デート・ア・ライブ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第31話 《次の相手はフェニックス!?新たな戦い》

刹那サイド

 

 

僕達が天宮市に戻ってから数週間が経過した、そんなある日の夜。僕と部長、桜、精霊ズとつぼみさんは部長の屋敷に集まっていた。その理由は婚約者同士、親睦を深め合う食事会である。この前から身長が縮んでしまった僕はまた身長が縮み、現在110センチと最早小学生になるかならないかの身長である。学校や街では年齢魔法で誤魔化しているが、家では小さい状態なので面倒この上ない・・・。そんな僕は今、狂三の膝の上でヴァルケンハインさんの紅茶を飲んでいる。知らない内に誰が僕を膝に乗せるかジャンケンで競い合っていた。

 

 

「ねえ、狂三・・・何で僕は何時も子供扱いなのかな・・・?」

 

「それは刹那さんが愛らしいからですわ。そして今の刹那さんの見た目・・・堪りませんわ・・・」

 

「・・・カッコイイって言われたい・・・」

 

 

落ち込みながら紅茶を飲む。すると突然屋敷の床に魔法陣と炎が浮かび上がった。突然の事に僕等全員が固まる。いや、只一人部長だけがその魔法陣を見て心底不愉快そうな表情を浮かべていた。

 

 

「フェニックス・・・」

 

 

部長がそう呟くと同時に炎の中から一人の男性が現れた。その男性は小太りの男性で金髪だった。その男性は体に着いた火の粉を物ともせずに部長に話し掛けた。

 

 

「や、やあレイチェル。今日こそは俺のプロポーズを受け入れてもらうよ・・・フヒッ・・・」

 

「だからこの前も言ったじゃない!私にはもう婚約者が居るの!もう諦めなさいレイザー!」

 

 

部長にそう呼ばれて男性、レイザーはニヤリと笑みを浮かべる。

 

 

「そ、そんな事を言って俺を夢中にさせようとしてるんだね。ぼ、僕は君に夢中さ」

 

 

そう言って本人はドヤ顔のつもりだろうか?部長にニヤリと擬音が付きそうな笑顔を向ける。その瞬間、その場の全員が身震いした。現在待機状態のデバイス達とカードに入っているステラがポケットの中で揺れている。狂三も僕を抱きしめる力を強めた。やがてレイザーの視線は精霊ズ達にも向く。

 

 

「お、お前ら可愛いからお、俺の眷属にしてやる・・・ヒヒッ・・・」

 

 

そう言って皆に近づいてチェスの駒を手に取った。それを見た瞬間、悪寒が走った僕は、セシアをセットアップして銃に変えたセシアで駒を撃った。駒は粉々に飛び散ってレイザーは尻餅を付く。僕は狂三から降りて年齢魔法を発動。レイザーに銃口を突き付けた。

 

 

「今、何しようとした?」

 

「な、何だお前。よ、よく見たら可愛いな。よし、お前も眷属n「話を聞け」ヒイッ!?」

 

 

僕の性別を勘違いした上に話を聞かないレイザーの足元に銃弾を撃ち込む。銃弾には雷の変換資質が使われている。

 

 

「もう一度だけ聞く。僕の婚約者達に何しようとした?」

 

「う、うるさい!お、お前ら!俺を守れ!」

 

 

そう言った瞬間、レイザーの周りから魔法陣が出現してピンク髪、金髪、赤髪、銀髪の女性と犬の獣人の男性が襲いかかって来た。僕はバックステップして全員をバインドで拘束する。襲撃者達を見て僕は一つ疑問に思った。その人達の目に生気を感じられなかったのだ。それは死んでいる訳じゃない。操られている訳でも無い。ただ、何かに絶望している様な、そんな目だ。そしてレイザーは叫ぶ。

 

 

「な、何をしているお前ら!そ、そんな奴早くやっつけろ!お前らの主がどうなってもいいのか!?」

 

「!?ハアアアアアア!」

 

 

レイザーの言葉にピンクの髪の女性は無理矢理バインドを引きちぎって手に持った西洋剣を振り下ろして来た。

 

 

「主の為だ!許s「勝手に勝ったつもりになるな!」何ッ!?ガハッ!」

 

 

西洋剣を人差し指と中指で挟んで止めて腹に蹴りを入れる。ピンク髪は再びレイザーの元に転がりバインドに拘束される。

 

 

「く、くそう・・・お、お前ら!いい加減n「もう止めるんだ。レイザー君」!?さ、サーゼクス様!?」

 

「あ、サーゼクスさんにグレイフィア。お久しぶりです」

 

 

突然声がした方を見ると、其処にはサーゼクスさんとグレイフィアが立っていた。僕は丁度良いと思い、事情説明を求める。

 

 

「あの、部長の事について説明してもらえますか?」

 

「ああ、全て話すよ・・・」

 

 

そう言ってサーゼクスさんは説明を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜魔王説明中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サーゼクスさんの説明によると、部長はずっと前から悪魔の貴族であるフェニックス家の四男のラウザーに婚約を迫られていて、この前僕と婚約を結んだ事をフェニックス家に伝え、無しになった筈の所をレイザーが拒否。ずっと部長に固執していたと。そして皆に向けたチェスの駒は悪魔へ転生させる物らしく、それを聞いた瞬間僕はブチ切れそうになったが、皆に止められた。すると、レイザーがサーゼクスさんに言った。

 

 

「さ、サーゼクス様!た、只の人間にレイチェルやあの者達は勿体なさ過ぎます。こ、此処は何卒私が貰う許可をください!」

 

・・・何を言ってるのだろうかこのピザデブは。冗談はその巫山戯た豚顔だけにして欲しい」

 

 

「な、何だと貴様!」

 

「やっば、聞こえてた・・・」

 

「ぷ・・・せ、刹那君・・・そんな事を言っては・・・ぶはっ」

 

「そうです刹那様。その様な事・・・ふっ・・・いけません」

 

 

サーゼクスさん、グレイフィア、説得力皆無です。よく見ると、周りの全員も笑っている。レイザーは顔を赤くして僕に叫んだ。

 

 

「お、お前!俺と《レーティングゲーム》で勝負しろ!お、俺が勝ったら此処に居る全員は俺の物だ!」

 

「はい?そんな事するわけないでしょ?そもそも悪魔側のルールを僕達に持って来ないでくれないかな?」

 

「く、くそう・・・!さ、サーゼクス様!」

 

 

さっきから小学生かコイツは・・・。そう思っていると、サーゼクスさんはふと何かを考える様な仕草をした後に、僕に提案する。

 

 

「刹那君、彼とレーティングゲームをしてくれないだろうか?」

 

「賭け無しなら僕一人で相手しますけど皆を賭けるとかだったら嫌ですよ?」

 

「そうしたい所なのだが・・・アルカード家の権力にも問題してるんだ」

 

「権力?」

 

「それは私が説明するわ」

 

 

そう言って部長が話し出す。

 

 

「このアルカード家は私を残して誰一人血縁者も眷属も居ないわ。いざとなれば何時でも潰せる弱小貴族なのよ。サーゼクス様に守ってもらっているからこの家は安泰なのよ」

 

「つまりはそのゲームとやらを受けなかった場合、フェニックス家が八つ当たりに家を潰しに来るかもしれないからゲームで白黒付けろって事ですね?」

 

「そうよ・・・お願い、ゲームに出て勝っt「良いですよ」・・・良いの?」

 

「はい、部長が困ってるなら絶対に助けます。それに僕は貴方の婚約者ですよ」

 

「刹那・・・」

 

「部長・・・」

 

「よし!決まりの様だね。それじゃあ刹那君に駒を渡そう。グレイフィア」

 

「はい、此処に」

 

 

サーゼクスさんが言うと、グレイフィアさんが何処からともなくアタッシュケースを取り出し、中身を僕に見せる。其処にはチェスの駒が入っていた。

 

 

「これを使うといい。悪魔に転生せずに駒の機能を使える特別製だ」

 

「どうも。この数のメンバーを揃えれば良いんですね?」

 

「ああ。試合は今から一週間後に此処に集合してくれ。僕から迎えに行こう。詳しい質問は僕のメアドに連絡してくれ」

 

「分かりました」

 

 

そう言ってサーゼクスさんはレイザーとその眷属を連れて帰って行った。グレイフィアはこの騒動が収まったら僕の所に来るらしい。そして屋敷には最初のメンバーが残された。

 

 

「さて、眷属はどうするか・・・」

 

「セツナ!私も戦うぞ!」

 

「十香・・・良いの?」

 

「ああ、レイチェルが・・・同じ婚約者が困ってるのだからな!皆もそうだろう!」

 

 

十香の言葉にその場の全員が頷く。

 

 

「分かった。それじゃあ、皆に駒を渡すよ。えっと説明書によると・・・」

 

 

こうして今の所

 

 

王(キング):僕

 

女王(クイーン):七罪

 

騎士(ナイト):十香

 

戦車(ルーク):ステラ

 

僧侶(ビショップ):四糸乃、美九

 

兵士(ポーン):耶倶矢、夕弦、狂三

 

 

となった。これから空いている分の眷属探しと、特訓をしなければならない。絶対にレイザーをぶっ飛ばしてやる。・・・やっぱり仲間にするなら強い奴が良いよね・・・。

 

 

「よし、皆。明日になったら出かけるから着いて来て」

 

「良いけど何処に出かけるのよ?やっぱり眷属探し?」

 

「うん、だから行こう。《霊界》に・・・」

 

 

 

僕は空を見ながら七罪の質問に答えた。絶対に勝つ・・・!

 

 

刹那サイド終了

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