【凍結中】攻撃に当たりたくないので速度に極振りしたいと思います。 作:零十八二 零一二
【side of Zero】
「「おお!ん?」」
アレ?今聞き覚えのある声が…
「あ!零斗‼︎」
「お、楓!お前も今ダイブしたのか?」
そう、理沙と同じく幼馴染の本条楓であった。
「うん!あ、でもこっちではメイプルだから、よろしくね!」
「ん、了解。俺もこっちではゼロで頼む」
「うん!よろしくゼロ!」
「こちらこそ!」
そう言って俺たちは握手した。
「あ、そうだゼロ、ステータスどんな感じ?見せて見せて!」
「了解、そっちも見せて」
「わかった!」
ヴォンという音と共に俺達の前に半透明の青いパネルが一枚ずつ浮かび上がる。そこには…
──────────
メイプル
Lv1
HP 40/40
MP 12/12
【STR 0〈+9〉】
【VIT 100〈+28〉】
【AGI 0】
【DEX 0】
【INT 0】
装備
頭 【空欄】
体 【空欄】
右手 【初心者の短刀】
左手 【初心者の大盾】
足 【空欄】
靴 【空欄】
装飾品 【空欄】
【空欄】
【空欄】
スキル
なし
──────────
ゼロ
Lv1
HP 40/40
MP 12/12
【STR 0〈+12〉】
【VIT 0〈+9〉】
【AGI 100〈+29〉】
【DEX 0】
【INT 0】
装備
頭 【空欄】
体 【空欄】
右手 【初心者の腕鎧/空欄】
左手 【初心者の刀】
足 【空欄】
靴 【空欄】
装飾品 【空欄】
【空欄】
【空欄】
スキル
なし
──────────
…ん?
「アレ?…0がいっぱい…」
「まさか俺たち…やらかした?」
「やらかした…かも…」
うっわ最悪!ポイント振らないと0なのかよ!誰だよ振らなくても0とかはないつったヤツ! …俺だ。
「…一旦、魔物と戦ってみる?」
「…だな、やってみよう」
じゃあ町から出y…
「ま、待ってよ〜」
…ん?あれなんで楓遅…あぁ、【AGI 0】…待つか。
〜移動中〜
で、町の外に出て、俺たちは何を思ったのか別行動している。ほんとなんでだろう。
ピョコン!
お、でてきた。こいつは確か林檎兎こと〈アルミラージ〉か。RPGのスライムに当たるな。で、飛びかかって来た。
「よっ」
で、俺は避けた。かなり早く避けた。
「おお〜流石【AGI 129】!やっぱ早いな」
で、避けた。避けまくった。1時間ぐらい避けた。そして…
『スキル【超回避】を取得しました』
「ん?〔シャキン〕なんだそれ?〔ドスッ〕「キュウッ!?」あ…」
あ、つい兎に刀刺しちゃった。しかも避けまくっていた間、木にでもあたったのかHPバーらしきものがレッドゾーンになっており、いま、ゼロになった。
パリンッ
「…倒しちゃった」
『レベルが2に上がりました』
…なんか聞こえた。
さて、スキルの確認っと。
─────
【超回避】
このスキルの所有者のAGTを二倍にする。【STR】【VIT】【INT】のステータスを上げるために必要なポイントが通常の三倍になる。
取得条件
一時間の間敵から攻撃を避け続け、かつダメージを受けないこと。かつ魔法、武器によるダメージを与えないこと。
─────
「へーてことは【AGI 258】⁉︎うっわ早っ⁉︎すげースキルだ…」
俺は簡単にこのスキルが取れたと思っていたが、唯のプレイヤーではスピードが足りない。かといって極振りは後に詰んでしまうためしている人がいない。さらに言えば極振りをした人が白兎と一時間戯れるかというとそんなことはまず無い。
つまり、奇跡的に取れたスキルと言っても過言ではない。さらにさらに、このスキルを持っているのは現状俺だけなのである。
もっともこの時、そんなことは俺が知る筈も無い。で…
「おっ、ステータスポイントが5増えてる!」
さて、どれに振るか…今更他に振るのもなんだし…
「…よし、もうAGIに全部振ろう。」
俺はAGIに5ポイント全てを注ぎ込むとまたモンスターを見つけるため森の奥へと進んでいった。
─────
「よっオラっ〔ジャキンッ〕、ほっでやっ〔スバッ〕、とっよいしょぉ!〔デュブシュ〕」
俺は常に大ムカデの背後に周り、刀で斬り、倒していた。
「レベルは、上がらないか…」
うーん、そろそろ帰ろうかな…
と、思っていた矢先、現実は非情である。
羽音とバチバチという音を立てながら飛んでくるのは………電気を纏った巨大なトンボだった。
「げぇっ」
そして、その巨体から繰り出される電気を纏った体当たりが……
当たるわけがない。
トンボも困惑して何度も体当たりを繰り出すが、当たらない。
「無駄無駄〜、当たんねえよ〜だ」
俺は余裕を取り戻していつもの調子に戻る。
トンボはそれからも何度か体当たりを当てようと試みてはいたが無意味だと悟ったのか、俺に電磁波のようなものを当ててきたのである。
ガクンッ
「え゛………!?」
あれ、なんかおそくなったような…
ステータスをチェックすると…
─────
【麻痺】
状態異常デバフの一種。プレイヤーのAGTを50%カットする。
─────
あ、まずい。これかなりまずい。つまり[(105÷2+29)×2]だから…163⁉︎
「……全力撤退!」
俺はトンボに背を向け逃げる。だが、トンボの方が少しだけ早く、追いつかれた。
「うお危なっ!?」
それを紙一重で交わすこと10分、その時。
『スキル【麻痺耐性小】を取得しました』
その音声の後、スピードが少しだけ上がった。だがまだ足りない。
「に、逃げろ〜」
俺はそこから20分程避け続け、その時が来た。
『スキル【麻痺耐性小】が【麻痺耐性中】に進化しました』
さらにスピードが上がり、俺はニヤリと笑う。そう、これが狙いだったのだ。現状唯一の懸念であった麻痺への対策もこれでバッチリである。
そして、俺は立ち止まり、動かなくなった。それを好機と思ったのか、トンボはさらに早く突進して来た。
「はっ、かかったな!巨大トンボぉ!」
くるりと体を半回転し、その遠心力も上乗せして切り裂いた。
するとトンボは前半身と後半身で真っ二つになり、光となって消えていった。
そしてその場にぽとっと金色の指輪がドロップした。
「俺の勝ちだ!」
『スキル【
「ん、なんかいっぱい来た」
さて、今ドロップした指輪とスキルの確認をっと。
─────
ライジングドランフの指輪【レア】
【AGI+6】
自動回復:10分で最大HPの一割回復。
─────
「おおおお!これは凄い。HP回復!レアってことは運が良かったのか?」
MPが初期値な上、魔法を一つも取得していない俺にとってHP回復は貴重だ。まぁ、ダメージを受けない俺にとっては宝の持ち腐れかもだが。さらについでに付いている【AGI+6】も地味に大きい。【超回避】持ちの俺にとってそれはAGI+12ということだからな。
それを最初から着けていたグローブを外して付ける。グローブは装備品では無い唯のオシャレアイテムなので指輪の上から着け直す。
「貴重なアイテムやスキルは人に言ったり見せたりしない。常識だな」
さて次はスキルを…
─────
【麻痺耐性中】
麻痺によるAGIカットを25%にする。
取得条件
麻痺を受けた状態で合計30分動き回り、かつノーダメージであること。
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フムフム。で次は…
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【
HP、MP以外のステータス(装備を除く)のうち四つ以上が戦闘相手よりも低い値の時にHP、MP以外のステータスが二倍になる。
取得条件
HP、MP以外のステータスのうち、四つ以上が戦闘相手であるモンスターの半分以下のプレイヤーが、単独で対象のモンスターを討伐すること。
─────
「俺のステは0四つ…ん?じゃあ戦闘する時は殆どの場合ずっと二倍がかかるってことか?てことは…AGIは全部で四倍⁉︎凄っ!」
次!
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【電光石火】
麻痺状態でAGIを1.2倍する。
取得条件
麻痺状態でモンスターを倒す。
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「つまり麻痺状態では………【AGI 259】。十分早いな」
最後!
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【カウンター】
相手が攻撃モーションの時に20%の確率で発動、2秒間AGIが2倍になる。
取得条件
モンスターの攻撃時に倒す。
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「これ対人戦で使えそ〜」
さてポイントは…
「あれ?15しかポイントが貰えてない……二の倍数の時しか貰えないのか」
俺は迷いなくAGIに全て突っ込んだ。【
「…そろそろ帰るか」
俺は森を抜けてちょうど楓と合流、町へと戻るとログアウトして現実世界へと帰って行った。
オリ設定
本条 楓
大体は原作と全く同じだが、ゲーマーの