ようこそ悪正義の教室へ   作:ざきあ

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5.救済と契約

 

 

千秋side

 

今日はテスト返却日、Bクラスの生徒に過去問も貰ったし多分退学者は出ないだろう…

流石にあの三馬鹿も大丈夫だよね……?

って思っていた時期が私にもありました。

 

「須藤、山内、お前達は赤点だ」

 

「は、はぁー!?」

 

「待ってくれよサエちゃん先生!赤点は32点未満だろ!?」

 

「…何を言っている?今回の赤点は40点未満だ、よって須藤は2点、山内は3点足りない事になる」

 

「き、聞いてねぇぞ!!!」

 

(なるほど、赤点は平均点÷2なんだ…)

 

赤点を取った2人や平田君、堀北さんらが抗議したがそれは無意味に終わった。

 

「哀れだねぇ、レッドヘアーボーイ、嘘吐きボーイ、君達は潔く退学したまえ」

 

「ンだと高円寺テメェ!!!!」

 

「だ、誰が嘘吐きだ!!」

 

(このまま2人が退学すれば私達のcpはまた0かぁ……あ、真君なら何か知ってるかな…)

 

「先生、ちょっといいですか?」

 

「なんだ松下?」

 

「少し電話をしたいのですが、いいですか?」

 

「ふむ、この場でスピーカーにして通話するなら許可しよう」

 

「ありがとうございます」

 

そう言われた私はすぐに真君に電話をした。

 

[もしもし、どうした?]

 

[もしもし真君?その、赤点を取ってしまった人への救済処置ってあるかな…]

 

[…あるにはあるけど、ポイントかかるぞ?]

 

そう言われると周りが少しざわついたがそれを無視して話を再開した。

 

[そっか、とりあえず教えてもらってもいいかな…]

 

[1つ目は退学阻止のポイントを払う事、もう1つは教師からテストの点数を買う事、自分の点数を売って平均点を下げる事だな]

 

[なるほど……ありがとう]

 

[3つ目に関しては出来るかわからんぞ、払うポイントは教師に聞いてくれ]

 

返事をしようとしたら横から平田君が割り込んできて真君へ質問をした。

 

[分かっ[浅桜君ちょっといいかな]…]

 

[平田か?どうした?]

 

[もしポイントが足りなかったら場合借りる事は出来るかな……]

 

[……利子付きでいいなら貸してやる、毎月0.5割増だ……とりあえずそっち向かうわ]

 

[分かった……ごめんね]

 

[別に、んじゃ]

 

そう言って通話を切ると高円寺君は笑い、平田君は茶柱先生にポイントの確認しする。

 

「ハッハッハっ!ピースボーイも面白い事を言うねぇ〜」

 

「……先生、今浅桜君が言っていたポイントの詳細を教えて下さい」

 

「……そうだな、退学阻止のポイントは300cpと2000万pp、点数はそうだな…1点10万だ、点数の買取りはしていないぞ」

 

「分かりました……皆!2人を助ける為にポイントを貸してくれないか!」

 

「私からもお願い!友達が退学なんて嫌だよ!」

 

平田君と櫛田さんにそう言われ、私達は少ない所持金を出し合いポイントを集めるが…

 

「25万……」

 

「ほ、他に出せる人はいないかな……?」

 

けれど、他にポイントを出せそうな人はいなかった。

皆が暗い顔をしていると教室のドアが開き真君が顔を出した。

 

「どもー」

 

「ッ!?浅桜君!!」

 

「来てくれてありがとう!!」

 

「別にいいよ、んで、ポイントは足りたのか?」

 

「それが……後25万足りないんだ……」

 

「…は?」

 

真君は少し驚いた顔をした後、明らかに呆れた顔をして私達を見る。

 

「お前らいくら点数足りなかったんだよ」

 

「須藤君が2点、山内君が3点だよ」

 

「ふーん、じゃあ俺が25万貸せば2人は助かると」

 

「そうだね……貸してもらえるかな…」

 

「いいけど、過去問があったにも関わらず赤点取ったやつ救ってこの先戦っていけるのか?」

 

「え?」

 

そんな事を言われ、平田君は困惑し始めた。

そんな事をお構い無しに真君は辛辣な言葉を放った。

 

「過去問っていうチートがあったにも関わらず赤点取ってるような奴らだぞ?この先そんな足でまといがいてクラス闘争に勝てるのか?今のうちに使えない奴は排除してもいいと俺は思うがな」

 

「な!?」

 

「て、テメェ!!!!」

 

「お、俺達を助けてくれよ浅桜!」

 

確かに真君の言っている事は間違っていない。

過去問があったにも関わらず赤点を取るような人達だ、この先どんな戦いがあるか分からないが足を引っ張られるのはこちらとしても勘弁してほしい。

けれどお人好しで誰にでも優しい平田君やクラスのアイドルの櫛田さんはそれを許そうとはしないだろう。

 

「浅桜君!僕は2人を足でまといなんて思っていない!」

 

「そうだよ!2人は私達Dクラスの仲間なんだよ!だからお願い浅桜君!力を貸してほしい!」

 

そんな事言う2人に真君はため息を吐きながら答えた。

 

「別にポイントを貸さないなんて一言も言ってないだろ、俺は救わない考え方もあると言っただけだ」

 

「え?それじゃポイントは貸してくれるのかい?」

 

「ああ、貸してやるさ、1人125000ppずつな、電話でも言ったけど利子付きでな、もちろん契約書も書いてもらう、それと1つ条件がある」

 

「じ、条件?」

 

そう言うと真君は私達を見渡しながら話した。

 

「簡単な事だ、放課後にある契約をしてもらう、それが条件だ」

 

「け、契約って、内容は?」

 

「それは放課後話すよ、今はポイントを貸す契約をした方がいいんじゃないか?時間もあまりないし」

 

「……分かった…」

 

すると幸村君が反対の声を上げる。

 

「待て平田!契約内容も聞かないまま条件をのむな!どんな内容か分からないんだぞ!?」

 

「別に条件をのめとは言ってない、その場合俺はこのまま帰るだけだ、ま、2人を救済しなかったらお前達はまたしばらく0pp生活だけどな」

 

「くっ!!」

 

「幸村君、とりあえずここは浅桜君の言う通りにしよう…」

 

「…勝手にしろっ」

 

そして教師の前で真君と平田君はポイント返済についての契約を交わし、ポイントを茶柱先生に送金し赤点の2人は救済された。

 

「ありがとう浅桜君、助かったよ」

 

「ありがとう!」

 

「別に、放課後に契約する事忘れるなよ」

 

「分かったよ」

 

そして放課後に平田君と櫛田さんが真君と契約を交わす約束をし真君は自分のクラスへ戻って行った。

 

「ふうっ…」

 

(契約内容って何なんだろ、聞いたら教えてくれるかな…)

 

「松下さん、浅桜君が言ってた契約って何か知ってるの?」

 

「ごめん、私も知らないんだ」

 

「ふーん、そっか、それにしても、あの2人過去問があったのに赤点って、何してんのよほんと」

 

「アハハッ、確かに」

 

(確か須藤君は前日寝落ちして、山内君は勉強会への参加頻度が減ったって聞いたな……)

 

「とりあえずこれでワタシ達のポイントは増えるからいいとしますかー!」

 

「そうだねー」

 

(軽井沢さんは楽観的だなぁ……)

 

 

 

真side

 

(原作と変わった……やはり俺が行動しているからその影響か……)

 

そう思い真は自分の教室へ戻ると一之瀬が真に話しかけてきた。

 

「あ、浅桜君おかえり、お腹大丈夫?」

 

「……え?お腹?」

 

「ん?姫野さんからお腹壊したって聞いたけど…」

 

「ん、ああ!そうなんだよ、朝牛乳飲んだら腹壊しちまって……」

 

「…そっか!とりあえず大丈夫なら良かったよ!」

 

「あぁ、もう大丈夫だ、悪いな」

 

「全然!それじゃね!」

 

(あっぶね腹壊した設定忘れてた…)

 

席に戻るとユキがジト目でこちらを見てきた。

 

「……アンタお腹壊したって事忘れてたでしょ」

 

「わ、忘れてねーよ…」

 

「ふーん、まあいいけど、なにしてきたの」

 

「ちょっと契約をな」

 

「契約?」

 

「ん、まぁ気にすんな、てか何奢って欲しいか決まったか?」

 

「……この前けやきモールで少し気になるケーキ屋あった」

 

「ん、ならそこ行くか、土日どっちか空いてる?」

 

「土日は嫌だ、明日の放課後で」

 

「ん、分かった、空けとく」

 

「……別に無理に空けなくてもいい」

 

「え、なんでだよ、ユキと遊びに行くんだ、普通予定空けとくだろ」

 

「…………あっそ」

 

「お、おう」

 

そのままユキはそっぽを向いてしまったので真は何も言えなかった。

 

(コイツ……なんでそういう事平気で言えるんだよ…勘違いするなコイツには彼女がいるんだ!!)

 

そして放課後になり平田と櫛田、そして茶柱と星乃宮、それと真の5人が生徒指導室へ集まりとある契約をした。

 

「その、浅桜君、この内容でいいのかい?」

 

「ああ、問題無い」

 

「この罰則重たくないかな…」

 

「教師達も内容に関しては問題無いと判断している、契約を破らなければ問題無いさ、それとも契約内容に不満か?」

 

「ううん、大丈夫だよ、ごめんね」

 

「そうか、なら契約を進めよう」

 

「分かったよ!」

 

そうして、契約は結ばれる事となる。

そしてその日の夜、真は千秋と共に真の自室でテストのお疲れ様会なるものをしていた。

 

「「乾杯」」

 

「ングングングング……あ〜やっぱ、一日の〆はコイツだなぁ…」

 

「おっさん臭いよ真君……」

 

「千秋も社会人になればコイツの良さが分かるさ」

 

「いや、私達まだ高校生だから……」

 

「……確かに」

 

「変なの、とりあえず無事終わったね、真君はテストどうだった?」

 

「オール満点、ポイントも20万増えた」

 

「おー、流石、え、テストの順位とかでポイント貰えるの?」

 

「教師に言えば貰えるぞ」

 

「へー、あ、そういえば平田君に言ってた契約ってどんな内容なの?」

 

「……」

 

「真君?」

 

すると真は少し恥ずかしそうにして答えた。

 

「千秋を守る為の契約……」

 

「……へ?」

 

「……あまり聞かないでくれ、とにかく俺達にマイナスな契約じゃないから」

 

「そ、そっか……へへっ、よくわからないけど、ありがとう///」

 

「おう……」

 

嬉しくなった千秋は残っていた酒を一気に飲み干した。

 

「ングング…ふぅ……真君、今日は泊まっていくから、真君は私に好きな事していいよ?///」

 

「おま、急に何言ってんだよ///」

 

「したくないの?///」

 

「…………する」

 

「へへー///」

 

いつも以上にデレてる千秋に対して少し不思議に思った真は少し心配になった。

 

「千秋酔ってる?」

 

「酔ってないよー?」

 

「本当か?顔赤いぞ?」

 

「……ちょっとだけ酔ってるかも…なんかフワフワする…」

 

「酔っ払いめ……」

 

「むー!酔わせてどうする気〜?」

 

「お持ち帰り?」

 

「もう家だよ…」

 

その日の夜、2人が眠りについたのは深夜2時過ぎであった。

 




ストックぅぅううう
点数を買った事によって平均点が上がった事は無かった!ご都合主義!!
真の存在の影響で物語にバタフライエフェクト発生中

あなたの推しは!?

  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • 一之瀬帆波
  • 姫野ユキ
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 松下千秋
  • 長谷部波留香
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