キュゥべえになってしまった宮本のどか
その力はキュゥべえの下位互換
ソウルジェムをグリーフシードで浄化できますが半分の浄化能力
貧弱なステータス
病気はキュゥべえになったことで治ったがどうなる!?
『私と契約して魔法少女になってよ』
学校でとある噂がまことしやかに囁かれるようになった
曰く猫のような狸のような、兎のような白い獣が現れて願いをある程度の1つ叶えてくれるらしい
曰く生徒会役員だとか各委員長クラスの学生代表とかは見たことがあるらしい
曰く願いを叶える代わりに命がけの魔女との戦いをしいられるらしい
曰く魔法少女がくたばると魔女になって人々を不幸にするらしい
曰く使われていない4階の空き教室に金曜日の17:55になると5分間だけ姿を現すらしい
曰く男の子はだめらしい
曰く1人で行かないと駄目らしい
曰く曰く曰く……
曰く獣の名前はQB(キュービー)と言うらしい
「金曜日の17時55分……噂が本当なら現れるハズらしいけど……」
少女が空き教室の机に腰を掛けて噂を待っていると本当に現れた
白い獣が
「私の噂は全て知った上で願いが有るのかな」
「……魔法少女は死ぬと魔女になる。魔法少女は魂が宝石となり抜き取られる……そして死ぬまで魔女との戦いに身を投じることになる……」
「それだけ知っていれば十分だ。私に何を願う? 憐れな獣に何を願う?」
「……私を最強最速のサラブレッドにしてほしい! そして家族を救ってほしい!」
「なぜ? 理由は」
「私の家はサラブレッドを生産する牧場なんだけど、有力馬を排出できずに衰退の一途を辿ってる。だから願いで私をサラブレッドにしてほしい」
「飼っている馬を最強にする願いをすれば良いのでは?」
「曰く願いはその人物に関係することでないといけない」
「……私ではなく【本物】と契約した方が良い気がするよ」
「ねぇQB……本物とあなたでは違いがあると私は考えている。QB、あなたと契約をしたら本物と何が違うの?」
「本物はどんな願いも必ず叶えてくれる。しかし、私では本人の変化しか叶えてあげられない……1億円が欲しいと願っても本物の1億円は私は出せない。宇宙に行きたいと願っても宇宙の映像を脳内に直接見せてあげられるだけ……完全に願いを叶えることはできない」
「それでも私は最強最速のサラブレッドにしてほしいと願う! 私が競走馬になれば人間の頭脳を持ったサラブレッドが生まれる!」
「狂ってる……狂ってるねぇ」
「本物がいつ現れるかわからない。ならば不完全でもあなたに願いを叶えてもらいたい」
「……良いでしょう東城あくあ! あなたの願いはこの宮本のどかが聞き受けた」
『船橋から来た神 ガイアが皐月賞を走ります』
【購入価格500万円の格安の馬が走った理由とは】
【船橋5連勝、全て5馬身以上 中央殴り込みガイア シンザン記念勝利 陣営追加料金を支払い皐月賞へ参戦か!?】
【牝馬による皐月賞挑戦ファンディーナ以来! 地方の神は中央の神となれるのか】
「久しぶり東城あくあ。馬生は楽しんでるかな?」
「QB……あなたと契約して良かったとつくづく思うよ……本物のインキュベーターだと私はたぶん走る以前に死んでたと思うからね」
「そう……」
「ちょっと待ってね……」
馬の姿から魔法少女の姿に変わった東城あくあは、厩舎の屋根裏に隠していた風呂敷を持ってきた
中身は大量のグリーフシードだ
「はい、空のグリーフシードだけど」
「ありがとう。これだけあればカスを集めることでグリーフシード10個分くらいにはなりそう。お駄賃として1割還元するね」
「皐月賞前でソウルジェムの濁りを完全に浄化したかったからちょうど良いわ! ありがとう」
宮本のどかはほぼ空のグリーフシードを集め、エネルギーを1つのグリーフシードに集める
それを10回繰り返すし、完全に空になったグリーフシードを食べていく
「はい、お駄賃」
「やったありがとう……そういえばどうして美浦に? 北海道の千歳中心に活動していたよね? QBは」
「安藤があなたを追いかけて茨城の高校に進学したから拠点を移すことになったの」
「なるほど! じゃあ私も頑張らないとね」
『ガイア先頭ガイア先頭! 血統も、中央も、全て……全てが関係無い! 後続とは10馬身! これは決まった決まった決まったぁぁぁ!!』
【ガイア皐月賞制覇 ダービーも視野に】
【地方から三冠馬誕生なるか】
【オグリキャップの再来 第四次競馬ブームの幕開け】
【女神降臨】
東城あくあ
《魔力》60《攻撃》50《防御》40《速度》90《経験》25《精神》85(135)
固有魔法 分身 (多重影分身のあれ 分身の記憶した事は本体にフィードバックする)
武器 鞭 (どこまでも伸び縮みする鞭)
変身後の姿
騎手のような格好、ゴーグルに帽子、縦ラインの紫色の勝負服
こんな魔法少女はやだ
そもそも人ではなくなる