鉄オル「ガンプラバトルしようぜ!」現地民「ヒェッ」   作:単眼駄猪介

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そんなわけで時間は進んで世界大会中盤に早送り。
………過程を書くのがメンドイからとかじゃないんだからね!()




十七、時間は跳ぶもの

 

 

改めて振り返ろう。

ガンプラバトル世界大会、それは世界中に存在するガンプラファイター達の中でも指折りの実力者達がぶつかりあい、しのぎを削る場所である。

日本を発祥とするガンプラバトル世界大会は、オリンピックと並んで一大イベントの一つとなっている。

そんな大会にやって来た俺とタツヤ、そしてモンハンニキことトガリ・ヨースケは世界大会の中盤までやって来ていた。

え?途中の戦いはないのかって?

勿論、どのバトルも激戦だったが序盤戦は毎年変わるバトルルールによって今回は一般参加者や予選落ちした人も含めた滅茶苦茶なサバイバルバトルとなり、とてもではないが説明とかできるようなチャチなもんじゃないのだ………

 

そんなわけで中盤はトーナメント戦になったこの大会。

四つのカテゴリに分けられて行われるトーナメントだが、俺はタツヤとは当たらないようだ。

俺としてもぶつかるなら決勝戦だと思っていたから嬉しい反面、負けることは許されない。

そういう気持ちでいないとこの大会は勝てないと、俺はそう知らしめられたのもある。

 

「最初の相手は………リカルド・フェリーニ?」

 

鼻水が垂れるのも気にせず俺は叫ぶ、というか叫ばないとやってらんない。

 

「オノレディケイドォォォォ!!」

 

原作開始の二年前だし、出場しててもおかしくはないが初戦で当たるとかフザケルナァ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リカルド・フェリーニ。

原作ではウイングガンダムをベースに戦って傷ついては改造と改良を繰り返したウイングガンダムフェニーチェを駆るファイターだ。

目の前にあるフェニーチェは両翼あるので、やっぱりというかなんというか………感慨深いものを感じる。

色も青を緑に置き換えただけのカラーリング、しかしよく見れば愛を感じる何かを感じさせるフェニーチェはまさに歴戦のガンプラだ。

 

「ほう……君が件のオリジナルを作って戦う子供か」

 

興味津々、そんな彼に俺は答える。

 

「フェニーチェさんのガンプラ、感覚だけど歴戦の猛者のような物を感じました。だけど、俺はタツヤと、親友と約束を果たす!だから、ここで負けられない!」

 

そんな俺の表情を見てか、彼も戦士としての顔付きになる。

 

「そうか………ただの才能だけのガキかと思ってたが、違うみたいだな………だが、俺もそう簡単には負けられないさ!」

 

覚悟は決めた、後は戦うのみ。

大会の為に製作した渾身の作品、【ガンダム・バエルver2.0】を台座にセットする。

以前のバエルと違うのは背部に廃熱機構を構造に組み込んだ特製フレームを使っているからである。

そのため、機体の総重量は少し増えたがリミッター解除によるフレームの融解現象を抑えれるようになったのだ。

胴体部の強度は少し落ちるが………

しかし、これとは違う本命のフレームはまた別に製作中だ。

強度があり熱に耐えきれるプラスチック、それを何度も失敗しながらも親父の協力もあって完成間近なフレーム。

名付けるなら【パーフェクト・フレーム】とでも言おうか?

ダサいがシンプルで分かりやすいし、まさにパーフェクトなフレームだと自負している。

おっと話が逸れたな。

 

「ガンダム・バエル!」

 

「ウイングガンダムフェニーチェ!」

 

「「出撃るッ!!」」

 

カタパルトから射出される俺と彼のガンプラ。

バエルの力、存分に見せてやろう………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初手はフェニーチェのバスターライフル。

ステージは月のフォン・ブラウンの月面。

バスターライフルによる市内への攻撃によって綺麗な町並があえなく崩れ去る。

だが、市内にはバエルはいない。

しかし、フェリーニは影討ちを警戒してモビルスーツが隠れきれる建物を破壊していく。

もし、そこに人間が住んでいれば、大虐殺も良いところだろう。

それはさておき、影討ち戦法を取れなくなったバエルを隕石の影に隠していたイレイ・フウガはバエルの性能を大いに引き出す影討ち戦法ができなくなった事に悔しい感情を…………持つ筈がなく。

 

「真正面からぶつかるか……!」

 

バエルの本領とも言える高機動近接戦闘を選ぶ。

 

「バエルに逆らう愚か者め……今こそバエルの真の力を見せつけるのみ!」\(・∀・)/スシザンマイ

 

実はフウガは情報戦でも有利に立つべく、あえてバエルを使用時は影討ちをメインにしていた。

勿論、騙せればという気休め程度の物だが………今回はフェリーニがまだ原作程強くないためか、騙されている様だ。

 

「高速に接近する敵影!?どこからだっ!?」

 

「俺はここだぁ!」

 

バエルソードがバスターライフルを切り裂き、切り上げで流石に回避されたため、ブレードアンテナを切り飛ばすだけだった。

 

「ちぃっ!」

 

「やりますねぇ!」

 

フェニーチェのマシンキャノンで牽制され回避行動に移る。

回避後、バエルはレールガンを連射するがシールドで防がれる。

 

「真正面からでもやれるのか!?」

 

「そうだよ……!」

 

「子供のくせに小賢しい事を……!だからガンプラバトルは面白いッ!」

 

青白い光線を宇宙に引きながら、二人の想いを乗せる機体は交差する度に手に持つ相手を切り裂く刃をぶつけあう。

耐ビームコーティングされたバエルソードと、ビームサーベルが激しく火花を散らしながら肉薄しあう。

 

「バエル!少しだ!少しだけ力を解放してくれ!」

 

「フェニーチェ!まだだ!まだ行けるだろ!?」

 

フェリーニもシールドを捨ててビームサーベルを二本抜刀し、一気に攻勢に出る構えになる。

フウガもまた、リミッター20%解放によるパワーアップをする。

 

「「うおおおおおおおお!!!!」」

 

何度も何度も相手を打ち砕く剣を振り回す。

時に隕石にぶつかりながらも、蹴りにパンチも使える手は何度でも使いあう。

 

「ナノラミが焼けたッ!」

 

「まずは一太刀!」

 

胴体をコクピットをなぞるように袈裟斬りされナノラミが剥げる。

まだ効果が消えている訳ではないが、それでもそこを集中攻撃をくらえば機体にダメージを与えられるだろう。

故に被弾を抑えれば抑えておきたいのがフウガの心情である。

とまあ建前もあるが本音は修理やコーティングし直すのがめんどくさいのもあるが。

 

「剣はぁ!投げるものぉ!!」

 

「ぐっ!?腕を持ってかれたか!?」

 

左腕を叩き、関節を歪ませるのみになったが戦闘に支障はきたすだろう。

フウガにとっては上々の成果である。

 

「限界をぶつけあう!これがガンプラバトルッ!!」

 

フウガは楽しんでいた。

ただ楽しむ、ガンプラバトルの楽しさを更に身に染み込ませながら、その楽しさを改めて感じるフウガ。

そしてバトルに終止符を打つために、お互い一度離れて崩壊したフォン・ブラウンに降り立つ。

 

「ここからは、正々堂々とブシドーをしようじゃないか…!」

 

「了承したッ!!その果たし合い、今の俺が出せる全力を持ってお相手するッ!!」

 

リミッターを35%まで解放。

バエルの眼光から、稲妻が走り始める。

そしてフェニーチェはフェリーニに意思に応えるかのように、否、応えるためにそのプラスチックでできた体から風格を漂わせる。

両者、共に真っ向から斬り結ぶ。

フウガはこの時、こう思っていた。

ガンプラバトルは思っていた以上に最高に楽しくて、そして面白いと。

 

「トゥー!」

 

「デァーッ!」

 

この戦いは数時間もかかり、決着がつく頃には両者共に装甲はボロボロで武器も途中から捨てて殴り合いになっていた。

世界大会の歴史に大きな記録を叩き残したバトルであった。

尚、決着はバエルの渾身の貫手をコクピットに叩き込まれて終わったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   [][][][][]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バトル後、俺は世界大会の代表選手達が泊まるホテルでバトルの疲労を仮眠である程度まで取り除き、ホテルの一流シェフが作った夕食を一人寂しく食べていた。

え?タツヤはどこだって?

俺はAリーグだったからタツヤはDリーグ。

故に彼は大会でいないのだ。

しかも俺は寝てたしね!

というかあの一戦でAリーグが一旦終了してしまったのが何となく申し訳ない気持ちになる。

そんなちょっと憂鬱な感情を抱いていた所に、フェリーニがやって来たのだ。

 

「よお、お前さんも一人で食べてんのか」

 

「どうも、友人はバトルなんで一人ですよ…」

 

尚、レイムとマリサは疲れて既に帰宅している。

労いの言葉くらい頂戴よ………というのは少々欲張り過ぎか。

そんなしょうもない事を考えながらも、フェリーニの言葉を聞いていた。

 

「最初はどこか生意気そうな悪役面の子供に見えたが……中身はとんだ奴だったな。俺も自惚れているつもりはないが、かなり強いとは思ってたんだがな」

 

「実際、強かったですよ。でなきゃ本気で調整と改良を施したバエルをボロボロにするとかできませんよ」

 

「俺のフェニーチェをボロボロにした奴が言ってくれるな、このっ!この!」

 

「いだだだだぁ!?」

 

頭グリグリとかやめてぇ!?

古いけど派手に痛い!?

 

「まあ、次は勝ってやるさ、新しい姿のフェニーチェでな」

 

大胆不敵な笑みを浮かべたイタリアの伊達男の顔には、ヘコたれていない闘志のある瞳だった。

そんな彼に、ヒリヒリする側面の頭を擦りながらも応える。

 

「次も負けませんよ、フェリーニさん。俺の作品たちは強いから!」

 

 

その後、俺とフェリーニは仲良く夕食を食べたのだが………ワインを飲んで酔ったフェリーニさんと08の話で盛り上がったり、Vガンの光の翼を話題にしたりとオタク話が盛り上がったのはここだけの話。

尚、それに夢中なせいで間違って彼の飲んでいたワインを注いで飲んでいた為、修理が翌日になったのは言うまでもない。

いや、どうしてちゃんと見てないんだよ俺ぇ………

というか普通に警察沙汰になるので、幸い誰も見てなかったのもあり俺はフェリーニさんと飲酒を秘密する約束をするのだった。

 

 

 

 





キャラの口調とかミスってたら申し訳ない。
もう記憶が曖昧でチョマー君とかルワンとか何使ってたのかとかよく覚えてないぜぃ。
なので、ここからは少し時間がかかるかもしれない。
その間にSEEDアムロを進めるか、何か駄作でも作ってそうだけども()

ちなみにウイングガンダムの兵装しかないのは原作にもあるまだ彼が成長中、ということなのです。

そして良い子は未成年飲酒は止めてよね!
君達がお酒を飲んでも、良いことなんてないんだから!(な に こ れ)
尚、不味いゾ。(子供舌)

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