デート・ア・ライブ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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ようやくテスト期間が終わり、今月初の投稿です!


第4話《秘密機関ラタトスク!僕の妹は司令官!?》

刹那サイド

 

 

「・・・・・・・・あれ?此処何処?」

 

 

気が付くと僕は知らない部屋のベッドに寝かされていた。そして僕の隣で一人の女性が僕を見ていた。

 

 

「目が覚めた様だね・・・」

 

 

女性は眠たげにしながらそう言った。そのまま女性は自己紹介を始める。

 

 

「・・・・此処で解析官をやっている《村雨令音》だ。生憎医務官が席を外していてね・・・」

 

 

どうやら彼女は僕を看護してくれていたらしい。

 

 

「あ、ありがとうございます。あの・・・解析官って?其れに此処は・・・?」

 

「ん・・・詳しい事は後で話すよ。君に紹介したい人が居る。詳しい事はその人から聞くといい」

 

 

どうやら村雨さんは説明が苦手らしい。それから村雨さんが「忘れていた」と僕にセシアとロック達の居る端末を返して貰った。その後僕は村雨さんに着いて行き、とある扉の前に連れて行かれた。その間、村雨さんが30年寝てないとかヤバイ話が出たが、割愛させてもらう。そして部屋の外に広がる廊下を歩く。この廊下・・・前世で造った戦艦と同じ感じだな。と言う事は此処は軍事基地か何か?もしかして鳶一さんと何か関係が?そんな事を考えている内に扉の前に来た。村雨さんは電子パネルを慣れた操作で動かし、扉を開ける。その中に通されると其処には船の艦橋の様な部屋が広がっていて、目の前に艦長が座る様な黒い椅子が置かれていた。

 

 

「・・・連れて来たよ」

 

「ご苦労様です」

 

 

村雨さんが言うと、艦長席の横に居た男性が執事の様な感じで言った。何かこの人・・・声がギンガナムに似てる気が・・・。そう言えばエネの声もブランに似てたっけ・・・。するとギンガナム(仮)が僕に挨拶して来た。

 

 

「初めまして。私は此処の副司令官、《神無月恭平》と申します。以後お見知り置きを」

 

「どうもご丁寧に。五河刹那です。此方こそ宜しくお願いします」

 

「はい、宜しくお願いします。司令、村雨解析官が戻りました」

 

 

僕は神無月さんに挨拶を返す。すると神無月さんは横に居ると思われる艦長に声を掛ける。すると背を向けていた艦長席がゆっくりと此方へと回転した。そして、

 

 

「--------歓迎するわ。ようこそ、《ラタトスク》へ」

 

 

そう言って椅子に座っていた赤い軍服に身を包んだ僕の義妹である《五河琴里》が何時ものキャンディを咥えながら言った。

 

 

「・・・・・・何やってるの?」

 

 

僕は驚かずにはいられなかった。驚きながらも僕はゆっくりと琴里へ近づいて行き、そして・・・

 

 

「っちょ!?何すんのよ!?」

 

「良かった!良かったよ〜!」

 

 

僕は琴里を抱きしめた。琴里の口調が何時もと違う気がするがどうでも良い。兎に角大切な家族が無事だったのだ。今は其れを喜びたい。

 

 

「も、もう・・・分かったから一旦離しなさい」

 

「うん・・・でも良かった。GPSの反応がファミレスだったからビックリしたよ」

 

「ああ、それね。真上に居たから無事だったのよ」

 

「へ?真上?」

 

 

そう言うと僕の目の前に外の映像らしき映像が電子パネルに載って出現する。其れは空から地上を見た映像で、ファミレスが真下に映っていた。

 

 

「此処がファミレスの真上だから無事だったってわけ」

 

「うん、大体分かってきたよ」

 

「あら、随分と物分りが良いじゃない。どんな予想かしら?」

 

 

琴里が興味深そうに僕に聞く。あまり信じたくはない仮説を僕は言った。

 

 

「今の言葉を聞くからにして此処は空中戦艦って所かな?そしてこの艦に居る全員は何かの組織の人達かな?司令官の琴里も含めてね。だからGPSはファミレスの位置を示した。真上に居たからね」

 

「正解よ。それじゃあ、私達がどんな組織かも分かる?」

 

「多分・・・あの剣を持った女の子と鳶一さん・・・あのスーツを着てた人達に関係ある事とか?」

 

「そうよ。今からその事について説明するわ」

 

 

そう言って琴里は説明を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

琴里の話を簡単に言うと、あの剣を持った黒髪の少女は《精霊》と呼ばれる存在で、特殊災害生物と呼ばれている。空間震は彼女の出現する際の副産物だそうだ。しかも己の意思とは関係無く吹き飛ばす。そして鳶一さん達はASTと呼ばれる陸上自衛隊の対精霊部隊の所属で彼女達は精霊を殺す為に居るらしい。そして琴里達の居る《ラタトスク機関》はそのASTから精霊を守る組織で精霊と対話をする事によって空間震を解決するそうだ。尚且つこの組織は僕の為に創った組織らしい。対話って・・・クアンタムとか使うのかな?リミッターを完全開放すれば出来ない事も無いけど僕が本気を出すと、空間震よりタチの悪い《時空震》が発生する可能性が・・・。

 

 

「あ、でも対話ってどうするの?只の話し合いじゃ聞かないでしょアレ。それに僕にどうしろと?」

 

「安心しなさい。私達が貴方を全力でバックアップするわ。貴方は特別なのよ。交渉役はあなたにしかできないわ」

 

「いや、だから交渉ってどうやって・・・」

 

「それはね、精霊に-------恋をさせるの」

 

 

琴里は得意げにそう言った。

 

 

「・・・・・・・はい?」

 

「だから、精霊と仲良くイチャイチャしてデートしてメロメロにさせるの」

 

 

この義妹様は何を仰っているのでせうか?

 

 

「えっと・・・それが空間震の解決とどう繋がるのさ?」

 

「武力以外で空間震を解決しようとしたら要は説得しなきゃならないわけでしょ?」

 

「まあ、そうだね」

 

 

琴里は指を顎に当てながら言葉を続ける。

 

 

「その為にはまず、精霊に世界を好きになってもらうのが手っ取り早いじゃない。世界がこんなに素晴らしいモノなんだー、って分かれば、精霊だって無闇矢鱈に暴れたりしないでしょうし」

 

「なるほどね」

 

「で、ほら、よく言うじゃない。恋をすると世界が美しく見えるって。-------と言う訳でデートして、精霊をデレさせなさい!」

 

「いや、s『『ちょ〜っと待った!』』ってセシア、エネ!?」

 

 

先程から黙ったままだったセシアとエネが突然騒ぎ出した。セシアはアウトロールに、エネはハッキングをしたらしく、部屋の巨大な電子パネルから出現し、話し掛ける。

 

 

『さっきから聞いて居れば!刹那にこれ以上フラグはいりません!既に中学時代にかなりの数をかなりの場所で建てているんです!それ以外の方法を探します!』

 

『そうです!ご主人がこれ以上ラブコメったら全国のフラグの餌食になった少女達に刺されます!』

 

「な、何よコイツ等!?」

 

「あ、ちょ、・・・ハア」

 

 

ああ、バレた。長年隠してきた兄の秘密が今、明らかにされてしまった。琴里達の視線を感じながら僕は全てを白状した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜少年説明中〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つ、つまり貴方は魔法使いな訳ね。それに能力創り放題って・・・どんなチートよ」

 

 

僕の話を聞いて琴里は他の面々と共に口の端を引きつらせながら此方を見る。因みにセシア達は話が進まないので黙って貰った。え?どうやったって?それは、秘密。少なくとも知ったら二日か三日は部屋に引きこもることになるよ。世の中には知らなくていい事もあるのさ〜♪

 

 

「まあ、僕の事は置いておいて。それしか方法が無いって言うなら僕は頑張るよ。精霊だからって殺していい筈が無いしね」

 

「そう、話が分かって良いわ。それじゃあデートもした事の無い貴方には明日から訓練よ」

 

「え?僕デート位何回もしてるよ」

 

「・・・・・・・え?嘘でしょ?」

 

「嘘じゃ無いって。デートって男女が二人っきりで遊んだりする事でしょ?」

 

「ま、まあ簡単に言うとそうね」

 

「それなら月に5、6回は普通にやってるよ?」

 

 

僕がそう言うと琴里はヘブンズタイムを喰らったかの様に止まる。まあ、セシアと行く事もあれば美九と行く事も多いしモモとか七罪とか八舞姉妹とも順番に行ったりとか・・・あれ?もしかして・・・。

 

 

「ねえ、琴里。フリーズしてる所悪いんだけど」

 

「お兄ちゃんがプレイボーイお兄ちゃんがプレイボーイお兄ちゃんがプレイボーイ・・・へ?な、何かしら!?」

 

「いや、落ち着いて。あのさ・・・他にも精霊って居るの?できれば画像とかあると嬉しいんだけど」

 

「分かったわ。神無月」

 

「ハッ、司令」

 

 

琴里が言うと、神無月さんがパネルを操作して画像を出す。エネのハッキングはもう解除されている。其処には何人かの少女達が映る。双子らしき少女、歌を歌っている少女、カチューシャをした少女、魔女の様な帽子を被った少女が映った画像があった。

 

 

ダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラダラ・・・

 

 

「ちょっと!凄い汗よ。どうしたの!?」

 

「琴里さん・・・・・・・全部知り合いっす・・・」

 

『はあ!?』

 

 

僕の言葉に琴里達全員が驚いた声を出す。

 

 

『お!?何だ何だ!?せっかく寝てたのによ』

 

 

ってロック!寝てたんかい!?

 

 

刹那サイド終了

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