ようこそ悪正義の教室へ   作:ざきあ

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2.お願い?

 

 

朝の騒動から昼休みになっても生徒達は少し緊迫した空気を出していた。

そんな中、真は学食へ向かっていた。

そこにはHRが終わったあと真へメッセを送っていた千秋が席に座って待っていた。

 

「あ、真君、こっちだよ」

 

「……おう」

 

恋人である千秋に会ったが真は気分が上がらなかった、その理由は……

 

「えと、ごめんね?いきなりあんな事言って…」

 

「いや、いいけど……千秋と清隆以外全員わからん」

 

「へー、ほんとに綾小路君の友達だったんだ、あ、あたし軽井沢恵、隣に座ってるのが…」

 

「平田洋介だよ、よろしくね」

 

「さ、佐藤麻耶です!」

 

「篠原さつきだよーよろしくねー」

 

「櫛田桔梗って言います!よろしくね!」

 

「……浅桜真だ」

 

そう、何故かDクラスの軽井沢グループ+平田と櫛田と清隆も同席していたからだ。

とりあえず挨拶をし真は千秋の隣へ座る。

 

「千秋、俺の事話したのか?」

 

「いや、私じゃないんだ…」

 

「高円寺が真の名前を出してな…」

 

「は?なんで?」

 

高円寺の名前が出て困惑している真に櫛田が説明を始めた。

 

「高円寺君が学校のルールについて松下さんの彼氏で綾小路君のお友達の浅桜君がよく知っているって言ってたよ!それで少し気になった私がBクラスの子に浅桜君の事聞いたらあの小テストで100点を取ったって聞いて!」

 

 

時は遡りDクラスのHR中…

 

「ハハッ!なるほどねティーチャー、この謎解きが分かったよ、要するに私達には既にポイントが振り込まれているのだろ?……松下レディー、君はピースボーイから聞いていただろ?」

 

「……え?ピースボーイ?」

 

「あぁ、私の友人で君のボーイフレンドの浅桜真さ、綾小路ボーイ、彼は君とも友人みたいだねぇ……」

 

「……まぁ…そうだな…」

 

「貴方…他のクラスに友人なんていたの」

 

「おい、堀北、それは失礼じゃないか」

 

「なんで高円寺君知ってるの……」

 

「ハハッ!今朝登校している時仲睦まじく手を繋いでいたじゃないか?」

 

「ッ!?///」

 

その話を聞いて真は頭を抱え込んでしまった。

 

「あの自由人がぁ!!!!!!!」

 

「あ、アハハ……」

 

櫛田は苦笑いをしその場にいる全員が真へ同情の目をする。

 

「はぁ……まぁいい、で?俺に何か話があるから集まってるんだろ?」

 

「うん、実は浅桜君にお願いしたい事があって」

 

「……お願い?」

 

平田にそう言われた真は何か嫌な予感がした。

 

「その、3週間後に行われる中間テストに向けて勉強会をクラスの人達としようと思ってるんだけど、その時に成績の良い浅桜君に講師役をお願いしたくて…」

 

「……は?そんなもん自分達のクラスの成績良い奴に頼めよ……なんで俺なんだよ…」

 

すると軽井沢が少しダルそうに話し始めた。

 

「ほんとーはその人達にお願いしたいけど皆やってくれなさそうだからさー、そこで松下さんの彼氏のアンタにお願いしようって話になったの」

 

「…俺に頼む前にそいつらに話したのか?」

 

「してない、放課後に話す予定だけど上位2人は多分無理」

 

「……はぁ」

 

「その…お願い出来ないから…浅桜君……」

 

櫛田が上目遣いで頼み込んでくるが真はその仕草に思わず

 

「あざと……」

 

「……え?」

 

「あ、いやなんでもない、とにかく今すぐ返事は出来ないし正直俺自身やる気は無い」

 

すると千秋と清隆以外は驚いた顔をして真に問いかけた。

 

「え、や、やる気が無い?」

 

「はぁ?アンタ彼女にも勉強教えない気?」

 

「…それは私達がDクラスだから?」

 

そう聞かれるが真はため息をつきながら否定した。

 

「Dだからとかじゃない、これがBクラスのやつに同じ事を頼まれても同じ事を言う」

 

「それは……どうしてだい?」

 

「めんどくさい、だるい」

 

「あ、アンタそんな理由で!?松下さんも何か言ってよ!」

 

「うーん、真君、いくら?」

 

「そうだな……1週間1万だな」

 

皆は何を言っているのかわからずポカンとしてしまった。

すると清隆が

 

「真、それは1週間1万ポイントで雇えって事か?」

 

「YES、清隆大正解」

 

「はぁ!?アタシ達今月0ポイントなのよ!?払える訳ないじゃない!」

 

「いや、知らんよ……後先考えず使ったお前らが悪いんじゃねぇの?」

 

「うぐっ……」

 

「つかクラスメイトから集めりゃ1万ポイント位貯まるだろ……」

 

真が呆れた顔をしているとそこによく知っている声が聞こえた。

 

「あの〜ちょっといいかな?」

 

「………一之瀬…」

 

「やほっ浅桜君」

 

「あ、帆波ちゃん!こんにちは!」

 

「桔梗ちゃんこんにちは!途中からだけど話は聞かせてもらったよ!」

 

「おい一之瀬……お前まさか……」

 

真は嫌な予感がした、すると一之瀬は自慢の胸を無意識に強調させながら

 

「ふふん!Bクラスも勉強会やろうと思ってるから一緒にどうかにゃ?」

 

「本当!?」

 

「一之瀬さん、いいのかい?」

 

「もちろん!浅桜君もそれなら良いよね?」

 

「いや待て、お前らが勉強会するのは勝手だが俺を巻き込むな……」

 

「え、でも姫野さんには教えるんでしょ?」

 

「1人2人教えるのと訳が違うんだぞ……」

 

すると平田が恐る恐る聞いてきた。

 

「その、浅桜君…もしかして人数の問題だったり?」

 

「当たり前だ、2人位なら対して時間は取られないだろうけどそれが4人以上になってみろ、俺の時間が減る」

 

「だからポイント寄越せって言ってきたのアンタ……」

 

「YES.Time is money、時は金なりって言うだろ」

 

「アハハ……確かに〜」

 

「と、とりあえず!放課後に私達も皆にこの事話してみるから!桔梗ちゃん達も皆に聞いてみて結果どうなったか教えて欲しいな!」

 

「うん!わかったよ!後でどうなったか教えるね!」

 

「よろしくね!それじゃまた!」

 

そして一之瀬は去っていった。

 

「それじゃ僕達も教室に戻ろっか、浅桜君もわざわざごめんね?」

 

「そだねー」

 

「松下さんと綾小路君も戻る?」

 

「んー、私は残ろっかな」

 

「オレは戻るかな…」

 

「分かったよ!」

 

そして千秋以外のメンバーは教室へ戻って行った。

すると真は立ち上がり千秋に声をかけた。

 

「千秋、屋上行こ、煙欲しい」

 

「ん、分かった」

 

そして2人は本校舎では無く特別棟の屋上へ

 

「なんで特別棟?」

 

「監視カメラ無いからな、因みにそこで高円寺と会った」

 

「なるほどねー、そーゆー事だったんだ」

 

2人が特別棟の屋上へ出ると空はかなり曇っていて今にも雨が降りそうであった。

真は内ポケットから煙草とライターを出し手馴れた手付きで火を付け煙を体内へ流し込んだ。

 

「……フゥー」

 

「…1口ちょーだい」

 

「…………ダメ」

 

「なーんーでー」

 

「ダメなもんはダメ」

 

「ふーん、それよりさっき一之瀬さんが言ってた姫野さんって女の子?」

 

千秋は少しジト目で真に問いかける。

 

「そうだけど、お前も1回会ってんじゃないか?黒紫色ツインテの不良っぽいやつ」

 

「……あ、真君の事聞いた子だ」

 

「そいつだ、席が隣で趣味が合うんだよ、所謂趣味友ってやつだな」

 

「ふーん、そっか」

 

「どうかしたか?」

 

「……なんでもないよ」

 

そう言って千秋は真の肩に頭を置き空を見上げた。

真は少しニヤケながら千秋に質問した。

 

「……嫉妬?」

 

「な、ち、違う……///」

 

「ふーん……」

 

「……ちょっと妬いた…」

 

「……ふっ…」

 

「は、鼻で笑うな!///」

 

「ごめんごめん、あいつとはそんな関係じゃないから安心しろよ、それに俺が浮気する様に見えるか?」

 

「……見えない、けど向こうがどう思ってるかなんて分からないじゃん」

 

「んー、あいつも俺に対してそんな事思ってないと思うけどな」

 

「どーだか…真君天然な所あるからなぁ…」

 

「ま、俺には千秋がいるから心配すんな、妬いてくれたのは嬉しいけど」

 

「あんま妬かせないでよ…馬鹿」

 

「はいはい」

 

そう言って千秋は照れを隠そうとし真の肩を軽く叩いて真は千秋の頭を優しく撫でていた。

 

(そーいや佐藤と篠原、途中から空気になってたな)

 

軽井沢グループ+平田side

 

「「クシュン!」」

 

「どうしたの2人共?」

 

「んー、花粉症?」

 

「誰か噂してるとか?」

 

「んー、それより浅桜君かっこよかったよね!」

 

「確かに……松下さん羨ましい……」

 

「ひ、平田君の方がかっこいいと思うけどなー」

 

「ははっ、ありがとう軽井沢さん…(確かに浅桜君かっこよかったな…)」

 




少し原作から内容が変わりました。

あなたの推しは!?

  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • 一之瀬帆波
  • 姫野ユキ
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 松下千秋
  • 長谷部波留香
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