現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~ 作:提督兼指揮官兼トレーナー
新生活はじめて忙しくなったので更新が遅れました………。今後は不定期になるのでよろしくお願いします。
「目標正面敵戦車!」
<<機関砲を使用し、破壊せよ>>
「機関砲掃射!」
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
あの独特な音が訓練上に響き渡る。
「いい機体だ。扱いやすく、強力だ」
「そりゃあ、ルーデル専用機なんだから俺らよりかは強力でしょうよ、でもまぁ扱いやすいし、今まで乗ってきたどんな機体より強力だな」
幌筵泊地の訓練地であるカムチャッカ半島の訓練場で訓練するのは、亡命ドイツ妖精によって編成された特設航空団であり、この航空団向けに新たに開発された前回紹介したA-10シュトゥーカⅡを装備している。
が、さすがはリアルチート、あっという間に使い方を習得してしまった。
部下も部下で習得が早かったので、早速ヨーロッパ戦線に向かわせることにした。
余談だが、幌筵泊地の転生者の面々にはルーデルのファンが大変多く、妖精とはいえ、本物のルーデルに会えるとわかった日には大変な騒ぎで、彼の宿舎には、連日多くのファンが詰め寄せ、サインや握手、記念撮影を求めたという………
さすが、英語版はおろか、ドイツ語版よりも日本版のWikipediaが充実してるだけはある。人気ぶりがアイドルとかその次元である。
ちなみに、多元もルーデルのファンであり、本人曰くルーデル専用機の開発にあたって……
「どんだけ費用がかかっても彼にとって理想の攻撃機を作るんだ!」
と言ったそうだ。
一方、熱心なファンの来訪についてルーデルは…
「それよりジャージー牛の牛乳を用意してくれ」
喜んで、と言ったのかは不明だが、すぐに用意された模様。というか、特設航空団の官舎にはどう見てもルーデルしか使わないであろうミルクサーバーが置かれている。
まあ、とりあえずルーデルは多元と共に欧州戦線に向かうこととなる。
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欧州に向かう機内にて
「驚いた、遠い東洋の国がこれほどまでに私のことを歓迎してくれるとは……」
「閣下はあの世界では後世で大変有名でした、まさにチートオブチート、破壊神です」
「全く……大将だと言うのに格下の大佐に大してそのような口ぶりでいいのかね?」
「いえ!、閣下だけは特別です!」
「部下に示しがつかんぞ、プライベートだけにするべきだ、それよりも、我々の担当する戦線について教えて欲しい」
「はっ、大佐には堅牢なるウラル要塞を撃破して貰うこととなります」
ウラル要塞
某チート日本に出てくるソ連が作った要塞……、では無く、陸上型深海棲艦の巣窟を勝手に呼称したものである。
「現在陸上部隊と航空隊による合同作戦を行い、前線基地は確保出来ましたが、その後、各種偵察によって判明した内容がこちらです」
・離島棲鬼複数
・飛行場姫×4隊
・砲台小鬼多数
・中枢棲姫、北方棲姫複数
「しかし、ホロムシロの力なら上手くやれるのでは無いのかね?」
「確かにそうでしょう、しかし、地形がここで障壁となってきます」
この地形というのが厄介で、複雑に入り組んでいる上に、陸上部隊の突入を妨げるような形で砲台小鬼が配置されているため、闇雲に突貫すれば被害は免れない。
そこで、幌筵泊地は航空攻撃との連携による立体作戦を展開することで、相手の対応力を飽和させようと試みたのだ。
また、陸上支援のために幌筵泊地の土木担当者が各種運河を拡張し、幌筵泊地艦隊による巡航ミサイル攻撃並びに日護による新型誘導砲弾射撃等の支援を行えるように、ウラル山脈付近までの河川を船舶進入可能にまで改良した。
(強い)
「つまり、我々は航空支援をもって陸上部隊の支援をせよとのことか」
「ええ、我が軍の長距離兵器でもなかなか届きにくい奥の奥に存在する中枢棲姫に関しては特に航空攻撃無しでは叩けないところと思われるので、閣下の力が必要不可欠です」
「無論だ、なんのためにわざわざ特注品の1.5t特別貫通弾を開発してもらったのか、その真価を発揮せねばならない」
1.5t特別貫通弾とは、史実におけるルーデル閣下の戦艦マラートへの垂直急降下とかいうキチガイじみた攻撃に感銘(?)を受けた転生者たちが、もっとやれと言わんばかりに垂直急降下を行った時にのみ効果が最大限発揮されるようにわざわざ作った貫通弾。
その効果は凄まじく、深海棲艦の中でも屈指の耐久値を誇る中枢棲姫すら消し飛ばしてしまうという代物である。
もちろん核は不使用、地球にやさしい(?)爆弾となっている。
ゲテモノ+ゲテモノ=化け物
なんですかねぇ……
「すまないが、牛乳を貰えないだろうか?」
「わかりました、ホルスタインですか?、それともジャージーですか?」
「ホルスタインで頼む。飛行機の中でも飲めることがありがたい」
幌筵泊地に来るまで、なかなか飲むことの出来なかった牛乳が近くにあるため、じゃんじゃん飲んでいくルーデル。
お腹大丈夫?、と気になる人も一定数居たが、この後全く問題無いことが明らかとなる。
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幌筵泊地欧州派遣部隊前線飛行場
「何?、深海棲艦の陸上部隊がいる?」
「はい、見た目は完全に戦車です」
これを…、と言って欧州派遣部隊参謀本部が見せた写真は、欧州に向けて派遣されていたハボクックのJAS39グリペンが捉えた6本足の生き物のような深海棲艦だった。
「仮称戦車小鬼とすべきでしょうか、こいつらがこちらに向けて移動中です」
「戦車隊は?」
「既に待機しておりますが、少し距離があり、航空機は現在例のポイントの制空権確保のため活動中であり、ヘリコプターは点検中です」
「なるほどな………、早速彼らに動いてもらうか」
「やはり出撃か、いつ行く?、すぐ出発しよう、私が行くべきだ」
「「魔王院……」」
お決まりのようなネタはさておき、早速魔王に動いてもらうこととなる
「シュトゥーカ隊全機、出撃だ!」
エンジンが唸りを上げ、大佐を先頭に離陸する。
<<こちら日護航空隊、これより攻撃目標までの貴殿らの護衛を行う>>
<<了解した、頼む>>
日護から進軍途中で作った中規模飛行場を経由してやってきたF-35Bがルーデル達を守りつつ、目標まで誘導する
「あそこです、数200!」
「ふむ、なんとも醜い塊だな、翼下の兵器………、ミサイルとかいうやつも使いたいが、先ずはこっちを使いたいな……、
シュトゥーカ隊全機、最初に使用する武装は機関砲を選択、突入せよ!」
「「「ヤボール!」」」
エンジンが唸りを上げ、降下角度30度程度で突っ込んでいくルーデル達。
<<すぐ近くの対空砲は我々がやります>>
<<任せた>>
F35BからAGM-65マーベリックが発射され、対空砲を片っ端から潰す。
<<対空砲全滅を確認>>
<<よろしい、我々も行くぞ!>>
遂に、新しい翼を手にしたルーデル達が深海棲艦に襲いかかる。
<<機関砲掃射! >>
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
<<どうだガーデルマン、殺ったか!?>>
<<凄いぞ、ルーデル!、初弾から命中だ!>>
ルーデルはいきなり初弾から戦車小鬼の砲塔天板をぶち抜き、そのまま後方の戦車小鬼も複数ぶち抜くというキチガイっぷりを発揮、あっという間に隊列は大混乱になった。
<<第2中隊以降も突撃しろ!>>
<<了解!、嗚呼、胸踊るこの感覚!、これこそ我々の求めるもの、まさにこれこそが戦場、我々の戦争なんだ!>>
多少ハイになっている第2中隊だが、こちらもすぐに戦車を屠る。
<<大佐、次はどうします?>>
<<ミサイルというものを使ってみろ、私は垂直急降下を行う>>
そう言うと、ルーデルは垂直上昇する。
はっ?、A-10の機体で??
読者諸君、安心して欲しい。
冒頭の多元の発言
「どんだけ費用がかかっても彼にとって理想の攻撃機を作るんだ!」
というお達しの通り、幌筵泊地、というより多元の主導で、素早く再攻撃に移れるように、垂直上昇程度なら全く問題ないエンジン出力を出させていたのだ。
<<ここで降下だ!>>
ここで垂直急降下するルーデル。最早キチガイとかそういう次元すら飛び越えた戦術を前に、戦車小鬼達はてんてこ舞いになって逃げようとする。
だが、そんな程度で交わせるわけがない
<<ブブブァカモノガァ!幌筵泊地の攻撃機は世界一ィ!、私の戦闘データを基準にィ!、このルーデルの機体は作られているのだァ!!>>
<<従って深海棲艦共!、貴様らにどれくらいの弾丸をぶち込んでやれば、貴様らの天板をぶち抜けるかどうかも計算されておる、貴様らの肉体を風通しの良くなるまで穴ボコにしてやる!>>
<<おいガーデルマン!、こんな俺の事を狂っているとは思うなよ……、俺の機体はァ!我が幌筵泊地の最高知能の結晶でありぃ!誇りであるぅ!つまり、全ての攻撃機を超えたのだァ>>
<<喰らえ!深海棲艦!!、1分間に4000発もの徹甲弾を発射可能!、100mmの鉄板をも貫くことができる、重機関砲だ!、一発一発が、お前たちの体を削り取るのだァ!!>>
<<別のやつ混ざっとるぞルーデルゥ!!>>
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ブーーーーーーーーーーーーーーーン
ついでにクラスター爆弾とロケット弾。
これはもう地獄でしょうねぇ(白目)
まぁ、あっさり蹴散らされるわけである。
無論深海棲艦が、である。
(いや……、あのぉ、幌筵泊地に馴染んでもらっているのは構わないんですが、マジで他の人と混ざってるんで……)
ガーデルマンのツッコミが全てを表している。
もうね、我が幌筵泊地とか言ってるよこの人………
よっぽど鬱憤が溜まっていたのか、それともよっぽど幌筵泊地での待遇に満足していたのか、はたまた両方なのかはさておき………
迂回して前線司令部を叩こうとした深海棲艦陸上部隊だが、既にわかっての通り、幌筵泊地特設航空団に完膚無きまでに叩きのめされた。
ルーデルにはミルク缶1本分のジャージー牛の牛乳が送られたという
何コレ………(書いたやつが言うな……)
ルーデル君、後20年は元気ですねこれ……
というか多元も多元だよコレ……、なんで大佐に敬語なのさ……
というわけで次回が何時になるかはすみませんまだ分かりません………。