川原華連の母「おかえりなさい!」
白狐村の川原刑事の自宅の玄関で、帰宅してきた川原を、華連の母が出迎えた
川原「おや!来客かな?」
玄関には見慣れない女性用の靴が2足、並べてあったため、川原は華連の母にたずねる
華連の母「霧谷健三さんの所の濱秋子さんと、そのお友だちの女性が来ているんですよ」
華連の母は川原から、カバンを受け取り、答える
華連の母「今、3人でお風呂に入っていますよ」
川原「なるほど!」
川原は洗面所へと向かう
華連「秋子ちゃんの背中は、アタシが洗うの!」
式部清子「モノには順番があるの!少し、そこで見てなさい!」
浴室の扉の向こうで、会話が聞こえた川原は、しみじみしていた
川原「そういえば、霧谷さんの娘さん2人と、華連はよく風呂に入っていたな!」
生前の茉莉香と凛の事を、思い出していた
―――――――
浴室内では…
式部「いい!危ないから、私が『いい』って言うまで、近づいてきちゃダメよ!」
T字カミソリを持った式部は、湯船に浸かる華連に、念を押す
式部の前には、壁を背に、濱秋子が立たされている
式部「秋子も、危ないからジッとしてるのよ!」
そう言って、式部はシェービングクリームの缶を軽く振る
濱「これくらい、自分で…」
式部「気が散るから、黙ってて!」
式部の迫力に、濱は黙る
式部は濱の恥部に、シェービングクリームをスプレーする
式部「何度も言うけど、危ないからジッとしてるのよ!」
式部はシェービングクリームの上から、カミソリを当て、濱の恥毛を剃っていく
式部「よし、こんなもんね!」
式部はシャワーで、お湯をかける
式部「うん!きれいに剃れた!」
恥毛を剃られて、女性器の割れ目が露出した濱は、恥じらうあまり、横を向いて赤面している
式部は濱を床に座らせる
式部「バトンタッチ!秋子の背中、洗ってあげて!」
華連「うん、任せて!」
華連は式部と入れ違いに、湯船から出ると、ボディスポンジにボディソープを付け、濱の背中を洗い始める
濱「ここまでしなくても…」
式部「女の子は体のすみずみまで、清潔にしなくちゃダメなの!ムダ毛は処理しなきゃ、不衛生でしょ!」
式部の高圧的な主張に、濱は反論できなかった
―――――――――
風呂から上がった濱は、凛の遺品のTシャツとサロペットスカートに身を包み、和室の座イスに座っていた
そこへ、華連が濱のヒザの上に座り、濱の胸元に寄りかかる
華連「うーん、やっぱり秋子ちゃんは、柔らかくて、気持ちイイ」
濱の乳房に背中を押し当て、華連は満足気な表情になる
濱の方は、赤面して固まっている
式部「コラ!秋子から、離れなさい!」
式部は華連を退かそうとするが…
華連「イヤだ!あたしの特等席なんだもん!」
式部はしかめっ面をするが…
川原「華連、濱秋子さんと話がしたいんだけど、いいかな?」
川原は穏やかな口調で、華連にたずねる
華連「うん、分かった!」
華連は素直に退く
川原と濱がいなくなると…
式部「最初から、素直に退きなさいよね!」
式部は腕組みをして、華連に文句を言う
華連「だって、秋子ちゃんって凛ちゃんと同じで、柔らかくて気持ちイイんだもん!」
式部は顔をしかめる
そこへ…
華連の母「華連!」
華連の母の一言で、華連は口が止まる
華連の母「ごめんなさいね!でも、華連も悪気があるわけじゃないの…霧谷さん家の凛さんと茉莉香さんが亡くなった時…別人みたいに豹変して…しばらくは自分の殻に籠もっちゃったの…濱秋子さんが引っ越してくるまで!」
式部はしかめっ面がゆるみ、驚きの表情になる
――――――――――――――
その頃…
濱は川原と共に、ガレージにある車の中にいた
川原「実は、君にいくつか質問したいんだ…まず…君は今年の白狐祭の花嫁を務める事になったそうだね!」
濱「はい…霧谷さんの推薦で…」
川原「去年、通り魔事件があったから、我々としても、今年は厳重にパトロールする事になったよ!」
そう言って、川原は車のダッシュボードからタブレット端末を出す
川原「思い出すのは辛いかもしれないけど、私の質問に、正直に答えてほしいんだ」
川原はタブレット端末を起動させ、ある動画を見せる
動画を見た濱は、泣き出してしまう
川原「やっぱり、辛かったみたいだね!」
川原はタブレット端末をオフにする
川原「今の動画、間違いなく、君であっているかな?」
泣きべそをかく濱はうなずく
人目につく可能性を考えた川原は、わざわざ、濱をガレージの車の中まで連れてきた…というわけだった
――――――――――――――
その夜…
華連は布団に入り、スヤスヤと寝息を立てていた
式部「秋子!」
華連が寝付くまで、添い寝していた濱に、式部が後ろから声をかける
式部「ちょっと、ききたい事あるんだけど…」
式部は濱の手を引き、華連の寝室から外に出る
式部「秋子!これ、どう見てもアナタよね?」
式部は和室内でスマホを出し、インターネットに流出した動画を、濱に見せる
式部「何で、もっと早く、私に報告しないのよ 」
式部は泣きそうな顔の濱に詰め寄る
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式部のスマホの動画には…
両手両足をロープで縛られ、テーブルにくくり付けられた上、口にはガムテープを貼られた、上半身裸の濱が出ていた
男「いつ見ても、美味しそうだな」
不気味な笑みを浮かべた男が、濱の乳首に吸いつき、濱は涙目でうめき声をあげている
しばらくすると…
男は濱のジャージのズボンを脱がした
濱の恥部が露出する
男「汚ねーな!ちゃんと剃っとけよな!」
男は電気シェーバーを取り出すと、スイッチを入れ、濱の恥毛を剃り始めた
係員「何やってんだ!」
電気シェーバーの音に気付いた係員2人が、ものすごい剣幕で、入ってくる
男「離せ!」
係員の1人が、男を羽交い締めにし、濱から引き離す
もう1人の係員はハサミを取り出し、濱の両手両足のロープを切った
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一方、霧谷家では…
凛の父「なんて事だ!」
凛の父は頭を抱えている
凛の母「私も予想外でした…まさか、濱秋子さんの居場所を特定されてしまうなんて…私の責任です」
凛の母はテーブルの上に、濱秋子の母の愛人の男の顔写真を出していた
そこへ…
美咲「諦めるのは早いわよ!」
茉莉香の母と共に、緋森美咲と鐘元あかりが来ていた
加えて、美咲に耳を引っ張られた蝉沢忍も一緒だった
美咲「凛たちが死んだのは、忍のキス未遂が原因なわけだから…私たちも責任取って、協力するわ!」
忍「ちょっと、待ってくれよ…『俺1人のせい』って、ひどくねぇ…」
あかり「忍!」
珍しく、目で怒りを表していたあかりの一言で、忍は黙る
あかりは凛の母に歩み寄る
あかり「あたしたちにも、何か手伝わせてくれますか?」
凛の母「ありがとう!とりあえず、近辺の宿泊施設には、協力してもらったわ!」
凛の母は先手を打っており、『顔写真の男が宿泊してきたら、即座に通報する』事を、地元の民宿やビジネスホテルにお願いしていた
そこへ、凛の母のスマートフォンに、メールが入る
凛の母はメールを確認する
凛の母「なんて事…」
どうやら、新たな問題が浮上したようで、凛の母は頭を抱えていた