現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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というわけで、前回の不穏な流れを組みつつ、初の欧州での海戦です。


果たして一体どうなるのか。



最後にお知らせがあるので最後までしっかり読んでくたさい。


第42話矛と盾

「敵機、レーダー波照射!!

 

 

 

 

 

 

・・・・・

ロックオンされました!!」

 

 

 

まさか1950年にもならない時期にロックオンされることに建御雷は驚きを隠せないが、問題はそこでは無い。

 

 

「撃ってくる!、対応を!」

 

「敵大型機、ミサイル発射!、合計8発向かってきます!」

 

 

建御雷の早期警戒機から送られてきたデータには高速で飛翔する8発の飛翔体があった。

 

 

 

「愛宕さん、日月さん……、頼みます!」

 

 

 

祈る建御雷。

 

 

 

「幌筵泊地での全ての訓練はこのためにあったと思いなさい!」

 

と愛宕

 

 

「砲雷長、1発も撃ち漏らさないで!、目標対艦ミサイル!」

 

と日月

 

 

 

「「前甲板VLS、1番から14番、対空ミサイル発射用意よし!」」

 

 

 

「「撃てぇ!!」」

 

 

 

2隻の前甲板のMk41 VLSから対空ミサイルが14発ずつ発射され目標に向けて飛翔する。

 

 

そして、その様子はウォースパイトも間近で見ることとなる。

 

 

 

「あのホワイトチョコレートみたいな板が武器だったの!?」

 

 

 

注:さすがに板チョコに例えられることはそうそう無い(はず)

 

 

 

「えっ、じゃあフブキの持つそれも?」

 

「はい、もちろん武器です。」

 

「oh....。」

 

 

絶句するウォースパイト

 

2人が話している間にもミサイルは距離を詰める。

 

 

 

 

「インターセプト5秒

 

4

 

3

 

2

 

1

 

マークインターセプト!」

 

 

 

レーダー上の光点が消える。

 

 

「敵編隊並びにミサイルの撃墜を確認!!」

 

「やった!」

 

「訓練通りいきました!」

 

 

 

喜びに湧く幌筵泊地艦隊だが、鳳翔が1人難しい顔をしながらレーダー妖精に尋ねる。

 

 

 

「敵大型機は、5機でしたよね??」

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

一方、幌筵泊地にて

 

 

 

「というわけで、エルドリッジが起きてくれたのはいいんですが……なんか懐かれてます。」

 

「ほぉ、オーパーツ同士引き合ったのか?」

 

「どうなんですかねぇ……」

 

 

そう語り合うのは、幌筵泊地の真田さんポジこと真多くんと、上司の平河くん。

 

 

「で、艤装の方はどうなんだい?」

 

「それが……、どうしてこの機関を作れるのにこのレベルの装備なんだってぐらい杜撰で、機関と推進器との間の効率なんかは初期の蒸気機関並に酷いものです。」

 

「うーむ、で、効率をあげられるのか?」

 

「はっきり言って、素材や部品を見直すだけでも20%は超えますし、僕がこう言うのも変な話ではありますが、僕が頑張れば40%はいきますね。」

 

「オリジナルだったらどれくらいなんだ?」

 

「だいたい80~90%くらいですね、そのレベルになれば、米空母レベルの大きさを宇宙まで飛ばしたり、ワープさせたりできます。」

 

「おい……、それって……」

 

「はい、間違いなく、波○エンジン、もしくはゲシュ・○ール機関レベルはあってもおかしくはありません。」

 

「で、40%ならどれくらいなんだ?」

 

「だいたいフリゲートや、水雷艇並ですね。」

 

「兵装とかはどうなる?」

 

「レート的には毎分8発とかになるかもしれませんが、口径次第でショックカノンが撃てます。」

 

「波○防壁は?」

 

「理論が出来てないので不明ですが、似たようなものであればアーセ○ルバードのバリアの強化版位はいけます。」

 

「レベル的には?」

 

「ストーンヘ○ジを1発耐えられる程。」

 

「うーむチート。」

 

「ええ、本当にチートです。どうしてこんな時代にこんなものが存在したのか、何故深海棲艦は彼女を完全に掌握することが出来なかったのか、それらはもしかしたら我々がこの世界に飛ばされてしまったことの説明になるかもしれません。」

 

「じゃあ早いこと彼女の改装を進めるか、で、モデルについては固まっているのか?」

 

「それがですね………」

 

 

 

 

ようやく目を覚ましたエルドリッジに対する改装でついて盛り上がる2人であった。

 

 

 

*ちなみにその頃エルドリッジは幌筵泊地特製ラーメンを食べていました。

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

「敵大型機は5機でしたよね?」

 

「はい、5機です。」

 

「全機2発ずつ撃っていたら10発なのに1機撃っていないですね。」

 

 

 

鳳翔の分析に固まる艦隊。

 

 

 

「その1機はどうしたの??、ミサイルで撃墜されたの?」

 

「い、いえ、大型機は4機で、そのほかは全て戦闘機だったはず……」

 

 

と、言った次の瞬間……

 

 

 

「敵大型機並びに護衛機が、我が艦隊の前方およそ180km付近で周回中!」

 

「周回!?、一体何をする気!?」

 

「あ、雷光隊より入電!、<敵艦隊を攻撃開始、されど艦隊に向け飛翔する飛翔体を確認>、建御雷の早期警戒機でも補足しました!!」

 

「まさかミサイルの中間誘導!?」

 

「させる訳にはいかない!、直掩機は対応!」

 

「了解、F14Eにミサイル迎撃を要請!」

 

「チャフ発射用意!!」

 

 

 

次なる攻撃を防ごうと努力する艦隊。

 

 

 

直掩機がミサイルと中継担当の機体に接近する。

 

 

 

「Fox2!」

 

「機関砲掃射!!」

 

 

 

近距離ミサイルや、機関砲、更には搭載したレーザーを使ってミサイルの迎撃を行う。

 

 

 

 

 

一方で………

 

 

 

 

 

「雷光隊全機、ミサイル発射!!」

 

 

盾が攻撃を防ぐ中で、矛となる艦載機が、敵艦隊めがけて攻撃する。

 

 

 

「軽巡棲鬼、誘導弾らしき物体を放出!、1発撃墜されました!」

 

「空母ヲ級、対艦ミサイル1発撃墜、CIWS実用化の恐れあり!!」

 

 

 

次々に報告される内容に驚く幌筵泊地艦隊。

 

 

 

「ですが、敵艦隊は全艦撃沈。対艦ミサイルも防空隊が頑張ってくれました。」

 

 

 

それでも厳しい表情を崩せない建御雷。

 

 

「これだと敵艦隊はターターシステムクラスの防空能力を持つ可能性がありますね。」

 

 

現在積んでいるミサイルは数を優先して亜音速の93式空対艦誘導弾となっている。積み替えている暇は無い。

 

 

 

<<それなら例の兵器を試そう>>

 

「提督?、例の兵器って……?」

 

<<扶桑、山城、君たちの本領発揮と言ったところだ48式大型対地・対艦誘導弾 ABM-1の発射体勢に入れ、目標は空母棲姫だ。攻撃隊はそのまま発艦、空母を喪失した艦隊の混乱に乗じて一気に叩く。>>

 

「なるほど!、それなら…」

 

 

確実だ。

 

 

 

今回の攻撃隊はF31グレイファルコン×16機、A12Cノイ・アベンジャー×16機、EA18Gグラウラー×6機であり、電子戦機が先行して、対レーダーミサイルを撃ち、防空能力を下げさせる。

 

 

 

更に、扶桑、山城のミサイル攻撃。これで相手は完全に混乱するだろう。

 

 

 

そこに距離50kmの低空からの対艦ミサイル攻撃となれば防げる船はいない。

 

 

 

「電子戦機発艦!」

 

「ABM-1発射準備!」

 

 

攻撃を防ぎきった幌筵泊地が反撃に移る。

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

一方、その頃日本の首都、東京にて……

 

 

 

「これで、東アジアに新たに4カ国の国家が出来ることになるな。」

 

「転生者の提言には驚いたが……、正直、あの2箇所をずっと保持するのは厳しいものがあったからああいう形になるのはありがたい。」

 

「オマケにあの国ができたことで、我が国へ米国が手を出しずらくなる。これもありがたい。」

 

 

 

 

外務省の役人達が話しているのは、東アジアに新しく出来る4つの国のことだ。

 

 

 

北から順に

 

 

・極東エルサレム共和国(樺太全域)

 

・大韓共和国(朝鮮半島一帯)

 

・中華共和国(福建省等台湾に近い一部沿岸地域)

 

・台湾共和国(台湾並びに澎湖諸島)

 

 

 

これらの国はいずれも日本またはその勢力圏を中心に成立した国で、満州国並びに蒙古国、極東白色ロシア政府、タイ王国を初めとする東南アジア諸国(独立済み)、パラオ共和国等の太平洋の日本の委任統治領から独立した国家とともに軍事同盟と経済協力を兼ねたアジア太平洋相互援助協定に加盟し、日本の友好国として協力していくこととなる。

 

 

 

尚、極東エルサレム共和国のみ、深海棲艦の脅威などを受けて亡命してきたユダヤ人で構成される国家であり、転生者との協力の元、日本の発展に寄与することとなる。

 

 

 

これにより、日本海を初めとする大陸近辺並びにそのシーレーンを任せることが出来、とある国家と対峙していく日本にとって有益なものとなる。

 

 

 

 

 

もちろん、欧州各国などは直ちに承認することとなるのだが、何故か1カ国だけ非承認の国家が出てくることになる?それはまた後ほど……

 

 

 

 

 

同じ頃、市ヶ谷にて

 

 

 

 

「ここが国防省か、立派な建物だ。」

 

 

転生者達の提言などから、海軍省、陸軍省を統合して新たに国防省が発足した。

 

 

 

国防省傘下には次のような組織が入る

 

 

統合司令部

帝国海軍

帝国陸軍

帝国空軍

帝国海兵隊

帝国戦略軍

 

 

各軍の主な装備が以下の通り

 

海軍

あしたか型駆逐艦(むらさめ型並)

ゆうなぎ型防空艦(スプールアンス級並)

出羽型ミサイル戦艦

全長 250m

最大幅 25m

機関 COGAG

武装 41cm三連装砲×4基、155mm単装砲×2基、76mm速射砲×6基、20mmCIWS×4基、Mk41VLS×3基、大型ミサイル発射用VLS×8セル

装甲 戦艦用新型装甲

速力 30ノット

艦載機 水上機×2、ヘリ×2

応鶴型航空母艦(キティーホーク並)

伊300型潜水艦(おやしお型並)

伊600型潜水艦(ジョージワシントン並)

 

 

 

ドクトリン

A2ADを重視し、シーレーン防衛と、同盟国の海域防衛に特化

 

 

 

 

帝国陸軍

48式戦車(61式)

8式戦車(74式戦車)

7式歩兵戦闘車(渡河能力をカットしたBMP-1)

自走榴弾砲(75式)

墳進弾投射車両(MLRS)

回転翼機(UH-1)

兵員輸送車(73式)

 

 

 

ドクトリン

本土防衛並びに各地域への派遣

 

 

 

 

帝国空軍

噴式輸送機(C-1)

4式噴式戦闘機(ファントム)

噴式戦闘機1型 水剣(F-1支援戦闘機並)

E-2Cホークアイ

F-16(帝都防空団のみ)

北山(Tu22M)

 

 

ドクトリン

陸軍の支援と、防空、対艦攻撃特化

 

 

 

帝国海兵隊

陸上装備は帝国陸軍とほぼ同じ

八式艦戦「剣風」(ステルス性の無いF35B)

回転翼機(UH-1の塩害対策版)

LCAC

揚陸艦

 

 

 

帝国戦略軍

核兵器

弾道ミサイル

 

 

 

 

( ˙꒳˙ )oh......世界滅びるやつ……

 

 

 

尚、同盟国も1960年代の日本並に強化されているため、喧嘩ふっかけるともれなく死にます。

 

 

 

 

何ィ?、早すぎだって??

 

 

こまけぇこたぁいいんだよ!!

 

 

 

「しかし、人類は深海棲艦に向けて一丸となって対応しなければならないのに、最近かの国がどうも不穏だ。なにか起こらなければいいのだが。」

 

 

 

 

不安を覚える国防省職員であった。

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

「攻撃隊全機、予定ポジションに着きました。」

 

「山城、用意はいいわね?」

 

 

 

「「ABM-1、発射!!」」

 

 

扶桑と山城が声を合わせ、発射のタイミングを合わせる。

 

 

背負っている艤装の煙突型VLSから大型のミサイルが撃ち上がる。

 

 

計8発。

 

スペックを考えればオーバーキルだが、出し惜しみは無しだ。

 

 

 

「ABM飛翔を確認!、速度を上げつつ敵艦隊へと向かっていきます!!」

 

 

その速さはレーダーからも明らかである。

 

 

 

冷戦時代、アメリカ合衆国の空母機動部隊に悩まされたソ連は、大型の爆撃機から投下するタイプの大型対艦ミサイルの開発を行った。

 

 

 

その最たるものが、Tu22M(うp主が1番好きな爆撃機です。)から発射されるkh-22(NATOコードキッチン)対艦ミサイルである。

 

 

 

それをベースにステルス性や、さらなる改良を施したのが48式大型対地・対艦誘導弾 ABM-1である。逃れられる空母は居ない。

 

 

 

「ミサイル弾着まで50km!」

 

「攻撃隊、攻撃開始!!」

 

「ドレイク隊、全機マグナム!!」

 

「全機ミサイル発射!」

 

 

 

対艦ミサイル160発、対レーダーミサイル24発、大型対艦ミサイル8発が、やっとこさミサイルを積めるようになっただけの深海棲艦に向けて襲いかかる。

 

 

 

先頭の重巡棲姫が大型対艦ミサイルの迎撃を試みたものの、最早手遅れ。

 

 

 

 

ドゴォーーーーーーン

 

 

   ドゴォーーーーーーン

 

 

 

無慈悲なまでに空母棲姫が消し飛び、そして……

 

 

 

 

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

最早恒例と化したドレイク隊の対レーダーミサイルによる目潰し(物理)が行われ、レーダー能力が完全にダウンする。

 

 

 

もとよりマッハ3で飛び込んでくるミサイル攻撃なんてさすがに防げなかったのだが、これまで全く撃墜されることのなかった対艦ミサイルが撃墜されたことに焦った幌筵泊地は完全なるオーバーキルをかましてしまった(まぁこれに関しては元々という所もあるが)

 

 

 

結果として、まともに防空出来なくなった艦隊に160発の対艦ミサイルが全弾命中。

 

 

完全なるオーバーキル(大事なことなので2回言いました。)により、南大西洋方面部隊は全滅。

 

 

 

これにより残されたのは欧州棲姫を中核とした主力だけとなったのだが……

 

 

 

<<イギリス司令部より入電だ、高速偵察によって敵部隊の様子がわかったらしい>>

 

 

釈然としない様子で伝えてくる多元。

 

 

 

<<敵部隊は、欧州棲姫1、空母棲姫2、戦艦棲姫並びに重巡棲姫が2ずつ、その他護衛の駆逐艦がゴロっと10隻程だ。>>

 

 

 

「???、なんか中間に当たる存在が少なくないですか?」

 

 

不思議に思った吹雪が質問する。

 

             ・・・

<<ああ、おかしいよな?、俺たちが相手していたのにはちゃんといたのに>>

 

 

「なんだろう。すごく嫌な予感がします。」

 

 

無線封鎖な上、陽動なんかもしてないのなら、間違いなく敵は配置をちゃんとするはずだ。

 

 

 

それに……

 

 

 

 

<<なんで高性能な艦をわざわざ方面部隊に配置するのかもわからん。>>

 

 

 

「ということは………」

 

 

<<どっかのアホが情報流さん限りそんなことはありえないんだよなぁ>>

 

 

「わ、私では無いわよ!」

 

「いえ、大丈夫です。この艦隊から発せられる電波に関しては全て探知できますから。」

 

 

 

<<まぁ、めんどうなことをしてくれた奴らは後にして、突入を急いでくれ。>>

 

 

「了解!!」

 

 

 

 

果たして、一体誰が、何の目的でこんなことを仕掛けたのか、そして、国防省が指摘したかの国とは一体どこなのか

 

 

 

 

 

 

次回更新2023年3月中旬予定






はい、やたら次回更新が遅いのには理由があります。


現在、うp主自身のやむを得ない事情で、創作にかけられる時間が非常に短くなっています。


よって、今後創作にかけられる時間が無くなることを理由としまして、


投稿している全ての小説に関して、次回投稿が終わったものから順に活動休止とさせていただきます。


(停止期間2022年9月~2023年3月)


尚、コメント欄の返信などについても10月頃を目処に返信を控えさせて頂きます。



ここまで多くの皆さんに楽しんでいただき、暖かい言葉をかけていただいていたのですが、申し訳ございません。



ですが、必ず戻ってきます。


その時までお待ちいただけたらな、と思います。



それでは次回の更新をお楽しみに!



間違い、指摘等はコメント欄にてお願いします。
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