現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

6 / 60
というわけでドンパチします。途中でマッドエンジニアどものキチガイ航空機が出ますが気にしてはいけない




(2023年11月、内容を1部変更)


第4話これが、二十一世紀の戦闘……

 

 

スクランブルの一方が入った格納庫では、大急ぎで出撃体制に入っていた。

 

 

「スクランブルーッ!!」

 

「F-15の初陣だ、ヘマするんじゃねぇぞ!」

 

「深海棲艦どもに技術の違いを見せてやれ!」

 

 

スクランブル指令が入ったことにより、第1航空団所属の妖精達が次々と機体に搭乗し発進しようとしている。

 

「報告!、周辺基地航空隊との所属確認出来ず、民間機でもありません。というかこの時代にこの辺を飛ぶ民間機はだいぶ稀です。つまるところ敵です!」

 

 

 

報告を受けた多元は直ちに指示を出す。

 

 

<<所属不明機を敵とみなし、撃墜せよ!>>

 

<<了解、1番機離陸します。>>

 

 

 

轟音を立てながらF15が発進する。

 

 

その数8、零戦や隼なら数としては少ないと思われるが、第4世代のそれは数では表せないレシプロとの絶対的な差がある。

 

 

 

 

「なんつー上昇力だ、佐世保にいるっていうロケット戦闘機でも無いとあんな上昇出来ねぇよ」

 

 

吹雪砲術妖精が言うのも無理はない

 

 

黎明期のジェットやレシプロには絶対に不可能な上昇性能と速度性能、それは2基のP&WF100アフターバーナー付きターボファンエンジンの推力によってもたらされる。

 

 

その上昇力は、レシプロ機のそれとは比較になるものではなく、ロケット機のそれを彷彿とさせる。

 

 

あっという間に高度を取ったF-15の機首に備え付けられたレーダーには今まさに泊地を爆撃しようと接近する爆撃機が捉えられていた。

 

 

 

「マスターアーム解除」

 

「ターゲットロックオン」

 

 

「アルファ1、ミサイル発射!」

 

 

 

目標をロックしたF-15は次々とミサイルを放つ。

 

日本で近代化改修を受けた超音速の鷲は、和製AMRAAMとも評されるAAM-4……、99式空対空誘導弾の運用能力を持ち、数十キロ彼方の敵を狙い撃つ。

 

 

着弾

 

爆発

 

撃墜。

 

 

空に黒色の花火が生まれると、バラバラにされた深海棲艦機が力なく落ちていく。

 

硬さで優れる深海棲艦機とて、マッハで迫る弾頭から逃れることは出来ない。

 

 

AAM-4が無くなれば、次はAAM-5、そして機関砲。

 

 

たった8機でも、ミサイルと高レート機関砲で圧倒的にねじ伏せることが出来る。

 

 

 

現代戦闘機の前では、ただの甲殻類なんぞ微塵の脅威でもなく、みるみるうちに深海棲艦機はその数を減らしていった……。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

一方その頃……

 

 

 

 

「全艦出港!、敵に狙い撃たれないように港から出て対空戦闘用意!。鳳翔さんは航空隊を上空直掩機として回してください。」

 

 

 

幌筵泊地に所属する全ての艦が出港し、対空戦闘に備えている。同時に鳳翔からは零戦が飛び立ち艦隊直掩機として対応する。

 

 

一応、IFFの代わりに、データリンクでロックから外せるようにはしてあるが、誤射が怖いので、直掩機のみにしてある。

 

 

 

と、ここで出撃したアルファ隊からの通信が入る。

 

 

 

<<こちらアルファ1、こちらのレーダーでは、敵爆撃機30、護衛機45を確認。内爆撃機を中心に50機を撃墜中!、弾切れのため帰投する!>>

 

 

 

 

おぉ!、と妖精達から歓声が上がる。当然だ、数的不利があったはずなのに、それをものともせず蹴散らしていくアルファ隊の活躍を素面で受け取れるはずが無い。

 

 

「これが、二十一世紀の戦闘……」

 

「俺達もあんな風になれるのか……」

 

「嘘じゃないんだな……、提督の言葉……」

 

「良いなぁ……基地航空隊の連中……」

 

 

 

感心する妖精を他所に

 

多元は油断せず、第2次迎撃隊の発進を指示した。

 

 

 

 

「第1航空団所属機で残っているのは後何機だ」

 

 

 

「後8機です。」

 

 

「4機は基地上空掩護、4機は引き返さない場合に備えて迎撃に迎え。戻ってきた機体も補給が終わり次第、撃ち漏らしに備えて発進させろ!」

 

 

「了解!」

 

 

 

「え、あの子出さなくていいんすか?」

 

 

開発チームの1人だった妖精が聞いてくる。

 

タメ語だが、これは多元自身が堅苦しい雰囲気を嫌って敬語を使わなくてもいいと言ったからだ。

 

(腰堀だけは敬語を使っている。)

 

 

 

「あれは言わば実験機みたいなものだろ、後、俺は提督だ、上官なんだからここでは一応敬語を使え。」

「はーい、で、出しますか?」

 

「実験機なんだから出すわけないだろ?」

 

「え〜、出しましょうよ、F15改二。実戦データもちょうど取りたかったし。」

 

「ダメだ。」

 

 

 

彼の言うF15改二とは……

 

 

 

○エンジンを換装し、推力を強化した上でスーパークルーズ(超音速巡航)に対応。

 

○推力変更ノズルにより機動性を強化

 

○機体強度をあげたことと、素材を変更したことによる重量削減と機動性強化

 

○ハードポイント増設による兵装搭載能力の向上

 

○電子装備の更新

 

○運用可能な兵器の拡張

 

○電子戦能力向上

 

etc…

 

 

 

と、ステルス性以外はほぼ5世代機という

(と言いつつ、ステルス塗料を使ってレーダー反射断面積を小さくしようとしたり、エンジンの熱放射を極力減らしたりなど色々やってる。)

 

 

 

 

 

まさに

 

 

 

「お前のようなF15がいるか」

 

 

 

 

 

という代物であり、マッドエンジニア達は当初、コイツらを主力にするつもりだったという。

 

 

(多元が直前で理性を取り戻したからいいものの、そうでなければ今まで行われた戦力増強計画の内の半分が実現しなかったと言われている)

 

 

 

 

結局、F15改二は出撃しなかったが、その日幌筵泊地は開設以来初の快挙となる

 

 

「損失無しで敵を壊滅させた」

 

 

という記録を樹立することとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




間違い、指摘等はコメント欄にお願いします
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。