デート・ア・ライブ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第30話 《バレた秘密!そして婚約!?》

刹那サイド

 

 

「・・・ん・・・ッ!」

 

 

気が付くと僕は寮のベッドで寝ていた。身体を起こすと全身に激痛が走る。力も上手く入らずにベッドから落ちる。それと同時に部屋のドアが開いた。

 

 

「刹那!おい、しっかりしろ!」

 

「あ・・・木乃子・・・」

 

「さっきまで傷だらけだったんだから安静にしてろって」

 

 

入って来た木乃子が僕を抱えてベッドに戻す。て言うかよく僕を持ち上げられたね。・・・あれ?何か心なしか視界が低い気がするんだけど・・・。服もブカブカだし。

 

 

「・・・木乃子、今の僕ってどうなってる?」

 

「大体中3の頃位の身長に縮んだな」

 

「・・・嘘でしょ・・・」

 

 

ガッデム!まさか禁手化で無茶した影響か?そう思っていると、木乃子は僕を真剣な顔で見て言った。

 

 

「なあ、刹那。私に説明してくれ。何があったのか・・・お前は何なんだ?」

 

「・・・分かった。ごめん、皆起きて」

 

 

僕は諦めてライ、アル、レティ(人型ver.)、ステラを出して話を始めた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜少年説明中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・とまあ、この様な事情もあり今の僕が存在してる訳で・・・」

 

 

転生者とか巫女の家系とお父さんの事とかを省いて話そうとしたが木乃子にはお見通しの様で結局全てゲロった。現在木乃子は僕を見ながら涙を流している。それが僕に対する恐怖なのかそれ以外の何かなのか僕には分からない・・・。すると木乃子は僕に言葉を投げかけた。

 

 

「何で・・・何でそんな人生を生きて笑っていられるんだよ刹那・・・」

 

「う〜ん・・・そう言われると困るね。まあ、ぶっちゃけ笑わないとやってけないからかな?」

 

 

僕の言葉に木乃子の表情が歪む。僕は続けた。

 

 

「まあ、今説明した通り僕はかなり精神状態が危ないんだよ。で、自分を保つのがなるべく笑える様にする事なんだ。ほら、どんな事でも笑うと少しは面白いでしょ?そうやって何時も僕は自分を調整してるんだよ」

 

 

僕が言うと木乃子は俯いて肩を震わせる。そして木乃子の膝に雫が落ちる。僕はどうすればいいのか分からなくなっていると、木乃子は僕に土下座をした。

 

 

「ごめん!」

 

「え、何で!?」

 

 

涙を流しながら木乃子は僕に謝り続ける。い、意味が分からない。何故木乃子が謝るのだろうか・・・?僕は木乃子にそれをする理由を聞いた。

 

 

「な、何で土下座して謝るのさ。木乃子は何も悪くないよ?」

 

「だって・・・私は刹那を誤解してた。ずっと刹那の最初の頃の態度は生まれつきだと思ってたんだ。でも本当は・・・本当の親が居なくて拾われるまで一人で生きて来たなんて・・・」

 

「一人じゃ無いよ。セシア達・・・家族が居たし」

 

「でも・・・そんなお前を邪険に扱って・・・!」

 

「木乃子、私達のマスターはそう言う感覚が元々麻痺してるんだ。この思考は前世でも治らなかった・・・」

 

 

そう言ってレティが木乃子の肩に手を置く。何か失礼な事を言われた気がするが・・・。取り敢えず今は無視だ。

 

 

「邪険に扱ったって言っても木乃子は中学の時に僕に話し掛けてくれたでしょ?僕みたいな奴に声を掛けてくれただけで僕は救われたよ?それに最初は僕も木乃子の事を良く思ってなかったし・・・」

 

「・・・何て思ってたんだ?」

 

「最初の頃はうるさい、しつこい、鬱陶しいの三拍子揃ってたっけ・・・」

 

「・・・うん、すまん」

 

「あ、別に今は気にして無いから!泣き止んdって痛った!?」

 

「刹那!?」

 

 

再び激痛で倒れる。そんな僕をステラが支えてくれた。今の僕は体育座りのステラの間にいる状態だ。恐らく端から見れば兄弟にしか見えないだろう。そう思っていると、木乃子が僕を見て安堵した表情をする。僕は自分の中に渦巻いていた疑問を問うた。

 

 

「ねえ、木乃子。僕の事怖くないの?木乃子達から見れば僕はバケモノだよ?それにこの手は汚れきってる・・・」

 

「はあ?何でお前がバケモノ何だ?汚れてるって要は人を殺したって事か?じゃあ逆に聞くけどお前は自分の立場や欲望の為に人を殺したか?」

 

「そんな事はしない!僕をあんな奴らと一緒にするな!」

 

 

僕が叫ぶと木乃子は二カッと笑った。

 

 

「つまりお前は誰かの為にやったって事だろ?他人の為に自分を犠牲に出来る様な奴を私はバケモノ何て思わない。寧ろ惚れ直した」

 

「ほ、惚れ・・・////」

 

「あ〜・・・お前初心だったの忘れてた・・・」

 

 

木乃子の発言にさっきのパーティーの記憶が蘇る。あー!思い出すだけで恥ずかしい!そう思っていると、木乃子はあ、と何かを思い出した表情をする。

 

 

「そう言えばさっきお前が倒れた事を何人かに教えたんだ」

 

「・・・それは一体どんなメンバーで・・・?」

 

「取り敢えず刹那の部活メンバーと、クラスメイトと・・・」

 

 

ドドドドドドドドドドドド!

 

 

「・・・ねえ、木乃子。凄い数の足音が聞こえるんだけど・・・」

 

「・・・何とかなるだろ」

 

「寧ろ今の状況を謝って欲しいんだけど!?」

 

「だが、断る!私を心配させたのと惚れさせた罰だ」

 

「心配させたのは謝るけど惚れさせたのは僕悪くないよね!?」

 

 

そして部長、桜、椎名さん、戸村さん、陽歌、桃子、まさかの村上先輩&理事長が部屋にタッチダウンを決めるまで3秒と掛からなかった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、五河君。あ〜んしてください」

 

「あ、あ〜ん・・・」

 

「ほら、五河君。口に付いてるわよ・・・ほら取れた」

 

「はいは〜い。トムトムナースだよ〜。これで元気出して!」

 

 

さて、今の状況を説明しようか。現在午前四時半、僕はステラのポジションを変わった理事長の間に座らされながら椎名さんの作ったお粥を食べている。そして空かさず理事長が僕の口を拭く。その目の前で戸村さんがナースの格好でポーズを決める。そして横では一時間待ちと書かれたプレートを持ったレティシアを最後尾に皆さんが何故か列を作っていた。嘘みたいだろ?これでも木乃子と同じ説明をしたんだよ・・・?やがて、順番が変わり、桃子と陽歌に歌ってもらったり、あまり関わりの無かった村上先輩に本を呼んでもらったり、部長と桜には膝枕と耳かきを片方ずつしてもらったり等、完全に子供扱いですよねこれ・・・。そう思っている内に空が白み始めた。只今、午前5時30分である。そんな中、部長がカミングアウトをしやがりました・・・。

 

 

「いいかしら。私、レイチェル=アルカードと後輩間桐桜は五河刹那と婚約する事となりました。だから貴方達はいい加減離れるべきだわ」

 

「そうです。先輩の隣は部長と私だけです。でもモモ先輩は居てもオッケーですよ」

 

 

この言葉を皮切りに女性陣が大乱闘を始めた。僕はステラを抱きしめて布団に横になる。防音結界を説明の時に張っておいてよかった・・・。面倒事から逃げる様に僕は意識を沈めた・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数時間後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・不本意ながら婚約者を増やす事にしたわ」

 

「寝てる間に一体何が!?」

 

 

目を覚ますと部長と桜が唇を血が出るまで噛み締めながら震えて言った。その後ろでは残りの女性陣が喜び合っている。部長は僕をジト目で見て言った。

 

 

「刹那・・・貴方告白されたわよね?」

 

「はい・・・何人かに・・・」

 

「では何故その人物の他にも惚れられてるのかしら?」

 

「・・・はあっ!?」

 

 

僕は驚いた。待て待て待て・・・惚れられた?何故?そんな事をした覚えは・・・。

 

 

「待ってください!それが誰だかも知らないしフラグを立てた覚えも・・・」

 

「無意識に立ててしまうのが貴方の悪い癖よ!」

 

「キレられても困るんですけど!?」

 

「なら何故此処に居る全員が婚約者に変わったのか教えなさい!」

 

 

そう言って部長は後ろの団体様を指差した。て言うか何で理事長と村上先輩が居るのさ!?

 

 

「どうやら先輩は本気で分かっていない様ですね。なら私が理事長と村上先輩が惚れた理由をお教えします!」

 

 

そう言って桜が立ち上がった。

 

 

「いいですか?理事長はまず先輩の笑顔にフィニッシュされ、村上先輩は黄泉野先生から助けられた時点でもうアストラルフィニッシュを決められてるんです!」

 

「・・・すいません」

 

 

一目惚れとか知るか!?とも言えず・・・僕は謝る事しかできなかった。そう考えていると、携帯が鳴る。其処には、耶倶矢からだった。

 

 

「もしもs『刹那、婚約ってどう言う事よ!』・・・すんません!」

 

 

既に情報がリークされてるーーーー!?この後、部長と電話を変わり、電話が終わって孤児院メンバーも婚約者に含まれた。

 

 

「あの・・・部長?今更なんですけど重婚はマズいのでは・・・?」

 

「問題ないわ。アルカード家に来れば重婚は可能だから。前世でハーレムを囲っていたのだからこっちでも覚悟決めなさい」

 

「・・・頑張ります」

 

 

それはもう、助部メンバーと孤児院メンバーとは事故とは言え関係を持ってしまった訳ですし・・・。僕も嫌じゃ無い。しかもこの部長、リアルタイムで全てセシアに会話内容を送っていた。まさかセシアがオッケーを出すとは思ってもいなかった。・・・うん、覚悟決めた!

 

 

「皆!その・・・どうしようも無い僕だけど絶対に幸せにします!」

 

 

こうして僕は大量の婚約者を抱え込み、幸せとも言える人生の墓場へ足を突っ込んだ状態で天宮市へと戻った・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「因みに全員既に御両親から是非と言われているわ」

 

「用意周到すぎる!?」

 

 

刹那サイド終了

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