バカンスまであと2日となった日、真は清隆とカラオケに来ていた。
「これがカラオケか……楽しいな」
「それなら良かった、お前無表情でめっちゃ歌上手いから聞いてて飽きないぞ」
「そうか?なら良かった、真も上手いな」
「まぁ、音楽は好きだしな、好きな物は上手くなりたいだろ?」
「そうゆう物か?」
「そーゆーもんだ」
その後も2人は好きな曲を歌い、時は流れる。
すると真が突然清隆に問いかける。
「清隆、学校生活は楽しいか?」
「ん、ああ、楽しいぞ、真とも友達になれたしな」
「そうか、なら良かった、お前は普通の生活ってもんを知らな過ぎるからな」
「…ああ、家が厳しくてな、中学時代は家から出させて貰えなかったんだ」
「だから自由を求めてこの学校へ来たのか」
「そんなとこだ、どうしたんだいきなり?」
清隆が少し不思議そうに真を無表情で見つめる。
すると真は清隆へ取引を持ち掛けた。
「清隆、頼みというか、取引がしたい」
「……取引?」
「ああ、俺はお前の過去を知っている」
「どういう事だ?」
「ホワイトルーム」
その言葉を聞いた瞬間清隆は真へ殺気を放った。
「アメリカの大統領が住んでいるところの話か?」
「それはホワイトハウスだろ、殺気を出しながら惚けるなよ、最高傑作」
そう言うと更に殺気を放ち清隆は真を睨み付ける。
「そうか、お前は知っているのか」
「まぁな」
「オレがあそこの最高傑作と知っていて近付いたのか?何がしたい?お前はオレを連れ戻しに来たのか?何が目的だ?」
「待て待て待て、一度に聞き過ぎだ、1つずつ答えるから慌てんなよ……」
清隆が真に問い詰めるのを一旦止めて真はゆっくり1つずつ話し始める。
「とりあえず、お前に近付いたの偶然だ、連れ戻し来た訳でもないし、俺はあそこの人間じゃない、信じてもらえるか分からんが少なからずお前の敵では無い」
「……そうか…それで、目的は?」
「単純にお前と友達になりたかったんだよ、お前に普通の男子高校生の日常を送って欲しかったからな」
「…………」
「清隆?」
いつの間にか殺気をしまい、真は何も言わない清隆に声をかける。
すると清隆は少し顔を下に向け話し始めた。
「オレは…ここへ色んな事を知りに来た、自分がなんなのか、普通とはなんなのか、友情や恋愛、様々な事を体験したくてな」
「……」
「そんな時にオレに声をかけてくれたのはお前だった、最初は他のクラスの友人程度にしか思っていなかったが、お前と過ごしていくうちにオレの中で何かが生まれたんだ、それは何か最初は分からなかった、そんなある日お前は言ったよな」
「……?」
清隆は普段の無表情とは違い、少し笑いながら言う。
「…友達なんだと」
「ああ…」
「初めてだったからな、オレは嬉しく思ったんだ」
「そうか……」
「ああ、だからお前がオレをホワイトルームの最高傑作と知っていると言った時は裏切られたと思ったんだ、自分でも驚いたさ、オレは人を駒としか見ていないからな、そんなオレがお前に裏切られたと思い、悲しくなり腹が立った」
「え、お前…」
「…だから敵でも何でもなくただ単純に友達になりたかったって言われて安心したよ」
清隆は穏やかな顔をしそう言った。
真は驚きのあまり少し固まってしまった。
「……あ、ああ、そうか、なら良かった…」
「……それで、頼みとは?」
「聞いてくれるのか?」
清隆は目尻を下げ悲しそうな顔をした。
「真…………オレ達は友達だろ?」
「……お、おう、そうだな…」
「聞かせてくれ」
「ああ、その、千秋の事なんだ」
「松下?」
「……ああ、あいつと俺はクラスが違うからな、俺が守ってやるには限界がある、だから同じクラスのお前に頼みたい」
「なるほど、松下の安全な状態を保てる様にすればいいのか」
「ああ、本当は俺か千秋がクラス移動すればいい話なんだが今はまだそんなポイント無いしな」
「…なるほど、ちなみに今いくら貯まっているんだ?」
そう言われた真は清隆へ端末の画面を見せる。
そこには《7086084pp》と記されていた。
「…随分貯めているんだな」
「4月の時点で500万あったんだけど、そこからあんま稼げてなくてな、とりあえず年内までに1000万が目標だ」
「なるほど、もし貯まったらどちらがクラス移動するんだ?」
「少し悩んでる、Bにはユキがいるし、Dにはお前がいるからな…」
そう言うと清隆は少し考え、まさかの提案した。
「ならオレもポイントを貯めるとしよう」
「え?」
「オレもポイントがあれば姫野かオレも移動出来るだろ?そうすれば悩みは1つ解決される」
「……まぁ、確かに、いいのか?」
「……少し事情が変わってな、次の試験からオレは本気を出さなければいけなくなったからな、ポイントを貯めるにはちょうどいいかもしれない」
「脅されたか」
清隆は少し驚き聞き返してきた。
「…知っていたのか」
「お前は俺と一緒であまり目立ちたいタイプには見えないからな、そんなお前が本気を出すって事は余っ程だろ、退学にさせるとでも茶柱に脅されたか?」
真は原作知識から得た情報を元に質問をする。
「……まぁ、そんな感じだ、あまり詳しくは言えないがな」
「……まぁそれはいいよ、了解だ」
「とりあえずしばらくは堀北を隠れ蓑にするつもりだ」
「なるほど、俺も神崎に頼んで隠れ蓑をして貰ってるよ」
「……なるほど、ならあの中間の過去問は真が手に入れたものだったのか」
「ああ、けどお前もあれについては思い付いてたろ?」
「ああ、と言うかSシステムの事も分かっていたし、暴力事件の件も俺が関わってる」
「……流石だな、とりあえず俺はお前にも協力するって事で取引成立でいいか?」
「いいのか?」
真は笑いながら答える。
「世の中ギブアンドテイクなんだよ、それに俺達は友達、いや親友?なんだ、お互い個人的に協力し合おう」
「分かった、なら頼む、親友」
2人はお互いの手を取り合い強く握手する。
第2章 中間テスト、暴力事件編〜完
「……アンタに位は素直になってみようって思ってね、ダメ?」
「……俺は前者を選ぶ、浅桜、俺はお前について行く」
「え、裏切り者……?」
「……貴女はどちらの味方なの?」
「クックックッ、テメェか?俺にあんなメールを送ってきたやつは?」
「ふふっ、初めまして、浅桜真君?」
「よっ、シン、情報持ってきたぜ」
「…あんた、知ってて黙ってたの?」
「待て、真、松下、オレじゃないぞ、信じてくれ……」
「綾小路君……」
「清隆ァ……」
第3章 無人島サバイバル、干支試験編
各人物との関係性
真→相手
松下千秋
最愛の人、彼女、幼馴染、信頼している人
綾小路清隆
親友、協力相手、信用されたい相手
姫野ユキ
クラスで唯一の友人、信用している相手
一之瀬帆波
友人?調教中
神崎隆二
隠れ蓑、信用している相手
白波千尋
関わりたくない相手
堀北鈴音
ライバル?宣言された相手
高円寺六助
謎に懐かれた相手
須藤健
多分嫌われてる相手
堀北学
気に入られて生徒会に勧誘されてる相手
???
考え方は嫌いじゃないが相手にすると疲れそう
???
出来れば近付きたくない
???
中学時代、不登校をしていた時に出会い、実は裏で繋がっていて情報を貰っている
???
尾行されているのに気付いてるが害は無いので放置している
山内
嘘吐きボーイ、千秋を変な目で見てたらぶち殺す
相手→真
松下千秋
愛してる人、彼氏、幼馴染、信頼している人
綾小路清隆
親友、協力相手、信用したい相手
姫野ユキ
気の合う友人、信用している、複雑な感情を抱いている
一之瀬帆波
友人、少し怖いけど優しい人、凄く頼れる人
神崎隆二
友人、隠れ蓑にされているが共にいれば成長させてくれる相手
白波千尋
嫌いな相手
堀北鈴音
超えてみせたい相手、兄さんに気に入られていて気に食わない
高円寺六助
気に入っている相手、将来部下にしたい
須藤健
中間の時に色々言われたが、綾小路や松下から少しを話を聞き謝りたいと思っている
堀北学
気に入っており、南雲対策で生徒会に勧誘している相手
???
特に警戒はしていないが周知はしている
???
裏で動いているのを知っていて、駒にしたい
???
中学時代に知り合い、凄いやつだと知っている、裏で繋がっている
???
主人の命令で尾行している相手、松下と一緒にいる所を見て砂糖を吐きそうになることが度々ある
Bクラスの生徒達
頭が良くて運動神経もいいイケメン、姫野とかなり仲良くしているのをよく見る、2人が付き合ってないと知り驚愕した
Dクラスの生徒達
松下の彼氏で綾小路や高円寺と仲が良く頭のいいイケメン、ただ少し恐怖心を抱いている
山内
助けてくれた恩を忘れてイケメンリア充偉そうにするな死ねと思っている
???はまだ本編に登場していないor主人公が関わっていない人物です。
これにて第2章完結です。
コメント等でセリフが読みづらいとご指摘を貰いましたので修正出来る時間があれば修正致します。
第3章もお楽しみに
あなたの推しは!?
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坂柳有栖
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神室真澄
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一之瀬帆波
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姫野ユキ
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椎名ひより
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伊吹澪
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堀北鈴音
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櫛田桔梗
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軽井沢恵
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松下千秋
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長谷部波留香