こんな魔法少女はやだ   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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こんな魔法少女はやだ

 病室にて死期を待つ少女が1人おりました

 

 少女は見舞いに来る家族がいません

 

 少女の治療費に家庭が耐えきれずに一家離散してしまったからです

 

 少女を治療しようとする先生はいません

 

 一円も特にならず、全身転移してしまった癌をどうすることもできないからです

 

 少女は周りから哀れみの目で見られていました

 

 しかし、少女は病室で誰よりも明るく振る舞いました

 

 そんな明るかった少女の体は徐々に弱り、ついには寝たきりとなってしまいました

 

 今の少女は迫る死の恐怖と体を蝕む病魔による痛みを堪えることしかできません

 

 少女は外が見える窓際のベッドの上で外の木をぼんやりと眺めていました

 

「あの木の葉っぱが全て落ちたら……死ぬのかな」

 

 少女に残された時間はあまりに短い

 

 少女は涙を流します

 

 そんな時白い獣がどこからともなく現れました

 

『やぁ宮本のどか……君の願いを1つ何でも叶える代わりに魔法少女になってよ』

 

 狸やハクビシン、猫のような白い獣は私に語りかけてきました

 

「あなたの名前はなあに?」

 

『ボクの名前かい? インキュベーター……皆からはキュゥべえと呼ばれているよ』

 

「魔法少女になったら病気は治るの?」

 

『そう願うのであるなら治るだろう』

 

「魔法少女になって何をすれば良いの?」

 

『災いを振り撒く魔女と戦ってほしいんだ』

 

「魔女ってなぁに」

 

『人々を困らせる災いだよ。人々を絶望させたり殺したりする害のある存在さ』

 

 少女は喋るのが楽しくて色々キュゥべえに質問をしました

 

 キュゥべえは嘘を言わない

 

 でも真実ははぐらかす

 

 質問をしているうちに気がつきました

 

「ねぇキュゥべえ……もし、もしもだよ? あなたに協力するって願ったらどうなるの?」

 

『不思議な事を言うね。魔法少女になることが協力することなのにかい?』

 

「私の命はキュゥべえにとってどれぐらいのエネルギーになるの?」

 

『そうだね宇宙の寿命を1分伸ばせるてところだろうね』

 

「それは多いの? 少ないの?」

 

『少ないさ、君には才能も命の価値も少ない』

 

「そう……」

 

 少女は少し頭が回るだけで元気でも運動ができるわけでも天才的な……いや、何かに才能があるような存在でもありません

 

 キュゥべえがそんな価値の低い少女に話しかけているのは、魔法少女の真実を知ったらすぐにでも魔女になるんじゃないかという打算があったからです

 

 しかしキュゥべえが考えているよりも少女……宮本のどかの精神は達観していました

 

 少女は契約することはもう決めていました

 

 どのような契約にするかが問題です

 

 世界平和、砂漠の緑化、世界中の病気を治して……キュゥべえに言えば叶えてくれるでしょう

 

 1秒だけの世界平和

 

 鳥取砂丘の一角だけの緑化

 

 どうでも良い病気一種類を世界中で治す

 

 少女は悩みます

 

 そして閃きました

 

「私、キュゥべえになりたい! キュゥべえみたいに願いを叶える存在になりたい!」

 

『それが宮本のどか君の願いかい?』

 

「うん!」

 

『君の願いはエントロピーを凌駕した!』

 

 少女の体が光に包まれます

 

「キュピ」

 

 するとどうでしょう

 

 キュゥべえになっているではありませんか

 

 違いは右前足に輪っかがあり、そこに宝石が埋め込まれています

 

 次の瞬間少女いや、新たなキュゥべえに膨大な知識が流れ込みます

 

 宇宙の真実、魔法少女とは、キュゥべえの目的、ソウルジェム、魔女とは……

 

 宇宙猫のような表情をすること数分全てを理解した宮本のどかは目の前にいるキュゥべえにこう言いました

 

「……屑が」

 

 と……

 

 宮本のどかはフッとどこかへ居なくなりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宮本のどか

 

《魔力》15《攻撃》10《防御》20《速度》50《経験》1《精神》95

 

 固有魔法 キュゥべえ(弱)(ソウルジェムの浄化、変換、具現、回収の力を少しだけ使える)

 

 武器 リング(キュゥべえの耳に付いてるあれ)

 

 変身後の姿

 

 キュゥべえを擬人化した姿

 

 

 

 

 

 

 

 こんな魔法少女はやだ

 

 キュゥべえが魔法少女




続くかも?
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