部屋の準備が終わり、2人でまた有澤煎餅と有澤茶でくつろいでいると
「そういえば自己紹介がまだでしたよね?」
自分の部屋とブリーフィングルームの準備を終わらせたミウが入ってきて言った。
「そうだな。書類で知っているとは思うがするか。ルカ、ブリーフィングルームに来てくれ!」
そして初めてのブリーフィングが始まる。
「まずは俺からだな。スロート、スロート・バスティオンだ。よろしく頼む。」
「ルカ・ラグーンよ。」
「改めまして、ミウ・バークです。オペレータをします。」
「と、言う感じだな。ところで企業から何かミッションは来てるのか?」
「はい。ジョージ・オニールさんから早速来ました。あなたと仲が良いのですね。私がオペレータになってすぐに来てくださって必要な物の準備とかしてくださいまして、その中でずっとあなたの話をしていましたよ。」
苦笑いしながらスロートが答える
「まあ永い腐れ縁だからな。で、内容は?」
「リッチランドを占拠しているアルゼブラ部隊の撃破です。元々セレブリティ・アッシュの依頼なのでしたがランドクラブが二機いる事が偵察で判明しまして……」
ルカが呆れたように言う。
「ランク28じゃ明らかに力不足ってことね。了解。で、誰が行くの?」
「キツいからルカ頼む」
「はぁ……仕方ないわね……パラサイトを使うわよ。」
リッチランド農業プラントにて。
「ミッション開始。リッチランドの防衛部隊を撃破してください。AFランドクラブを確認。正面から当たるのは愚の骨頂です。主砲の死角に回り込んでください。」
ルカが笑いながら答える。
「その指示は間違いね。」
パラサイトのオーバードブーストを起動させる。
「こちらセレブリティアッシュだ。自分で言ーー」
「あんたはノーマルの相手でもしてなさい。私がAFをやるわ。」
「(´・ω・`)」
「主砲が撃てるようになる前に懐に入るわ。」
宣言通り懐に入るパラサイト。パラサイトはフルアリーヤフレームに03-MOTOR COBRAと04-MARVE、マシライと呼ばれる武装構成にそして右肩にSAPLAを装備している。
まず初めにランドクラブの主砲をグレネードで破壊していく。
ランドクラブはネクストの動きに翻弄され、照準を合わせられない。
もう一機のランドクラブも撃つが避けられる。そして瞬く間に二機の主砲が破壊される。ほぼ無力化されたランドクラブの上からセレブリティアッシュの様子を見てみるが……
「はぁ……何やってんのよ……」
セレブリティアッシュはノーマルに囲まれてフルボッコ。ブレードを振るが離れているせいで当たらない。
二段クイックブーストでセレブリティアッシュに急接近、マシンガンとライフルが火を吹く。
「これなら一人の方が楽だったわね。」
瞬く間にノーマルを殲滅し、主砲を失ったランドクラブと向き合う。
「残しておいたデザートも頂きますか。」
「全目標の排除を確認。ミッション完了です。これがランク28ですか……情報は聞いていたのですがそれ以上ですね。」
「あなたも言う時は言うもんね。正直同感よ。一人の方が良かったわ。」
「企業連には一応レポートを送りますが……絶対に仕事しないですよねこれ。次に行きましょう。スロートさん、今どこまで来てますか?」
通信相手が一人増える。
「今作戦エリアに到着したところだ。オペレート頼む。」
「ミッション開始。敵艦艇及びアームズフォートを撃破してください。今回も味方機がいます。うまく盾に利用してください。」
「了解。ミョルニル、敵を殲滅する。」
「ノーマル部隊か。トラセンドを出すほどの任務か?まあ良い、老人達に貸してやるか。囮になれ、俺が回り込む。」
「なんて言ってるが?」
「無視でいいです。こちらのネクストはカノープスとロケットによる火力支援機体です。機動防御ができて武装の交戦距離が短いトラセンドが前に出るべきです。」
ミョルニルを浮上させ、半砲台型ノーマルにカノープスを当てる。
「シールド持ちか。結構硬いな。」
「乗っているビルを狙ってください。水に浮くことはできないので本体を狙うよりかは楽です。」
ロケットに切り替えビルを狙う。
「ノーマルはこれで終わりです。残る敵艦艇とアームズフォートをお願いします。」
艦艇もネクスト二機の前に敵にならない。そう思われていた。
「クソッ 被弾が多いか…… 離脱する。後は自分でできるだろう?ガキの使いではないのだからな。」
「ランク11もこれですか……」
「政治能力込みでもランク11なんだ。ギガベースの主砲すら避けらないもんだ。」
ロケットを構える。
「いいですか?すぐにアームズフォートを撃破してください。主砲に狙われながらは戦いづらいでしょう。」
「ああ、わかっている。」
ロケット弾がギガベースに向かう。
「アームズフォート、ギガベースの撃破を確認。残存部隊を掃討してください。」
「了解。」
短い返事の後、カノープスの砲口が残り僅かな艦艇に向けられる。
「全目標の排除を確認。ミッション完了です。トラセンドの報酬に関しては私の方が半額に減額しておきます。元はあなたの取り分からの差し引きです。若干報酬が増額すると言うことですね。」
ミウが笑顔で答えるが、目は笑ってないようだ。
「ルカのミッションといい、言うようになってきたな。」
「ここに来る前に色々リンクスの作戦記録とか資料を見たのですけど……本当に内容がどうしようもない内容ばっかりだったのでね……」
「ああ。リンクス戦争で多くのオリジナルがいなくなった。今いるのは企業に媚びを売りまくった犬がほとんどだ。例外は居るけどな。」
「と、言うわけでできる限りあなた方の利益になるようにすると思います。」
「それはありがたいな。すぐに帰投する。」
「わかりました。交信終了。」