【TRPGリプレイ】輪廻転生のメビウスリング 作:月追い狼さん
2021年 GM「完結!!完結!!完結!!!」
2022年 GM「続編作ってるけど筆進まねぇ…やっぱCOCとかそういう奴で推理するのが一番いいのかな。」
PC③「書け。」
GM「ん????」
PC③「書け。」
GM「やってやろうじゃねぇかこの野郎!!!!」
なので、初投稿です。
世界が壊れた日①
【輪廻転生のメビウスリング】というアニメがあった。
彼等の住む学園都市、『白巳津川』という街がスポンサーとなり地域復興を目的として制作されたものだ。『白巳津川』に残る伝承をモチーフにした難解すぎるストーリーは一部のアニメファンに強烈な印象を残し、『結局なにをしたかったの?』と評価されたものだ。
地域復興の完全なる失敗例としてアニメ史に名を刻むこととなった訳だが、お偉いさんはその事実を知らないのか…認めたくなかったのか。
───────アニメ放送から、早二年。
放送に合わせて無理やり作られた春のメビウスフェアは、地元民の圧倒的不支持を無視し今年も開催されてしまったのだ…。
┏━━━━┓
|4月17日|
┗━━━━┛
本日は日曜日。時間は昼間、青天晴れやかで出掛けるには心地の良い気候だ。赤みがかかった桃色のショートカットを揺らしながら少女は『白蛇九十九神社』にて開催されているメビウスフェアをそれなりに堪能していた。
屋台の主「アイスクリーム800円でぇ〜す。」
渋谷「(これに800円は高いなぁ…うん、ないない。)」
それなりに、堪能していた───────
彼女はこの地域の『白泉学園』に通う2年生
暇と怠惰を持て余した彼女は行く宛てもなくのらりくらりと歩を進めていると気づけばこのメビウスフェアへと辿り着いていた。
周りを見ればアニメキャラを模した衣装のコスプレイヤーがチラホラと居りそれを横目にいずれにしても高額な値段の
学生としては手をつけるには少々気が引けるモノを横からスっと手を伸ばし吟味する者が居た。
渋谷はそれを訝しみながら確認すると、それは見知った顔であった。
渋谷「ん、来てたの?」
忍者「おや、渋谷殿。奇遇ですな、美咲殿も こ ん なフェスに来ていたのでござるな。」
そう声を掛けたのは、同じく白泉学園の2年生の
渋谷とは白泉学園からの友人で忍者村出身であり、それを誇りにしている茶髪をポニーテールに結ったマフラーが特徴的なただの忍者だ。
ちなみにバイトで忍者だ。
時給500円の忍者だ。
渋谷「暇だからね。そろそろ帰るつもりだけど…そっちは?」
景坂「こっちは野暮用でござるよ。」
渋谷「ふーん…興味あるの?」
景坂「まさか、全くでござる。拙者ではなく友に頼まれてグッズを買いに来たのでござるよ。」
渋谷「そっ、物好きな友人だね。」
景坂「あのクソアニメのグッズが欲しいとは面妖な。」
渋谷「(まぁ、うん。変わった友人だなぁ…)」
類は友を呼ぶのだろう、渋谷は心の中でごちりながら辺りを見回す。先程も見たコスプレイヤーの人だからへと景坂を促しながら話を続ける。
渋谷「…あれ凄いね。ああいうのも興味あったり?」
景坂「それは分からないでござるが、確かに凄い人気でござるな。」
渋谷「見たことある気がしなくもないけどねぇ。」
景坂「ん?あるはずでござるよ、あそこの中心の彼女は。」
そう促され、複数のカメコ達に囲まれながらあたふたとしている茶髪の少女をもう一度脳内で精査する。そしてはたと思い出す。確かに覚えがあった、同じクラスの…
景坂「『九條 都』殿。ご令嬢にも関わらず親の事業の為に文字通り身体を張って手伝いをしているでござるから感心するでござるよ。」
白泉学園2年生、九條 都。
コロナグループというコーラ等の商品を輩出している有名な会社の令嬢であり、今回のメビウスフェアには運営側としてアニメキャラの一人である【イーリス】のコスプレをしているのであった。
非常に、非常に際どい衣装のコスプレを。
渋谷「それは凄いね。(服装も。)」
景坂「偉く素っ気ないでござるね。」
渋谷「実際、そんなに興味もないしね。それじゃ…」
っと、会話を締めくくろとした。
ゴッ…、と轟音が鳴る。
足元が揺れ始め、あちらこちらから悲鳴と破壊音が聞こえてくる。
渋谷「お、おおお。」
景坂「じ、地震でござるか!?」
地面が割れるほどではないにしろ、多少物が落ちて割れる程の効果はあったらしい。運営側の人間は緊急事態に対応するべく各所へと連絡を始めているようだった。
景坂「余波がくるやれしれぬ。渋谷殿、避難するでござるよ。」
渋谷「んー、わかった。避難しよっか。でも、ある程度建物も多いから避難するにしろ大変かもね。」
九條「皆さん落ち着いて、スタッフの誘導に従ってくださ〜い!」
帽子をかぶった運営職員「
既に迅速に動き始めた職員等を中心に避難誘導が始まっていた。
また、会場である神社の関係者も色々と確認に忙しなく回っているのが見えた。
それでもなお、一部の迷惑なカメコは九條さんを撮影していた。
けしからん。
九條「あ、あの、ごめんなさい。今は写真はご遠慮いただけると…。まだ地震があるかもしれないので避難を…!」
渋谷「(あれは大変だなぁ、ご令嬢さんには。)」
健気な少女の頑張りを横目に二人はそのまま少々色の濃い避難誘導へと応じ、順々に歩を進め安全なところまで来ることが叶った。
渋谷「余震、来ないね。これだったら帰れそうかな?」
景坂「小さいでござったしな。」
渋谷「そうだね。」
実際、非常に大きいように思えた地震に大して避難誘導をされて下りてきた街はまるで先程のことがなかったかのようにいつも通りであった。地震大国というのは伊達ではないようだ。
景坂「…そうでござる、ここであったのも何かの縁。何か食事処へ行くのはどうでござるか?」
少し逡巡し、気になることを聞いた。
渋谷「でも景坂、洋食あんまり好きじゃないでしょ。」
景坂「好んで食わぬだけでござるよ。どうでござるか?」
どうやら、杞憂であったようだ。
渋谷「うーん、なら行こっか。でもそんなにいい店知らないよ?」
景坂「拙者にお任せでござる。」
渋谷「じゃ、任せるね。」
少女達はつい先程の惨事をあまり気にすることなく、平常運転の街へと繰り出していった。
───────少女喫食中
渋谷「ふぅ…」
景坂「なかなかでござったでしょう?」
渋谷「そうだね、和食。あんまり食べ慣れてないジャンルもあって新鮮だったよ。」
景坂「満足してもらえたなら良かったでござる。拙者はグッズを買いそびれたことを連絡して帰宅するでござるよ。」
渋谷「じゃあ、ここでお別れかな。私もちょっと買いたいものあったし。」
景坂「そうでござるか、ではまた明日でござる。気をつけて帰るでござるよ。」
渋谷「うん、バイバーイ。」
景坂「さらば!」
シュン
という効果音と共にござるござるとゲシュタルト崩壊を起こしかける程に濃い語尾の少女は去り渋谷は歩き出す。文房具が足りてないのでこの足でそのまま買いに行こうと食事中には決めていた。
こうして、少々のアクシデントに見舞われながらも青春を謳歌する。
何事もなく明日は来る。
それは当たり前の事で、損なわれることはない。
店に着き、商品を手に取り、会計を済ませて外に出る。
徐々に暖かくなりつつあるが、外は夜に覆われて少し寒く感じた。
渋谷「…?」
自身の胸元に違和感を感じる。
人目を気にし人気が少ないところで自身の懐を確認する
渋谷「…あれ?こんなの買ったっけ?」
渋谷「無駄遣いした覚えないんだけどなぁ。」
出てきたのは、『珍妙な装飾品』だった。
紫色の宝石を施し、金色のディテールを彫り込まれた銀造りの
渋谷「なにこれ、こんなの見たことない…」
そう漏らす彼女の右の首筋には、青白い【
─────────────────────
学園都市である白巳津川市で君達は、普通の学生らしい平穏な生活を送っていた…が、大地震で白蛇九十九神社の神器が壊れ、異世界と繋がってしまい、そこからから流入したレネゲイド由来の【
【9-+nine-】
シナリオ①
『The day the world broke』
───────その日、
システムはダブルクロス3rdを流用し
シナリオは9-nine-シリーズを流用し
各種オリジナル設定を盛り込んだだけのごった煮を
綺麗に紡いでくれたプレイヤー達に敬意と感謝を評して可能な限り流れを再現しながら盛り込めなかったイベントやオリジナルキャラクター達の関係性を読み物のように紡ごうと思いたち書きました。
物が物だけに描き切るべきか?とも悩みましたが…何とかなると未来の自分に託して邁進しようと思います。
不定期では御座いますが、稚拙で貧弱な語彙と表現で書き綴ろうという所存であります。
文句は是非、今後のシナリオ制作に役立てます。
あと適度に褒めてください。やる気が出ます。