CoCシナリオキャンペーン『魔法科高校の劣等生』   作:虚憑き

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投稿して少ししたら、しおりやお気に入りの人が居てくれて心が浮足立ったのじゃ(自語り)。
前話を見返すと伝わり辛いだろうなと言うものがズラリと…。
他作者様の説明能力の高さに感服する次第なこの頃、導入を再開します。



キャンペーン導入2

 

 

《彼は壁に体重を預けたままで、鏡を見ている》

《先程まだ大丈夫と言われた通り、式が始まるまではまだ時間があるが、あくまで手洗いに行く時間を考慮してのものだ》

《考えに使える時間は少ないだろう》

 

改めて考える。

いや、考えるべきことを考える。

まずは原作知識を活かせるかどうか、これは本来の首席である【司波深雪】ではなく私が首席になっている時点で信頼できるか怪しい。

いや、自分の知っている範囲だけではこれだけ、というだけで更に別の部分で何かしら起きている可能性もある。

今は調べる術がないから後回しだな、次。

原作に沿って動くかどうか、そうできたら楽だと考えていたが、これも情報が足りないので後回し、次。

司波兄妹と関わるか否か、できれば関わりたくないけどあの邪神のことだから無理そう……。

 

「これからのことを考えても良い案は浮かびそうに無いな…」

 

何ということだ、貴重な時間を無駄にしてしまった。

お前はいつもそうだ。誰もお前を愛(略。

まぁ、それはともかく未来を想定できないなら現状の再確認だけでもやっておこう。

 

《改めて、彼は鏡を見る》

《鏡に映る自分の姿を見る》

《全く見慣れない、けれども見慣れた自分の姿を見る》

 

鏡に映るのは誰が見ても整っている、と言うだろう顔立ちの少年だった。

身長は平均と比べてやや低いか同じ水準(170弱程度、あともう少し欲しい)ぐらい。

以前の自分は170強あったのだが、バランスを崩す、といったことは無い。

名前は【糸里(いとり)(ぎん)】、一人称は「私」で他人には「(きみ)」で呼ぶ、家族構成は両親とは死別していて、病気の妹が1人。

親戚のうち1人が親権を持っているが、こちらに顔を出すことはほぼ無い。

幼い頃から文武両道で優秀な成績を収めており、周りとの仲も良好。

今回の首席合格の際も友人達がそれを祝ってパーティを開いてくれる程度には親しい。

 

ここまでを見ると完璧超人かよ、と思わないでもないんだがなぁ…。

まず、忘れてはならないがこの体は例の邪神(・・・・)が「用意した」と言ったものだ。

この時点でスペックがいくら盛られていても警戒しかできない。

しかもそれを裏付けるようにこの体は『魔術』の知識がある。

『魔法』ではない、『魔術』だ。

そう、コズミックでホラーなTRPGでお馴染みのアレである。

しかも何時、何処で覚えたのかを記憶していない。

更に、親権を持っているという親戚は顔を見た覚えがない。

一度聞いたとき、酷い火傷痕があると聞いたことはあるが、今考えたら怪しく思える。

妹の病気は先天性色素欠乏症、分かりやすく言い換えるとアルビノなのだが…コレは判断が難しい、敵か味方か或いは私に対する枷か。

…今考えてもしょうがねぇなコレ。

 

総括しよう、信頼できないやつから高性能ボディを貰った。

 

「ヨシ……コレでどうしろってんだ…っ」

 

原点に立ち戻ってしまった。

現状を整理して、理解しても目の前の問題が直ぐに解決したりはしないのだ。

一つ賢くなってしまったな…なんて馬鹿なことを考えるが、そろそろ時間も怪しい。

初日から、責任を投げ出して探索するほどの勇気は私にはないので大人しく元の部屋に戻りながら溜息をつく。

 

「はぁ…、情報が足りない…」

 

しかもこの後も何時間かは拘留される予定である。

首席合格ってクソやな(多方面へ喧嘩を売る)。

 

 

いや、まぁ。

 

「どうなるんだろう、ってワクワクはしてるけどね?」

 

控室の前で呟き、扉を開いた。





※控室ではそろそろ呼びに行くべきかと、あーちゃんがオロオロしてた。

これにて導入は終了でございます。
正直、コレはこうだな!と伝えることが出来たか自信はないのですが、楽しんでいただけてると幸いです。
どういうことだ。まるで意味が分からんぞ!という方も教えて下さるのとありがたいです、今後の向上に繋げれるので。
まぁ諸々はさておき、次回「シナリオ『入学編』その1」開幕します。
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