えー、更新遅れましてスイマセン。
障害を抱えて仕事をしていたのですが、悪化しまくりでほぼクビのように退職して障害がひどく再就職が難しいくらい追い詰められてるのですがとりあえず続き打ちました(笑)
仕事をしてないなら今書かないとと(笑)
レッドローズにたどり着いた我々だが、ビビはパック王子がどうなったのか分からなくて頭を抱え、フライヤは全てが消え失せてしまったことに絶望し膝をついていた。
フライヤがあまりにも不憫でならなかった。守りたかった王も、街も人々も、ようやく会えたかと思った恋人も、何もかもすべて失ってしまった。
私は声をかけられず、ただソレを眺めているだけしか出来なかった。
でもジタンが誰か来たから隠れろ!と声をかけてくれたので何とか移動し、階段の影に身を潜めていると、上の通路から女兵士とベアトリクスの声が聞こえた。
「ベアトリクス様、お疲れさまでした」
「ブラネ様はどうしておられますか?」
「ブラネ様はベアトリクス様のお帰りを心待ちにしております。さぞや勝利の賛嘆をあびせられることでしょう!」
ベアトリクスと兵はそう会話していて、この船にはブラネ女王も乗っているという情報も得ることが出来た。
声だけなので表情などは分からないが、ベアトリクスは迷いが生じていて喜べていないだろう。
「もはやスタイナー率いるプルート隊など目じゃないですね――「無駄口をたたくのはよしなさい!!」
プルート隊の立場が気に食わないのであろうその兵はベアトリクスにそう言うが、その言葉の途中でベアトリクスが叱りつける。
あのベアトリクスはスタイナーさんの事を認めているから、こうやって他者からの陰口が許せないのだろう。
まさかこの将軍ベアトリクスに数年前、スタイナーが”まぐれ”で勝てたなんてホントに信じられない。
正直さっき戦ったとき半分遊んでましたけどもかなり強かったですよ。技の駆け引きが上手くいかなかったらダメージ与えられなかっただろうし、逆に返り討ちにされてこっちが痛い目に遭ってただろうし……
マジでどうやって勝ったのスタイナーさん。
「ブラネ様には今すぐお伺いしますとお伝えください」
「はっ」
兵との会話はここで終わり、少し階段の影から様子をうかがえば、ベアトリクスの背中越しに迷いが見える。
そして彼女はぽつりと「何故クレイラを街ごと消滅させる必要があったのだ……」と呟いたのが聞こえた。
「召喚獣や黒魔道士などなぜ必要とする……私はこのようなことのために剣を磨いてきたわけではないのに……」
彼女の虚しさがぽつりぽつりと風に溶けていく。
そして複数の足音と共に女兵士の声が聞こえた。
「黒魔道士ども、こっちへ来なさい!お前達三体はテレポットを使って先にアレクサンドリアに戻り、城の防備に当たるのです」
女兵士は黒魔道士達を率いて階段を降りていき、我々も気付かれないように更に影へと隠れ、女兵士と黒魔道士がテレポッドに入って飛んでいく光を目で追った。
「……私はあのような心を持たぬものと同じ働きしか出来ないのか」
最後の虚しさが風に流されていき、ベアトリクスは歩き去った。
我々はブラネが乗っていることを聞いたので後を付けて行くが、通路の先の扉に阻まれて先に進めなくなった。
……というか、この通路も隠れる場所がないから扉開けられて兵士に見つかったらヤバいんだけどなーと考えながら、ブラネやベアトリクスの動きを探ろうと扉についている小窓をのぞき込むジタン。
だが薄暗くて何も見えないという。
その時、ブラネの声が聞こえ、私たちは耳を澄ませて彼女らの会話を聞くことにした。
ベアトリクスはブラネに先ほどの宝珠を渡したようで、ブラネはとても機嫌が良さそうに笑い声を上げていた。
そこからベアトリクスがダガーの事を尋ねれば、ブラネは城に戻り次第ガーネットを処刑すると言ったのだ。
「ガーネットは宝珠を盗んだ罪で処刑じゃ!召喚獣を全て抜き取ってしまえば、あんな小娘などもはや用済みよ!そんなことよりベアトリクスよ、お前は最後の宝珠を探すのじゃ!」
そしてまた大きく笑い声が響き渡り、その話を聞いてしまったジタン達は真っ青になっていた。
早くダガーを助けないと!とジタンは焦るが今ここでブラネに立ち向かってもベアトリクスが居る以上無闇に手出しが出来ない。
「ダガーが処刑されちまう……!」
焦るジタンにビビがテレポットを使ってアレクサンドリアに行こうと提案してくれた。
「さっきの黒魔道士達があの中に入って光になって飛んでいったから、きっとあの装置を使えばアレクサンドリアに行けると思うんだ」
「ビビあったまいいー!カワイイし天才!!」
ぎゅーっと抱きしめてあげれば、ビビはあわあわと両腕を振っているのが笑えた。
早速我々は急いでテレポットに入り、アレクサンドリアへと飛んでいくのであった。
それからしばらく飛んでいれば、空は茜色に染まり始めていた。
テレポットは不思議な空間で、特に身を動かすことが出来るわけでもないから、窮屈とかそういうのはない。フワッと浮いているような感覚はあるが、自分自身が光になっているから身体的なそういうのは止まっているのだろうか。
ぼんやりそんなことを考えているとついにアレクサンドリアに到着し、城の壁を通り抜けてどんどん進んでいく。
自分たちが光から戻したときには城の地下にたどり着いていて、運良くそこにスタイナーさんとも鉢合わせるのであった。
「おっさん!ここはアレクサンドリアなのか!?」
ジタンはここがアレクサンドリアなのか確認しようとスタイナーさんに聞けば、彼は貴様にかまっている暇など無いと答えてくれない。
「自分は一刻も早くアレクサンドリアの地下牢から抜け出して、姫様をお救いせねばならんのだ!」
「答えてるーーーー」
と、私がツッコミを入れつつ、ここがアレクサンドリアだというのは確認が取れたので、急いでダガーを助けに行こうと出口へ向かえば、スタイナーさんは自分をのけ者にして話を進められていたことに腹を立ててその場で地団駄を踏んでいた。
ついてこないから我々はスタイナーさんのトコに戻って、レッドローズでの出来事を簡単に説明する。
「ボク聞いたんだ……ブラネ女王はアレクサンドリアに戻ったらおねえちゃんを殺すって……」
ジタンの言葉は聞かないけどビビの言葉は信じるスタイナーさん。
これでようやく皆で助けに行こうと走り出した。
すると後ろの通路から兵士が追いかけてきたので逃げていたら、マーカスさんが現れて通路の柵を降ろして通行止めにしてくれた。
「マーカスじゃないか!」
ジタンは久しぶりに見た仲間の顔に驚きつつ、マーカスさんはここは俺に任せるッスと行って他にも通路の柵を降ろしてくれた。
「サンキュー!」
「じゃあ、オレはブランクの兄キを助けに魔の森に行ってくるッス!」
「マーカスさんがんばってねぇー!」
マーカスさんとも別れを告げ、ダガーを探して城の中を駆ける。
一番怪しいのは何処なのか、というかまず城の内部をよく知らないので見当がつかない。
……とはいえ、私は知っているから、ブラネ女王の部屋が怪しいんじゃないか?と言ってみれば、スタイナーさんは城の内部を把握しているからすぐにたどり着くことが出来た。
「誰も居ない……」
「正直こういう部屋って古来から隠し部屋があったりするんだよねぇ。大体は暖炉に隠し通路、とかさ」
と私はいいつつ燃え尽きている暖炉を調べてみる。確かに普通に見ていれば気が付かないが、角などを見てみるとわずかに隙間があったり、謎に擦れた跡が残っている。
ちゃんと見ると違和感あるわ。
「本当だ、ここに通路がありそうだな……こういうのは大体近くにスイッチみたいなのがあるんだよ。よく貴族のお屋敷でもあるんだけどさ、こういう燭台を――」
ジタンが壁の燭台を引っ張ったら、怪しいと言っていた暖炉が引っ込んで下へと続く道が開かれた。
「……な?」
な?とか言っているけど、ソレがスイッチだと思ってなかったから、引っ張った本人がびっくりしていたのをは私しっかり見てたよ。
「さて行ってみよう!」
レッツゴーと私が一番に入り込んで、らせんに続く道を下っていく。
そして長い長い階段を降りていき、大きな空間に出る。
何のために作られた場所なのかはよく分からんが、とても怪しい雰囲気を醸していた。
アレクサンドリアも歴史が長いから、怪しい部屋なんてたくさんあるんだろうな。
色々扉を開いて行けば、ついに謎の儀式を行っていただろう広間に辿り着いた。
そこにはダガーだけではなく、ソーンとゾーンも居て、ブルメシア依頼の対峙となります。
「何しに来たでおじゃるか!!」
「いつもいつも邪魔して許さないでごじゃる!!」
そこでついに戦闘が始まり、ソーンがゾーンにメテオパワーを送り、ゾーンプチメテオの詠唱を始める。
ソレで何が起こるのか分かっているので、ラッシュでゾーンを吹き飛ばしてやれば、ソーンからのメテオパワーが解除されて力を失った。
「やめるでおじゃる!!」
「やめろって言ってやめるわけねぇだろ!」
ジタンはそう言ってソーンに斬りかかり、ソーンはなにげに素早いのかギリギリで避けている。
凄い俊敏なおじいちゃん……
「ソーンよ受け取るのでごじゃる!!」
「はいダメでーす」
またラッシュで力を受け取ったソーンを吹っ飛ばせば、ころんころんと転がっていく。
こりゃ簡単だなぁ。
「うぐぐ、覚えているでおじゃるよー!!」
「でもガーネット姫はもう用済無しでごじゃるよ!!」
ソーンとゾーンがぴょんぴょんと跳ねながら出口に逃げていき、そして振り返ってニヤリと微笑んだ。
「イイ気味でごじゃるよ!!」
「イイ気味でおじゃるよ!!」
そんな捨て台詞を吐いていったが、実際にダガーは今えらいことになっているのである。
急いでみんなでダガーのトコに走れば、ダガーは眠ったまま目を覚まさない。
何度呼びかけても揺すっても目を覚まさない。
息はしているから死んでは居ないが、何故か目を覚まさなかった。
「おそらくなにかの儀式を施されたのだろうね……この部屋なんかうさんくさいし、あの魔術師がなにかしたに違いない。ブラネ女王が召喚獣を、とか言ってたから……ソレと関係があるのかも」
ヒントを口にしてあげたが、フライヤ以外はあまり冷静さを保てていないので、あまり聞いていなかったかもしれない。まぁいいんだけどね。
ジタンはダガーを抱えて、休ませられる場所へ行こうと女王の間に戻ることにした。
またも長い螺旋階段を登り、上に辿り着いて近くにあったソファにダガーを寝かせてあげたが、皆がダガーを見て不安と憤りを感じていた。
「ブラネ女王様……何故姫様にこのようなことを。このスタイナーが命をかけてお守りしてきた大事な大事な姫様を……それはブラネ女王様も同じだったはずではありませぬか……!」
悔しそうにスタイナーさん、そしてビビもダガーが目を覚まさないことに不安になるが、ジタンは優しく「今はちょっと疲れて眠ってるだけさ」と微笑んだ。
だけどうつむいて、オレがついていればこんな風にはさせなかったのに、と後悔を口にした。自分がちゃんと止めていればこんなことにならなかったって後悔しているのだろう。
ジタンは優しいから、ダガーが言うこと聞かなかったから!何てこと言わない。ほんとイイ男だよ。
「……怒りや憎しみが限界を超えると感情が湧き上がらなくなるんだな……涙すら流れやしない」
ジタンは喪失感にうなだれ、ビビも泣きそうになってる。
フライヤはもうすでにたくさんのものを失っているからか、彼女もうつむいてしまった。
ジタンのそんな姿を見て、スタイナーさんですら言葉が出なかった。
……だが、逃げたソーンとゾーンがベアトリクスを引き連れて戻ってきた。
自分たちでは勝てないから、ベアトリクスで相手だ!いけ!ベアトリクス!!ってポ●モンみたいな感じで現れた。
「お久しぶりですねスタイナー、これまで何処に行っていたのですか?まさかこのようなケダモノ達と遊んでいたわけではないでしょうね?」
スタイナーさんの背後に居る私たちに向かってケダモノとはずいぶんな言い方だ……けども、ジタン謎の尻尾付き、ビビ黒魔道士、フライヤネズミ族、私ヴィエラのウサギさん……ケダモノだね!フレンズなんだね!!!
「ケダモノはどっちだとおもってんだ!」
ジタンはナイフを抜き、今度はやってやる!と一番にベアトリクスに斬りかかる。
スタイナーさんもここは引けぬと同じくベアトリクスに向かっていくが、みんなあしらわれていく。
フライヤも参戦して4対になっているけども、その人数でやっと相手になっている感じだ。
で、私はニヤニヤしながらソレを眺めてます。私が入ったらベアトリクスが不利になっちゃうからねぇ。
「ヴィエラ!戦ってくれないのか!?」
ジタンも流石に私が戦闘に入っていないのに気が付いて呼んだのだが、私はニヤニヤしながらダガーを抱き起こして頬を撫でる。
「彼女を見張ってないと人質にされちゃうかもしれないのでぇ~」
ベアトリクスに見えるように、見せつけるように頬を撫でて微笑んだら、やっと彼女はダガーの存在に気が付いてくれて剣を納めた。
「ガーネット様……!!」
駆け寄ってようやくブラネが言っていたことが本当になってしまったことを痛感し、そして魔術によって眠りに落ちてしまったダガーを、自分の魔力でできる限りのことをします、と力を使ってくれた。
「やはりブラネ様はガーネット様の命を取られようとしていたのです……」
魔力を注ぎながら、ベアトリクスはスタイナーにブラネ女王の最近の行動を少し話した。
それでもブラネ女王がダガーの命を取ろうとしていたのだけはどうしても信じられなかったスタイナーは理解してくれなかった。
「スタイナー、もはや答えはひとつしかないようです……長い間の迷いが解けました、やはり私は間違っていたのです」
そして戦いで傷を負い、膝をついているフライヤにベアトリクスは謝罪の言葉を投げかけた。
「ブルメシアの民よ、私は許されない過ちを犯してしまったようです」
「当たり前じゃ!!私はお主をすることは出来ぬ!!」
怒り、そして立ち上がってベアトリクスを睨み付け、槍を握りしめて塚の部分を地面に叩き付ける。
ガン、と鈍い音が響き、そしてフライヤの表情は憎しみから悲しみの表情へと代わり、うつむいて口を開いた。
「じゃが、今はダガーとやらを助けてやりたいと思う……」
顔を上げ、ベアトリクスに頼むと言うようなまっすぐな澄んだ目を合わせる。
ベアトリクスはうんと頷き、先ほどよりも無理をして魔力を使ってダガーの眠りを覚まそうと、なんども繰り返し魔力を使った。
途中でソーンとゾーンが「我らの魔法は簡単には解けぬ!」「ムダ!」とか言ってくるが、ついに光の粒がダガーの身体を包み込み、そして彼女はようやく目を覚ますことが出来たのだった。
「ガーネット姫、お気づきになられました?」
まだ意識が混濁しているのかダガーはふらふらと立ち上がり辺りを見渡す。
そしてジタン、ビビ、スタイナーさんと顔を合わせて少しずつ頭の整理を始めた。
何事もなく目覚めて良かったよ。今回は私、何もしてないからみんなの経験値になったかな?
感動の再会を果たせて喜んでいるその時、ついにブラネ女王が女王の間にやってきた。
ソーンとゾーンがブラネ女王にガーネット姫が我々に連れて行かれると話せば、興味なさそうにダガーを見つめてフンと息を吐いた。
「ガーネットからは全ての召喚獣を抽出したのか?」
「抽出したでおじゃる!」
「抽出したでごじゃる!」
双子が答えればブラネ女王はダガーを牢に閉じ込めろと命じ、そしてベアトリクスがそれに異を唱えた。
「ブラネ様、私の使命はガーネット様の身を守ること……どうかこれ以上ガーネット様に手をお出しにならいでください!!」
ベアトリクスがブラネ女王に懇願するが、ブラネ女王の怒りを買うだけで解決にはならなかった。
彼女も分かっていたから、この場は私が、と我々が逃げられるように時間を稼ぐと言ってくれたのだ。
「私はこの場を去れぬ!早く行くのじゃジタン!」
フライヤもブルメシアの恨みがある以上、のこのこ逃げる気もなくベアトリクスと共に武器を構えた。
自分に立ち向かってくる二人を見てブラネ女王は鼻で笑い、ソーンとゾーンに全員を排除するように命じて部屋を出て行こうとする。
その時、ダガーが「お母様!」と声をかけたが、一瞬足を止めたかと思ったがそのまま去って行った。
「フライヤ!後は任せたぞ!」
ジタンはそう言ってダガーの手を引き、ビビは燭台を動かして隠し通路を開いて道を作る。
追っ手のことは二人に任せて私もジタン達と共に通路へ逃げた。
「ねぇジタン!この先に逃げ道あるの!?」
とりあえずあの長い螺旋階段を駆け下りているけど、正直こっちが正解に道なのか分からない。いやまぁ、合ってるんだけどさ。ジタンは何の根拠にこっちに逃げたんだろうと思って聞いてみたんだよね。
「隠し通路って大体は城を攻められたときに逃げるために作ってあんのがセオリーなのさ!だからこの下にどこかに通じる出口があるはずだ!」
確かに城の隠し通路って逃げ道よね。流石盗人ぉ。
そして駆け下りている途中で横の通路から黒魔道士が現れて行く手を阻むが、我々5人なら楽々倒せる相手だ。
ジタンはお得意のナイフで斬りかかり、スタイナーさんもビビとの魔法剣で戦い、ダガーは回復できるように白魔法の準備をしている。うん、イイ連携です。
「ちょ、ヴィエラも戦ってくれよ!」
「え、必要あった?」
腕組んで眺めてたらジタンに何でそんなのんきに、なんて言われてしまった。
出る幕無かったよ?
まぁ、通路からまたも黒魔道士が出てくるから軽く首をはね飛ばしてやれば、スタイナーさん以外が「ひぇ」と声を出した。
スタイナーさんは戦争慣れしているからかびっくりしてはいたものの、これは出さなかったね。
「まぁとにかくさっさと行こうよ、どんどん追っ手が来るよー」
今度は私が先頭に立って先に進み、しばらくしたときにジタンがスタイナーさんの歩みが遅くなっている事に気が付いて、早く!と急かした。
「自分は果たしてこの場所に居て良いものなのだろうか」
そう言ってスタイナーさんは足を止め、我々も止まる。
ジタンはどうしたんだよと聞くが、スタイナーさんは真顔で言葉を続けた。
「忠誠を誓ってきたブラネ様に刃を向けたベアトリクスと、自らの仲間を殺されながらも共闘して姫様を守ろうとしてくれているフライヤ……ブラネ様が本気で怒ってしまった以上、彼女たちの命を取りかねん!」
自分も同じくブラネ女王のプルート隊だ。だからこそ、ここで一緒に逃げることに納得がいかなかったんだろう。
「ジタン、お主に頼みがある!アレクサンドリアを無事に脱出し、姫様をトット先生の元へ送り届けてくれぬか?トット先生ならこの荒んだアレクサンドリアを救うための良い手立てを考えてくれるはずだ」
ここでジタンとビビはトット先生とやらを知らないから、内心誰だろうと思っているだろうが、ジタンは任せてくれと言ってうなずいた。
いつもいつもジタンとスタイナーさんは相容れない仲だったのに、ここでスタイナーさんは大事な姫をジタンに任せるところ、しびれるよね!!
「ボクも頑張ってみる」
「私もついてるから、任せてちょうだいスタイナーさん」
私もファイティングポーズをとってやるぞ、と意志を見せれば、スタイナーさんはうんと頷いた。
「ジタン殿、ビビ殿、ヴィエラ殿、頼りにしているぞ!」
そして最後に「姫様、さらばです!」と敬礼してスタイナーさんは道を戻っていった。
ここでさらばですと言うところ、もう死ぬ覚悟で立ち向かっているのが分かる。だからダガーも切なそうにスタイナーさんを見つめ、自分のために戦ってくれる人たちに胸を痛めた。
「みんな、私のために……」
「そうだよダガー!」
ジタンはダガーに駆け寄り、進もうと言った。
「みんなダガーのため、アレクサンドリアのため、そして自分のために必死に生きているんだ!だからこんなところで立ち止まっちゃダメだ!生きよう!」
ジタンの言葉に涙を浮かべつつ、まだ迷いがあるもののダガーは進んだ。
先ほどの召喚獣を抽出しただろう広間の入り口以外の通路を進めば、急に下から柵がせり上がり道を阻む。戻ろうとするも、同じく柵が邪魔をして自分たちは閉じ込められてしまう。
「しまった、罠か!」
「あちゃー、凄い仕掛けだねぇ」
のんきに言いつつ剣で柵を叩いて金属音を響かせる。うん、いい音だねぇ。
「ひっかかったでおじゃる!」
「何度見ても良い眺めでごじゃる!」
罠を発動したソーンとゾーンが上からのぞき込んでニタニタと微笑んだ。
私は棒読みで「ああーなんてことだー」って嘆きながら剣をしまう。とりあえず必要ないね。
「お前達卑怯だぞ!!」
ジタンが畜生と柵を蹴って怒り、双子はその様子を見て更に喜んだ。
「これが我々のやり方でごじゃる」
「お前達に口出しはさせないでおじゃる」
ニヒヒと笑いながらいつものステップを踏んでいたら、ソーンとゾーンはブランクさんとマーカスさんに殴られてノックダウンする。
魔の森で石化していたブランクさんが元気に戻ってきてジタンも喜び、マーカスさんが罠を解除して先に進めるようにしてくれた。
「まったく、やっぱり見てらんねぇぜ」
ブランクさんがそう笑って、そして私を見てなんか雰囲気変わったなと言ってきた。
「きゃーブランクさん乙女の変化に気付いちゃうだなんて落とし方分かってるぅー!お久しぶりー!」
以前は精霊使いで踊り子のような格好で、今は闘士だから勇ましい剣士の姿になっているから大分雰囲気は違うだろうね。
私はぴょーんと上の階に跳んでブランクさんに抱きつけば、勢い余ってそのまま押し倒してしまった。
まぁいいやとそのままギュッと抱きついて頬ずりしてやれば、ブランクさんは慌てて手足をばたつかせた。
この感じビビが慌ててるのと同じ感じですね。
「おおおおお、おい!おま!!こんな時にのんきに抱き付いてる場合じゃないだろ!!」
「あーん、いけずぅ」
仕方ないので離れて立ち上がり、ブランクさんに手を差し伸べて立たせてからまたニンマリと微笑んであげれば、ちょっとそっぽ向きながら恥ずかしそうに頬を掻いていた。
「どうしてもってなら、まぁ、あとで、な……」
「ん?あとで、なにを?んふふ何をですー?」
「おっ、お前分かって言ってるだろ!!」
「ヴィエラわかんなーい」
ブランクさんをからかいつつジタン達の元に戻れば、ジタンは「ヴィエラやっぱり遊び人だ」と言ってきたのでワカンナイデスゥって答えて両頬に人差し指を添えて首をかしげて極めつけに「テヘ!」って言ってやったら引いてた。
引くな。
「ガルガントステーションはすぐそこッス、ジタンさん!急いでくださいっす!!」
そしてマーカスさんに急かされ、ダガーが二人に声をかけるが、ブランクさんが「礼なんて後でイイから早く逃げろ!」と言ってくれて進むことになった。
「また借りが出来ちまったなブランク」
「じゃあまた今度じっくり抱き合おうねブランクさーん」
「お、っっっおう」
どもった返事を返すブランクさんに手を振って、マーカスさんにもありがとー!と言ってあげれば小さく手を上げて返事を返してくれた。マーカスさんいいひと……
ジタン達と先に進み、ガルガントステーションなる場所にやってきた。
トレノからガルガントステーションを使ってアレクサンドリアに来たことをダガーが話してくれたが、ダガーは足を止めてこれからどうすれば良いのかと表情を曇らせる。
「どうすれば良いかなんてこれから考えれば良い!どうして皆が残ったと思う!?自分で決めたからだ。ここで戦わなきゃならないって!ベアトリクスもフライヤも、ブランクもマーカスも、そしてスタイナーさえも……奴らの思いを無駄にするな!今ダガーがすべきことは何だ?」
「……生き残ること」
「そうだ。行こうぜダガー!!」
そしてガルガントに乗り込みトレノへと向かっていく。
揺れも大きいし何だか不安になる乗り物だが、文句は言ってられないだろう。
だが突然ガルガントが止まってしまい、道の先を見ると蛇のような化け物が道を塞いでいた。
「通せんぼされちゃったねぇ。刻みに行こうや」
私たちはゴンドラを降りてモンスターに立ち向かう。
モンスターはサンダラも撃ってくるが、ダメージはダガーのケアルでカバー出来る。
ビビはブリザラなどを撃って戦い、私もぴょんと跳んでやつの牙の様なものを切り落としてやれば、慌てたように身体をくねらせて攻撃を避けようとしてくる。
だけどジタンのナイフはちゃんと当たっていて、モンスターの身体に小さな傷が着々と刻まれていった。
「ブリッツ」
なるべく威力の小さい技で私も応戦し、モンスターは大きな図体を地面に伏せることになったのである。
「へっへー、楽勝だったねー」
剣を振るってモンスターの体液を飛ばしてから鞘に収め、再びガルガントに乗って先に進む。
だが先ほどのモンスターに出会ったせいなのか、先ほどよりも速度が遅くてジタンが早く走れよと急かした。
これくらい緩やかに走ってくれる方が揺れも少なくて良いんだけどねぇ。
「そんな、かわいそうよ。怖い思いをしながら走ってくれているんだから……」
優しいダガーは文句を言わないであげてとガルガントをいたわってあげていて、そんな姿を微笑ましく眺めていたら段々と速度が上がっていく。
なんだなんだ、と振り返ってみたら、先ほど倒したと思ったモンスターが追いかけてきていたのだった。
ガルガントは必死で逃げ、トレノのステーションすら通り過ぎてしまう。
「うわー、セーフティ無しのジェットコースターだぁ」
「皆しっかり掴まってろ!振り落とされるぞ!!」
そして段々と先の道がもはや道とは言えない曲がりくねった穴になっていて、カーブを曲がる度にゴンドラも振り回され私たちは必死でしがみついていたが、先の方に光が見えて出口についてしまった。
ガルガントは穴から出たら真上に飛び上がって行き、その衝撃でゴンドラが切り離されてしまい落下する。
その衝撃に皆がしばらく気絶していたが、先に目が覚めたのは私だった。
色々とぶつけた箇所はあったが、座席がクッションになってくれてたいした怪我はしていない。
他の皆もゴンドラに潰されたりとかもしてないので、同じように軽傷だろう。
「ジタン、起きて」
とりあえずジタンを揺すって起こせば、目を覚ましてこの場所が何処なのか聞いてきたので分かんないと首をかしげておいた。
「なんか見たことありそうな場所なんだけど、周りを見てからじゃないと判断できないわ。ビビも起こしてダガーを見ててもらって、その間に辺りを散策しよう」
「わかった」
そしてビビを起こして私とジタンで辺りを散策してくると伝えて一緒に歩いてみる。
緑がいっぱいだけど何だか不思議な雰囲気の場所だ。
「あ、思い出した。ここピナックルロックスだよ、リンドブルム城の隣のトコのさ」
少し高いところから全貌を確認して、遠くにリンドブルム城が見えたのでジタンに言えば、ジタンも知っているのかうんと頷いた。
「リンドブルムの隣だからな、オレも何度か来たことあった場所だ。なんか老人の幽霊が出るって噂なんだぜ」
その老人の幽霊って召喚獣のラムウのことなんだけど、たまーに姿を見せて居るみたいなんだよね。
ニンゲン タチサレ……みたいな感じなのかな?
「怖いねソレ。ダガーのとこに戻ってみる?」
そしてダガーのとこに戻ってみれば、ダガーは目を覚ましていて、ここがリンドブルムの隣にあるピナックルロックスって場所だと言うことを伝え、これからリンドブルムで飛空挺を借りてトレノに向かう話をした時、急に老人の幽霊が姿を現し、皆が驚いて一歩後退った。
「敵か!?」
ジタンがナイフを手に取ろうと構えれば、老人は「ソレはお前達次第だ」と告げる。
そして老人が「我が名はラムウ」と名乗ったことによりダガーが召喚獣だと言うことに気が付き雷帝ラムウだと気付いた。
「……クレイラがそなたの召喚獣によって消滅したのは知っているか?」
そのことを聞かされ、ダガーは目を見開いてから眉を寄せ、いいえと首を振る。
抽出された後はずっと眠っていたから、そんなこと知るよしもなかっただろう。
「召喚魔法は詠唱者に呼応する。欲にまみれた者が唱えたことで、恐るべき惨事が引き起こされた」
ラムウにより、召喚獣で起こされたとんでもない出来事を伝えられ、ダガーは顔を青くしながら聞いていたが、ブラネ女王がそこまで非情な事を行ったという事がまだ信じられていないのだろう。いや、信じたくないんだろうな。
「わたし、そんなことになってるなんて知らなかった……なのにただ守られてるだけで……」
「ダガーが悪いわけじゃないよ、だからあいつらも残ってくれたんだ」
「そうだよ、ダガーは召喚獣を使おうとしたこと何て無いし、抽出されたのも予想外だったからね……」
自分の力を引き抜かれた挙げ句にそれで人殺しをされているとなると、そりゃ悔しくてかなしいだろう。それが見ず知らずの他人ならまだしも、自分の母親がやったからこそ憎みきれず悲しさに潰れてしまいそうなんだろう。
私だったら半狂乱になってるかもしれないな。
「そう、確かにそなたが引き起こしたことではない。だが我が問いはひとつ、そなたはどうするのだ」
ラムウはダガーにどうしたいか聞き、ダガーは力が欲しいと願った。
「私に召喚魔法が使えこなせたら……」
そしてぐっと拳を握りしめてラムウに力を貸して欲しいとダガーは願う。非力で何も出来ない自分を変えたい、そう訴えたのだ。
「再び過ちを犯すつもりか?」
「私、召喚魔法が怖かった……でももう逃げません!」
その言葉で、ラムウは本来の姿に戻り、威厳のある賢者のような風格を現した。
その姿に私も思わず「おお」なんて声を漏らしてしまったよ。
実際に見るとかっこいいもんだな。
「前の主を失ってこの世界を彷徨うようになってから随分と時が流れた。そなたが我が主にふさわしいかどうか、試させてもらおう」
そしてラムウの分身を森に置き、物語の断片を集めて一つの物語にしろと言い残し姿を消した。
「ふむふむ、物語集めねぇ。結構大変そう」
のんきにあくびをしながら私がそう言うと、ダガーはごめんなさいと謝ってきた。
「先を急がなければならないときに……」
だけど皆気にすんなと笑い、一緒に森を歩き始めた。
森にはモンスターもいたけど我々の敵ではなく、分身になったラムウから物語を聞くことが出来た。
後はその物語を並べていくが、最後……オチが二つあったのだ。
「最後、どうしたいかダガーが決めるんだよ」
私の言葉にうんと頷き、そして物語を完成させる。
ダガーは英雄を選んだ。
「一つ聞きたいことがある、なにゆえこの勇者の物語のしめくくりを”英雄”としたのか」
「行動が一貫した人物こそ、人や民が認めるのだと思います。古き時代からの伝承に残るほどの勇者ならば、どのようなときも迷わず進んだのではないかと思いました」
だがラムウは目を細め、「そなた自身の考えを聞きたい」と言い、ダガーは「今は国を離れたが、城の者、民のことは忘れたことはない」と答える。
「そなたの魂は張り裂けんばかりに緊張しておるな。召喚魔法になることですこしでも和らげることが出来るのなら、我が魂をそなたに預けよう」
こうしてラムウとの契約が済み、ラムウの力のこもったペリドットをもらった。
「お主も、その力に溺れぬよう、忘れる事なかれ」
最後に消えるとき、私の目を見つめながらラムウは姿を消した。
私も力の使い方を間違えたらブラネ女王のようになるのは理解しているつもりだ。だが、あやまってその力を振るう場合もある。ラムウの言うとおり肝に銘じておかないと。
「……ヴィエラに言ったのか?」
「あー、多分ね。ほら、私強いからさ」
召喚魔法が使えることは伏せて置かないとね。正直ちょっと言いづらい。
それに知られるとマダインサリの事とかと辻褄が合わないしねぇ……
「さぁ、リンドブルムにいきましょう!」
こうしてピナックルロックスの出口へと進んでいけば、そろそろ夜明けも近くなっていた。
「私、召喚魔法を皆のために使いたい」
ダガーは不安そうだが、彼女の願いを口にし、ジタンは出来るさ!と微笑んだ。
「召喚魔法は術者の願いを聞き入れる。ダガーが強く、強くそう望めば聞いてくれるよ」
私もジタンの隣でニコッと微笑んだら、まっすぐな目で彼女は私を見つめる。
え、なに、こわい。
「……変なことを聞いたらごめんなさい。カーゴシップに乗っているとき……あなたから何か不思議な……懐かしいような感覚を覚えたの」
あッッッッッッ、召喚術士にジョブチェンジしてたからだと思いまっす。
「翼竜に乗ってドラゴンライダーしてたから召喚魔法みたいだったんじゃない?」
「……そう、よね」
「……それに、もし私が召喚魔法使えたとして、何を聞きたいの?」
半分白状している感じで聞けば、怖くないのかと聞かれた。
「えっとね、ダガーと離れている間に私ちょっと危ない魔法を使ったことがあってね、うっかり皆を殺しかけた」
そう言ったらダガーは少し顔が強ばり、私はだけどと言葉を続けた。
「力って使ってみないとどれくらいのものなのかってわからない。怖がって逃げてばかりじゃ何も出来ない。召喚獣は意志があるから、ちゃんと願えば大丈夫」
「……ヴィエラって不思議ね。召喚獣にも詳しいのね」
「古い古い文献を読んだだけだよ」
さあ行こう、と先を進んでいく。
その時、ビビが上を見て、上空のブラネ女王のレッドローズが飛んでいることに気が付いた。
リンドブルムにテレポットの光が飛んで行っているのをみて、内部に直接黒魔道士達を送り込んでいるのが理解できる。
海からのたくさんの砲弾の雨、そしてテレポットで送り込まれる黒魔道士。リンドブルムは大混乱だろう。
「クレイラはこのあと召喚魔法でとどめをさされた!」
ジタンはクレイラの二の舞になるのではと焦り、ダガーはリンドブルムへと走って行ってしまう。
「待つんだダガー!」
追いかけて行くが、強い光の後に大きな何かが姿を現す。
口を大きく開いた城のように大きな化け物……
それを見て足を止め、ダガーは引きつった悲鳴のような声を上げて口を覆った。
「あれは……アトモス……!」
ダガーも知っているのかその名を口にし、アトモスはリンドブルムのものを吸い込んでいく。
亜空間に続くその口に吸い込まれたものは……考えたくもないだろう。
「やめて……やめてぇ……っ!!こんな、ひどい……!!」
ダガーは嘆き膝をつき涙を流す。
敵味方関係なくアトモスは吸い込み、そして光になって消えていった。
ジタンは何も言わずダガーに寄り添い、そしてレッドローズを睨んだ。
「あの力も取り返さないと、また利用されるだろう。ダガー、大丈夫。私たちがついてるよ」
彼女は泣き続け、私はダガーの背中をそっと撫でた。
「一度ピナックルロックスに戻って、朝になってから入ろう。今だとまだ戦闘が続いていて危険だ」
私の案に皆が賛成し、ピナックルロックスでテントを張った。
ダガーはせっかく召喚魔法を使えるようになったと言うのに、いきなり怖いものを見せられてしまった。ひどいよね。
「ダガーってさ、召喚獣をちゃんと見たことある?」
「……ないわ。ただ、使えるというのは分かっていたの」
テントの中で膝を抱える彼女に聞けば、首を振った。
そりゃそうだよな、使ったことないだろうよな。
「……文献で読んだんだけどさ、シヴァは優しいと思うよ。キレイな人だし。イフリートも見た目は怖いけど、味方になれば心強い。ラムウは今話して味方になってくれたでしょ」
私も隣で膝を抱えながらダガーにそう言うと、詳しいからジッとこっちを見ている。
そうやって悲しみを紛らわせるなら話しちゃうよ。紛れるだろ?
「なんでそんなに詳しいの?アレクサンドリアの学者だって必死に調べて残っていた文献だって少ないのに」
「リンドブルムのシド大公だって召喚獣のこと知ってると思うよ?召喚獣はどこの王国にも文献が残っていると思うしね。ただ何でか500年前くらいからぱったり情報が無くて」
「学者達もそう言っていたわ……」
「何でだろうね。ていうか召喚獣ってなんだろうね?」
「……わからないわ」
「ラムウのおじいちゃん優しかったね」
「……うん」
その「うん」は涙ぐんでいて、優しい味方がいるから怖くないよと微笑んだら、ダガーは泣き出しちゃった。
今は泣いとけ、まだまだ辛いことあるからさ。
軽くダガーを抱き寄せて、子供をあやすように背中を撫で、泣き疲れて眠ってしまうまで抱いてあげるのだった。
誤字脱字の確認はしてません見つけたら打ち直すので、見つけても見なかったフリしてください。皆様ありがとう。
現在執筆してるところは黒魔道士の村を出てコンデヤ・パタに戻るところです。
エーコちゃんがもう少しです。