現代技術者の無双伝説 ~技術系提督とその仲間の妖精達が鎮守府に着任しました。これより幌筵泊地は最大強化されます~   作:提督兼指揮官兼トレーナー

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いよいよ対米戦争開戦です。


アメリカをフルボッコにしていきます。





第53話 対米開戦、異界の太平洋戦争

 

 

 

「えっ!?、アメリカが我が国に対して難癖をつけてきた!?」

 

<<どうもそうらしい。自国兵器との類似点が認められるから技術を盗んだと言いがかりをつけてきて、取り調べのために関係者の引渡しを求めてきているそうだ>>

 

「事前に掴んだ情報と違いませんか?」

 

 

会話の相手は石原である。落星作戦の話し合いの後に、彼は一旦東京に戻っていた。

 

 

<<ああ、本来なら君らの言うトンキン湾じみた内容だったらしいが、そのために使う予定だった船が深海棲艦によってむざむざと沈められたらしい>>

 

「バカですね」

 

<<んで、困ったところを、後退翼が付いているからという理由で言ってきたって訳だ>>

 

「こりゃホームラン級の馬鹿だ」

 

<<我が国としては突っぱねる。というより、ただの言いがかりに過ぎん。無理が出過ぎて外務省も笑っている>>

 

「スペックを4式でいいので簡潔にまとめた表を出して渡してもらって構いません<今のお前らにここまでのものを作る技術があるのか?>と言ってもらえれば」

 

<<おいおい……、外務省は一応開戦は避ける構えだぞ、ケンカは売るな>>

 

「もちろんです。我々が相手すべきは深海棲艦であって、アメリカなんぞではありません。奴らが人類の方が怖いからと言って勝手に滅んでくれるのは結構ですが、そこに我々が巻き込まれる筋合いはありませんから」

 

<<その通りだ、だが、その逆上せたヤツらが強大な軍事力を持っているからタチが悪い、先日送った「彼ら」の教育は順調か?>>

 

「えぇ、もちろん」

 

 

「彼ら」とは、幌筵泊地含めた千島列島防衛のために用意された陸軍部隊であり、幌筵泊地からの武器供与を受けて訓練中である。

 

 

その中身は、10式戦車や、90式戦車を主軸とした機甲戦力を有する機甲師団や、12式地対艦誘導弾、中多、MLRS、自走榴弾砲等を有する上陸阻止部隊。89式装甲戦闘車などを有する歩兵部隊を抱える大規模な現代化部隊であり、幌筵泊地転生者を守るためにその力を集中させている。

 

また、海軍も、幌筵泊地防衛のためにパイロットの派遣を行い、幌筵泊地から供与された最新ステルス戦闘機、F-22Jラプター(日本側呼称は22式陸上隠密戦闘機)に搭乗している。

 

尚、このF-22Jラプター、この世界においては以下の内容に変更されている。

 

 

・各種誘導弾の変更

(AMRAAMを99式へ、AIM-9を04式へ)

 

・対応する誘導弾の拡大

(翼を折り畳めるASM-2Cの搭載が可能)

 

 

とまぁ、マルチロールになったF-22なのだ。

 

 

えっ?、チタン?

ロシアから持ってきた。

 

 

北方方面への積極的介入によって、幌筵泊地だけでなく、日本自体も資源にゆとりがあるのだ

 

 

(やはり北進論は間違ってなかった)

 

 

なんか陸軍の強硬派が疼いておりますが、とりあえず資源に関して言えば、大英連邦や旧ソ連の占領地から資源が入っているので、とりあえず心配は無い。太平洋戦争とは訳が違うのだよ

 

 

「難癖は突っぱねるとして、陸海軍ではどのようにして米軍が我々を拉致に来るのか検討はついているのですか?」

 

<<拉致どころではなく、千島列島を丸ごと取りに来るとみている>>

 

「………、戦力は?」

 

<<最新のB-47や、F-86セイバー、戦車についてもパーシング、戦艦はモンタナ級を揃えているようだ>>

 

「(だいたい1950~60年代の米軍並か……、そっちがその気なら、こっちも対艦ミサイルの雨嵐を降らせてやる)」

 

「わかりました、それで、択捉島周辺を除く千島列島配備の部隊指揮は私が貰うということでよろしいでしょうか?」

 

<<無論だ、君たちの技術と戦術を思う存分発揮して欲しい>>

 

「はっ!」

 

 

 

多元と石原が話した翌日、外務省は件の技術盗用について、事実無根であると発表。イギリス政府などもこれに続いた。

 

しかし、尚も強硬姿勢を崩さないアメリカ政府は在米日本人の資産凍結を発表。ドイツもこれに続いた結果、日米対決は決定的となった。

 

そして、更に数週間後、アメリカは史実における50年後のイラク戦争同様の言い訳を持ち出すこととなる。

 

 

 

 

 

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<<国民の皆さん、我々合衆国政府は、大きな2つの敵と対峙しています。1つは深海棲艦。もう1つは、日本です。どちらも我が国の安全を脅かす脅威となっています。深海棲艦は我が国から海を奪いました。そして、日本は我が国から技術を盗み、財産を盗み続けています。我が国は人ならざるものから別々の立場において追い詰められているのです!、奴らがアメリカ国民の安寧を妨げる中で、我が合衆国政府は、先制的自衛権の行使として、大日本帝国に宣戦を布告します!>>

 

 

ルーズベルトは、自身の宣戦布告の理由付けに無理があることは知っていた。だが、黄色人種ごときに遅れをとっているという事実が、自分たちの利権が危ないという事実が、その目を曇らせて、安易な開戦へと至らせた。

 

 

同日、アメリカ太平洋艦隊は、海兵隊を満載した輸送艦とともに、千島列島に向けて進軍。

 

 

 

1949年5月5日、遂にこの世界における太平洋戦争が開戦した。

 

 

 

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幌筵泊地、地下司令部。

 

 

「皆……、例の発表聞いたか?」

 

「………、人扱いしてませんでしたね」

 

「殺るぞ?」

 

「そのつもりです。ルーズベルトを憤死させてやりましょう!」

 

「千島列島守備隊は?」

 

「全部隊展開完了」

 

「艦隊は?」

 

「横須賀から出羽型含めた1個艦隊が遊弋中」

 

「空軍は?」

 

「千歳基地に北山が飛んできてます」

 

「敵の場所は?」

 

「ミッドウェー島沖合120km」

 

「先頭は?」

 

「モンタナ級含めた戦艦と、エンタープライズ含めた空母機動部隊です」

 

「了解した、千歳基地に連絡。目標機動部隊指揮官フレッチャー中将」

 

「えっ?」

 

「わからんか、艦ではなく人を撃つ。それが砲術というものだ」

 

「どっかの潜水艦艦長みたいなこと言わんでくださいよ、まぁ、フレッチャー中将には気の毒ですが、死んでもらいましょう」

 

「そうだな」

 

 

通信文が組み上げられる

 

 

<<宛、帝国空軍千歳基地

 

北山ニヨル機動部隊ヘノ航空攻撃ヲ実施セヨ

 

 

発、幌筵泊地>>

 

 

 

 

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千歳基地

 

 

「幌筵泊地より入電!、機動部隊接近中!、攻撃を開始せよとの事です!」

 

「よし、殺るぞ、装備点検急げ!」

 

「はっ!」

 

 

人間用の48式対艦ミサイルを装備し、出撃体制を整える北山攻撃隊。

 

 

「出撃準備完了!」

 

「全機出撃!」

 

 

可変翼を持つ大型機が空を飛ぶ。

 

一機、また一機と北の大地の空に飛び立つと、編隊を組んで千島列島に襲いかかろうとする米機動部隊に向けて進路をとる。

 

米機動部隊の居場所は、幌筵泊地より飛び立った早期警戒管制機によって丸裸にされており、データも既にインプットされている。

 

 

「米機動部隊尚も侵攻中」

 

「殺るぞ、48式空対艦誘導弾、発射!」

 

 

ガコン!

 

 

一瞬フワッと浮き上がるような感覚の後に、すぐ下を対艦ミサイルが飛んでいく。

 

 

「進路反転、離脱する。後は早期警戒管制機が誘導してくれる」

 

「了解、帰投します」

 

 

北山は、対艦ミサイルを発射し終えると、速やかに空域を離脱、再出撃に備える。

 

 

 

 

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一方、そうとは知らぬフレッチャー中将率いる機動部隊

 

 

 

「我々の目的はホロムシロ島とその周辺の島々の制空権確保だ、数十年前にロシアに勝っただけの日本海軍など恐るるに足らん!」

 

 

舐めプもいい所である。

 

 

確かに米軍の機動部隊は脅威で、それは現実世界における今日でもそれは変わらない。

 

だが、故に世界はそれに対する戦術を編み出して対抗しようとしていた。

 

そのうちの一つ、現実世界におけるアメリカの宿敵となったソ連は、まさにその最たる例で、対艦ミサイルによる大規模な飽和攻撃をもって空母機動部隊を葬ろうとした。

 

その力を使い、帝国軍と幌筵泊地は対艦攻撃能力の強化に務めた。

 

その力が今、牙を剥こうとしていた。

 

 

「ん?、なんだアレ?」

 

 

1人の水兵が空中を飛翔する何かを見つけた次の瞬間……!

 

 

「ノーン!、エンタープライズがァ!」

 

 

大爆発と共にエンタープライズが真っ二つに折れながら沈んでいく。

 

お次にエセックス、レキシントン、アラバマ、ニューメキシコ、モンタナ……。せっかく深海棲艦の空襲や雷撃を逃げ延びたはずの主力艦が大型の対艦ミサイルによって喰われていく。

 

 

「ボルチモア、爆沈!」

 

 

重巡洋艦の全滅をもって上陸部隊の指揮系統は完全に崩壊、軽巡洋艦や駆逐艦、輸送艦のみが放置された。

 

 

 

 

 

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大日本帝国海軍第一艦隊、旗艦「出羽」

 

 

「千歳基地より入電、新型戦艦をはじめとした主力艦を多数撃沈との事」

 

 

うぉぉぉ!、と歓喜の声が上がる。

 

日本における人間による戦艦の撃沈は日露戦争まで遡るため、久しぶりの大戦果に艦内は早速お祭り騒ぎだった。

 

 

「喜ぶのはまだ早い!、我が艦隊でトドメを刺しにいくぞ!」

 

 

艦隊司令は、そのまま北上を命じ、残存艦隊の確保に向かう。

 

これは撃沈ではなく、艦隊に投降を促し、捕虜として確保することで、アメリカ側に圧力をかけるためである。

 

 

 

 

 

もし万が一全滅させれば、国内世論は沸騰し、対米戦争は一層の長期化を迫られる。

 

 

 

 

 

深海棲艦との戦争が最優先の日本にとって、それだけは絶対に避けなければならないため、この戦争は短期決戦が求められる。

 

 

 

「敵艦隊捕捉!」

 

「対艦誘導弾攻撃用意!、だがまだ撃つな、まずは降伏勧告を入れろ!」

 

「はっ!、<米海軍に告ぐ、直ちに降伏せよ。既に大勢は決した>以上です」

 

 

無線を傍受してみたところ、どうやら相当混乱しているらしく、伝わっていないが、何度か呼びかけると、降伏の旨を伝える反応があった。

 

直ちに千島列島などから救難機が飛び立ち、漂流者の救助が行われた。

 

しかし、冷たい北方の海は5月と言えど漂流していた兵士たちの体力を無情にも奪い、48式の威力も相まって撃沈された艦の80%の人員が戦死した。

 

残った駆逐艦や軽巡洋艦、輸送船などは本土に運ばれることとなり、アメリカは初手から貴重な戦力を失った。

 

 

 

 

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函館港、臨時係留地

 

 

「平河少将、所感を」

 

「凡そ史実通りといったところですが、一部は若干進んでいますね」

 

「と言うと?」

 

「ノートの56ページをお願いします」

 

 

帝国海軍士官相手に技術解説を行う平河。

 

 

「米海軍並びに英海軍では、飛行目標に対する対抗手段として、誘導弾の開発を行っており、このフネには、初期のミサイルであるタロスミサイルが積んであります」

 

「艦対空ミサイルと言えば、対艦ミサイルへの対抗措置としても使えるはずですが、なぜ使わなかったのでしょうか?」

 

「端的に言えば探知できなかったのでしょう」

 

「射程1500kmの完全アウトレンジかつ、ステルス性を付与したという点ですか?」

 

「そうです。48式自体は北山専用装備に近いところがありますが、それでも配備基地は千歳、松島、横田、小牧、徳島、鹿屋、那覇、台北とかなり多く、米機動部隊の接近阻止には十分だとウチの司令が言っています」

 

 

人間用の48式は、その性質上若干の形状変更によるステルス性付与が行われている。

 

これは幌筵泊地が中野学校より入手した情報により明らかになった対空ミサイルの開発に対応するためで、史実特攻機対策ではなく、深海棲艦機に対する範囲攻撃が目的であり、核弾頭を搭載可能で射程の長いタロスを使うのはその最たる理由だった。

 

とはいえ、ビームライディングでどこまで誘導する気があったのかは分からない。

 

やはり、精度不足を補うための核弾頭であり、この世界の米軍は史実以上の核偏重を行っているようだ。

 

このあとも、平河との分析会議は続き、今後の作戦立案に向けて貴重な情報源となった。

 

 

 

 

 

 

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1949年5月14日、パナマ運河

 

 

<<こちらパナマ運河防衛部隊、現在正体不明の攻撃を受けてパナマ運河が機能不全!、繰り返す!、日本軍の攻撃によってパナマ運河は当面の間使用不能!>>

 

 

鬼の形相で上記の無電を打った通信士は、直後に直撃したトマホークの一撃で吹き飛ばされた

 

伊600型潜水艦の4番艦以降、伊603、604には弾道ミサイルの他にトマホークを搭載可能に設計され直しており、宣戦布告と同時に出撃、対潜哨戒を警戒しつつ、パナマ運河を破壊すべく待機していたのだ。

 

また、605、606については、大西洋にて通商破壊作戦に従事するため大西洋を北上。

 

米国の海外展開能力を完全に奪うため、帝国海軍は全力で対応する。

 

 

 

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5月15日、ハワイ、オアフ島。

 

 

 

「本日をもって、ハワイ諸島全島の制圧を宣言する!」

 

 

74式戦車(実質)を後ろに控えさせ、山下将軍がハワイ諸島の完全制圧を宣言。

 

海兵隊と海軍が初撃を担い、真珠湾含めた軍港や施設を手当り次第破壊し、上陸地点を確保した海兵隊の支援の元で、陸軍機甲師団が上陸。

 

そのまま島内の残存部隊及び戦車部隊を粉砕。太平洋の軍事要塞たるハワイを奪取した。

 

ハワイの行政機関には日本国旗が上り、ハワイ全土の兵士は投降した。

 

占領後、直ちに島内の飛行場の整備と大型爆撃機の「泰山」を本土から移動させ、ついでに最近生産に成功したF-16CJ、KC-10を配備。

 

海軍は応鶴型航空母艦2隻からなる機動部隊をオアフ島まで前進させた。

 

同日、アイスランドとイギリスとの協定にしたがって、ハワイに進駐した航空戦力の6割程度の部隊がアイスランドに進駐。

 

 

 

 

米国は東西から挟撃されることとなる。

 

 

 

 

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5月25日、ロサンゼルス

 

 

「報告!、日本軍と見られる敵編隊!、数40を超えています!」

 

 

レーダーサイトの報告の後、トマホークの直撃により、格納庫が次々と破壊された。

 

ついでに作戦支援のために、応鶴型に搭載されていた幌筵泊地のステルス戦闘機、J-20(数機のみ搭載)が地対空核ミサイルを優先して破壊することで、対空砲火を無力化する。

 

何とか離陸できたジェット戦闘機には、応鶴型から発艦した艦上戦闘機(少数のF-14と大多数のF-4によって構成)によって瞬く間に叩き落とされ、レーダーサイトにはF-16からHARMが放たれ命中する。

 

そこから先は正しく蹂躙と言っていい有様だ。

 

泰山が軍施設に対して徹底的な爆撃を行い、飛行場や、滑走路、陸軍施設、港湾、ドック、軍に関係するおおよそ全てを破壊し尽くした爆撃隊は大きな置き土産を展開する。

 

 

 

空中浮遊型光学迷彩式機雷(ケツアゴ様アイディアありがとうございました)

 

 

性質は海上の機雷と似たようなもので、起爆手順は近接信管。しかし、空中で目立たぬよう空中で光学迷彩を展開し、付近の制空権を掌握し続ける最悪の兵器。

 

たとえ飛行場を復旧させたとて、その後の航空機運用に深刻なダメージを与えるとして、幌筵泊地で数千単位で量産が進められ、本来は深海棲艦対策だったが、ほとんどの妖精航空機が最低でも烈風、最大でF-22になった以上、最早制空権の確保は必然となり、防空装備についてもパトリオットや、03式などの配備が進んだことによって、やはりお役御免になりつつあったこともあり、宙に浮いたこれを対米戦に使うことにしたのだ。

 

もとより深海棲艦の艦載機を確実に仕留めるべく設計されていたこともあり、その精度、威力共に絶大で、これを東西海岸からばらまいたことによって、米国の主要都市の制空権は軒並み喪失した。

 

また、史実ドイツV2によるロンドン空爆に習いハワイに整備した弾道弾部隊が、カリブ海の石油地帯などに向けて弾道弾攻撃を開始。

 

最早米国全土に安全な場所など無かった。

 

 

 

 

 

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日本、東京、市ヶ谷にて

 

 

 

「弾道弾攻撃並びに、艦艇による巡航ミサイル攻撃は概ね順調、潜水艦による封鎖作戦は現在も継続中。また、ハワイには機甲師団を主軸とした本土攻撃部隊も待機中です」

 

 

報告を受けた陸海空海兵隊の将校たちは満足のいく結果に頷く。

 

 

「転生者様様と言ったところか……、とはいえ米国もしぶといな、もう太平洋艦隊なんてあらかた壊滅してるはずだろ、カリブ艦隊なんて根拠地ごと壊滅してるし……」

 

「既に本土では100万以上の徴兵が始まっているんだとか」

 

「まさか転生者の言っていたベルカ式国防術というものを遂行する気か!?」

 

「そのまさかなんだろう。自国兵諸共核で吹き飛ばせば最悪どうにでもなるというのだろう」

 

「いや……、その前に艦娘が出てくるはずだ」

 

 

将校の1人がたった今受け取った電文を読み、その内容を伝える。

 

 

「敵地諜報員からの報告によると、サンディエゴから艦娘部隊の出撃を確認、幌筵泊地の早期警戒管制機の報告によれば、太平洋に深海棲艦の出没情報は無いとのこと」

 

「やはり艦娘を出してきたか……」

 

 

懸念されていた事態を前にここまで話をじっと聴いていた山本五十六に向けて、将校のひとりが声をかける。

 

 

「山本長官、如何なさいますか?」

 

「うむ……、幌筵泊地に向けて暗号送信

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<対米作戦計画案、色素表示、橙>を発動。速やかに作戦行動に移れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






ラストの橙について


橙=オレンジ、つまり史実における対日戦争計画のことですね。これの意趣返しを込めた作戦概要です。


詳しい概要は次回に公開します。


更新遅れて申し訳ないです。


この作品については後20話以内に完結させる予定です。


それではまた。






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