「夜桜白波、貴様に千年の懲役を下す」
四十六席の中心でその判決を聞いた少年は怖がることも無ければ恐れている感じでもなかった。受けた判決に対して異議を申し立てる事もなく、ただ静かにその結論を受けて入れているような感じだ。
そしてその日、護廷十三隊初代二番隊隊長が投獄された。
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護廷十三隊は尸魂界を護るために作られた組織。それは千年経ったとしても変わることのない存在意義。護廷十三隊に属した者はそれぞれが誇りを持ち、任務を全うする。
それが護廷十三隊に属する者としての責任。
千年という長い間にはその規律を破り、護廷十三隊の地位を剥奪されたものがいる。そして一番最初に称号の剥奪をされたのが初代二番隊隊長。彼は一番隊隊長山本元柳斎重國によってスカウトされた一人。実力は千年前で山本と互角かそれ以上の近くを保持していたと言われている。定かではないが。
そして運命の日は訪れる。
千年前に彼は大罪を犯した。
その大罪とは仲間殺し。彼は任務中に同行していた自分の隊の者を皆殺しにした。その理由に関しては未だに分からないと記述されているが…一説によればなにかに呪われているように何かを叫び続けていたという。
だがその答えを知っているのは本人のみ。本人=当事者の初代二番隊隊長は投獄されている。
それだけの大罪を犯したとなれば投獄で済んでいるだけで良かったのかもしれない。死刑の可能性も零ではなかった。だがどちらにせよ、彼を処刑するのは不可能に近い。彼が本気で抵抗すれば投獄すらも出来ない。
だが、投獄されているということは彼本人も抵抗する意志はないと言う事なのだ。
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「もう千年ですか…」
現四番隊隊長の卯ノ花烈は縁側に腰を下ろして外の景色を眺めながら口にした。普段の彼女は少し不気味さを漂わせている感じだが今の彼女はそんな感じが一切ない。まるで古き友のことを想っているかのようだ。
「あなたが隊長の羽織を脱いでから千年の月日が流れたというのに未だにあなたのことを忘れられずにいます。それほどまでに私の心の中にあなたは刻まれている。どんな時であっても忘れることはなかったと断言できます」
千年という長い時間が流れているにも関わらず、卯ノ花烈は一途に誰かの事を想っている。
「…あなたにもう一度会えることを楽しみにしていますよ」
少し笑みを浮かべながら卯ノ花烈は話した。こんな風に穏やかな彼女は…彼を語る時だけ。それほどまでに彼に卯ノ花はご執心なのだ。
千年という月日を経て、初代二番隊隊長が尸魂界で暮らす物語