。

 

 

「おっ!、思ったより美味い。」

 

「これはたこ焼きが正解っぽいですね。」

 

「後は時間かかるけど煮物か。」

 

「食料にはとりあえずなりそうってことでいいのかなぁ……」

 

 

結論

まぁ美味い

 

 

 

 

 

ちゃんちゃん(おしまい)





微妙な長さになったら飯ネタ挟み込むのは最早伝統ですね。

深海忌雷って食えるんでしょうか……

次回はいよいよ葉巻を咥えた男が出てきます。


次回もお楽しみに!


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