デート・ア・ライブ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第22話 《原因判明!?新たな危機!》

刹那サイド

 

 

pipipipipipipipipipipipi!

 

 

「・・・ん・・・木乃子、起きて」

 

 

アラームの音に目を覚ました僕は隣で爆睡してる木乃子を起こす。洗面所で顔を洗い、意識を完全に覚醒させた僕達は食堂へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜食堂〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「此処が食堂だ」

 

「おお・・・広いね・・・」

 

 

到着した僕は入口から全体を見渡す。食堂は来禅の講堂より広い。流石マンモス校と言うべきか・・・。ボーッと食堂を見ていると木乃子に券売機の前まで腕を引かれる。

 

 

「何時までも入口にいたらダメだろ。此処で食券を買って彼処のおばちゃんに渡すんだ。昼は其処の所でパンとかを売ってるぞ」

 

「オッケー、覚えとくよ」

 

 

木乃子の指差した位置を記憶して券売機の方へと向き直る。さてと、何にしようかな・・・。

 

 

「じゃあ・・・僕はコレを三つで」

 

「はあ!?《超特盛ラーメン》を三つ!?お前馬鹿か!?」

 

「え、そう?」

 

 

男は度胸!僕は紙幣を投入して食券を三つ購入しておばちゃんに渡した。おばちゃんは驚いた顔をしていたが今の僕は腹ペコだ。暫く席に座って待っていると、木乃子の頼んだ焼き魚定食と共に本当に特盛のラーメンが三つ運ばれて来た。それを席に置いて、おばちゃんたちは興味深そうに遠目から僕を見る。木乃子も不安そうに此方に視線を向けていた。

 

 

「なあ・・・本当に食えるのか?」

 

「勿論。それじゃあ・・・いただきます」

 

 

箸を持って僕は食事を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ごちそうさまでした」

 

「早ッ!?」

 

 

スープまで食べ終えた僕に木乃子は驚きの声を上げる。正直物足りないんだけど・・・。

 

 

「相変わらずの食欲ね・・・」

 

「あ、部長に桜」

 

 

後ろから声が聞こえ、振り向くと其処には苦笑した部長と桜が居た。二人は木乃子に向き直り、自己紹介を始める。

 

 

「初めまして。私は,刹那の,部長をやっている《レイチェル・アルカード》よ。三年生をやっているわ。これから宜しく」

 

「私は一年の《間桐桜》と言います。,先輩,の後輩をしています。宜しくお願いしますね」

 

 

何故この二人は僕の部分を強調するのだろうか・・・。木乃子は木乃子で「グヌヌ・・・」とか言ってるし・・・。

 

 

「あ、部長達はもう御飯終わりました?」

 

「いえ、これからだったのだけど・・・貴方の食欲を見てこっちが満腹よ」

 

「アハハ・・・スイマセン」

 

「これから注文して食べるから待っていなさい」

 

「はい。じゃあ、待ってますね」

 

 

そう言って僕は席に座り直す。その後、部長達は食事を終えて僕達は外へ出た。時間は午後七時過ぎ位で空には月が登っている。取り敢えず今日は来たばかりで少ししか移動していないが、その道中に怪しい物は無かった。と、なると明日の校舎見学で調べるしか無いか・・・。いや、その前に校舎の周りだけでも見ておこうかな・・・。そう思いながら寮へと歩く。そして部長達と別れ、時刻は夜中へとなっていった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜深夜2時〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全ての生徒が寝静まっている校舎の周りを僕は歩き回っていた。此処に来る前に調べたがこの学園で今起こっている怪奇現象は幾つかある。例えば夜中に啜り泣く声が聞こえるとか、他にも物がガタガタ動くとか、何かが歩く音が幾つもしたり等、如何にもオカルト感が満載だ。気になり少しこの敷地について調べた所、此処は遥か昔、まだ戦国時代位だった頃は集団墓地の様な場所だったらしい。正直な事を言うと校外のコンビニ辺りから嫌な気配はしてたんだよね。でも今一気配を掴めなくて場所までは分からなかったけど霊達が一番活動する現在ならバッチリ分かる。さっきから気持ち悪い位の怨念がヒシヒシと伝わってくる。まさかグラウンドのど真ん中とはね・・・。

 

 

「・・・起きて、卑弥呼・・・」

 

『もう起きておる。昼から寝ておらんからさっさと終わらせようぞ』

 

「だから普段より疲れが半端なかったのか・・・」

 

『それより・・・来るぞ』

 

 

卑弥呼に言われ、視線を前に向けると其処には黒く深い穴が其処にあり、怨念が込められた煙と共に骸骨が這い出て来ている。此処に全て集結してたのか・・・。僕は卑弥呼を持っている反対の左手の指を動かして五芒星をなぞり、結界を張る。これで一般人は近づけない筈だ・・・。

 

 

「卑弥呼・・・《霊装展開》」

 

 

巫女服を身に纏い、僕は卑弥呼を向けて此方を敵と見なした骸骨に言い放つ。

 

 

「辛かったでしょう・・・苦しかったでしょう・・・貴方達の魂、僕が解き放ちます。如月家頭首《如月刹那》、参ります!」

 

 

霊の魂を祓う時は如月に戻る。所謂お仕事モードと言う奴だ。僕は踏み込んで一気に骸骨へと肉薄し、斬り付けた。切り付けられ、塵となって散って行った骸骨から光が出て空へと登って行く・・・筈だったが再び穴に吸い込まれ、骸骨となって復活した。・・・可笑しい。

 

 

「ねえ、卑弥呼・・・」

 

『うむ、恐らくは術式があの穴に組み込まれておる』

 

「でも神炎じゃあの術式は・・・」

 

『今の状態では無理じゃろうな・・・《神光》なら何とかなるがのう・・・』

 

「神光?」

 

『うむ、その名の通り神の光じゃ。その・・・言いにくいんじゃが・・・』

 

「何!?早く・・・してよねっ!」

 

 

言いよどむ卑弥呼に骸骨を斬り飛ばしながら怒鳴る。もう何でも来いだ!僕に出来る事なら何でもやってやる!

 

 

「僕はどうすればいい!」

 

『むう・・・ええい!其方の中に神光を持った神剣が眠ってるのじゃ!』

 

「・・・ファッ!?」

 

『ああもう!だから妾は言いたくなかったんじゃ!ほれ!起きろ《ジャンヌ》!』

 

『・・・む、私の出番か卑弥呼』

 

 

卑弥呼の声に僕の中から新たにハスキーな声が響く。僕は驚きの中口を開いた。

 

 

「あのさ・・・ジャンヌってもしかして・・・」

 

『如何にも!私は神剣《ジャンヌ・ダルク》!かつて神の声を聞く者と呼ばれていた!』

 

「また面倒事が舞い込んで来たーーーーー!卑弥呼!隠し事他にもあるだろう!」

 

『うむ、ぶっちゃけるとあと3本の神剣が刹那の中に眠っておる。理由は妾にもさっぱりじゃ!』

 

「ふざっけんなーーーー!」

 

『痛ったーー!?た、叩きつけるでないわ!』

 

 

思わず僕は卑弥呼を地面に叩きつけた。

 

 

「これ以上面倒事抱えて堪るか!只でさえげろしゃぶとフーミンの所為で苦労してるのに!」

 

『だが此奴らを何とかするにはジャンヌを使うしか無い!』

 

「・・・だーもう!ジャンヌ!僕に力を貸して!」

 

『ふむ、主の頼みだ。いいだろう。使い方は分かるな?』

 

「当然!卑弥呼、礼装解除!ジャンヌ!《礼装展開》!」

 

 

僕の服装が巫女服から金色の鎧に変わり、手には青銅の剣ではなく両刃のハルバードが握られていた。体からは光が溢れ出している。

 

 

「温かい・・・これが・・・《神光》・・・」

 

『主よ、決めろ!』

 

「うん!ハアアアアアアア!」

 

 

僕はジャンヌに神光を込めて穴へと放った。その瞬間、穴の中から光の柱が飛び出し死者の魂が全て天へと還って行く。そして僕の手元へとジャンヌが戻って来た。

 

 

「ありがとうジャンヌ」

 

『気にするな。これから宜しく頼むぞ主よ』

 

「うん」

 

 

取り敢えずは何とかなったけど今回の事件は何か怪しい・・・。そう思いながら僕は帰路に着こうとしたが、急に力が抜けてその場に座り込む。流石に・・・神剣の二本使用は体力使うな・・・。

 

 

「ステラ・・・部屋まで頼める?」

 

『任せて!』

 

 

僕はカードを出して、ステラを召喚する。ステラは僕を抱えて綺麗な銀色の翼を広げた。そして僕を抱えて夜空へと羽ばたく。そのまま僕は意識を落とした・・・。

 

 

刹那サイド終了

 

 

三人称サイド

 

 

刹那が去ったグラウンドの木陰から一つの物陰が姿を見せていた。その姿は忍び装束に夜叉の仮面と言う明らかに一般人とは言えない風貌だった。仮面の忍は刹那の居た場所を見ながら言った。

 

 

「あの男が・・・如月の・・・手間が省けた」

 

 

瞬間、風が吹き、忍びの姿は消えていた・・・。

 

 

三人称サイド終了




今回は少なめになってしまいました。
では、さようなら!
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