鉄オル「ガンプラバトルしようぜ!」現地民「ヒェッ」 作:単眼駄猪介
もうちっと厚くしたいけど、これが限界なんだ………文才も中途半端、人生も中途半端で終わるな……()
と、何だかんだと言いつつ頑張って書いたゾ!
独自解釈が入っているので注意です。
あとガンプラバトルまでに解釈や物語が長いしバトルも途中で終わります(殴
ええい、全て過去の俺が悪いんだ!
人間、生きていると色々な事がある。
ガンプラ作ったり作ったり作ったり作ったり作ったり作ったり作ったり作ったり作ったり………
「うーん……社畜かっ!!」
と、己の人生を振り返るフウガは一人で寂しく突っ込む。
尚、前世の事は含まないので振り返るといってもそこまで厚みもない。
それはさておき、何回も同じ物を作っていれば慣れるもので、今では八体のガンダムが棚の上に立っている。
さて、彼が我々が見ていない所で作っていた機体を紹介していこう。
まず一番最初、つまり一番右にあるのはガンダム・バルバトス第一形態。
肩アーマーがなく、武装もバトルメイスのみというまさに初期形態とも言える姿。
完成度は最初のフルスクラッチ、というのもあって若干不格好だが、フレームは既に完成されていると言って良い。
次は第二形態、第三形態と続き第四形態。
某対戦ゲームでも登場している機体だ。
その次もバルバトス………ではなく、地上用のグレイズだ。
理由としてはまあバルバトスの機体を構成するパーツの経歴を知っていれば解るだろう。
知らない人のために語ると、「鉄血のオルフェンズ」の主役機ガンダム・バルバトスは実に八形態の姿があり、全てその時あった武装、パーツ等で構成されているのだ。
元々鉄オル世界のガンダムタイプは、300年前の厄災戦と言う人工知能を載せたMA達に対抗するために作られたガンダムフレームと呼ばれる高スペック機。
それらは72機作られたが厄災戦後、MAによって地球、火星、月、それらを問わず甚大な被害を受けており戦後の混乱と言う奴でほとんどの機体が行方不明になっていた。
発見された際、フレームのみなんていう事もよくあり故に本来の姿からかけ離れた姿になっている事も多い。
初期のバルバトスの場合、胴体等の重要な部分は残っていたものの、肩アーマー等は剥き出しであった。
ガンダム・アスタロトなんかはもっと酷い事になっているが、それは後程だろう。
ともかく、バルバトスは有り合わせの部品で構成されているのが第六形態までのバルバトスなのだ。
閑話休題。
さて、グレイズの次はガンダム・グシオンとグシオンリベイクだ。
グシオンはとある宇宙海賊の組織にカスタムされたズングリとしたガンダムである。
鈍重そうな見た目の割に高機動かつ重装甲である。
そして一番の特徴は自分の背丈もあるようなウォーハンマーだが、それの必要性に関しては後で話そう。
そして、そのグシオンを主人公ら【鉄華団】がバルバトスのパーツを流用してアーマーを構成されたのがグシオンリベイクである。
ガンダム・グシオンと言えばコイツ、という程にイメージが染み付いてしまっている理由としては、やはり背部ユニットにあるもう一対の腕だろう。
それと視聴者&プレイヤーにトラウマを植え付けたペンチ。
あれはゲームでは凶悪を通り越して悪夢である。
して、現在完成している鉄オルの機体はここまでである。
フウガはいつの間にかプロ並の工作技術を習得しており、既に量産機である百練、宇宙用グレイズは完成間近だ。
いや、コイツ急にどうしたんだ。
ちなみに息抜きに作ったキットは限定販売のティターンズカラーのガンダムMk-IIとHi-vガンダム。
それも鉄オル機体の棚とは別の棚に飾られている。
「よし…………」
先程の突っ込みを忘れたかのように、いや忘れて彼は此方が完成したフルスクラッチを紹介している間にバルバトス第四形態に塗装をしていた。
ただの塗装ではなく、耐ビームコーティングの塗料を重ねかけしているのだ。
「これでとりあえずナノラミネートモドキはできたな」
パーツの裏表、全てに市販で売られている塗料を重ねて塗装することでナノラミネート装甲モドキを再現したのだ。
勿論、このままでは原作ほどの耐久性はないので、そこはプラフスキー粒子のファンタジー要素にかけることにした。
彼もまたガノタの端くれ。
ほとんどのガンダム作品は大人の特権で視聴済みだ。
勿論、ビルドファイターズも見ている。
フウガがこの世界のガンプラバトルは確認した限り、確かにプラフスキー粒子である。
プラフスキー粒子はプラスチックに本来はない強靭性や剛性を与え、命を吹き込む粒子。
フウガはそれらの知識とこの世界の情報媒体でここ最近の出来事を調べてこの世界の歴史的な物とプラフスキー粒子の無限の可能性にある程度考察し、確証を得ていた。
現段階では異世界からの物で動いているが、ぶっちゃけこれがなければこの世界のガンダムは未だに、というか現実世界のようになっていた可能性が高い。
現実世界のバン○イのご都合主義というかなんというか………まあ、それはさておき。
ガンプラバトルが発端でこの世界はガンプラ&ガンダムで溢れている、というのがこの世界の歴史になるだろう。
同時にまだシステムもまだ完全ではない筈なのに、初期の頃から基本的な事はできていた。
例えばファンネル。
過去の一般ファイターと現在のファイターの動画を比べると明らかに動きが悪いし反応等も劣っている。
多分、システム的な要因だろう。
しかし、ガンプラ大会の決勝戦等のログからファンネル系を持つ機体の動きを見ると全くといって良いほど動きが違う。
まるで自分の意思を持つかのように動く。
それは今でも変わらないようで、やはりミノフスキー粒子の一面が見える。
確固たる意思によるサイコフレームの共振。
それがプラフスキー粒子に直接ぶち込んだような物と考えれば早い。
そして、そう判定される要素があれば機能するのが劇中にあった、というか簡単に言えばスタービルドストライクやビルドバーニングがそれを体現している。
故に、ナノラミネート装甲もまた、要素、ファイターの理論が合致すれば機能する筈なのだ。
まあ、酷い言い方をすれば「思い込み」という奴である。
さて、長くなってしまったがフウガが何故、そんな事をしているかと言うと幼馴染みのレイムにガンプラを教えてほしいという名の脅迫を受けたので、まあ可愛い子とガンプラ作れる訳だし良いか!というポジティブな思考でそれを受けたのだ。
そしてガンプラを買いにいくなら勿論、ガンプラバトルができる店に行くわけで。
ちなみに近くにイオリ商店もあったがレイムは知らないし、あちらが勝手に待ち合わせの場所を決めてしまったので今回は行けない。
まあ、つまりはバトルも視野に入れてバルバトス第四形態をバトルの為に若干の改造をしていた訳だ。
元々、鉄オルを良作にするのが今のところの目標。
先に鉄オルの機体を作り、ストーリーも用意していれば製作の初期から割り込める筈だ。
歴史の修正力か何かで監督やスタッフが同じだとしても、世界観設定やら脚本やらが自分が元であれば元々作画が良い鉄オルはさらによくなる。
そう信じて最初のバトルで大暴れしてやると、フウガは息込んでいた。
…………だが、彼は忘れていた。
自分はガンプラバトルなんて一度もしたことのない、ド素人であることを。
「三分遅刻!」
「すまんすまんぅぅ!?」
耐ビームコーティング塗装から翌日。
土曜日という事もあって普段はしない八時起床をするはめになったフウガは急いで待ち合わせの場所に向かうも、レイムのお仕置きと言わんばかりのモモパーン!はフウガの目を完全に覚ますのと同時に痛みでのたうちまわる事になった。
尚、バルバトスは薄めのプチプチをベットにケースに入れてたので無事である。
GPベースに持っていく前に破損なんて目に当てられない為、必然的にそうなったが今回の件でこれからガンプラを持っていく時はそうしようとフウガが心に決めたのは余談である。
さて、早速レイムのガンプラ選びだが正直フウガは自分がいる必要はないと思っている。
ガンプラ選びに関しては個人の意向が強いし、最近のガンプラは本当に子供や未経験者でも簡単に作れるよう、ニッパーだけでも作れてしまう。
なんなら手でもぎって作るなんて言うのもあるが、流石にその技術はまだこの時代にないようだ。
「レイム、自分の直勘に従うんだ。なんならデザインで決めても良い。とにかく、ガンプラ選びはレイムが決める物だから」
と、フウガはそれだけ言ってレイムから離れ、一度用を足しにトイレに行く。
一人になったレイムは彼の言われた通り、様々なガンプラをじっくりと見ていく。
実はフウガが来る直前までめっちゃ不安になっていた。
やっぱり自分に興味を失ったんじゃないか、とか嫌われたのか、と誰もが心配する程不安がっていたがこれがバレていたら恥ずかしさのあまり一人の少年が犠牲になると、ここではそう書いておこう。
で、レイムが吟味している間にフウガはトイレの用を足していたが、呑気に大の方もし始めたので語るべきではないだろう。
というか、普通にガッツリ下ネタである。
まあ、時間は充分にあるため、レイムもゆっくり選んだため彼は更なる被害を受けずに済んだが。
それでレイムが選んだガンプラだが…………
「コレにする!」
「???……………ホワッ!?」
フウガも二度見してしまう物だった。
女の子が持つには正直似合わないのだが………まあ、ガンプラ女子が現実にいる様に、彼女もまた同じようなもの。
そう割り切ってレジで購入し、持ってきたニッパーやらヤスリやらの道具を教えながら貸し与えた。
彼女が選んだのはゲテモノガンダムの始祖の一つ、【ガンダムアシュタロン ハーミットクラブ】である。
何ならバリバリの悪役機体なのだが、まあ彼女のセンスに難癖付けよう物なら今度は腹を殴られそうなので止めておいたフウガであった。
レイムがアシュタロンを作り終わるのに昼休憩を挟んで約五時間。
墨入れや艶消しも行い、リアリティ溢れる物へと変わった。
「やったぁーー!」
「おめでとう!」
製作のほとんどはレイム一人でやったのだ。
褒めない奴は人の心がないやつだ。
とフウガは内心、考えてもしょうもない雑念を考えながら純粋に褒める。
そして、フウガは今回の醍醐味であるガンプラバトルをするための機械、GPベースの対戦予約をした。
個人情報等の情報がある専用の端末【ビルドカスタムGPベース】にあるプレイヤーランクによるランダムマッチによって対戦相手が決まる。
勿論、指名での対戦も可能だが初心者狩りなどの悪質プレイヤー対策のためにランクが離れすぎている相手との対戦は指名以外でできないようになっている。
まあ、そもそも勝負の数と戦闘内容でランクが決まっているのでそんなことをしても、あまり利点はないのだが。
「へぇ………こんな感じなんだ」
バトル中のGPベースを見るレイムはそう感想を漏らした。
バトル中のGPベースには青く塗られたリック・ディアスと白いザクファントムがビームを撃ち合い、ミサイルを発射し、爆発の閃光が激しく輝く。
周囲にいる子供たちは興奮し、大人もまたその熱気を持っていた。
そしてリック・ディアスとザクファントムの戦いはリック・ディアスの勝利に終わった。
「おし、やるか」
「行ってらっしゃい」
ケースからバルバトスを取り出し、GPベースに立つ。
相手は………どこかで見たことのあるようなフウガと同い年くらいの少年だ。
「よろしくお願いします!」
「よろしく!」
挨拶を交わしてガンプラをセットする双方。
プラフスキー粒子が展開し、コクピットが形成されバルバトスと相手の紅いザクIII改の瞳が光る。
「ザクIII改!出る!」
「ガンダム・バルバトス、出るぞ!」
ガノタなら憧れの台詞を言えて一気にテンションが上がるフウガ。
そしてカタパルトから射出される。
と、同時に彼は思い出した。
「……………バトル一度もしたことないんだった………!!」
ステージは地上。
峡谷ステージで、隠れる場所は多いが、中央の広けた場所に出れば狙撃されるだろう。
まあマトモに着地できず、体で地面に着地した時点でどのみちこのままだと相手のガンプラではなく、地面に機体がボコボコにされてしまうが。
「えーと、これがこうであれがそうで………」
とりあえず操作マニュアルを呼び出し、機体をゆっくり動かす。
尚、レイムは最初の勢いのある姿とうって違う情けない姿にジト目でフウガを睨んでおり、見ていた観客もバルバトスのデザインにフルスクラッチだのオリジナルだのと騒ぐがそのあとの着陸に、全員失笑していた。
「よし、これで………うおっ!?」
「見つけたぁ!!」
そうしてもたもたしているうちに相手のザクIII改が姿を現し、腰のスカートアーマーのビームキャノンでバルバトスを狙い撃つ。
ビームはようやく立ったバルバトスに直撃するが、装甲を焼く程度だった。
「耐ビームコーティング!?」
「ムラなく塗装できてて良かった………」
元々本来の耐ビームコーティング塗料は塗りたい部分にムラなく塗装することで数回程度だが、ビーム攻撃を大幅に軽減する。
しかし、無色の塗料なのでムラ等が解りにくいため、玄人向けの物である。
が、エイハブリアクターと一種の膜になるほど裏表関係無く重ねがけされた耐ビームコーティングはまさにナノラミネート装甲へと昇華されていた。
「ようし………行くぞ、バルバトス!」
戦いはまだ始まったばかりである。
そういえば少し前にガンプラバトルのイベントがあったみたいですね………
ガンプラバトルの実現化の目処が少しでも立った事に、期待が大です。
いつかコントローラーではなく、戦場の絆のようにコクピット形式で動かしてみたいですね。
で、誰もが知ってるだろうけど今回出た機体武装一覧。
ガンダム・バルバトス第四形態
・180mm滑空砲
・バトルメイス
ザクIII改(紅)
・銃剣付きビームライフル
・ビームサーベル ・腰部ビームキャノン
では、また次回にて!