こんな魔法少女はやだ   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ナチス狂

 私の名前は安藤かつみ……アンカツって皆に呼ばれる生徒会副会長よ

 

 普段は真面目な優等生

 

 勉強も学年1位で社会の教科に至っては偏差値74を叩き出したこともあるは

 

 でも裏の顔は……

 

「ナチナチナチ……劣等人種な私達ができるのは縋る事だけではないのだぁぉ!」

 

 中二病全開のナチス信者こそ真の姿

 

 金曜日の空き教室で生徒会室からチョークと黒板消しを借りてきて、今日は巨大なハーケンクロイツと欧州の地図を描いていく

 

「素晴らしい……ナチチ、今度は何をやろうか。聖書(我が闘争)の朗読でもしようかしら……」

 

 そんな事をしていると後ろから気配を感じた

 

「誰!?」

 

「ずいぶんと醜悪な趣味をしているねぇ」

 

 白い猫と兎を足したような白い動物が居た

 

「??????」

 

「おっとそこまで混乱するか。だったら安藤かつみ。君は噂を信じて来た人では無いね」

 

「噂……空き教室の噂!?」

 

「おや、知っているのかい?」

 

「金曜日の5時55分になると願いを叶えてくれるらしいって確か噂がまことしやかに囁かれていたわね……本当だったんだ」

 

「正解……まぁ私は間違えて来た人には契約はしない主義でね。それにこんな危険思考な人物に力を与える気は無いよ」

 

「いや、待って白いの」

 

「QBと呼びなさい」

 

「QB待ちなさい。契約するとあなたに何か得があるのでしょ。生徒会副会長としてこんな噂をばらまいて何がしたいのか話しなさい。いや、話す義務があなたにはあるわ」

 

「狂っていても生徒会副会長か。じゃあ生徒会長がなぜこの学校に居ないのかから話をしよう」

 

「そういえば会長が居ないわね……ん? 居ない? なぜ居ないのか今まで疑問にも思わなかった!? まてよ、ということは既に会長だった人物は噂通りならば願いを叶えた?」

 

「that's right……その通り。生徒会長は私と契約して願いを叶えた」

 

「時折話す契約って何?」

 

「契約や願いを叶える代わりに魔法少女となって魔女という災厄を振り撒く魔法少女の成れの果てと戦う運命を背負うこと。その代わりに私は願いを可能な限り応える……それが契約」

 

 魔法少女とグリーフシード、ソウルジェム、魔女、使い魔の話を順々にしていく

 

「QB、あなたは契約すると何か良いことがあるの?」

 

「まず願いを叶えた代価としてエネルギーを獲れる。それを身体や魔力の拡充に当てることができる……これが利点1、次に共に戦う事ができる戦友を獲れる……これがその2、私の場合魔女を倒すとグリーフシードの他にこれまたエネルギーを回収することができ、それで私か戦友を強化することができる」

 

「なーるほど、強くなるために契約をしていたと……となるとQBも魔法少女なの?」

 

「ええ、そうよかれこれ5年になるかしら」

 

「5年……それじゃあ相当強いんじゃ」

 

「まぁほどほどにね」

 

 そこで一つ疑問が出てくる

 

 QBは誰と契約したのだ? 

 

「QBは誰と契約して魔法少女になったの?」

 

「私と同じ格好をしたインキュベーターという宇宙人よ。私は本物と呼んでいるわ」

 

「本物……」

 

「本物はあらゆる願いを叶えることができるのに対して私はある程度の願いしか叶えられない。例えば病気を治して欲しいと願っても、一時的に治ったように見えるだけで、再発してしまったりね……どう。願う気は無くなったでしょ」

 

「いや、私は魔法少女というのに興味がある。魔法少女はソウルジェムが本体になるのでしょ。ソウルジェムが砕かれると肉体はどうなるの?」

 

「綺麗な死体になる。……私はそんな死体を何体も見てきた」

 

「まぁ5年も活動していればそうなるか……質問だ。何人あなたは魔法少女にしてきたの? そして何人の魔女を倒してきたの」

 

「私は……50人の少女を生け贄に捧げ、そして100名もの魔女を倒してきた」

 

「うひゃー、そりゃ凄いわ。で、彼女達の願いは何?」

 

「もう一度歩きたい、もう一度味のした食事を食べたい、痛みを消して欲しい……」

 

「なるほど、末期の少女達を魔法少女にしてきたと」

 

「ええ、そのお陰で少しずつ力を蓄えることができたわ。でもね、夢も希望も無い末期の少女達の僅かなエネルギーは魔女になっても本当に弱かったわ」

 

「そこで我が校を狙ったと? 夢も希望も満ち溢れている」

 

「違うわ。私は戦友を欲したの。ただ傷を舐め合いたい、痛みを分かち合いたい……それだけなの」

 

「孤独感からか……となると今存在が消えている生徒会長は魔法少女となり、QBと一緒に戦っているのね」

 

「ええ」

 

「はた迷惑な……」

 

「私でもそう思うわ」

 

「よし、私契約しようと思うわ」

 

「え? 話を聞いていたの? あなたに対するメリットが薄いのよ」

 

「ただ約束して欲しい。これ以上私の母校で魔法少女は作らないと」

 

「それが願い?」

 

「いいえ、これは契約よ。そして私の願いは……ナチスの力を使えるようにして欲しい」

 

「ナチスの力を……え?」

 

「魔女と戦うのにナチスの戦闘力が有ればどんな強敵をも倒せる! ふふふ、そんな魔法少女がいても良いとは思えない?」

 

「狂ってる」

 

「狂ってなかったらナチチ崇拝なんかしてないわ」

 

「……良いだろう契約成立だ! 私と契約して魔法少女になってよ」

 

「ナチスの科学力は魔女にだって通用するわ!」

 

 

 

 安藤かつみ

 

《魔力》85《攻撃》95《防御》95《速度》20《経験》1《精神》76(126)

 

 固有魔法 ナチス

 

 ナチス時代に有った武器を魔力で作り出して操ることができる

 

 武器 指揮棒

 

 変身後の姿

 

 武装親衛隊(SS)の格好 サイズは160cm

 

 

 こんな魔法少女はやだ

 

 ナチチ崇拝者

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