教室へ向かってる途中一之瀬と進学した理由や出身地について話していた時に思わず言ってしまった。
「つーか監視カメラ多いな……」
「え?監視カメラ……?」
「あぁ、確認しただけで玄関からここまで10個以上あるぞ……」
(監視カメラ多いのは知ってたけどここまで多いのか)
「んー、学校の中なのにそんなにあるのって不思議だね」
「まるで刑務所みたいだな」
「け、刑務所って……」
(あれ、俺なんか変な事言ったか?)
「まぁ、別に悪いことする訳じゃないしそこまで気にする事はないだろ、てか俺トイレ行ってから教室行くから先行っててくれ」
「そうだね!分かったよ!また後でね!」
そう言って一之瀬を先に行かせて俺は特に用はないけどトイレへ
だって一之瀬と一緒に教室入ったら目立つやん!!!!!
俺はどっちかと言えば綾小路みたいに裏から色々するタイプなんじゃい!!!
キャラがぶれた……
てか監視カメラの事言ったの失敗だったかなー
でも早めに気付けばその分来月貰えるポイント増えるし、悩ましいな
とりあえず教室行くか……
Bクラス……ここか……ここからやり直すんだ……俺の第二の高校生活!!!!!
ガラガラッ
いやマジかよ
もう仲良さそうなグループ出来てるじゃん
やっぱBクラスぼっちにはキツいぞっ
とりあえず席に座ろう……
俺の席は……窓際最後尾か
いいねいい席だ、所謂主人公席ってやつだ
別に俺主人公でもなんでもないけど
(いや君主人公だから!!!!!)
……なんか頭の中で声が聞こえたけど気にする事はないだろう。
自分の席に着いて約三分、一人の大人の女性が教室に入ってきて教壇に立って喋り始めた。
「はーい、新入生の皆さん。私はBクラスを担当することになった星之宮知恵です。この学校は学年ごとにクラス替えが行われたりしないから、3年間、ここにいる全員で過ごしていくことになります!よろしくねー!普段は保険医をしてるから授業とかで関わる機会は少ないかもだけど、学校で困ったことや相談したいことがあったら遠慮しないで言ってきてね。さてと、あと一時間ぐらいしたら入学式が体育館で行われるんだけど、その前にこの学校の特殊なルールについて書かれた資料を配るねー。前に入学案内と一緒に配布したものなんだけど、もう一度確認するねー」
そう言いながら星乃宮は入学前に配られた資料を配って行く。
一応頭の中に入っているが1人だけ読まない訳にもいかないから読んでるフリをしておく。
この学校が他の高等学校と異なる点は主に二つ。
一つは在学中は外部との連絡を特例を除き一切禁じていること。
もう一つはSシステムだ。
(今後このSシステムがどれだけ重要な事だと気付く生徒が何人気付くのか……)
「今から学生証のカードと端末を配りまーす。その学生証一つで敷地内のすべての施設を利用したり、売店とかで買い物出来たりするから大切にね。それにタダでは使えないで、ポイントを消費することになるから注意してね?学園内にはポイントで買えないものはないから、ポイントがあるだけ使えるよー」
学園内にポイントで買えないものは無い。
(一体何処まで使えるのか後で聞いてみるか
2000万以上貯めるのが難しいとは言え、1人の生徒をいくらで退学させられるのかとか気になるしな……)
配られた端末と学生証を確認していると続けて
「それから、ポイントは毎月1日に自動的に振り込まれる仕組みになっていて、皆にはすでに10万ポイントが支給されているから確認してみてね。もちろん、1ポイントにつき1円の価値があるよ」
そう言われた瞬間多くの生徒から驚きの声が上がる。
(まぁ、高校に入り立ての15のガキにいきなり10万円渡されたらビビるわな……)
その時クラスメイトを観察してみると一之瀬ともう1人、眼鏡をかけた生徒は比較的落ち着いていた。
(恐らくあの眼鏡は神崎だな……てか一之瀬めっちゃこっち見てるやん……)
「びっくりしたー?この学校は実力で生徒を測るから、入学した皆にはそれだけの価値があるってことだよ~。じゃあ最初のオリエンテーションは終了です。三年間よろしくね〜!」
そう言い教師は教室を去って言ったが、多くの生徒が10万と言う大金に驚いたまま動けずにいると1人の生徒が、
「はい!ちゅーもーく!!」
(おぉ流石一之瀬!)
「皆ポイントについてびっくりしてると思うけど、とりあえずこれから3年間クラスメイトになる人の名前とか覚えたいから自己紹介しよっか!嫌な人とかいるかな……?」
そう言われれば誰も嫌と言えないのが現実、他の生徒も同調して
「賛成です!」
「俺も皆の名前覚えたいから自己紹介しようぜ!」
「あたしも〜!」
(おぉ、流石Bクラスだな……だがぼっちには辛いぞ……)
「それじゃ言い出しっぺの私から!私の名前は一之瀬帆波って言います!中学の時は生徒会と陸上部でした!この学校でも生徒会に入ろうと思ってます!趣味は読書や映画鑑賞です!皆よろしくね〜!」
「一之瀬さんよろしくお願いします!」
「よろしくな一之瀬!」
そんな感じで自己紹介が進んで行き神崎や柴田、白波といった主要?人物達を把握し、自分の隣の席の女子が自己紹介を始めた。
「姫野ユキ、趣味は音楽鑑賞、よろしく」
「姫野さんよろしくねー!」
(こいつが姫野か……)
そう思いながら彼女を見ているとつい見過ぎてしまったみたいで
「何?さっきからジロジロ見てるけど」
(ヤバっ、見過ぎた)
「え、あー、いや、すまん、綺麗な髪色してんなって思って」
「……あっそう……」
「不快に思ったなら謝るよ」
「……別にいい」
「そっか……」
(やばいやらかしたか?)
そう思っていると自己紹介の順番が回ってきて
「それじゃー最後の人!…あ、浅桜君!よろしく!」
「え……あー、浅桜真です。見た目こんなんだけど趣味は結構インドア派の人間です…………よろしく……」
oh......これは……
「よ、よろしくね!浅桜君!」
「おう……」
自己紹介失敗した……皆なんか苦笑いしてるし……姫野めっちゃ笑い堪えてるやん……
「い、インドア派の人間って自己紹介するやつ初めて見た……ぷふっ……」
「笑えてもらえて光栄だよ……はぁ……」
「……お腹痛い…てかアンタ一之瀬と知り合いなの?」
「まぁ、朝クラス分け見てる時逆ナンされた」
「……へー……」ジトー
「いや冗談だぞ?具合悪そうに見えたらしくて声掛けられただけだからな」
「あっそう、まあアンタ顔イイから逆ナンとかよくされそう……」
「顔だけ見て近寄ってくる女程ろくな奴いないだろ……」
「顔イイことは否定しないんだ」
「否定してもそんな事ないってよく言われてきたからな、否定するだけ無駄なんだよ……てか折角隣の席になったんだし連絡先交換しないか?」
「……ナンパ?」
「…ちげーよ、なんか気が合いそうだったからだ」
「ふーん、まぁしないけど」
「え、あ、そうっすか……」
そう言われしょぼくれていると
「じょ、冗談だから……そんな悲しそうな顔すんなよ……」
「……ありがとう」
なんてやり取りをしていたら入学式の時間になり皆体育館へ
入学式は何処も同じ様な感じでお偉いさん方の挨拶とかまあその辺で終わった。
その後一之瀬や柴田に施設を見て回らないか誘われたが疲れ切っていたので断った。
(さて、どーすっかな、腹も減ったしとりあえずコンビニ?スーパー?)
と思いつつプラプラ歩いてコンビニ付近に行くと、
「今日は不良品のお前らにここは譲ってやるよ!」ワラワラ
「ンだとコラっ!」
(アレって……)
そこに居たのは上級生と思われる生徒3人と赤髪の不良、それと茶髪の生徒だった。
(やっぱり、てことは……)
「クソがっ!!!」
と赤髪の不良はカップ麺をぶちまけ帰っていった。
「……はぁ」
その場にいた茶髪の生徒がカップ麺を片付けようとしていたので真は声をかけて手伝おうとする。
「あー、手伝うわ、店員から掃除用具借りてくるな」
「え、あぁ、助かる」
そう言い真は店内へ行き掃除用具を借り茶髪の生徒と掃除を済ませる。
「済まない、助かった」
「まあ、一部始終見ちまったし、無視するのもな」
「そうか、えーと、Dクラスの生徒じゃないよな」
「あぁ、1年Bクラスの浅桜真だ」
「Bクラスか、Dクラスの綾小路清隆だ」
「そっか、よろしく……これもなんかの縁だし連絡先でも交換するか?」
「いいのか!?ぜひ頼む!」
「お、おう、いいぞ」
(ん?ラノベやアニメ版と少し違うな……漫画の方か?)
そう思いながら真は綾小路と連絡先を交換し別れ、コンビニで軽食を買い寮へ向かった。
「真……君…………?」
その時彼は1人の少女に見られていた。
「でっか……寮てか普通にマンションじゃねこれ……」
あまりの寮の大きさに少し驚きながらエントランスへ行き、部屋のカードキーと資料を貰い自室へ
「310……310……ここか」
中に入ると一人暮らしをするには丁度いい広さだった。
机やベットにテレビ、台所はある程度の調理器具や食器も揃っている。
「軽く食って荷解きして休むか……っとその前に」
そう言いベランダへ行き白い棒を口にくわえジッポライターでソレに火をつける。
「……フゥー……これ見つかったら一発アウトだから気を付けないとな〜」
煙を吐きながらこれからの行動を考えている。
「とりあえず明日はポイント稼いで明後日質問しに行くか……」
空を見上げ独り言を言って部屋に戻って行った。
誤字脱字報告お願いします。
主人公設定1話目の後書きにありますのでぜひ読んで下さい
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