推しと旅する世紀末   作:オコSunday

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閑話【日常編】

〈からかい上手のおぐりん〉

 

安全地帯の教会を見つけて間もない頃…。

 

「オコ様ァ〜、こっちの野菜の種の分は終わりました〜」

「おー、おぐりんセンキュー。そんじゃあシャワー浴びてきなよ。この暑さで汗かいただろうし、土いじりで汚れたでしょ」

「ありがとうございます。それじゃあお先にシャワー使わせてもらいますね。………あ、オコ様〜!」

「ん?なーにー?」

「オコ様も……一緒に入りますかぁ?」

「んな!?……ば!馬鹿言ってんじゃないよ!いいから早くシャワー浴びてきなさい!!」

「はーい」

「……全く、歳上をからかいやがって」

 

『本人もああ言ってるんだし、チョロっと覗くくらいいいんじゃね?』

「黙れ悪魔の俺!その手には乗らんわ!」

『そうです。推しとは影からこっそり支えるもの。悪魔の誘いに乗ってはいけません』

『出やがったな天使の俺!……でもよく考えてみろ?お前の最推しの裸見たくねぇのかよ?本人も良いって言ってたしちょっと覗くくらいバチなんて当たらねぇよ』

『…………推しとは影から支え、見守るもの。だから例えそれがシャワー中だろうと例外ではありません。さぁ、行くのです俺よ』

「オイイイイイイイ!!天使がそっち側に寝返ったらダメだろーが!なに欲望に素直になっちゃってんの!?絶対に行かねぇかんな!?」

 

「……オコ様1人で何をブツブツ言ってるんだろう?……あ、そーだ」

 

「オコ様〜♪えいっ♪」

「え!?ちょっ!?おぐりんなにを!?」

「ぎゅ〜♪」

 

「(鼻をくすぐるいい匂い……そして背中に当たるこの柔らかい感触は………)」

 

「『『ゲボはァ!?』』」←吐血

「きゃ!?お、オコ様?大丈夫ですか!?」

「『『……わ、我が人生に一片の悔いなし』』」

 

結論。おぐりんは結構イタズラ好き。

 

 

 

〈リアルおとこの娘降臨〉

 

これはミレアが俺たちと仲間になったときの話。

 

「今日は天気もいいし、ちょっと遠めに物資調達にいくよ」

「はーい、わかりましたー」

 

「ここのスーパー初めて来たけど……地味に数が多いな…。できるだけバレないように片付けていくから、おぐりんは周囲の警戒をお願い」

「戦わないってゆう選択肢は無いんですね〜……」

「あ、言っておくけど、今回はそのマシンガン使用禁止ね?」

「どうしてですか!?」

「音で外のゾンビが寄ってくるし、弾薬が勿体ない」

「あ、ハイ」

 

「オコ様!こんな所に女の子が!!」

「なんだって!?すぐそっちに行……」

 

──ドッガラガラガッシャン!!

 

「オコ様ああああああああ!?何やってるんですかぁ!?」

「……テヘペロ♪」

「テヘペロじゃないですよぉ!!ってめちゃくちゃこっちに来てるぅぅぅ!!」

「やっちまったもんはしゃーない!やるっきゃないでしょ!」

 

──タァン!タァン!タァン!

 

「……え?」

「う、嘘だろ?たった3発でほとんどのゾンビを同時に撃ち抜いただと!?」

 

「……うるさくて寝られないんだけど?」

「え?………その声………まさか男ォ!?」

「いや待て……その声……もしかしてミレアか?」

 

「…………え?待って。もしかしてオコ兄?……ってことは」

「そう、おぐりん」

「え!?この子ミレアなんですか!?」

「みたいだな。……それにしても……リアルでもおとこの娘とは……こりゃまたたまげたなぁ」

「あ、それ私も思いました。リアルなおとこの娘を生で見るのは初めてです」

「「可愛いなぁ」」

 

「うっさいよ2人とも!!それよりも後ろのアイツらどうにかして!?」

「っしゃオラァ!!」

「って、まとめて串刺しにしたあああああああ!?普通出来るものなのそれ!?」

「……ミレア、諦めましょう。オコ様だからとゆうことで理解すればいいんです」

「出来るかあああああああああ!!」

 

こうしてなんだかんだでミレアが仲間に加わりましたとさ。

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