学級委員が決まった日から約2週間
この2週間、真はクラスメイトとそこそこ交流をしていた。
放課後は一之瀬や神崎、柴田等と共にけやきモールへ行ったり、1人で音楽ショップに向かうと店内で姫野の会いそのままカフェへ行ってお互い好きなアーティストや曲について話してオススメのCDを貸しあったりなど、休日には唯一他クラスで知り合った綾小路と出掛けたりもした。
「綾小路、お前友達出来た?」
「まぁ友達と言えるのか分からないが喋る相手は出来たな、浅桜は?」
「へー、俺も隣の席の奴が趣味の合うやつでな、そいつとオススメのCD貸しあったりとかしてるな、あとは放課後にクラスの連中とモール行ったくらいかな」
「なるほど…趣味か…」
「綾小路はなんか趣味あんの?」
「いや、特には……強いて言うなら読書だな……」
「お、おう……今度オススメのラノベとかアニメのDVDとか貸そうか?」
「いいのか!?」
「あぁ、いいぞ、友達なんだし」
「……」
そう言うと綾小路は少し目を見開いてこちらに驚いたような顔をする。
「どうした?」
「あ、いや、面と向かって友達と言われたのが初めてでな、照れくさくてな」
「……お前友達出来たことないのか?」
「オレが思っていても向こうがどう思っているか分からないだろ?」
「なるほどな、なら俺が1番初めに出来た友達だな」
そう言うと綾小路は少し口角を上げる。
「……そうだな、改めてよろしく、真」
「…………よろしく清隆」
この時綾小路は何をどう思って真の事を名前呼びしたのかは真には分からなかった。
そして4月も残り1週間となった日の月曜日、真はいつもより少し早めに学校へ行き職員室へ向かった。
「失礼します、剛田先生いらっしゃいますか?」
「ん?お前は……浅桜か?」
「はい、今日の体育水泳と聞いたのでラッシュガードの申請に来ました」
「ああ、なるほど、お前の事は聞いている、この書類にクラスと名前を書いてくれ、その間に俺は物を取りに行ってくるから少し待っててくれ」
「分かりました」
そういい真は渡された書類に必要な情報を書き、物を受け取った後教室へ向かった。
「お、おはよー!浅桜庶務!」
「黙れ柴田埋めるぞ」
「こ、こえーよ……あ、てか浅桜も参加するか?」
「?何してるんだ?」
(こいつまさか……)
「今日の体育水泳だろ?それで女子達の誰が1番胸がでかいのか男子だけで賭けしてるんだよ、浅桜も「俺パス」ええ!?なんでだよ!?」
そう言うと浜口と言う一之瀬に書記を任された真面目そうな生徒にも声をかけられた。
「浅桜さんはあまりこーゆー事に興味無いがないんですか?」
(浜口!?お前も参加してるのか!?)
「興味無い訳じゃないけど、こんなん賭けにならんだろ…どーせ一之瀬の一強だろ?なぁ神崎」
「俺に聞かないでくれ…」
「つかお前、こーゆーの止めろよ…女子に知られたら殺されるぞ……」
「……す、すまない」
神崎が何を想像したのかは知らないが青い顔しながら謝ってきた。
すると真の後ろから一之瀬がひょこっと顔を出して話に割り込んできた。
「ったく……「何話してるのー?」い、一之瀬…」
「ん?どうしたの?」
「な、なんでもないぞ一之瀬!!な!浅桜、神崎!?」
「「……ああ」」
自分の席に行くと隣人の姫野が前に貸したCDを手に持ち話しかけて来た。
「…おはよう、これ、借りてたやつ」
「おはよ、どうだった?」
「良かった、聴いてたらハマるかも」
「だろ??ジャンルはアニソンだけど、全くアニソン感ないし、歌詞のメッセージ性もいいんだよ…」
そう言うと姫野は少し笑いながら返事をしてきた。
「ん、確かに、テンポもいいし歌詞が心にくる感じする…………そーいえばさっきアンタら何話してたの?」
「え……いや、うーん…」
「?」
そう聞かれたが流石に女子にお前らの胸の大きさで賭けをしていたなんて言えるはずもなく、真は一瞬だけ姫野の胸に目を送り再度顔を見ながら苦笑いをしながら答えた。
「うん…お前もまだ成長期だから…希望はあるさ…」
「は?………………は?????」
姫野は真が何を言っているのか分からず困惑していた。
「まぁいいや、そいえば先週の金曜日アンタの事探しに来た人いたよ」
「俺を?誰??」
「あー、ごめん名前は聞き忘れたんだけど、確かDクラスの女子」
「…………どんな奴?」
「え、茶髪のロングで少し大人っぽい雰囲気の……」
「ッ!?」
嫌な予感はしていた。
クラスや特徴を聞いた瞬間、真はその相手が誰だか分かってしまい顔を少し青くしてしまった。
姫野も普段の真と雰囲気が変わったのを察して心配そうにしている。
「……その、元カノとか?」
「……いや、俺彼女いた事ない…まぁただ多分、俺が知ってる奴なら会っちゃいけない相手」
「会っちゃいけないって……なんで?」
「…………」
「ごめん無神経だった……その人にアンタがこのクラスにいるって言っちゃった」
真が黙っていると姫野が少し申し訳なさそうな顔をしていた。
真は無理矢理気持ちを切り替えいつも通り振る舞おうとする。
「気にするな、俺は気にしない」
「……そう」
「……あーもう!お前放課後暇か?なんか食いに行こうぜ、奢ってやるから!」
「ん、分かった、ごめ……えと、ありがと……」
「おう」
その後2人は普段通り過ごし、遂に待望の水泳の授業がやってきた。
真と神崎は女子の水着姿にはしゃいでる柴田達とは離れて立っていた。
「…浅桜、なんでラッシュガードをしているんだ?」
「ん?あー、気分」
「そうか…それにしてもお前、ラッシュガードの上からでも筋肉が凄いのが分かるぞ、何かやっていたのか?」
「格闘技を少しな、神崎も凄いな」
「お前に言われると嫌味に聞こえるぞ…」
そう話してる後ろから一之瀬が声をかけてきた
「やっほー、浅桜君なんでラッシュガードしてるの?」
「気分だよ」
「んー、そっか!それにしても2人共筋肉凄いね!」
そう言いながら一之瀬は2人の腹筋や胸筋をツンツンし始めた。
これには流石の神崎もタジタジになり顔を少し赤く染めた。
「い、一之瀬、その、少し恥ずかしいからやめてくれ…」
「え、あ、ごめんごめん!ついつい」
少し舌を出しながら謝る一之瀬
そして真の腹筋を未だに触っているツインテールがいた。
「姫野」
「ん?」
「何してるんだ」
「筋肉触ってる」
「……そうですか」
真は少しめんどくさくなりほっておく事にした。
その後筋肉ゴリ……剛田が号令をかけ、夏までに全員泳げるようにしてやると言ってきたが数名の生徒が嫌がる。
真は夏に無人島でサバイバルをさせられる事は知っているので半分聞き流していると横にいた神崎が話しかけて来た。
「なんだか夏に何かあるみたいな言い方をするな…」
「水泳大会でもあるんじゃね?」
「その為にわざわざ全員泳げるようにしてやると言うだろうか?」
「さぁ……」
2人が話していると剛田は生徒のやる気を出させる為にタイムが1位になった生徒にはポイントを渡すと言ってきて、柴田等運動部に入ってる生徒達がやる気を見せてきた。
「よっしゃー!!1位になってポイントは頂くぜ!!」
「負けねーぞ!」
「水泳部の俺に勝てますかね?」
だが逆にワースト1位の生徒は補習をすると言われ運動が苦手な生徒達は落胆していた。
「浅桜は水泳得意なのか?」
「可もなく不可もなくって感じかな」
「なるほど…誰が1番になると予想する?」
「んー、柴田か俺」
「自分も入ってるんだな…」
そう話していると女子達の番が終わり男子達の番になる。
真は第1レース、横には水泳部の男子がいる
「浅桜君、負けませんよ」
「水泳部に勝てるかなー」
そしてレースは剛田の合図でスタートした……
結果は2着
タイムは25.85秒
水泳部の男子より0.05秒遅いタイムとなった
そうしていると水泳部の男子が真に話しかける。
「浅桜君速いですね……」
「結果負けたけどな」
「あんなものタッチの差ですよ、決勝でも負けませんよ?」
「お手柔らかに〜」
そうしている内に男子全員が泳ぎ終え決勝レースとなった。
決勝は真、柴田、神崎、水泳部の男子2人となり、予選タイムでは神崎と同じレースだった水泳部の男子が1位を取っている。
タイムは24.97秒と真より0.8秒速いので誰もがポイントを手にするのはその生徒だと思っていたであろう。
結果は………………
「に、23.71秒……」
「ポイントあざーす」
真が剛田にそう告げた。
誰もが目を疑ったであろう。
予選のタイムより約2秒も速いタイムを出したのだから当然だ。
「浅桜!!!!水泳部はいらないか!?!?!?」
「いや、めんどくさくいんでいいです」
「そ、そうか……」
そう告げ真は神崎達の元へ歩いていく
「浅桜お前、予選で手を抜いていたのか?」
「浅桜君酷いですよ…」
「負けた……だと……」
真は苦笑いをしながら答えた
「スロースターターなんだよ俺」
「「「だからって2秒はおかしい!!」」」
「あ、あれ……?」
そう言われ少し落ち込んでいたところに女子達も混ざり色々言われた真である。
終いには姫野に
「……化け物」
「グハッ……」
「まぁ、おめでとう」
「……あざす」
一応姫野は主人公に対してだけ素直になるという事で……
勘のいい人や原作をよく知っている人なら誰が幼馴染なのか分かったんじゃないでしょうか?
あなたの推しは!?
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坂柳有栖
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神室真澄
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一之瀬帆波
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姫野ユキ
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椎名ひより
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伊吹澪
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堀北鈴音
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櫛田桔梗
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軽井沢恵
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松下千秋
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長谷部波留香