神様「ごめんwワシの信者が君の事〇ろしてもたw詫びとしてチート転生さしたげる」俺「え?」   作:蛍の鏡

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4日掛けてたったのこんだけ!自分才能無いよ!あとこの分だとプロローグで4話使いそうだよ!
※今回は万葉視点。


プロローグ〜2

なにが起きたのか、俺には分からなかった。

ほんの、ほんの一瞬。数字にしてみてもたった5秒くらいの、本当に刹那の出来事だったんだ。

そんな僅かな時間で俺は、大切な幼馴染を失った。

 

 

 

 

 

兄心拗らせた俺の心の傷を海人が拡げ、満が大袈裟に泣く俺を見て海人に絡みに行って、俺たちの漫才みたいなやり取りを海人は困惑しながらも面白がってて。

満は楽しそうに表情をコロコロ変えて……

海人は面白そうに俺と満を眺めて目をキラキラさせて。

俺はこんな日常の一コマに僅かな幸せを感じて。

 

こんな馬鹿みたいな絡みあいが、俺にとっては最高の青春で…宝物だった。

 

だから想像も出来なかった。この光景があと一秒も続かないなんてさ。

 

 

だる絡みでもしに行くつもりだったのか、満が馬鹿みたいな声を出しながら海人に近づいていったその時。

 

 

俺たち三人を囲うように、地面のアスファルトに輝く謎のサークルが現れた。

 

 

「…えっ!?」

 

この時そう困惑の声を漏らしたのは誰だったか。俺だったかもしれないし、満だったかもしれない。海人はないだろう。

でも、抱く感情や思考は三人とも同じだったように思う。遭遇した未知への驚愕と、未知である物への恐怖だ。

 

そうして頭が真っ白になり、硬直していても時は止まらない。

 

そのまま2秒ほど時が進めば、その空っぽだったサークル内には謎の六芒星が出現した。

 

「魔法…陣?」

 

満がポツリと零すように呟いた。ここに来てようやく俺の頭も機能するようになり、満の零した言葉を理解できた。

魔法陣。

小さい頃、俺と満でファンタジーゲームをプレイしている時によく目にしたものだ。確かに足元に突如として現れたこの謎の絵は、あのゲームの魔法陣とよく酷似している。満は俺とは違いそういうファンタジー物を気に入っていて、そのジャンルのラノベやアニメをよく見ていた。そんな満だからこそ、この絵を見て魔法陣が一番最初に頭に思い浮かんだのだろう。

 

こんな考え事をしているうちにも、魔法陣?の構築は止まらない。六芒星を囲うサークルの、更に外側にもサークルが追加されて、その間には今まで生きてきた中で一度も見たことの無い未知の言語が綴られていく。それだけではなく、六芒星の中にまた大きさの違う六芒星とサークルが描かれていく。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「魔法陣…?い、一体どういうものなんだ満!?」

 

海人がどこか切羽詰まったような声で、満に魔法陣とはなんなのか尋ねている。海人がこうも焦った姿はなかなか珍しい…が、今の状況を鑑みれば当然の反応だ。海人はあまり漫画やアニメ等も見ない上に興味も無いので、ファンタジーという存在すら知らないのだろう。故に魔法陣という言葉にも聞き覚えが無いのかもしれない。

一方、満はといえば顔を青ざめていた。

その顔はまるで、「恐ろしいなにかに気付いてしまった」とでもいうような顔だった。

海人の疑問に答えず、なにかに気付いた様子の満がどうしてそんな顔を青ざめさせているのか……考えてみればすぐに思い当たった。

 

俺がさっき魔法陣について記憶を引き出している時、ファンタジー物のゲームで昔見たことがあったという思い出し方をした。

しかしだ。俺がいつも魔法陣を目にする時はどんな時だっただろうか?

俺が魔法陣を見ていたのはいつだって……

 

 

主人公達や敵が魔法で『攻撃』する時。

 

 

ゾッとした。

俺たちが今どういう状況におかれているのか、この瞬間に初めて理解出来た気がした。

しかし……この事実を知るには少し遅かったかもしれない。

なぜなら、アスファルトに刻まれた魔法陣が、俺たちを包み込むように激しく輝きだしたからだ。それはまるで、魔法を発動させる工程が全て終えて準備完了したかのように。

 

もはや猶予は無い。

俺は不幸にも魔法陣のほぼ真ん中に立っている。今何かをして助かるなんて考えも出来ない。悟ってしまった、俺は死ぬ。

 

でも……!

 

俺は周りを一瞥する。

海人……もどうしようも無い…か。こいつも結構魔法陣の中にいる。

一方、満は魔法陣の端っこにいた。六芒星部分は踏みもしておらず、端のサークル部分にしか乗っていない。

満の位置は、本当に幸いにも…

俺が突き飛ばせば、()()()()()ギリギリ生き残れそうな所にいる。

 

そこからは本当に一瞬だった。

俺の体は無意識に動き、満を力いっぱいに魔法陣の外側に押し出した。

呆然としていた満は、俺の行為に反応すらできないまま突き飛ばされて……

 

 

 

 

 

 

魔法陣から放たれるあまりに眩しすぎる光に、俺は反射的に目を閉じた。それと同時に、頭の中が「死」で埋め尽くされた。

 

 

俺は死ぬ。自分で言うのもなんだけど、こんな若い内にあっさりと。

 

 

あーあ……なんだこの死に方は…。

 

 

思わず苦笑いしてしまう。

学校から下校していると魔法陣が出現して、攻撃されて死ぬ。という、謎の急展開に頭が追い付かず、気付いたら死んでいた。文字にしてみるとあまりに可笑しくて笑ってしまう。滑稽にすら思えてくるような文だ。

 

そうして己の死に様に苦笑いしていると、頭にこれまで生きてきて育んできた記憶が湧いてくる。

 

これが走馬灯…か。

 

 

 

心の中は、存外に満たされていた。

変な話だ。俺にはつい最近出来た彼女も、まだ子供で、傍で見守っていてあげたい妹も、俺が生まれて、今日まで愛してきてくれた両親だっているのにさ。

なんでなんだろうな……まあ、なんとなく分かるんだけどな。

 

それはきっと、幸せだったからだ。

俺がここまで生きてきて、いっぱいいっぱいの、一生分の幸せを貰って来たからだ。家族からも、友達からも。

 

 

友達……か。

 

 

海人は……きっと俺と同じ目にあってるだろうな…。まあ、申し訳ないがあいつは普通に性格良くないし、今までの悪事的にも因果応報みたいな感じはあるな……。

 

 

満は……満は大丈夫だったのかな。あいつが助かったかどうなったか、魔法陣の光のせいで見えなかったし、少し不安だ。

 

……ははっ、不味いな。心残りが出来そうだ。

ダメだな…すまん満。目の前で逝っちまう俺の事許してくれ。

 

 

出来れば来世でも……

 

 

 

そうして全身から()()()()

 

 

 

「な、なんと……!」

 

 

耳が、誰かの驚愕する声を拾った。

 

 




見てくれてありがとうございます!

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挿絵はフリー素材だよ!

※無駄話

驚くくらい話進まなかったですね。まあなんでかっていう言い訳をさせて頂きますと……4日も掛けてここまでしか書けてないし、なにより期間空けすぎると私が小説を書いているという事を忘れてしまうからです。当初のプロットだと、2話で残酷描写(意味深)が入る所まで書く気でした。私はすごい作者だな(?)
え?万葉視点もっと短くてもよかったのではって?ぼく小説の書き方わかんない←キモイ

ファンタジー知識量
満→玄人、ガチ勢。
万葉→概要はだいたい知ってる。しかしニワカの域を出ない。
海人→初耳、初見さん。
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