TSして生徒の身長以下になっちゃった教師の話 作:XOUND
咲姫「さてさて、私の目的について話すわね」
フードコートにて昼食を食べている途中にそう咲姫が話を切り出した。
咲姫「小星も音先生も私服がワンパターン過ぎると思ってるの!だからいつもとは違うような服も買いましょうよって話よ!二人分の服を沢山入れられるようにこのキャリーバッグだってわざわざ持ってきたんだから!」
小星「えー、ボクはこれで十分だって・・・」
音「そうは言ってもどれが似合うとか似合わないとか分からないしなぁ・・・」
咲姫「二人とも消極的ねぇ・・・でも大丈夫よ!今日は助っ人を呼んできたるんだから!」
美亜「さすが咲姫ねえ!・・・でもそんなにも着せ替えさせたかったの?」
咲姫「あら、美亜は見たくないの?二人がいつもと違った服を着ている姿」
美亜「存分にテイスティ、じゃなくて愛でさせ、じゃなくて拝見させて頂きます!!!」
咲姫「正直で宜しい。13時頃にここで待ち合わせしてあるからもうそろそろ来るはずだけど・・・」
早乙女彩華「お待たせ!今日はアタシがバッチリコーディネートして上げるから!」
早乙女 彩華(さおとめ あやか)
みんなの頼りになるお姉さん的存在で、春菜と二人でbitter flavorというユニットを組んでオンゲキをしている。ちなみにギャルみたいな口調や見た目をしているが、びっくりするくらい初心。
柚子曰く、「なんか、あーにゃに『キスってどんな味ー?』って聞いたら、おめめぐるぐる回して、わたわたしてた!」とのこと。
小星「うげっ、早乙女・・・」
彩華「なによその反応、というか小星いっつもその服じゃん。たまには変えようとか思わないわけ?」
小星「服を選ぶなんてめんどくさいじゃないか!それに引き換えいっつも同じ服だと考える必要もないだろ?」
彩華「いや、小星の言い分も分かるけどさ、その服女子力のかけらもないじゃん」
あんまり女子の服とか俺も分からんが、小星の私服は多分女子が着るものじゃなくて男子が着るような服装だと思う。しかも家用で。
咲姫「分かる、分かるわその気持ち・・・」
彩香「ヒメは小星の家とか行ってるんじゃないの?」
咲姫「あの子のクローゼット、基本全部あの服なのよ・・・というか後は体操服とか制服とか・・・」
彩華「えぇ・・・ちょっと流石に引くわ。思ったより重症じゃん」
小星「人の服を重症とはなんだ!ボクはこれでいいのってことでボクは逃げる!Bダッシュ!!!」
音「逃げるな!」
ぐぐぐ、力が強くて捕まえても引きづられる・・・でも動きを止めるには十分だ。
咲姫「捕まえたわ!」
小星「ぎゃー!この鬼、悪魔、人でなし!」
彩華「やるじゃん!逃げた小星を捕まえるなんて!」
音「いやーありがとう!ってことで俺は帰らせて貰おうかな」
全力ダッシュ!人も多いし追いつかれるわけがないたたたた!?首が、首が締まる!?
咲姫「どさくさに紛れて逃げようとしないの!」
音「うぐぐ、俺は別にいいだろ!」
咲姫「ですって彩華、判定をどうぞ」
彩華「うーん服の合う合わないっていうのを理解していないっていう感じ?小星よりはマシだけど、やっぱダメ」
音「えっ」
彩華「そんなわけで出発!アタシに任せて!」
咲姫「やっぱり頼もしいわ!小星は私が引っ張るから、美亜は音先生を引っ張ってもらえる?」
美亜「オッケー!ほら行くよ!」
音「いーやーだー!」
美亜「中学生のアタシに力負けするとか先生どんなけか弱いの・・・?」
音「うっさい!!!」
彩華「うーんやっぱこれが一番似合うと思うんだけど・・・ちょっと着てみて?」
音「ん?分かった。この服は・・・この、服は・・・」
彩華「ゴメン!結構考えたんだけどさー、やっぱこれしかないかなって!」
いわゆる、女児服ってやつだった。今すぐに服を床に投げ捨てたい衝動に襲われるが、グッと堪える。
音「あ、あのさ・・・つむぎとか千夏とかだって俺とおんなじくらいの身長ながらこう、お洒落な服とかあるわけじゃん?なぜ、俺の場合女児服を?」
彩華「言いたいことは十分に分かるよ。でもね、清楚な服はちょっと違う気がするんだよねー。」
咲姫「清楚な服も似合わないことはないと思うけど、体の動かし方とか、言動とか、男だった時の癖が残っているせいでミスマッチなのよね」
彩華「それそれ!多分『女の子らしさ』ってものを身につけれたらそういう服も似合うんじゃない?」
音「うう・・・」
咲姫「どうせだし、これを気に矯正してみたら?」
音「そ、それだけはダメだ!俺が俺でなくなる!」
咲姫「そんなこと言われてもねぇ、こんなに可愛いのに・・・」
そう言いながら俺の頭を撫でる咲姫。頬が緩み自然に笑顔になってしまうのを抑えきれない。
彩華「やっぱ女児服がいいと思うよこれ」
音「え?」
咲姫「私も絶対そう思う。後で美亜に写真とって貰いましょう?」
音「え?」
咲姫「じゃあ私達小星のとこ行ってくるから、試着室でその服着て貰えるかしら?」
そう言われて渋々試着室に入り着替える。
鏡を見ると・・・小学生?頑張れば中学生にも見えなくはないがこの容姿で小学校に紛れ込んでも違和感は限りなくゼロに近いだろう。それくらい彩華の選んだ服は体にマッチしていた。認めたくはないが。
試着室を出て長椅子に腰掛け、二人が戻るのを待つ。隣に美亜が来て座った。
美亜「先生さ、スカートにも大分慣れたんだね」
音「一ヶ月も経てば流石に慣れるよ」
美亜「でも足広げて座るのは良くないと思うなー。見えちゃうよ?」
音「っっ!?」
美亜「やっぱ咲姫ねえのいう通り矯正いると思うよ?」
音「・・・前向きに検討しておく」
美亜「あっそれ大人がやんわりと断りたい時に使う言葉じゃん!」
おまけ
彩華「うんうん!やっぱアタシの目に狂いはなかったね!」
小星「いやだー!ボクはワンピースなんか着たくないんだー!元の服を返してくれー!」
咲姫「最初は似合わないと思ったけど、意外とありね・・・本人がジタバタしていることを除けば」
早乙女彩華の公式プロフィールです
https://ongeki.sega.jp/character/1080/
近々名義を変えようかなと思ってるんですよね。多分次に小説出す時には変わってるんじゃないかな。「ぼつデータ」って名前じゃなくても僕なのでよろしくね
さて、本編の話ですが、やっぱりいくら体の仕組みが変わったからとはいえ、20年もの月日がかかり生まれた男時代の癖というのは、高々1ヶ月程度で治ることはありません。ちゃんと矯正してやらないとダメなんですね。矯正が終了した暁には、スンマイルフラワーのジャケットで千夏ちゃんが着ていた服とか、『雨降りエモーショナル:東雲つむぎ』とかの服を着ても」違和感なくなるんじゃないですかね。今の状態だと着てさらに春菜ママのなでなでを食らってようやく似合うという状態です。
次回は咲姫視点で語られる本編2話の回想の予定です。よろしくね
この小説は一般オンゲキ好きにも薦めれるような作品だと思う?
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思う
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