ようこそ悪正義の教室へ   作:ざきあ

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少し他作品ネタあります。


11.夏休み〜1

 

 

照り尽くす太陽、気温は上がり夏の本番を迎えた。

先日一学期の工程が全て終わり今日から夏休みが始まった。

1週間後には豪華客船で無人島へ向かい夏のバカンスという名の特別試験が行われる。

真は夏休み初日からクーラーの効いてる自室で昼まで睡眠を貪っていた。

 

「……Zzz」

 

ガチャ

 

「お邪魔しまーす、ってまだ寝てるし」

 

合鍵を使い千秋がやって来る。

 

「全く、休みの日になったらすぐこれだもんな〜……ちょっとイタズラしてやろっと♪」

 

悪戯をしようと思いとりあえず頬をツンツンする。

 

「おおっ……柔らかい…スベスベ…てか寝顔可愛い……」

 

普段少しダルそうにしているイケメンも寝ていれば可愛い顔をするものだ、これが所謂ギャップ萌えというやつか?

 

「…ふふっ、私も一緒に横になろー」

 

千秋は真の隣で横になろうと思い布団をめくると真は上半身裸であった。

 

「え、ちょ、なんで裸……もう、エアコン付けっぱなしだから風邪引いちゃうよ……」

 

文句を言いながら真の隣で横になり、抱き着く、しばらくすると自分までウトウトし始めて寝てしまった。

それから約1時間後。

 

「……Zz……ん……んー!……ふぁ…ねむ……ん?……え?」

 

「すぅ…すぅ……」

 

「……なんで千秋いるの…」

 

真は目が覚め、寝惚けていたが千秋が横で抱き着きながら寝ているのを見て目が覚める。

 

「千秋、起きて」

 

「んぅ…もう少し……」

 

「いや起きてくれ、もう昼過ぎてるし、腹減った」

 

「ん〜……おはよ……」

 

「おはよ、なんでここで寝てるの……」

 

「ん〜?悪戯しようと思って横になったら寝ちゃった…」

 

「アホ……」

 

寝惚けている千秋の頭を撫でながら呆れていると真の腹から空腹を知らせる音が聞こえる。

 

グゥ〜

 

「……お腹すいたの?」

 

「めっちゃ空いた、だから起きよ、起きないなら千秋食べるけど」

 

「……いいよ?」

 

「……ほんとにそろそろ起きて」

 

「んー、仕方ないなぁ…」

 

「はぁ……とりあえずシャワー浴びてくる」

 

「ん、じゃあ朝ご飯兼お昼ご飯作っといてあげる」

 

「ん、頼んます」

 

そうして2人は起きて、真がシャワーを浴びている間に千秋は朝ご飯兼お昼ご飯を作る。

 

「いただきます」

 

「おあがりよ!」

 

「……幸平千秋?」

 

「…言ってみたかった、てへっ」

 

「可愛い……おはだけしちゃう……」

 

「ご、ご飯食べてよ…」

 

そんな会話をしながら食事をした。

ちなみにメニューは昨晩の残りの肉じゃがとソーセージと甘めの卵焼きと味噌汁にご飯という定番のメニュー。

 

「ご馳走様」

 

「お粗末様です」

 

「…そいや今日なんかあった?」

 

「ん?何も無いよ、会いたくなったから来ただけ」

 

「そ、そうか」

 

「ん、ダメだった……?」

 

千秋は少し悲しそうな顔をしたので真は慌てて訂正する。

 

「あ、いや、違うぞ、起きたら千秋がいてびっくりしただけだから、会いに来てくれた事は嬉しいし、俺も千秋と一緒にいたいからな」

 

「……へへっ、そっか」

 

「ん、今日はどっか行くのか?」

 

「ん〜、特に予定は無いかな〜、真君は?」

 

「俺も特には…アマプラで映画でも観ようかなって思ってた」

 

そう言うと千秋はからまさかの提案。

 

「そっか、あ、ならゴジラ見たい」

 

「ご、ゴジラ?」

 

「前オススメしてたハリウッド版のやつ、3作品目まで出てるんでしょ?」

 

「出てるには出てるけど、3作品目まだ無料になってなかった気がする…」

 

「ん〜、とりあえず気になってたから2作品目まで見よ?」

 

「そうだな、見るか」

 

そうしてテレビとPS4を起動しアマプラを開いて2人はハリウッド版ゴジラを視聴した。

因みに3作品目は無料になっていなかったので2作品目までとりあえず見る事にした。

 

「おお、やっぱり日本版と見た目は違うんだね」

 

「おデブちゃんだよな」

 

「ふふっ、確かに、ちょっと可愛いかも」

 

「女の可愛いはよく分からん……」

 

そして2作品を見終わると千秋まさかの涙目。

 

「え、何処か泣く要素あった?」

 

「モスラが……」

 

「…ああ、なるほど」

 

「愛する人?の為に体を張るのはやっぱり感動するよ」

 

「設定だと確か、記憶はそのままでまた卵から生まれるんだけどな」

 

「……設定とか言わないでよ」

 

「え、すまん」

 

感動を台無しにされ千秋はジト目で真を睨む。

 

「もう……晩御飯どうする?」

 

「んー、ラーメン」

 

「……暑いのに?」

 

「暑い中食うラーメンは美味いぞ?」

 

「んー、じゃあラーメン屋行こっか」

 

「おけぇーい」

 

そして2人は準備をしてラーメン屋へ向かった。

寮を出ようとすると買い物袋を持った堀北に遭遇した。

 

「あ、堀北さん、やほー」

 

「…松下さんに…浅桜君……」

 

堀北は2人の姿を確認すると真を少し睨み付ける。

 

「なんだよ堀北、そんな睨むなよ……」

 

「真君何したの?」

 

「何もしてない」

 

「…睨んだつもりはないわ、無意識よ」

 

「タチ悪い!!!」

 

「うわぁ……」

 

思わず真は叫んでしまい千秋は少し引いた。

 

「浅桜君、少し聞きたい事があるのだけれど」

 

「ん?なんだ?」

 

「貴方は兄さんとどういう関係なの」

 

「え、うーん、なんか気に入られて生徒会に入らないかって誘われた」

 

そう言うと堀北はポカンとする。

 

「……それ、本当?」

 

「え、うん」

 

「そう……」

 

「堀北?どうした?」

 

「堀北さん?」

 

堀北は顔を下に向けると動かなくなってしまったので2人が少し心配になる。

するといきなり顔を上げ真を睨み付け宣言した。

 

「私は貴方を超えてみせる」

 

「……え、おう、そうか」

 

「ええ、いずれは貴方を、Bクラスを倒し私達がAクラスになってみせる、覚悟しておきなさい」

 

「……そうか、頑張れ」

 

「何時までも上で胡座をかいていられると思わない事ね、それじゃ」

 

そう言って堀北はエレベーターに入っていった。

 

「……ブラコン」

 

「……やめろ千秋それ以上は言うな」

 

そんな事があったが、2人は気を取り直し目的地へ向かっていると途中で神崎と柴田に遭遇する。

 

「ん?浅桜じゃねーか!」

 

「奇遇だな」

 

「ようお二人さん、飯か?」

 

「まぁなー……って、浅桜その子は?」

 

「ん?ああ、彼女の千秋」

 

「初めまして、真君の彼女で、Dクラスの松下千秋です」

 

紹介すると2人はポカンとしてしまい、千秋は少し心配になった。

 

「あ、あれ?どうしたの?」

 

「ああ、いやすまん、浅桜のクラスメイトの神崎隆二だ、よろしく」

 

「し、柴田颯です……って彼女!?」

 

「え、そ、そうだけど……」

 

「どうした柴田?」

 

突然柴田が大声を出して千秋は驚き出した。

 

「いや、お前、姫野は?」

 

「は?ユキなら前に付き合ってないって話したろ」

 

「おまっ、彼女いながら他の女子とも仲良くしてるのか!」

 

「言い方よ……」

 

「柴田、浅桜と姫野は前に気が合う友人だと言っただろ…」

 

「あれ、そうだっけ?」

 

「「おい」」

 

「アハハ〜、柴田君って言ったっけ?」

 

「え、あ、はい」

 

千秋は柴田へ笑いかける、目は笑っていない。

 

「真君は私と付き合ってるの、姫野さんはただの友達、わかった?」

 

「は、はひぃ!!!」

 

「「こわ……」」

 

「何か言った?」

 

「「なんでもありません!!」」

 

「……ふぅ、2人は何処にご飯食べに行く予定なの?」

 

「ああ、柴田にラーメンを食べに行こうと誘われてな」

 

「そうなん、俺らもラーメン食いに行こって話してたし一緒に行くか?」

 

「え、い、いいのか?邪魔じゃね?」

 

「いや、いいだろ、千秋も大丈夫だろ?」

 

「うん、いいよ」

 

「なら一緒させてもらおう」

 

そう言って4人はラーメン屋へ向かった。

食べ終わった後真達は2人と別れ寮へ帰った。

 

「真君ホントに姫野さんと仲良いんだね」

 

「ち、千秋、前にも話したけど…」

 

「わかってるよ、別に怒ってないから」

 

「そ、そうか…ならいいけど」

 

「けどやっぱちょっと妬いちゃう…」

 

千秋が少し拗ねてしまい真はアタフタする。

 

「あーいや、その、もし千秋が嫌なら距離置くよ…」

 

「……それはダメ」

 

「え、なんで?」

 

すると千秋は少し怒った顔をした。

 

「姫野さんは真君にとって大切な友達なんでしょ?」

 

「……まぁ」

 

「ならそんな事したらダメ、向こうもいきなり距離置かれたら嫌な気持ちになるし、真君の事大切な友達って思ってると思うよ」

 

「そうか……」

 

「ん、それに真君が1番好きなのは彼女の私でしょ?」

 

「当たり前だろ」

 

「ふふっ、ならそれでいいよ、友達は大切にしないとね」

 

そう言いながら千秋は真の手を握る。

 

「…ありがとう千秋」

 

「どーいたしまして、けど、浮気はダメだからね」

 

「分かってるよ」

 

「もし浮気したらもぐから」

 

「え、いや、それは……」

 

「するの?」

 

「しません!!!!!」

 

「なら心配いらないね」

 

「イエス・マイ・ロード!!」

 

真は千秋のギアスにかかった。

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