ハドラーちゃんの強くてニューゲーム   作:モッチー7

19 / 52
第19話

ハドラーちゃん達が異元扉の平行世界を行き来出来る能力を使って異世界修行を行っていた頃、鬼岩城建築予定地であるギルドメイン山脈ではガルヴァスが配下の報告内容に驚いていた。

「消えた!?あのハドラーがか?」

「はい。ヴィオホルン山の火口を利用して自身の城を建築していた様ですが、そこにハドラーはおろかバルトスと言った幹部クラスすら居ませんでした」

鬼岩城が完成しだいハドラーちゃんの本拠地である地底魔城を攻め落とす予定だったが、ハドラーちゃんがいなければ意味が無いと言う事で、ガルヴァスはいきなり出鼻を挫かれた。

「デルムリン島は、デルムリン島はどうした!?」

「いいえ。そこにはブラスとその配下がいるだけでした」

ハドラーちゃんの捜索が完全に手詰まりとなった事に愕然とするガルヴァスであったが、そこへキルバーンが現れてガルヴァスを面白半分に急かす。

「まーだ完成していないのかぁい?」

が、ガルヴァスは慌てる事無く冷静に異論を唱えた。

「本当に私にこんな事をさせて良いのか?その前に裏切り者のハド―――」

それに対してキルバーンとピロロは動じずに言い返す。

「鬼岩城はバーン様のお気に入りのおもちゃの1つ。早く完成させた方が得だと思うよ?」

「それに、この程度の依頼すらこなせないとなると、バーン様が君達を見限る、かーもよぉー♪」

「黙れ五月蠅い。ただの使い魔風情が私の頭上で歌うな」

でも、キルバーンはガルヴァスの反論に耳を傾けない。

「これは君達の為に言ってるんだよ。早くしないと」

キルバーンの左手の位置と動きを見てゾッとするガルヴァス。

「これだよ」

(解雇!?いや、処刑か?)

みるみる青くなるガルヴァスを観て面白がるピロロ。

「どうしたのぉー?もしかして……トイレ行きたいのぉー?」

「喧しい!」

必死に虚勢を張るガルヴァスであったが、キルバーンの次の言葉は、ガルヴァスにとっては予想外過ぎるモノであった。

「それに……危険視されているのはハドラーの方じゃない……」

「何でそうなる?奴はハッキリと大魔王バーン様の事をボケ老人と呼んだのだぞ」

「アバンだ」

「何でそうなる!ハドラーに比べれば、あれこそ正に下の下!獲るに足らん小物中の小物だぞ!」

「バーン様はそうは思っていない。寧ろ、ハドラーはアバン対策としてまだ使えるとお考えかもよ?」

「バーン様が奴を利用!?だが奴は―――」

キルバーンが更に畳みかけ、ガルヴァスを更に焦らせる。

「アバン対策の件、急いだ方が良いよ。幽霊騎士団(ゴーストナイツ)猛禽人連盟軍(ダークエンジェルギルド)が既に動いてるって噂だし」

「ドルディウスが!?」

バーン軍魔軍司令の座を狙うライバルの増量に焦るガルヴァス。

「だーかーら、アバン殺害を急いだ方が良いと思うよ?」

「くっ!」

だが、このまま冷静さを失いつつあるガルヴァスの暴走を止める発言をする者がいた。

「焦り過ぎは身体に毒ぞガルヴァス」

「デスカールか!?……すまぬ、取り乱した様だ」

「解ってくれれば良いのだ」

「で、どうすれば良いと言うのだ」

「ガルヴァスはいつもの様に戦略と戦術をたて、我ら6大将軍を駒の様に使えば良いのだ」

だが、ピロロがまたガルヴァスを煽る。

「6大将軍?ダブルドーラは既に死んじゃったから……」

「なるほどね。既に5大将軍って訳だ?」

歯軋りしながら悔しがるガルヴァス。

そんなガルヴァスを宥めるデスカール。

「落ち着けガルヴァス!我々6大将軍がアバンとハドラーを殺せば済む事!その為の作戦と計略をくれ!」

「……そうだな。さっさとアバンを殺して大魔王バーン様の観察間違いを正せば、今度こそハドラー抹殺に全力を注げると言う訳か?」

「口で言うのは簡単だと思うけど……本当に出来るの」

ピロロのしつこい煽りに呆れるデスカール。

「……もうあのチビ無視しましょう」

 

こうして、ガルヴァスは自身の配下である6大将軍をアバンの抹殺に向かわせるが、そんなガルヴァスの姿をハドラーちゃんが視たら必ずこう言うだろう、

「お前はまだ何も解っていない!」

と。

 

で、当のハドラーちゃんはと言うと……

「あの自称『進化の実の守護者』がいなくなった途端にこれか!?」

クレオが利用している賢者の家がある森の本当の恐ろしさに襲われていた。

 

オルゴ・デミーラ(魔空間の神殿)第二形態の量産型モンスターである『神食ミミズ』。

 

堕天使エルギオス第一形態の量産型モンスターである『キモナルス』。

 

大魔王ゾーマの量産型モンスターである『ZQ魔王士』。

 

ミルドラース第二形態の量産型モンスターである『アンチユアストーリー』。

 

デスピサロ第七形態の量産型モンスターである『堕落刑天』。

 

ハーゴンの量産型モンスターである『怒神に仕えし聖職者』。

 

これに、デスタムーア第三形態の量産型モンスターである『ルシファーヘット』と暗黒神ラプソーン第二形態の量産型モンスターである『エビルバルーン』まで混ざっているのだから質が悪い。

しかも、1体ですら強敵であるにも関わらず、やはり量産型故に複数ずつ出現するのだから本当に質が悪い。

が、ハドラーちゃんは笑っていた。

「何で笑えるのよ!?ただでさえヤバいこの森のモンスターの中でも特にヤバい連中に囲まれたって言うのに!」

クレオの焦りに対し、ハドラーちゃんは冷静に邪な微笑みを浮かべた。

「良いではないか。試してやろうではないか、進化の実が本当に200万年分の進化と進歩を与えてくれるのかを!」

それを聴いてハドラーちゃん達を嘲笑う怒神に仕えし聖職者。

「誰が鍛錬用案山子だってぇ?」

「そこにいるお嬢ちゃん達の事だろ?お嬢ちゃん」

「てかいるじゃん。吾輩好みの巨乳ちゃん(フレイザード2号、合尾クレオパトラ)」

「胸が小さい娘(ハドラーちゃん、元アニマルゾンビ)もいるから、より取り見取りって奴か?」

が、ハドラーちゃんは笑っていた。

「そんな無駄話をしている暇が有ったら、さっさとかかって来い」

その途端、無数の手がハドラーちゃん達に襲い掛かって来たが、ハドラーちゃんは冷静に対応した。

 

先ずは狼の耳と尻尾を生やした魔族の少女となった元アニマルゾンビ。

何も考えも無くアンチユアストーリーに突撃するが、元アニマルゾンビの動きが速過ぎてアンチユアストーリー達は彼女を捕らえる事は出来ない。

「が!?速い!?」

しかも、アンチユアストーリーが元アニマルゾンビの現在地に気付いた時には暗黒闘気で形成された爪を両手に纏いアンチユアストーリーやエビルバルーンを次々と引き裂いた。

「何時の間に!?……ガハアァー!」

 

一方、クレオは複数のルシファーヘットに灼熱の炎を浴びせられていたが、

「……あ、あれ?あ、熱くない?」

守備力無視の無属性ダメージ攻撃はアストロンでも使わない限りダメージを0にすることは不可能であるにもかかわらずこの有様である。

ルシファーヘットの灼熱の炎が自身に全く通用しない事に驚きを隠せないクレオ。そして、改めて自分の姿を確かめるクレオ。

「まさかとは思うけど……角とか牙とか翼とか尻尾とかが生えてないわよね!」

まったく見当違いな心配をするクレオをよそに、複数のルシファーヘットと複数の堕落刑天が灼熱の炎を吐き続けた。まるで自分の攻撃がクレオに通用しない事実を必死に振り払って否定するかの様に。

だが、200万年分の進化・進歩はクレオの全ステータスを超越的かつ超規格外に改善・改良させたのだ。

取り敢えず鬱陶しいのでギガデインで一掃しようとするが、

「ジゴデイン!……って!呪文を思いっきり間違ってる!」

台詞を間違えている事に気付いて慌てるクレオだが、ちゃんと雷雲は発生しており、ギガデインとは比べ物にならない程強力な落雷が複数のルシファーヘットと複数の堕落刑天を襲って塵も残さず消した。

そして、自身のジゴデインの破壊力に呆れるクレオ。

「……これ……絶対に現実世界で使っちゃいけない呪文だわ……」

 

ZQ魔王士とキモナルスが凍てつく冷気を放つ。

それに対応するのはフレイザード2号だが、フレイザード2号は両腕を人間からひょうがまじんに変えた。

そして……ZQ魔王士とキモナルスが放つ凍てつく冷気を受け止めて投げ返した。

これはひどい。

冷気って受け止めたり投げ返したりできるものだっけ……?

そして投げ返された冷気はZQ魔王士とキモナルスに直撃するが、この時のダメージもおかしい。

凍てつく冷気のダメージは通常130前後。それに対して、投げ返して与えたダメージは578。冷気を投げ返しただけでダメージが4.5倍にも増えている。

「なんかぁ……出来る気がしてたけど……例の粒による200万年分の進化……凄過ぎ!?」

で、フレイザード2号は両腕をひょうがまじんからようがんまじんに変えた。

「しかも……ひょうがまじんの力とようがんまじんの力を出し入れ自由ときた……」

んで、ハドラーちゃんを真似て極大閃熱呪文(ベギラゴン)を放った。

「グワオァーーーーーー!?」

赤い閃光はZQ魔王士とキモナルスを完全に消し去った。

「もうここまでですら色々間違ってるとしか言いようがないが……」

 

両陣営の理解を軽く踏み越えている事態の雨嵐だが、これはまだまだ序の口。

 

「グギャアアッ」

残された怒神に仕えし聖職者と神食ミミズが自分達の惨状に焦っていた。

「ぐぬぬぅ……」

「悪魔かこいつらは!?」

「歯が立たん……強すぎる!」

「あれだけいた仲間が!」

怒神に仕えし聖職者と神食ミミズがまだ何もしていないハドラーちゃんに目を向ける。

「こうなったら、一斉攻撃に賭けるしかない!」

怒神に仕えし聖職者がラリホーでハドラーちゃんを眠らせようとするが、ハドラーちゃんはヘルコンドルの翼を1対2枚とキメラの翼を2対4枚を背中に生やして宙を舞う。

「改めて200万年分の進化の恩恵に感謝だ!俺を超魔生物に作り変える為に使用したモンスター共の力を更に引き出せるようになっている!素晴らしい!」

が、神食ミミズがハドラーちゃんに追いついて右ストレートを見舞おうとしていた。

「いい加減に……しやがれぇーーーーー!」

それに対し、ハドラーちゃんも左ストレートで応戦する。

「これは……俺がゴーレムとトロルの力も引き出しているのか?」

ハドラーちゃんの左ストレートが神食ミミズの右ストレート相手に力負けしていない状況を視てポカンとする怒神に仕えし聖職者だが、驚くのはまだ早かった。

「あぎゃあぁーーーーー!?何だ!?この頑丈さは!」

神食ミミズが大袈裟に痛がる姿を見て焦る怒神に仕えし聖職者。

「何が起こってる!?」

一方のハドラーちゃんは、ハドラーを超魔生物に作り変えたザボエラの邪な貪欲さに少しだけ肝を冷やした。

「俺を超魔生物に作り変える為に使用したモンスター共の中に、メタルスライムやドラゴンまで混ざっていたとはな……」

そして……改めてザボエラの呆れる程の慎重さと臆病さに溜息を吐くハドラーちゃん。

「キメラ、ヘルコンドル、ゴーレム、トロル、メタルスライム、ドラゴン、ベホマスライム……いや、まだまだいるな。これだけの力を手に入れるチャンスを持ちながら、あ奴は前に出て敵を蹂躙する事を躊躇った……やはり俺とザボエラは『水と油』だな」

事実、ザボエラの息子のザムザは超魔生物を究極の魔獣だと信じて自ら超魔生物となり、ロモスでダイ達を相手に堂々とした戦いを繰り広げたにもかかわらず、当のザボエラは自分を超魔生物に作り変える事は避け、ロロイの谷に集結した人間達に敗れたモンスター達の遺体を着ぐるみ扱いした超魔ゾンビを作製、自分の肉体を傷付けずに敵をいたぶると言う武人にあるまじき卑劣な戦法を行ったのだ。しかも、ザボエラが超魔ゾンビをロロイの谷で急ごしらえしたのは、情けなくもザボエラに逃走の時間を稼ぐ為の捨て駒として利用されかけたミストバーンの叱咤と説教が原因なのだから、更に始末が悪い。

まあ、その前に戦死したハドラーに超魔ゾンビに関する事実を知るすべは無い。

それに、神食ミミズも怒神に仕えし聖職者も(彼らにとっては)平行世界の住人であるザボエラの事など知ったこっちゃない。

それより、目の前のハドラーちゃん達の方が何兆倍も重大である。

「何なんだお前……お前はいったい何者なんだ!?」

ベホマスライムの力を引き出して自らを治療していたハドラーちゃんはキョトンとしていた。

「ん?……俺か?」

「とぼけるなぁー!」

一方の怒神に仕えし聖職者は必死である。

怒神に仕えし聖職者は地獄から雷を呼び寄せた!地獄の雷が辺りを薙ぎ払う!

だがミス!ハドラーちゃんはまったくダメージを受けない!ハドラーちゃんは笑っている!

神食ミミズは角が生えた両肩を前方に向けながら突進した!

しかし、ハドラーちゃんは既に極大閃熱呪文(ベギラゴン)の態勢に入ったが、ハドラーちゃんが放つ呪文は極大閃熱呪文(ベギラゴン)ではなかった。

閃熱呪文(ベギラマ)極大閃熱呪文(ベギラゴン)にまで引き上げれば……イケる!」

そしてまた、ハドラーちゃんの脳裏に新たな呪文名が浮かんだ。

最大閃熱呪文(ギラグレイド)!」

極超高熱のエネルギーを秘めたビームが神食ミミズを塵も残さずに消し去った。

「ふぅ……こんなモノか?」

「ぐわあぁーーーーー!……かあぁーーーーー!」

怒神に仕えし聖職者は甘い匂いの息を勢い良く吐いた。しかし……

「さて……お遊びはここまでだな?そろそろ、終わらせよう」

「な、何っ!?」

右手に覇者の剣を生やしながら突撃の準備をするハドラーちゃんに対し、イオナズンを連発する怒神に仕えし聖職者。

「来るなあぁーーーーー!うおぉーーーーー!」

「食らえ!超魔……爆炎覇!」

炎の暗黒闘気「魔炎気」を纏った覇者の剣で腹を刺された怒神に仕えし聖職者は、漆黒の爆発に包まれてから全身が炎上した。

「ぐええぇーーーーー!?」

そして、怒神に仕えし聖職者を焼き尽くした漆黒の炎は、焼き尽くされて消滅した灰と共に跡形も無く消えた。

 

強大な魔力と破壊力を秘めた量産型軍団を退けた直後、ハドラーちゃん達の前に頭頸部が2つもあるグレイトドラゴンが降臨した。

「新手か!?」

身構えるハドラーちゃんに対し、双頭グレイトドラゴンは慌てて釈明する。

「ハドラー様!これは、違うのです!」

「その声……ガンガディアか?」

すると、双頭グレイトドラゴンがみるみる小さくなってハドラーちゃんがよく知るガンガディアの姿になった。

「これは……どう言う事?」

 

取り敢えず賢者の家に戻ったハドラーちゃん達は、ガンガディアが身に着けた火竜変化呪文(ドラゴラム)とぶくぶくが身に着けた合体魔法の組み合わせについての説明を受けた。

「つまり、火竜変化呪文(ドラゴラム)を2度がけした結果があの姿……と言う訳か?」

「どうやらその様です」

改めてガンガディアの探究心とぶくぶくの魔法の規格外な才能に驚くハドラーちゃん。

(1粒で200万年分の進化・進歩が果たせる『進化の実』に2つの呪文を合体させて新たな呪文を造り出す『合体魔法』……この2つの存在を知っただけでも、この世界に来た意味があったと言うべきか……)

そこへ、ぶくぶくが自慢げに言い放つ。

双竜変化呪文(ダブルドラゴラム)だけではない!ドラゴラムとバギを融合させた嵐竜変化呪文(バギグラム)もあるぞ!」

その言葉にある事を予想しながら呆れるクレオ。

「と言う事は、ドラゴラムとヒャドを融合させて氷竜変化呪文(ヒャドドラム)やギラと合体した熱竜変化呪文(ギラグラム)とかも考えてる訳?」

「勿論!」

「……あ……祖ーですか……」

一方のフレイザード2号は自分の両手を視ながら、普段との落差が大き過ぎる程の真剣な真顔で考え込んだ。

「……やはり、私は進化の実を食べた方が良かったみたい」

「と言うと?と言うか、お前は食ったろ」

ハドラーちゃんのツッコミを無視し、フレイザード2号は真剣に言い放つ。

「進化の実を食べる前の私って、右半分が氷で左半分が炎だったじゃん」

それを聴いてガンガディアは合点がいった。

「……なるほどな。氷と炎が半々の身体では、使用出来る合体魔法は限定される」

「そ。あのままだったら右手から火炎呪文(メラゾーマ)を放つ事は出来ないし、左手から呪文(マヒャド)を放つ事は出来ない」

「……道理だ、な」

まあ、1周目のフレイザードは火炎呪文(メラゾーマ)を5発同時に放つ五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)が有るが、消耗が激しくマトリフも五指爆炎弾(フィンガーフレアボムズ)を使うくらいなら極大消滅呪文(メドローア)の方がましだと言い張る程である。

「けど、今の私はひょうがまじんの力とようがんまじんの力を出し入れ自由になった。つまり、用が有る時だけひょうがまじんやようがんまじんの力を使えはよく、それ以外は人間の姿で活動出来るって訳」

「だから合体魔法を取得し易くなったと?」

フレイザード2号は自信満々に首を縦に振った。

そんなフレイザード2号にぶくぶくが訊ねる。

「で、お前はメラゾーマとマヒャドを合体させる事は出来るか?」

フレイザード2号はあっけらかんと答えた。

「出来るヨ」

「出来るの!?」

驚きを隠せないぶくぶくを横目に、フレイザード2号は右腕を人間からひょうがまじんに変え、左腕を人間からようがんまじんに変えた。そして、楽々と極大消滅呪文(メドローア)を発動させた。

「出来るの!?」

「いつもより簡単に」

「簡単って……」

そんなフレイザード2号とぶくぶくのやり取りを視てニヤリと笑うハドラーちゃん。

(どうやら、この世界で得た物は思ったより多い様だな?もう少しこの世界に留まって視るか)

そんなハドラーちゃんの様子を視て訝しむバルトス……

(ハドラー様……貴女はまさか……)




合尾クレオパトラ(通称クレオ)が現実世界と行き来している異世界に生息している……ドラクエラスボスの量産型モンスターシリーズの一覧です。

デスタムーア第三形態の量産型モンスターである『ルシファーヘット』。

暗黒神ラプソーン第二形態の量産型モンスターである『エビルバルーン』。

オルゴ・デミーラ(魔空間の神殿)第二形態の量産型モンスターである『神食ミミズ』。

堕天使エルギオス第一形態の量産型モンスターである『キモナルス』。

大魔王ゾーマの量産型モンスターである『ZQ魔王士』。

ミルドラース第二形態の量産型モンスターである『アンチユアストーリー』。

デスピサロ第七形態の量産型モンスターである『堕落刑天』。

ハーゴンの量産型モンスターである『怒神に仕えし聖職者』。

以上がハドラーちゃん達が訪れた平行世界に巣食うドラクエラスボスの量産型モンスターでございます。

が!

皆様全員、ハドラーちゃん達と食べた者に200万年分の進化・進歩をもたらす進化の実の実力を表現する為のかませ犬でしたね……
流石のドラクエラスボスの量産型も……所詮は量産型雑魚でしたね?
あと、進化の実の毒味をさせられて狼の耳と尻尾を生やした魔族の少女に強制進化させられた元アニマルゾンビですが、今後はハドラーちゃんの部下として名前を含めた設定を考えていく予定です。

一方のぶくぶくとガンガディアによる合体魔法と火竜変化呪文(ドラゴラム)の融合は、なかなか順調な様です。
ただ……合体魔法を開発したぶくぶくがフレイザード2号の極大消滅呪文(メドローア)を観て驚くとは……まだまだ常識に成長を邪魔されている様です……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。