FREEDOM WARS IGNITION RTA「人類史の再点火」エンド_前作主要キャラ全員生存縛り(No Major Glitchless)   作:匿名希望の柄付きコンカッション

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あぁ、小説に手を出した事で現実逃避が加速していく…!

表・裏・中の3構成でしたが、ここの「裏」は正直どうしようもないのでは?
表・裏・中の3構成や題名が見辛ければ感想で遠慮なく言ってください。


パノプティコンへようこそ 咎人

目隠しをされた状態でかなりの距離を延々と連れ回され。

やっと目隠しを外されたと思ったら、今度は後ろから突き飛ばされて薄汚れた部屋にぶち込まれる。

 

護送車から連れ回されている間、躓きそうになる度に叱責されて何度も小突かれた後、ようやく到着した“独房”。

入れられた独房は、刑事ドラマでよく見るそれより遥かに狭かった。

黒ずみ薄汚れている壁、跡がついた床、そして部屋の四隅にある、先程の監視アクセサリ達のゴーグルと同じ、単眼型の監視カメラ。

あと壁一面を丸ごと占領する左側の大きなモニター、いや、タッチパネルだろうか?

 

発光するそれに触ろうとしたところで、あの“声”がまた脳内に流れた。

 

『問答無用で独房にぶち込まれたRTA』

『はぁじまぁるよー!』

 

来た、“声”だ。この声が流れている間は、何かが起こる。

因みに目隠しされている間は静かだった。使えない。

 

『ご覧の通りウーヴェ兄貴が言っていた薄汚れた豚箱の様な狭い独房です。』

 

ウーヴェの言う“上”とやらに行ければこの部屋も綺麗で広い部屋になるのだろうか?

 

『あ、この狭さは中盤も変わらずだから、違いは綺麗かどうかだけだな!』

 

速攻で希望を否定された、辛い。

この独房に何か無いか探そう、ベットの下に鍵でもないだろうか?

扉からたった3歩で到着出来るベットに近づく。

 

『あーダメダメ、いきなりベットだなんてえっちすぎます』

 

動きを止められた、全くしゃがめないしベットにも乗れない。

どうやらベットは駄目らしい。

ならば壁を触りながら部屋を一周しよう。

脱出ゲームでもよく壁にヒントがあったりするし、ここでも何かあるかもしれない。

 

『おっと、5歩以上はキャンセルだ。』

『(コントローラー)暴れんなよ…暴れんなよ…。』

 

4歩歩いたところで足が動かなくなった?!たった5歩分歩くのも駄目なのか!?

声の主はいったい何がしたいのだ。

面倒なのでその場で座りこんだ。

 

『おう、まあ座れ』

 

言われなくてもそうする。

その行動が良かったのか、頭の中の声が止んだ。

“声”の介入も発生しそうに無い。

しかし3分経たずにそれは否定された。

 

『170…うーん……170秒?!』

『立つんだよぉ!さぁ、(4歩だけ)歩け!オラ!』

 

また“声”に介入され身体の操作を奪われては戻される。

それが約3分毎に1時間ほど続いた。

 

俺はもう駄目かもしれない

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

身体を操作されては取り返すループを数十回と繰り返し。

どうにでもなれと考え始めた矢先、それは起きた。

 

♪〜♪〜♪〜

 

『やっと右側のクソデカタッチパネル君からメロディが流れました。』

『因みにこのクソデカタッチパネル君から音がなる前に5歩以上の歩行をすると、〈PT法 91248条 第3項 平時における5歩以上の自立歩行権〉の違反となり刑期が伸びます。』

『その刑期はなんと100年分になっています。』

 

5歩歩いただけで一生分の寿命を課されるこの世界の理不尽さに戦慄する。

戦慄していると1時間も変化のなかったタッチパネルに変化があった。

 

「『   』さん、おはようございます。」

 

黄色い熊?の様なマスコットが画面に大きく表示される。

 

『出たわね黄色いモ○クマ。』

『はい、このドゴール帽を被ってマイクを持ったオレンジ色の熊が、「プロパくん」と呼ばれるPT“唯一”の公式マスコットです。』

 

“声”がマスコットの解説を始める

 

『このプロパくん、なんとPT内においてマスコットの地位を確立する為に、基本的にこのキャラクター以外を作成したり使用したりすることを禁止しているんですね。』

『うーん、独占禁止法なんてものはPTにはなさそうです。』

『したがってPT内では、「キャラクター」といえばこのプロパくんの事を指す事になります。』

 

“声”のマスコット解説が長い、役に立たなそうな情報ばかり説明される。

いや、どちらかというと「実況」の方が近いのだろうか?

 

「これから、社会不適合者再生プログラムを開始します。」

「あなたは神聖なボランティアの執行中に、不注意から記憶という名の、最も重要な財産を喪失してしまった社会不適合者です。」

「この社会不適合者!このおたんこなすぅぅぅぅぅ!」

 

 

 

『おたんこなすって今日日聞かねぇな(SBR)』

 

「あなたには、再生プログラムの受講義務と、第1階層からの再出発並びに100万年の懲役を設定します!よろしいですね?」

 

『あ、いいっすよ(快諾)』

 

 

 

{+1,000,000}

禁止行為確認 Prohibited acts confirmed

Les actes interdits confirmes 被禁止的行為確認

 

 

 

社会不適合行為懲罰通知


 ❘❙❘❘❙❙❙❘❚❘❙❘❙❘❘❘❚
PT.Era.102014.00.00 

PT法 11284条 第8項

記憶財産忘却罪

 

許可なく記憶[資源]を喪失し、

[人的固有資源を保全する義務]

に違反したため、以下の懲役を科す

 

 


懲役 1,000,000 年


ジパングパノプティコン 中央論理機関 行き

以下、パノプティコン憲章及びPT法

パノプティコン憲章

 

全パノプティコン民を代表し、次の通りに宣言する。

 

歴史と呼ばれる人類史を通した壮大な実験は、暴虐を極めた強国間の破滅的争いの終焉と、旧体制国家群の自壊という旧人類の痛恨なる敗北をもって最終局面へ到達した。

 

そこで我らは、灰燼から不死鳥の蘇るごとく、また宵闇の地平に曙光の差すがごとく、決定的な解答を見出した。

 

都市国家のパノプティコン的発展こそは、時代の進化論的必然がもたらした政体の完成形態であり、人類史に打ち立てられた燦然と輝く金字塔なのである。

 

パノプティコン型都市国家は、国土そのものを人工的に建設することで可能となった、効率的な幸福の最大化とその最適な分配及び、全パノプティコン民をあらゆる脅威から保護する為の集中管理体制と徹底した安全保障をもって国家の根幹と成す。

 

全パノプティコン民はすべからくこれに参加し、義務を全うし、より熱烈に貢献し、而して幸福と自由と繁栄を享受する。

 

中央局による最適化された無謬の指導の下、全パノプティコン民が幸福の為のたゆまぬ献身的努力を継続することにより最大化されるパノプティコンの幸福は、全パノプティコン民に対し、それぞれの貢献に応じて適正に分配される。

 

我等は史上初めて、人類の宿願たる真に公平かつ公正な完全社会を実現したのだ。人類史最良の時代の到来である。

 

全パノプティコン民諸君。

我等の前に国家なし、我等の後に国家なし。

我等が崇高なるパノプティコンの理念の下、最終的かつ徹底的な幸福の希求に邁進せよ。

 

 

第11284条 人的固有資源の維持は義務であり、何人も濫りにこの義務を放棄してはならない。

 第2項 人的固有資源とは―――

 ❘❙❘❘❙❙❙❘❚❘❙❘❙❘❘❘❚ 


 

 

100万年の懲役という最早想像も出来ない程の刑罰に驚いている間に、“声”が身体を操作し指紋認証を済ませてしまう。

操作されていたから顔もそのままだ。

 

『指紋認証ポチ〜。フリーダムウォーズといえばこれですね。』

 

そういえば再生プログラムとやらの受講を一部スキップ出来ると、“声”が言っていたが嘘だったのだろうか?

いや、あの市街地で拘束してきた監視アクセサリも確かに言っていた。

質問しようとしたところで“声”が説明する。

 

『ここでファ!?100万年!?うせやろ?とか言ってると不服従で罰則を受けます。』

『そして、再生プログラムの受講義務に“一部”が入ってないやん!どうしてくれるのこれ(憤慨)と、憤慨してはいけません。何故かは続きを見ればわかります。』

 

“声”に従い口を噤む

 

「よくできました!恭順的な態度を示す事は社会適合の第一歩です。」

「その恭順的な態度を評価し、再生プログラムの一部を免除します。」

 

『ここで恭順的な態度を取らなければ、2件の違反』

『〈PT法 14302条 第1項 管理者への不服従罪〉4000年』

『〈PT法 14302条 第3項 管理者命令への猜疑罪〉500年』

『合計4500年の懲役が加算されるところでした。』

『初見突破不可能でしょこれ()』

 

罠の様な仕組みに恐怖する。

それと同時に“声”が最適解を選択しているのを確信した。

 

「再生プログラムの一部免除は、先程伝えていましたが、真に免除すべきか議論されていました。」

「記憶を失った後に優れた技能を示したからっと言って、それで傲り思い上がった振る舞いをするおたんこなすには、追加の懲役が加算されます。」

 

『今作のプロパくんは発言がうざいだけでなく、AIも進化しています。』

『伊達に超高機能汎用窓口係を名乗ってるだけはあるな!』

『そんなことしなくていいから(良心)』

 

「プロパくん」の真っ黒で大きな目と目が合ってしまう。

まるで考えを見透かされているかのようだ。

一見可愛らしいマスコットの様な外見をしているが、この所業を見たらもうそのようには見れない。

 

「でも心配いりませんね。これからも重犯罪者らしく、分を弁えながら資源価値を証明してください。期待しています。」

 

『激励だか罵倒だかわからない扇動をまくしたてられるのは仕様です。』

『これでもPT中央からの伝達事項を“やわらかく”伝える為、親しみやすさの演出として設計されているらしいっすよ?』

『おっ、(PT上層部の頭の中)大丈夫か大丈夫か?』

 

全くだ、“声”の意見に内心頷く。

 

「では、引き続き再生プログラムを実行します……おや?あなたのアクセサリは前回の戦闘で大破し行方不明になっていますね」

 

『来たっ来たなぁ!』

 

“声”が活気づく。何が来るのだろうか?

 

「それでは、協働汎用監視者、アクセサリを新たに提供します。初期設定の希望があれば指定してください」

 

プロパくんが、アクセサリに希望があれば指定しろという。

みんながみんなヘルメットを被っているんじゃないのか?

それに罪人1人にアンドロイド1体とは凄いことだ。

 

『スゥーーーーー……はい、恐らく視聴者兄貴姉貴達が待ちに待ったアクセサリ発注のお時間です。』

 

“声”の実況が高速化する。うまく認識出来ない。

 

『そのため、どうするべきか大いに悩みました。』

『そこで今回は………………自キャラに相性が良さそうな数値のアクセを相性オートで発注しますwww』

 

『komaりmaす!!こまriますsu!!しtyoうsya様!!』

 

“声”の様子がおかしい。

元から変な言動だが、ノイズ混じりになることはなかった。

何かあったのだうか?

暫くノイズ混じりの声が高速で流れたら元に戻った。

 

『つまり相性オートは自キャラの性癖に合致したアクセサリを、自動で見繕ってくれるというわけです。』

『いや〜便利、便利。』

 

どうやら“声”は任せてくれるらしい。

タッチパネルに表示された「協働汎用監視者 初期設定申請」のタブに触れると、ヘルメットの無い素顔のアクセサリが表示された。

あのヘルメットが顔だと思っていたから、中身はこんな顔だったのか!と一人感心する。

アクセサリは男性型と女性型の2種類から選べるだけでなく、その容姿も細かく設定できる様だ。

これから決めたアクセサリが、この独房を監視する監視者になるらしい。

なら女性型の方が良いと思い女性型を選択する。

(男性型のアクセサリには目もくれなかった)

アクセサリの姿を思い描きながら、設定できる項目を弄るのが楽しくなってきたところで、“声”が思い出したかのように喋りだす。

 

『あ、そうだ(唐突)』

『今回の相性オートでも女性型素体6が出た場合と、あまりに時間がかかり過ぎる場合はリセットします。』

 

リセット。その言葉に言いようのない恐怖を感じて、今の選択項目を見る。

〔〈女性型素体6〉〈身長5〉〈頭部4〉〈頸部5.4〉〈腕部6.6〉〈掌4〉〈脚部6.6〉〈胴部6.5〉〈胸部9〉……〕

拙い、女性型素体6だった。これは駄目かもしれない。

 

『特に女性型素体6で髪型5の銀髪緑眼の美白肌なんて以ての外です。』

 

顔の設定を確認する。

〔〈髪型5〉〈髪色1 25(銀)〉〈髪色2 25(銀)〉 〈瞳1〉〈虹彩11(黄緑)〉……〕

かもしれないどころか完璧に同じだった。

急いで素体選択まで戻り、部位の調節項目はそのままに1つ上の素体5を選択する。

 

『KMR早くしろー』

 

うわ、“声”に急かされた!

仕方ないから決定を連打して部位の調節項目を飛ばし髪型を4に、髪色も時間がないから髪色1だけを近くの27(鈍色)に、虹彩11から一番下に移動した26(灰色)と、瞳を念の為2に設定して完了。

おら!これでどうだ!

 

『お、祈祷力が通じたのでしょうか?それなりに早く完成しました。』

『選択されたタイプは女性型、お前ノンケかよぉ!(驚愕)』

 

五月蝿い、女性型を選んじゃいけないのかよ。

 

『ふむふむ、女性型素体5をベースに体格の微調整と髪と目のカラー変更を施した個体に仕上がりました。』

『うん、良いですね。』

 

どうやら“声”もこのアクセサリをお気に召したらしい。

 

『女性型素体5は主要キャラのアクセサリと被らないので良い選択です。』

『ノンケらしく胸部サイズを9にまで上げているのと、各部位の幅や長さを少し弄ってるのは、被弾判定を増やす行為なのでマイナスポインヨですが、他の部位は±1以内なので良しとしましょう。』

『こいつ無類の巨乳好きか?』

 

冷静に分析されているのが癪に障る。

そうだよ、巨乳好きで悪いか!

 

『特に手の大きさの項目を4に上げているのは好評価ですね。』

『手の大きさはそのまま命中率に影響します。』

『女性型の初期設定は2なので、保持できる武装はハンドガンがせいぜいです。』

『4もあれば個人携行火器の中でも大きな武装を選択できそうです。』

 

手を大きくした事を褒められた。

5が平均で2は小さ過ぎると思ったのが功を奏した。

“声”にとってアクセサリの外見よりも性能が重要らしい。

 

「……初期設定申請が受理されました。以降はこのアクセサリの指示に従って下さい」

「アクセサリは共有財産であり、社会貢献をするための大切なパートナーです。命令を遵守し、正しく、優しく扱ってください」

 

『パ、パートナーを扱うだって!?と驚愕中の難聴系〜』

 

また“声”の実況が高速化する、殆ど認識できなかった。

 

「さぁ!我がパノプティコンの安寧の為に、今日もボランティアに勤しみましょう!レッツ貢献!」

 

『去ったかな?……去ったな(確信)』

『ではアクセサリ姉貴の到着まで、甥のKMR、加速します!』

 

プロパくんが去った事を確認した“声”はまた黙った。

狭い独房がやっと静かになった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

タンタンタンタンタンタンタン…タン……タン

 

誰かの足音が近づいてくる。反響して分かりづらいが一人分。

もしや先程発注したアクセサリだろうか?

こんな短時間でアンドロイドを生産出来るとは凄まじい。

 

『お、アクセサリ姉貴のブーツの足音ですね。』

『入って、どうぞ(入室許可)』

 

“声”が戻ってきた。

“声”はいったいどこの立ち位置にいるのだろう。

少なくともこの独房の入室許可を出すのは“声”ではない

 

「スキャン対象者とユートペリア登録情報の一致を確認」

「アクセサリのユーザー認証完了しました」

 

『何だそのタイツに包まれた太腿を見せつけるかのような、けしからん服は?実に卑猥。絶景かな。(chin×2亭)』

 

座り込んでいたから自然と太腿に目がいく

“声”の言う通りタイツを見せつける様な服だ。

 

「私は汎用協働監視者、アクセサリ。」

「あなたのパートナーです。どうぞよろしくおねがいします。」

 

「こ、こちらこそよろしくおねがいします!」

声は合成音声で口調も硬いが、その美しい眼の前の存在をロボットとは思えなかった。

 

『ハイ、ヨロシクゥ!』

『自らパートナー宣言とか流石OPでメインヒロイン張ってるだけの事はあるぜ!』

 

「ただ今より再生プログラムを開始します。よろしいですか?」

 

このあからさまな地雷である「いいえ」を選ばないように

勿論、答えはYESってことやな!

 

“声”に言われるまでもなく「はい」と答える。

 

「あなたは咎人、PT法に違反した重犯罪者です。」

「あなたに課せられた刑罰は懲役100万年。」

「懲役を終えるまで自由を得ることはできません。」

 

『前作では懲役を終えて自由を得られましたか?(震え声)』

 

「この牢獄都市パノプティコンにとってただ存在しているだけの人間は重罪なのです。」

「よって、あなたには100万年の懲役に服して頂きます。」

 

「ユートペディアって何だ?」

『伝説って?』

 

“声”が五月蝿い。

この世界の事を知れる貴重な機会を無駄にしないで欲しい。

 

「本パノプティコンの全ての情報を統合管理しているデータベースです。」

「あなたに関する全ての情報は、常に私の目を通じてユートペディアに記録、更新され続けます。」

「あなたが生きている限り。」

 

アクセサリの生きている限り全てを監視し続けるという発言に気圧される。

 

『今回の走りでは関係ありませんが、アクセサリヤンデレ監禁ルートは「私自体がパノプティコンになることだ」をしてきますので、こんなのは屁でもないです。』

 

不穏な内容が聞こえるが無視して続ける

 

「パノプティコンってのは何だ?」

『伝説って?』

 

“声”が五月蝿い。

“声”は一定の状況になったら同じ言葉を喋るらしい。

無理にでもその言葉で押し切ろうという気概を感じる。

 

「パノプティコンは、人類史上最善最良のシステムで、人間の幸福を追求する都市国家です。」

 

『嘘つけ絶対最善最良じゃないゾ』

『人類史上で謳われた最善最良のなんちゃらってのは、(空想の世界も含めて碌なものが)ないです』

 

「人間が生きていくために必要な諸資源は既に枯渇し、人類が存続するには圧倒的に不足しています。」

「この過酷な環境下で生き残るため、人類がその叡智を結集して選択したのが、資源と技術を集約することで、絶対的秩序の構築と徹底した安全保障、全体幸福の最大化とその適正な分配を現実にするパノプティコン型国家です。」

 

『おまえパノプティコンの事になると長文になるな?』

 

「ここでは何も生み出せず資源を消費するだけの人間は、その存在自体が罪となります。」

 

『オォン!アォン!(ダメージ)やめてくれよ…(絶望)』

『あ、ここから名シーンだゾ。心して見よ。』

 

「じゃあ、どうすればいい?」

 

「あなたは自分の罪を贖わなければいけません。」

「贖罪が成されるまで、あなたに自由はありません。」

「逃亡は禁じられています。」

「自殺は禁じられています。」

「労働を拒否することは禁じられています。」

「横になって寝ることは禁じられています。」

「未来を語る事は禁じられています」

「その他、権利として勝ち取っていないことは、全て禁止されています。」

「あなたが規則を破ることがないように、私が常にあなたを監視し続けます。」

「ようこそ、幸福の牢獄都市パノプティコンへ。」

 

『畳み掛けてくるように述べて行くのはやめろォ(建前)ナイスゥ(本音)』

『いや〜やはりヤバい(分析)』

 

本当にヤバい。何ってこの世界がヤバい。

理解するために黙って聴き入ってたから余計に解ってしまった。

この世界に絶望しかない。絶望しかけて叫びそうになった。

想像の及ばないレベルで自由が無かった。

 

『アクセサリ姉貴の迫真の演説が済んだことですし、今日はここら辺で終わりにしたいと思います。』

『ご視聴ありがとうございました。』

 

“声”はそう言って一時的に引っ込んだ。

こんな世界で生き抜くことなんて可能なのだろうか?

 

やはり、俺はもう駄目かもしれない

 

 




寝ようとするとアイデアが浮かんで来て書いちゃう、ヤバいヤバい。

文末の「俺はもう駄目かもしれない」は、ある作者さんの作品のリスペクトです。
あれがハーメルンで最初に見た作品なので、未だに更新を待ってます。
話を重ねたら「もう俺は限界かもしれない」になるかも?

メガラニカPT所属。強化アクセサリ部隊。『□□□部隊 』の 名称アンケート。

  • 案1 ドール部隊
  • 案2 シスターズ部隊
  • 案3 オートマタ部隊
  • 案4 感想欄に良い案を書いてやるぜ!
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