ようこそ悪正義の教室へ   作:ざきあ

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6.暴力事件

 

 

中間テストも終わり、気温が上がり始め季節は夏になろうとしていた。

6月の終わりの週末の放課後、特別棟にて4人の生徒達が……

 

「オラァ!!」

 

「ぐあっ!?」

 

「ハァハァ……チッ、3対1でこれかよテメェら、これに懲りたらもう絡んでくんなよ」

 

「ッ……おい須藤、お前後悔するぜ」

 

「あ?何言ってんでお前?暑くて頭おかしくなったか?」

 

そう言って赤髪の不良、須藤はCクラスの生徒3人を倒し特別棟を去っていった。

その現場を1人の生徒と1台のカメラは一部始終を捉えていた。

 

「……なんでこうなるかな…早く帰ろう…」

 

「…………」

 

そして週明けの7月、真はいつも通り千秋と登校する為エントランスで待っていた。

 

「おはよう真君」

 

「おはよ千秋、ポイントは振り込まれてたか?」

 

「0だったよ……」

 

「そうか、実は俺も振り込まれてなくてな」

 

「……え?Bクラスも0?」

 

「ああ、cpが0になった訳じゃ無いのに振り込まれてなくてな」

 

「んー、学校の不備?」

 

「恐らくなー、てかお前そろそろポイントやばいんじゃないか?」

 

真がそう聞くと千秋は申し訳なさそうな顔をしてこちらを見てきた。

 

「そのー、あと5000位……」

 

「……貸すよ…5万でいいか?」

 

「…ごめんね」

 

「いいって、前から貸すって言ってたし、なんならそのポイントやるよ」

 

「い、いや、ちゃんと返すから……」

 

「体で返して貰ってるから大丈夫」

 

「なっ…!も、もう!何言ってるの!馬鹿!」

 

そう言って顔を真っ赤にした千秋は真の肩を叩いた。

そして教室へ入ると皆ポイントが入っていない事を話している。

一之瀬と神崎が真に気付き近寄って話をしてきた。

 

「おはよー浅桜君!」

 

「おはよう浅桜」

 

「おはよ、ポイントの事か?」

 

「そうなんだよ…何か知ってる?」

 

「俺が知るわけないだろ…HRで何か言われるだろきっと多分恐らく」

 

「曖昧過ぎないか浅桜……」

 

「だって俺教師じゃないし…」

 

「アハハ〜とりあえず先生が来るまで待ってみようか!」

 

そうして教師が来るのを待ち、HRが始まると星乃宮はポイントが振り込まれてないのは学校側の不備であると話した。

 

クラスポイント

Aクラス1004cp

Bクラス796cp

Cクラス542cp

Dクラス92cp

 

Aクラス以外原作とポイントが少し違うが大きなズレは無かった。

この日は特に何も無く、翌日になるとその真実が明かされた。

 

「皆おはよ〜、昨日言ってたポイントが振り込まれてない件だけど、実はCクラスの生徒達がDクラスの生徒に殴られたって訴えを出したのよ。場所が特別棟だから監視カメラも無くて、それにお互い違う事を言っていてすぐには解決しそうにないのよ。だからその審議が終わるまでポイントは振り込まれないんだ〜。そこで、今目撃情報を探してるんだけど何か知ってる人はいないかな?」

 

そう言われるが生徒達は誰も見ておらず目撃者は出てこなかった。

 

「ん〜、いないみたいね、とりあえずこれでHRは終わり!皆今日も暑いけど、体調には気を付けて過ごしてね〜!」

 

(喧嘩ねぇ……)

 

そう思っていると一之瀬が真のいる席へ近付き話しかけてきた。

 

「浅桜君、ちょっといいかな?」

 

「嫌だ」

 

「え!?にゃんで〜!?まだ何も言ってないよ!?」

 

「どーせ、放課後特別棟に行くから付き合えとかだろ、嫌だぞあんなクソ暑いとこ行きたくないぞ」

 

「そ、そんな事言わずに……ついてきてよぉ…」

 

一之瀬必殺涙目+上目遣いで真は折れそうになるが何とか踏ん張った。

 

「うっ……!そ、そんな顔しても嫌なもんは嫌だ、それに俺らには関係ない事だろ!」

 

「か、関係ならあるよ!ポイントは私達にも振り込まれてないし、それに多分今回の事件の犯人はCクラスだと思うんだよ!」

 

「……まぁ、俺らのクラスも嫌がらせ受けてたしな」

 

「うんうん!」

 

「……まさかDクラスに手を貸そうって考えてるんじゃないだろうな」

 

すると一之瀬はエッヘンと胸を張りドヤ顔をしてきた。

 

「その通り!真実を暴こうと思ってね!」

 

「ユキ、今日暇?放課後ゲーセン行かね?」

 

「……アンタね…」

 

「あ、浅桜君!?無視しないで!?」

 

再度一之瀬は涙目で真に迫る。

 

「はぁ……わぁーたよ行くよ、行くから…」

 

「ほんと!?ありがとう!!」

 

そう言って一之瀬は上機嫌で席へ戻った。

 

「……がんば」

 

「は?何言ってんの?ユキも行くんだぞ?」

 

「は?無理」

 

「頼むって……一之瀬と2人きりは無理だ……友達だろ?」

 

「ぅっ……い、嫌だ…」

 

すると真が涙目になりながらユキの腕を掴んだ。

 

「ユキ〜頼むよ〜」

 

「ッ!?分かった!行くから!もう!うざいっ!」

 

「まじ!?愛してるぜユキ!」

 

「ぁ…あぁもう!るさいバカ!///」

 

真の粘着に勝てなかったユキであった。

そして放課後、3人は特別棟へ向かった。

 

「「暑い……」」

 

「にゃはは〜ありがとうね2人共!後でアイス奢ってあげる!」

 

「はぁ……なんでアタシまで」

 

「いいじゃん、どーせ暇だろ?」

 

「はぁ……」

 

「にゃはは〜、2人はホントに仲がいいね〜、ちょっと羨ましいよ」

 

「別に…普通だよ」

 

「照れんなよ」

 

「照れてない!」

 

そう言いながら周りを確認しながらで歩いていると2人の男女を発見した。

 

「およ?」

 

「ん?」

 

「…浅桜君?」

 

「あれ、清隆に堀北じゃん」

 

「真か、どうしたんだこんな所で」

 

「一之瀬に拉致られた」

 

「にゃ!?拉致ってないよ!?合意の上だよ!?」

 

「なるほど……」

 

「お前は……なるほど、俺と同じか」

 

「だから拉致ってないよ!?」

 

清隆の横にいる堀北に目を向けるとこちらを睨んでいる。

 

「貴方達は?」

 

「あ、Bクラスの一之瀬帆波だよ!よろしくね!」

 

「……姫野ユキ」

 

「そう、堀北鈴音よ」

 

「Dクラスの綾小路清隆だ、よろしく」

 

「それで、Bクラスの貴方達がここへ一体なんの用かしら?」

 

「え?んー、何か分かることがあるかもって思って事件現場を見に来ただけだよ?君達もでしょ?まさかこんな所にデートしに来た訳じゃ無いだろうし」

 

「ええ、そうね、この男とデートなんて勘弁してほしいわ、それに分かった事は監視カメラが無い事位よ」

 

「堀北…酷くないか……」

 

すると一之瀬はその言葉を待ってましたと言わんばかりに

 

「そう!ここにはカメラが無いからね!証拠がないんだよ!」

 

「それがどうかしたの?」

 

「だからつまりCクラスの生徒達は嘘をついてると思うんだ!」

 

「ええそうね、けれどそんなもの分かってるわ、だから?」

 

そして真が気付いた時には遅かった。

止めれなかった、あの言葉を……

 

「私達も協力しようと思うんだ!」

 

「……あっ」

 

「……は?」

 

すると堀北は更にこちらを睨みながら話す。

 

「何故Bクラスの貴方達が敵であるDクラスへ協力するの?意味がわからないわ、何が狙い?」

 

「んー、狙いなんてないよ?実は私達前にCクラスに嫌がらせを受けてね、だからCクラスがどんなクラスか知っているんだ」

 

「そう、だからと言って貴方達には関係の無い事じゃないかしら」

 

「関係無くないよ、1年生全体がポイントを振り込まれてないんだし、それを早く解決したいって思うのは普通の事じゃないかな?」

 

「…そうね、そこの2人も協力するの?」

 

「……アタシはただコイツに連れてこられただけだから」

 

「……俺は一之瀬に拉致られただけだし」

 

「にゃー!?だから拉致ってないってー!」

 

すると堀北はため息をつきながらも協力を了承した。

 

「はぁ……まぁいいわ、協力させてあげる、何かあればこの男に言って頂戴、それじゃ」

 

「「「「あっ……」」」」

 

「……なんつー上から…」

 

「……うざっ」

 

「…え、えと、とりあえずよろしくね綾小路君!連絡先交換しよっか!」

 

「…あぁ、そうだな」

 

そして2人は連絡先を交換しその場を後にする。

その帰り道、真は一之瀬の頬を掴みながら

 

「い〜ち〜の〜せぇ〜!」

 

「にゃ、にゃにしゅりゅにょあしゃきゅりゃきゅん(な、なにするの浅桜君)!?」

 

「何勝手に協力するとか言ってんだよ!」

 

「だ、だって!」

 

「だってもへったくれもねぇ!俺らを巻き込むな!」

 

「……アタシを巻き込んだアンタが言うなよ」

 

「はぁーーーー、協力するのは百歩譲っていいとして、何するんだよ……」

 

「えーと、とりあえず目撃者を探そうかなって!」

 

「方法は?」

 

「こ、これからクラスの皆と相談して決めるよ!」

 

「あーそう、まぁ、頑張ってくれ」

 

そう言って真は帰ろうとするが一之瀬は真の腕を掴み逃がしてくれなかった。

 

「ち、ちょっと待って!?浅桜君は協力してくれないの!?」

 

「……俺とユキはやる事決まったら協力する」

 

「え、あ、うん……そっか…わかった…」

 

「……まぁ、真は協力しないって言ってるわけじゃないから、それでいいんじゃない」

 

「そ、そうだね!分かったよ!何するか決まったら教えるね!」

 

ユキの援護もあり一之瀬は一応納得したみたいでその場を後にし、真達とは帰りが別になった。

 

「ねぇ……」

 

「ん?」

 

「最初からこうなるって分かってたんじゃないの?」

 

「まあな、だから行きたくなかったんだ」

 

「ならアタシを巻き込まないでよ……」

 

「それは悪かったよ…すまん」

 

「はぁ……暑い、冷たい物食べたい」

 

「パレットで冷たい物食って帰るか、奢る」

 

「ん、そう言えば、何で一之瀬とは2人きりになるの嫌がるのにアタシとはいいんだよ」

 

そう言われながら真は首を傾げ考え込む。

 

「んー、ほらユキは友達だからだよ、一之瀬はまたちょっと違うだろ?なんか、他のやつに見られて変な噂になっても嫌だし、何より2人きりは目立つ」

 

「アタシだって女だぞ……」

 

「いやそりゃ分かってるけど、お互いそんな気持ちは無いからな、友達だって断言出来るし」

 

「あっそ……」

 

「おう……どした?」

 

「別に……」

 

「ユキ?」

 

「うっさいバカ!///ほら早く行こ」

 

「お、おう?」

 

(コイツ……ほんとに!!!てかなんでアタシは少し残念がってんだよ!!あーもう訳わかんない!!!!腹立つ!!!うざい!!!!高い物頼んでやる!!!バーカ!!!!///)

 

ユキは顔を少し赤くして歩いていく。

 

そしてその夜、端末に通知音が鳴りそのフリーメールの内容と動画を見た男は少し顔を顰めた後ニヤリと笑った。

 

(ククッ、どこのどいつだ?こんな面白い事をする奴は…そのうち見つけだしてやるよ)




さて、最後の人は誰でしょう?

あなたの推しは!?

  • 坂柳有栖
  • 神室真澄
  • 一之瀬帆波
  • 姫野ユキ
  • 椎名ひより
  • 伊吹澪
  • 堀北鈴音
  • 櫛田桔梗
  • 軽井沢恵
  • 松下千秋
  • 長谷部波留香
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