デート・ア・ライブ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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とある刹那の日常


「ねえ、フーミン。君って元々は翼で出る筈だって先輩が言ってたけどそうなの?」

『・・・うむ。だが主の力では翼では役不足だったのだろう』

「そうだね。そんなの無くても飛べるし今すぐ君とげろしゃぶをリストラしたいくらいだよ」

『その呼び方・・・何とかならんか?』

「無理☆彡」

『誰か助けてくれーーーーーーー!』


第18話 《魔王と対談!?冥界へ!》

刹那サイド

 

 

四糸乃のヤンデレ事件の夜。僕は部長に呼び出されて屋敷に来ていた。何時ものテラスで椅子に座らされ、部長の話を聞いていた。

 

 

「刹那、突然だけど貴方には今から私と冥界に来てもらうわ」

 

「えっと・・・何故?」

 

「実は貴方の他にも《赤龍帝》と《白龍皇》が出現しているらしいの」

 

「へ?ねえ、君達ってアメーバみたいに増殖するの?」

 

『んな訳あるか!俺達が赤龍帝だ!』

 

『ソイツらは絶対に偽物だぞ!』

 

 

僕の言葉にトカゲ二匹はわーぎゃーと喚き散らす。つまりは、だ。赤龍帝と白龍皇が全部で三人と言う有り得ない事態になり、それが本当か確かめたいと言う訳か・・・。それなら・・・

 

 

「悪いですけど行きませんよ。そんな面倒事の匂いしかしない集まりに行くわけ無いでしょう。それだけなら帰りますよ」

 

「待ちなさい。私にも冥界での立場もあるのよ。お願いだから来て頂戴。面倒事にならない様にフォローはするから」

 

「・・・はあ。分かりましたよ。本当にしっかりフォローしてくださいよ?」

 

「ええ、分かっているわ」

 

 

部長はそう言って嬉しそうな表情をする。面倒だけど行きますか・・・あ。

 

 

「部長。一応身辺警護に使い魔を連れて行っても良いですか?」

 

「邪魔にならないのなら構わないわ」

 

「そうですか。分かりました。直ぐに呼びますので」

 

 

そう言って僕は家に転移してステラを連れてきた。ステラ等の冥界出身の生物は冥界の空気が一番良いらしいから連れて行こうと思った。今回、セシア達デバイス陣は留守番だ。相手にそう易々と手の内を晒す気は無い。最悪卑弥呼で脅すし・・・。僕はそのまま部長に連れられ屋敷の中の巨大な扉の前に来た。ステラは珍しそうに辺りを見回している。すると部長が扉を開け、中には一面先の見えない紫が広がっていた。

 

 

「さ、此処から冥界まで一直線よ」

 

 

そう言って部長は僕達の手を引いて扉の中へと入って行き、僕達は紫の空間へ吸い込まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・デカイ」

 

 

部長に連れられて着いた先は巨大な屋敷だった。隣のステラを見ると冥界の空気が合うのか何処か何時もより元気そうだ。時々連れて行こうかな。そんな事を考えながら僕達は屋敷の中へと入る。屋敷に入ると僕達を銀髪のメイドさんが迎えてくれた。メイドさんは僕たちに挨拶する。

 

 

「ようこそいらっしゃいましたアルカード様。そして初めまして五河刹那様。お部屋までご案内させて頂きます《グレイフィア》と申します。以後、お見知りおきを」

 

「どうも、五河刹那です。宜しくお願いしまs・・・あれ?」

 

「どうかいたしましたか?」

 

「あの・・・何処かでお会いした事がありましたか?なんとなく昔あった気が・・・」

 

「・・・申し訳ありません。私の記憶にはございませんが、貴方に似た子供には見覚えがございます」

 

 

そう言ってグレイフィアさんは何かを思い出す表情をしている。・・・いや、まさかね・・・。

 

 

「変な事を聞いてしまってすいません」

 

「いえ、お気になさらず。ではご案内します」

 

 

歩き出すグレイフィアさんに僕達は着いて行く。その間に僕は卑弥呼とに念話を送っていた。

 

 

『ねえ、卑弥呼。やっぱりあの人って・・・』

 

『うむ。お主と会っておるぞ。丁度龍を倒して次の転移でミスしてからじゃな』

 

『やっぱりあの時のお姉さん?』

 

『そうじゃ。どうやらお主の容姿を見て少し気にしてる様じゃな。どうする。妾を出して正体をバラすか?』

 

『そんな面倒な事しないよ。それにアレは助けたくて助けた訳じゃ無いし・・・』

 

 

そう、グレイフィアさんは僕がげろしゃぶ共を倒した後に再び転移に失敗して辿り着いた場所に居ただけのあまり関係無い人だ。戦争中の時代だったらしく敵に殺されそうになっていた彼女の上に偶々僕が落ちてグレイフィアさんと交戦中だった的と交戦し、ボコボコにして逃走しただけだ。そう、あまり関係無い・・・はず。そんな事を考えていると部屋の前に着いた。そして中に入れられると其処には赤髪のイケメンさんと黒髪の魔法少女の様な格好をした少女が居た。イケメンさんに言われて僕と部長、ステラは椅子に座る。するとイケメンさん達が自己紹介をしていたので僕達も返す。

 

 

「初めまして。僕の名前は《サーゼクス・ルシファー》だ。魔王をやっているよ」

 

「私は《セラフォルー・レヴィアタン》!レヴィアたんって呼んでくれていいよ!」

 

「どうも、五河刹那です。不本意ですが《赤龍帝》と《白龍皇》をやってます・・・」

 

「私は刹那の使い魔のステラだよ!よろしくね!」

 

 

お互いに自己紹介を済ませた所でルシファーさんが本題を切り出す。

 

 

「それじゃあ早速だけど君の《神器》を見せてくれるかい?」

 

「はい。これですね」

 

 

そう言って僕はトカゲ二匹を籠手の状態で出現させた。それを見てルシファーさん達は信じられない物を見た目をする。

 

 

「これは・・・やっぱり赤龍帝と白龍皇の神器だね」

 

「まあ、正直いらないんですけどね。それより強いのありますし」

 

「へえ、良かったらそれも見せて☆彡」

 

「良いですけど・・・」

 

 

レヴィアタンさんに言われて僕は卑弥呼を出現させる。卑弥呼は龍を癒しを司るが龍の場合は炎の龍に属する者しか扱えない。げろしゃぶは炎を司る龍である為に卑弥呼に封印されたのは分かるがフーミンは何故封印されたのかは未だに謎だ。卑弥呼に聞くとはぐらかされる。出現した青銅の剣からは炎が溢れている。普段は出さない様にしているこの炎、実は只の炎ではない。《神炎》と呼ばれる神が使う炎だ。まあ、神剣と呼ばれる代物だから可笑しくはないけど・・・。それを見て更に驚くルシファーさん達。だがそれよりも部屋の入口でそれを見ていたグレイフィアさんが一番驚いていた。まあ、思い出すよね。自分の敵を焼き払った炎を纏った剣なんだから。そう思っているとグレイフィアさんが僕に何かを言いたそうにしているがメイドの業務上話せないでいる。僕はルシファーさんに言ってグレイフィアさんの発言を許可してもらった。

 

 

「えっと・・・お久しぶり・・・ですかね?」

 

「はい・・・あの時は本当にありがとうございました」

 

「気にしないでください。僕も・・・只荒れてただけなので」

 

「いえ、それでも貴方に命を救われた事に変わりはありません。どうかご恩を返させてください」

 

「そんな事言われても・・・」

 

 

グレイフィアさんの言葉に戸惑っているとルシファーさんが言った。

 

 

「じゃあ君の家のメイドとして一生契約と言うのはどうだい?」

 

「ええ・・・」

 

「是非それでお願いします」

 

「ええ!?」

 

 

いやまあありがたいけどそれで良いのかグレイフィアさん!

 

 

「良いんですか?僕なんかのメイドで」

 

「刹那様なんかではなく刹那様が良いのです。どうか宜しくお願いします」

 

「・・・うー・・・分かったりました。じゃあこれから宜しくお願いします」

 

「はい!それとメイドに敬語は不要です」

 

「うん。分かったよ。それじゃあルシファーさん。これでいいですか?」

 

「うん。問題ないよ。手続きは此方でやっておこう。それにしても君は凄いね」

 

「はい?」

 

 

ルシファーさんの言葉に僕は頭に?が浮かんだ。

 

 

「だって魔王を二人相手にしても自然体でいるんだからね」

 

「・・・はい?」

 

 

今なんて言った?え、魔王?目の前のイケメンと魔法少女(仮)が!?

 

 

「只のイケメンとコスプレイヤーのお偉いさんかと・・・」

 

「「まさかの気づいてなかったパターン!?」」

 

 

魔王二人からツッコミの声が聞こえたが僕はこれから先、まだ見ぬ面倒事の匂いが強まって胃痛が止まらなかった。因みに此処の人達は全員悪魔らしい。部長は違うけどね。って言うか僕の平穏カムバックーーーーーーー!

 

 

刹那サイド終了

 

 

三人称サイド

 

 

刹那が魔王と会話している間、刹那の中で卑弥呼は困った顔をしていた。その原因は目の前の光にあった。真っ暗な精神空間に四つの光があった。青、緑、黄、紫の光の球。それを見て卑弥呼は呟く。

 

 

「コレをどうやって刹那に説明するかの・・・」

 

 

覚醒の時は近い・・・。

 

 

三人称サイド終了

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