元研究者ですが何か?   作:イエローケーキ兵器設計局

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相棒は墜ちながら言った。全てには始まりがあり、終わりがあると。始まりはいつだったのだろう。


一日目(3)

 

 

 一時間後。

「見張りを排除。」

「突撃ー!」

「うぉー!」

「どうしてこんなことにー!」

 

 十数分後。

「3,2,1……」

 ドアブリーチングの代わりにファングの銃床でドアを破壊する。

「エクスキューショナー、前に出ろ!」

「は!?」

「君を盾にして双方ともに撃たなくて済むようにする……いいだろう?鹵獲人形さん?」

 拒否権なんてない。前に出て盾になれ。

 

「辞めろ!撃つな!俺だ!」

「エグゼ!?」

「おっと……悪いね。」

「お前は!……新型の人形?」

「あー……人間だ。できれば……交戦せずに指揮官の身柄を渡してくれると……」

「尋問中だ。」

「うーん……参ったな……」

 エクスキューショナーの首筋に尖らせてはいない鉄筋を押し付ける。

「ごめん。助けてくれ!」

「……正気か?」

「おっと……暴れちゃ駄目だよ。」

 スキをみて抜け出そうとするも全くもがけていないエクスキューショナーをまだまだだなと思いつつ、迷っていた。

「捕虜交換と行こう。な?な?」

「……わかった。」

「まず、指揮官を連れてきてくれ。人形よりか弱いだろうからな。」

「なら、その二人を外に連れ出せ。」

「P38、ストリンガーと基地の外へ!」

「了解!」

「御無事で!」

「えーと……スケアクロウにハンターだっけ?よろしくおねがいします……かな?」

「なんだこいつ……?」

「人間か……人形程でもない。」

「辞めろ、こいつは強すぎる。」

「エグゼ?お前らしくないぞ?」

「こいつは……」

「あのー……あんまり過剰評価してほしくないんだけど……」

「エグゼを離せ!」

「あ、うん。」

 

 痺れるカカシと狩人。処刑人は震えている。

「まあ……うん……機械だものね……」

「……」

「……」

「……」

「さて……と……指揮官はどこかしらね。」

「あそこ……だ……」バタッ

 感電したハンターが震える指先で指した部屋へ。

「よいしょっと!」

 バーン!とドアを蹴り開けてみる。

「あらぁ……お楽しみ中でした?」

 尋問中だったらしい人形と、赤色の服を着た……これが指揮官?

「外が騒がしいと思ったら…………スケアクロウ?ハンター?」

「貴女は?」

「ドリーマー。」

「夢想家……へーぇ……」

「もしかして貴女が私を殺してくれるの?」

「さあ……痺れさせることくらいならできるよ。」

「そっか……」

 長々と喋る気はないので文字通り、武器を掴み、持っていた腕をガックンとさせて武装解除。

「うちに来るかい?」

 VRシミュレーションで学んだCQC。まさか、こんなところで活きるとは。

「キュー……」

「……君、強いね……なんて名前の人形なんだい?もしよかったら教えてくれないかな?」

「あー……私は人形じゃなくて人間だよ。ここに来る前は研究者で……まあ、ライカと呼んでくれるとありがたいかな。」

「なるほど……なるほど……犬の研究者か……ライカ……よし、覚えた。」

「助かるよ。」

 

 

 

 

 

 

 




 ドリーマーがこんな性格になったのには理由が……ある……たぶん……
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