現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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はい、というわけで欧州で幌筵泊地が出撃します。


あ、後タイトルから察しているように、あの子が起き出すのでこれから活躍してもらう予定です。



それではどうぞ





第41話欧州での幌筵泊地と、眠り姫の覚醒

「幌筵泊地、全艦抜錨!!」

 

「ロイヤルネイビー、出撃!!」

 

 

幌筵泊地と残存イギリス艦隊の連合艦隊が大西洋を進む。

 

 

 

(と言っても、ロイヤルネイビーから参加しているのはウォースパイトのみだが……)

 

 

 

「アークロイヤルはどうしたの?」

 

「ドイツ艦隊に合流したわ。彼らの航空戦力の助けになるはずよ。」

 

「タ式電征艦載の上、舞鶴で余剰になった流星なんかも積んでますから、確かに強力ですね。」

 

 

 

幌筵泊地の艦娘達と話しながら、イギリス沿岸部を離れるウォースパイト、ここで早速幌筵泊地の洗礼を受ける。

 

 

 

「ジェットブラストディフレクター良し、航空部隊発艦!」

 

「艦載機、発艦開始!」

 

 

雷光隊のF35Bと、建御雷のF14Eが飛び立つ。

 

 

「はっ、速い……」

 

「まぁ、私たちからしたら当たり前ですね。」

 

「あ〜、ま、まぁそれより今回の目標について確認したいわ。」

 

 

 

ジェット機に対する驚きを隠すかのように話題を変えるウォースパイト。

 

 

 

「確か、目標となる欧州棲姫は周囲に4個艦隊を配置した上で自身も護衛艦を持っているんでしたよね?」

 

「ええ、私たちはそのうち本土に向かって来る敵艦隊を迎撃することになるわ。」

 

 

 

4個艦隊の内訳は次の通り

 

 

西大西洋方面部隊(アメリカ艦隊担当)

 

空母棲姫×2

軽巡棲鬼×2

戦艦タ級×2

駆逐艦イ級後期型×2

 

 

東大西洋方面艦隊(ドイツ艦隊+アークロイヤル)

 

戦艦水鬼×2

重巡棲姫×2

空母ヌ級×2

駆逐艦ロ級×2

 

 

欧州棲姫直掩艦隊+欧州棲姫

(後ほど紹介)

 

 

 

そして……

 

 

 

「現在全く様子のわかっていない南大西洋方面部隊というわけね。」

 

「ええ、我が国はもちろん、ドイツの高速偵察でも機体が撃墜されて全容がつかめなかったの、何か裏があるかもしれない。」

 

「高速偵察?」

 

 

<<ジェット機を使った偵察のことだ、深海棲艦が追いつけないからよく採用されている>>

 

 

「提督、いきなり会話に割り込まないでください。」

 

<<すまんすまん、だが、ひとつ気になることがあってだな>>

 

「と言うと?」

 

<<この時代の偵察機でジェット機の偵察機と言えばAr234が有力好捕だが、高高度を700km/hで飛行する機体を深海棲艦がなぜ撃墜できるのかが疑問でな>>

 

「まさか……」

 

「深海棲艦側が後退翼持ちのジェット機、或いは誘導弾を保有している可能性があるかもしれないってことですか?」

 

<<そのまさかだ、いくらなんでも全く情報を送れないなんてことは無いだろう>>

 

「もしも対艦ミサイル飽和攻撃とかされたら大変ですよ!、私たちと違ってECM出せないウォースパイトさんは真っ先にやられてしまいます!」

 

<<さすがにそこまで発展してはいないはずだ、恐らくソ連などの初期型だろう。しかし、それでも射程はそれなりにあるかもしれん>>

 

 

ソ連がアメリカの機動部隊に対抗するために長距離対艦ミサイルを必要としたのは有名な話だ。

 

 

「まぁ、だとしても私と愛宕さんがいれば問題無いですがね。」

 

 

日月が笑って言う。

 

 

イージスシステムを搭載した艦艇からすればシースキミングも極超音速飛行してこない対艦ミサイルなど朝飯前だ。

 

 

「わ、私も行けますよ!」

 

「吹雪ちゃん、落ち着いて……」

 

 

艦隊防空もある程度こなせるようになった吹雪が負けじと主張する。

 

 

 

「早期警戒機より報告!、敵艦隊を確認、レーダー反射波からイ級6、軽巡棲鬼1、ヲ級1の計8隻と推測!、距離500km。」

 

「??、ちょっと不思議な編成ですね」

 

「でもまぁ、これが侵攻部隊ってわけでは無いでしょう、多分」

 

「どうしますか?」

 

「私の子達がやるって言ってますね。」

 

 

名乗り出たのは鳳翔さんだ、ちなみに今回の旗艦は建御雷となっている。

 

 

 

「では、鳳翔さん、お願いします。」

 

「わかりました。隊長さん、攻撃隊編成をお願いします。」

 

「了解!、雷光隊1番機から8番機まで出撃!」

 

 

 

 

 

そうして、着実に出撃体制を整えていた矢先、思いもよらない通信が入る。

 

 

 

 

 

 

 

「レーダー波探知!、恐らく潜水艦です。」

 

「位置情報の発信を確認!」

 

「吹雪哨戒ヘリが撃沈に動きます!」

 

「主力と見られる艦隊をレーダーで確認!」

 

「艦載機向かって来ます!!、大型機5!、小型機多数!、速度……700kmを超えています!!」

 

 

 

 

 

 

 

潜水艦による位置情報の暴露、そして次々と入ってくる情報に対して一呼吸おいて行動に移る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「建御雷さん!、どうしますか!?」

 

「鳳翔さんはそのまま攻撃隊を敵艦隊へ、さらに追加で直掩機をお願いします!、レーダー妖精は詳細情報を伝達して!」

 

「了解!、敵主力艦隊は空母棲姫2、重巡棲姫4、軽巡棲鬼2の10隻!、距離500km!、尚、先程の敵艦隊は400kmまで接近中!」

 

「前方の敵艦隊をアルファとし、後方をベータと設定します。アルファへは鳳翔さんによる攻撃を行い、ベータは艦載機を迎撃してから攻撃したいと思います。スペア隊並びにサイクロプス隊は対艦兵装を装備!、ただし、ガーゴイル隊の発艦が終わってからです!」

 

「建御雷さん、それは危険では?」

 

「僚艦の防空能力を信じます。」

 

「任されたわ、建御雷ちゃん!」

 

「絶対守ってみせます。」

 

 

 

僚艦の防空能力を信じて、対空戦闘後すぐの攻撃隊発艦を決意した建御雷に鳳翔が報告する。

 

 

 

「攻撃隊、発艦準備完了しました。」

 

「直ちに発艦してください。」

 

「わかりました。

 

 

攻撃隊発艦!!」

 

 

 

F35Bが轟音を立てて、重い93式対艦ミサイルを積んで発艦する。

 

 

 

「直掩機隊、発艦!」

 

 

続けて建御雷から直掩機のF14Eが発艦する。

 

 

「対空戦闘用意!!、全艦最大戦速!、ジグザグ航行開始!!」

 

「吹雪さん、あなたはウォースパイトさんの防空をお願いします。」

 

「わかりました!、ウォースパイトさん、妖精さんを全員バイタルパートに避難させて、万が一の被弾に備えて応急処理に専念できるようにしてください。」

 

「しかし……」

 

「大丈夫、必ず守りますから!」

 

 

 

戦中レベルの対空兵装で対艦ミサイルを落とせるわけが無い。ウォースパイトを説得し、防空について吹雪に任せることを承諾させた。

 

 

 

「敵編隊、速度変わらず、高度5000!」

 

「距離は?」

 

「300km!、対艦ミサイルの種類によりますが最も長いものなら既に射程圏内です!」

 

「さすがに長くても200kmがいい所よ、ソ連のものなら1958年に200km飛ぶミサイルが完成しているわ!」

 

「建御雷さん!、直掩機の発艦完了しました。」

 

「わかりました。レーダー妖精!、敵編隊の詳しい様子はわかる?」

 

「前衛と見られる編隊と、戦闘機らしき編隊、それに大型機の直掩機の編隊の計3つです!」

 

「戦闘機の数は?」

 

「前衛が40機、中央が60、後方が50です!」

 

「直掩機隊、迎撃できそう?」

 

「余裕……、と言いたいのですが、ひとつ問題があります。」

 

「どうしたの?」

 

「大型機の近くに直掩機が多すぎてロックオンできません!」

 

 

どうやら、直掩機を犠牲にしてでも艦隊への攻撃を優先したいようだ。

 

 

「わかった、直掩機隊は戦闘機を剥がすのに専念して!、大型機はこちらで対応する!」

 

「了解!」

 

「直掩機、交戦を開始!、敵機の速度はおよそ900km/h~1000km/hほど!、第1世代ジェット戦闘機並です!」

 

「赤外線誘導式空対空ミサイルを持っている可能性もあるわ!、警戒を!」

 

 

 

 

さすがに第4.5世代機のF14Eや、第5世代ジェット戦闘機が負けるわけがなく、一方的に落とす。

 

 

 

しかし、数の多い敵機は強引に突破し、艦隊へと襲いかかる。

 

 

 

「直掩機隊がほとんどを押さえ込みましたが、大型機を含む20機が接近中!、距離200kmを切ります!」

 

 

それを受けて愛宕と日月が動く

 

 

「対空戦闘用意!」

 

「日月さんは大型機をお願いします。私は直掩機を叩くわ。」

 

「わかりました。扶桑さん、山城さん、突破された時の迎撃は任せました!」

 

「わかったわ。」

 

 

イージスシステム搭載艦の中でも、艦隊防空担当である日月、愛宕が先に迎撃し、その後を扶桑型2人が迎撃する。

 

 

 

さらに……

 

 

 

「私たちの目標はさらにすり抜けてきた敵機や、対艦ミサイル!、1発も通さない!」

 

 

 

白雪などで構成される汎用型護衛艦系魔改造艦娘達が、最終防衛ラインを築き上げる。

 

 

 

「敵機距離、150kmまで接近中!」

 

「速度、高度変わらず!」

 

 

 

「撃ってくる……」

 

 

建御雷は確信した。

 

 

 

 

 

そして、それは現実となる。

 

 

 

 

 

 

建御雷の艦内に、泊地内の訓練でしか聞いたことの無い警報音が鳴り響いた。

 

 

 

 

「敵機、レーダー波照射!!

 

 

 

 

 

 

・・・・・

ロックオンされました!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

そして、欧州派遣部隊の居なくなった幌筵泊地では1人の眠り姫が覚醒しようとしていた……

 

 

 

 

「……………ここはどこ………」

 

 

長い眠りから覚めた割には、目についた隈は取れることがなく、不健康そうな印象を受ける。

 

 

白い天井、薄緑のカーテン、怪しげな機械が体に繋がれているが、特に体に変化は無い。

 

 

 

「あ、目が覚めたようだね。」

 

 

1人の男がカーテンを開けて入ってくるなり、そう言った。

 

 

「ここは……?」

 

「ここは大日本帝国、千島列島にある幌筵泊地、安心して、君に危害を加える気は無いから。」

 

「あなたは……?、泊地の提督……?」

 

「いやぁ、僕は提督じゃあ無いよ、提督は今ヨーロッパに出撃中だから、僕は幌筵泊地の艦艇開発部門の真多獅郎。見ての通り妖精だけどね。」

 

 

とりあえず自己紹介した真多に敵意が無いことを確認したのか、いきなり近寄ると……

 

 

 

「んっ……」

 

 

 

ムギュっ

 

 

 

 

「えっ!?、ちょ、どうしたの??」

 

「………おい」

 

「えっ?」

 

「いい匂い」

 

 

どうやら真多に使われている柔軟剤の匂いが気に入ったようだ。

 

 

「一応聞いとくね、君の名前は?」

 

「エルドリッジ、キャノン級護衛駆逐艦のエルドリッジ……です。」

 

 

 

 

 

 

 





最後の方の敵編隊接近時の建御雷のセリフあたりは元ネタあるんですが、皆さんわかりましたかね?


ちょっとリアルが立て込みまくってるので更新がどんどん遅くなりますが、失踪するつもりはありません(休載する可能性はありますが)ので今後ともよろしくお願いします。


次回もお楽しみに!!


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