【凍結中】攻撃に当たりたくないので速度に極振りしたいと思います。 作:零十八二 零一二
【side of Reito】
「ふう………ん?」
ログアウトした後、俺は自分のスマホに電話が来ているのに気づいた。
「誰だって冷兄⁉︎」
電話の相手は、俺の兄であり、現在大学生の為別居中の久崎
「〔ピッ〕はいもしもし冷兄?」
『あ、やっと出た。どうした?3分くらい電話かけてたんだけど』
「ごめんごめん。ゲームしてて気づかなかった。で、どしたの?元気?
『してないよ。逆もまた然り。二人共元気だよ。今日は、暖花の容態が安定したのと、もうそろそろ研究がひと段落つくから帰れるっていう事の報告』
「えっマジ⁉︎暖花はともかく、冷兄と理姉って医学とロボット工学どっちも受けてるからそうそう休み取れないんじゃ」
そう、冷兄と理姉は医学とロボット工学の両方を受けているため、そうそう休みは取れない筈…
『偶然、偶々だよ。ところで、ゲームしてたって言ってたけど…もしかしてVR?』
「そう!NWOっていうVRMMORPG。けっこうやりこんでんだ〜」
『っ』
ん?今冷兄息飲んだ?何で?
『ハハッ、これが偶然?運命?まどっちでもいいか』
「冷兄?」
『ああゴメン。実は、俺と理佳もNWOをやっているんだ』
「えっ⁉︎あの冷兄が⁉︎『うん』学科2つ学んでめっちゃ忙しい冷兄が⁉︎『うん?』高校の頃ゲームにそこまで興味なかったあの冷兄が⁉︎」
『あの零斗サン?ちょっと失礼すぎやしませんか⁉︎』
「あゴメン」
『ハァ…2ヶ月くらい前かな、実は
「へぇって2ヶ月前⁉︎NWOがリリースされた時じゃん⁉︎」
まさかの初期勢プレイヤー⁉︎
『あーうん、そう、初期勢。結構有名になってるかな?』
「へえー。あ、そうだ、プレイヤーネーム何?俺ゼロって名前でやってるんだけど」
『ああ、俺は…』
「冷兄?」
あれ、どうした?急に黙っちゃって。
『いや、今はまだやめておこう。いいサプライズになる』
「えぇー何だよそれ、誰かわかんないじゃん」
プレイヤーネームもわからない状態でどうやって見つけろと?
『ふむ…じゃあこうしよう。今日の夜は空いているかい?』
「え?うん、空いてるけど」
『では、今夜9時、噴水広場で会おう。理佳も一緒に』
「お、了解。じゃあ待ってる」
『ああじゃあまた』
「うん、また今夜」
と、ゆう事で、俺は冷兄に俺のプレイヤーネーム、容姿、服装を教え、夕食を食べた後、9時までの間、雷狼の迷宮でレベル上げに勤しみ、レベルが25に上がったのと、それによってスキル【剣の舞】を手に入れたり、スキル【刀の心得Ⅰ】が、【刀の心得Ⅵ】に、【
─────
〜9時前〜
現在俺は噴水広場の前にいる。理由は言わずもがな、冷兄と理姉を待っているのだが、
「遅い…」
後3分くらいで9時になるというのに、一向に来る気配が無い。
そして9時まで1分前。
ガヤガヤ────
ザワザワ────
「ん?」
なんか騒がしくなったな。そう思いそちらに目を向けると…
白を基調にした鎧と、青いマントに身を包んだ金髪の男性プレイヤー、ペインと、
金髪を左でサイドテールにした赤目の小柄な女性プレイヤー、フレデリカが、
二人並んでこっちに、それも思いっきり
……えっ?
「やあ」
「…え?あ、ども(え、何?何故話しかけられた?自分何かしたっけ?)」
現在、俺、困惑中。マジで何故話しかけられた?
「あの、ペインさんとフレデリカさんですよね。何か用ですか?俺人と待ち合わせしてるんですけど」
「おや、それは奇遇だね。俺達も人と待ち合わせしてるんだ」
「へぇ、そうですか。じゃ俺はこれで———」
失礼します。そう言おうとした時だった。
「自分の弟でね。黄髪に黄色目、雷モチーフの装備にプレイヤーネームがゼロと言う事しか教えられてないんだ。…何か知らないかい?ゼロ」
「…
そんな事を周りに聞こえる声で言われたのは。
(いやいやいやいや、待て待て待て待て。今こいつなんつった⁉︎自分の弟⁉︎黄髪黄色目⁉︎雷モチーフの装備⁉︎プレイヤーネームがゼロ⁉︎いやだが自分の容姿を見て行ったのかも…いやダメだ。俺はプレイヤーネームを教えていない。すなわち、元から知っていないとダメだ‼︎)
そして、現実を見た俺が最初にしたことは、
「………WHAT!?」
盛大に叫ぶ事だった。
─────
──数分後──
【side of 三人称】
「〔ズーーー〕…兄さん、俺はあんたを許さない」
今、3人は噴水広場の近くにあった喫茶店に来ている。そして、ゼロ─零斗の兄、冷矢だと発覚したトッププレイヤー〈ペイン〉に、ココアを奢らせているところだ。
「いやゴメンって。今度帰った時に手料理ご馳走するから」
「それは当然の事、許す材料にはならない」
「そうでしたねコンチクショウ!」
…とまあ、さっきからこんな感じで、ペインが怒ったゼロのご機嫌取りをしているのだが、一向にゼロが許す気配が無い。だが、
「まあまあゼロ、今度帰った時に好きなお菓子買ってきてあげるから。ペインが」
理佳ことフレデリカの爆弾発言(主にペインに)が投下されたことにより…
「え」「オッケー許す!」
「あの」「よし決まり!」
「ちょっと」「「あ、拒否権ないから」」
「……ハァ、わかったよ」
(ヨッシャア!)
とゆうふうにあっさり(?)許され、調子に乗ったフレデリカが「釣れたクマー?」と煽り、ペインに「よしフレデリカ、お前のは無しだ」と言われ、慌てる姿があったりなかったり。
─────
【side of zero】
「にしても、あの兄さ…ペインがトッププレイヤーねぇ…」
「なんだよ、別にいいだろ?ゲームくらい」
「いやまあ、そうなんだけど」
なんか、こう、気に食わない。
最後、結構適当です。
だって、この設定後々必要なんだもん!!